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[弓矢を手にして、弓道場を出る。以前に感じたのと似た…しかし僅かに違って思える気配が剣道場の方から感じられた。吸い寄せられるように、足がそちらに向かう]
……っ、あー…。
[溜息混じりに、音が口唇から零れる。…意味なんて無い。
ただ、何か言わないとやってられない気分だっただけで。
ゆるりと片腕を上げて。力尽きるように身体の反対側へ崩れる。
ぱたんと寝返りを打つと、コンクリートの持つ熱が胸部へと伝わった。]
俺がききてー…。
[誰か答えろ。20字以内で。
何処に投げる訳でも無い要望を、ぽつりと零した。
金に染まった髪から、ぱたりと滴った汗が、コンクリートに落ちる。
俺が人間か、なんて。
昨夜、投げられた質問がただぐるぐると頭を回る]
[ヴン、と。
鋭く大気を断ち割る動き。
それは剣道ではなく、剣術──実戦を想定した武芸の動き。
五年前の事件の後、密かに習い始めたそれは、固めた決意のための積み重ねの一つ……だったのだが。
その目的は、ここに来て、方向性を違える事となっていた]
……っと……。
[不意に、乱舞が止まる。気配と視線を感じた。
木刀を下ろしつつ、入り口に佇む人物へと視線を向けて]
……どう、しました?
[問いかける様子は、特に変わりなく思えるが。
以前はあった柔らかさは、影を潜めているだろうか]
いえ、そんな事は。
[額の汗を拭いつつ、短くこう返す。
以前であれば浮かんだであろう笑みは、今はなく。
……今はいない、幼馴染がその姿を見たならば。
五年前、心を閉ざした頃の姿を容易に思い浮かべるだろうか]
[短い返答に、僅かに目を細める]
そうか…邪魔にならないなら、暫く見学させてくれ。
[言って、開いていた扉を閉めると、その場に腰を降ろした]
見学って……構いません、けれど。
[見てても、面白くないですよ? と。
冗談めかして言うものの、特に拒む様子は見せず。
一つ、深呼吸をしてから木刀を構え直すと、始めはゆっくり、段々と動きを早めるように動き出す。
その後を、慕うように舞う、風]
[ゆるり、瞬く。視界の端の校内へと続く扉が
コンクリートから立ち上る陽炎に揺らめいて見えた。]
……、
[暫く黙り込んで、小さく溜息を零す。
ただ諦めるには、あまりにも難しかった。
コンクリートへと投げ出した掌を、ぐっと握る。]
[一番周囲を見渡せるのは、屋上。
そんな、単純な考え。
他に人がいないだろうと思ったのもあった。
進入禁止の鎖を越えて、更に先へ。
ノブに手をかける。
以前と変わらず、鍵は壊れているようだった。
地上よりも幾許か近い太陽の光が僅か、差し込む。
内の籠もった空気と、外の熱気。
異なるけれど、どちらも暑いと思った]
[食堂を出ていったフユを見送る。
再びかんがえるために椅子を引いた。]
……背のたかい、ヒサタカ、さん
誰だっ………………あ、もしかしてあのひとの名前がそうだったかな
[思い出して首をかしげる。となりにおいてあったバトンを、無意識につかんだ]
[静と、動。
その合間の鋭。
ひたり、前を見据える瞳は、そこに何を映してか、険しく。
振り切る木刀、その切っ先にも、鋭い緊張感が満ち満ちて]
…………。
[やがて、乱舞はぴたりと止まり、静かに切っ先が降りて]
……何とも……思わないんですか?
[零れ落ちたのは、やや、唐突な問いかけ]
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