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少なくとも、
僕は、今の君を怖いとは思いません。
[見据えて、それから、笑みを作った。
少しまだ、ぎこちないけれど]
エーリッヒさんが、最後までエーリッヒさんだったのと同じように、
君も、ずっと君だと思います。
今そうやって思うということは、君が、君だっていう証拠じゃないでしょうか。
―墓標前―
[ヘルミーネを埋めたその隣に掘った穴に、オトフリートの身体を横たえ、
まだ、ほんのわずか温かさの残る身体に土を被せる。
それは冷たく固くなったそれを埋めるよりも精神的に辛いものがあり―]
…ちゃんと嫁入り、しろよ?
[立てた墓標を見上げながら胸の苦しさに耐えかねて、そんな冗談を言う。
ユリアンがいれば彼ににやりと笑って見せただろう]
―…結局、俺は、まーた嫁入りできなかったわけだ。
[煙草を取り出して火をつけながら、ぼそりと呟いた。
嫁入りどころか、好きな女一人護れやしねえ……。
スコップを手に、見上げた空に*紫煙が揺れた*]
―台所―
[手伝いをしてくれるフォルカーに、それじゃとお湯を沸かすことを願う。
食料庫の場所を聞き(すぐそばだったが)、じゃがいもを幾つか持ってくると、慣れているとは言いがたいが、危なげはさほどない手つきでむいていく。
言葉は勝手に口から出ていた]
ビーは、こういうの、昔すごく苦手だったんです。
僕と性別が反対だったら良かったのにと、言われていて。
それが嫌だったんでしょうね。今じゃ、髪も長くてお淑やかになってると聞きます。
もう随分と、会ってないんですけどね。
[食べやすい大きさに切って、ボールに移した水に入れていく。
適当に切り終わると、鍋に移して火にかけた。茹で上がっていく音を聞く]
フォルカー君は、
もしかして、ハイムさんの……?
[ふと尋ねたのは、ゆでている時だったか。
紅茶の用意を頼みながら、そう尋ねる。
やがて茹で上がった芋は目の粗いマッシュポテト状になり、それを丸くフライパンで焼き上げ、積み重ねておいた。
塩コショウでさっぱりした味ではあるようだ]
……イレーネさんに、紅茶でももっていこうかと、思っていたんですが。
一緒に、行きます?
[ホットミルクは諦めて、温かい紅茶に蜂蜜を垂らす。
ほんわりと甘い香りになった]
―一階・廊下―
[やっぱり無理は良くない。体にも心にも。
当然の結果のようにぶっ倒れていたらしく、揺り起こしたのは昨日散々聞いた言葉だった。]
だれが、変態ぃ〜……
[まずそこを否定できるだけの余裕はあるらしい。]
って、ハシェ殿。
……いや……いいや、俺がやるよ。
死体を傷つけるなんて事、神様の事勉強してる奴があんまりやらない方がいいだろう?
[代わると言われればそう断った。理由あっての行為とはいえ、それも死者への冒涜と変わりないように思ったので。]
代わりに、また倒れたら後ろから蹴飛ばして起こしてくれ。
[そう頼んでから暫くして、ようやく腕は切り落とせた。その間何回叩き起こされたか、数えてはいなかった。多すぎて。]
―一階・廊下―
[傷口を隠すように上着を脱いでエーリッヒにかけてから、何とか背にのせた。ついでに腕も抱える。途中で自衛団に会えば渡すつもりで。
だいぶ冷えてきた体にふれれば、自然と背筋が寒くなった。]
とととりあえず、埋められる場所まで運んどく。エルザらの墓とは、反対の方にするつもりだ。
[やや震えながらそう言い外へと向かおうとして。イレーネの事を言われれば少し足を止めて考えた。]
あー…そうだな。そっちは任せていいか?できれば、フォルカーと一緒がいいのかな。一番仲がいいはずだし。
あ、あとここの血拭いといてくれると非常に有難いです。
[それだけ頼んで、外へと向かった。**]
―外―
[エーリッヒを背負い、こそこそ森の奥に隠すように置いてから、腕を持って一旦見張りの自衛団の所へと戻り獣の腕を渡した。]
副団長に報告頼む。人狼を見つけて、きっちり…処分したってな。
[渡された腕に驚いたり歓声をあげたり、よかったなとほっとしたように言う同僚らには、そうだなと曖昧に笑んで返した。嬉しくなさそうだなと問われれば。]
まぁ……鉱夫の爺さんに団長、エルザにローザ、ヘルミーネさんにオトフリートさんとか…けっこう死人が出たしな。
良かったとは思う。でも大喜びするのも何か違うというか。
[と呟けば、同僚らも死者を思ったか少しの間言葉をつぐんた。
ふと、フォルカーもこんな心境だったかなと、ようやく少し思えたりした。
それから、団員らと分かれて、掘るものを手にしてから再び森へと*入っていった。*]
─二階・自室─
────……ボク、は。
[不意に零れる声。静寂を保っていた空気を震わせる]
場を壊したいの。
人を喰べたいの。
殺してほしい。
死にたくない。
[矛盾した言葉。どちらも自分が望むもの。表層と深層にあった意識は散り散りになり。しかしそのために意識の入れ替わりが容易になる。交互に現れる意識は望みを交互に口にした]
抗いたい。
流れるままで良い。
[そこに望みを訊ねた者は居ただろうか。矛盾する言葉に何を思っただろうか]
喰べ続ければ
場は壊れる。
殺し続ければ
きっと殺してもらえる。
──ああ、なんだ。
やることは一つじゃないか。
[二つの意識の言葉はちぐはぐに繋がり合い、一つの結論を導き出す。少女に歪んだ笑みが浮かんだ]
―一階:台所―
ユリにい、が?
[兄と慕う人物の名が出たのは予想外で、まなこを瞬かせた]
選ばれた、のかな。
自分に『力』があるって知って、誰かを護れるってわかって、嬉しいより、怖くて。
……実際、僕は、護るより傷つけてばっかりで。
人狼の事をおもうと、訳が、わからなくなる。
エーリッヒさんは、
……全部、“エーリッヒさん”だったんでしょうか。
人と話すのも、人を襲うのも、全部、自分の意志だったんでしょうか。
それとも、彼も、……同じ、だったのかな。
[エーリッヒの告白を、少年は聞いていなかった。
聞いていたとて、あの場では理解することは出来なかったろうが。
己の拳を緩く握り、開くことを、繰り返した]
[ウェンデルに指示を受ければ、言われるままに瓶から水を汲み取り、火を起こす]
仲、良いんですね。
別々のところに、住んでいるんですか。
[彼の語りを聞いているうち、表情は笑みに近いものになった。時おり相槌を打ち穏やかに話しを聞いていたが、よく知る姓を耳にして、沸かした湯をポットに注ぐ手も止まる]
……はい。
それだと、ご存知なのかな……
僕も、双子――の、はずでした。
生まれて来たのは、僕だけだったけれど。
[でも、と言葉を区切り、己の首許を示す。
常に付けている、赤石のブローチを。]
エーファは、ここにいる。
器も魂もないけれど、彼女の力は、……ここに。
[遠くを見つめる眼差しで静かに言い、少年は作業を再開した。
ウェンデルの料理が出来る頃には、紅茶も程よく蒸れたところだった。彼へと告げ、運ぶためのトレイを用意する。
問いかけには、俊巡ののちに首を振り、他の皆の様子を見に行くと、外に足を向けた。
行き先は昨日も訪れた、太陽の、月の光を一杯に受け取れる、開けた場所。そこに佇む人物を見つけて、ゆっくりと歩み寄る]
……紅茶と、食事の準備が出来ました。
ハシェさんが、して、下さって。
[そう声をかけたものの、二の句はなかなか継げない。
口の開閉を幾度かして、大きく息を吐き出した]
先日は、……すみませんでした。
[ようやっと言えたのは、それだけ。
まだ物言いたげにしながらも、相手の反応を*窺っていた*]
―回想 階段下―
いや、無理せんでいいが…あまりいい記憶でもない。
でも忘れたままってのも気味が悪いもんだからこれもまた半々なのかもな
[半端だ。と内心で呟きながらも]
理解できないほうがいい。いっそまるで関わらないほうがよかったんだろうけどな
[運が悪いこったというように肩を竦め休むのを勧めるのには断る。
それよりもすることがあるわけで、埋葬しよう。とハインリヒよりも先に来る前にイレーネが走り、自分の横を抜けて階段を駆け上っていく。
それを無言で、ただ目を細め注意深く見つめる姿は他のものたちには見えたのだろうか]
ああ。もちろん。このまんまにはしないよ。
夫婦は一心同体…ってか?
[若干茶化すようにいいながらユエをなでつけたところで、ダーヴィッドがエーリッヒを人狼だという言葉を聞く。
魂といっていた。ああ、死したものを見るものはそこだったのか。と思いながら]
そだね。終わった…やっとか
[本当は終わっていないのを知りながら安堵するようにハインリヒに追従する。
その後エーリッヒを差し出すか、埋葬するかの話題が出て、ウェンデルの意見を考慮したダーヴィッドの意見に賛成と控えめに主張しながら、外へ。
まずはオトフリートを埋葬しに向かった]
―→ 外(墓地)―
―墓標前―
[スコップを片手にハインリヒとともに土を掘る
心配そうにこちらをみるウェンデルには大丈夫だというように一つ頷いてみせる
ちなみにヘルミーネの墓標の隣に作るのはお互い示し合わせるでもないが当然のことでした。ハイムという名の話題には特に反応は示さなかったが、エーリッヒについての話題にはただぽつりと呟く]
完全な本心じゃなかったとは思う
[とはいえ、兄、姉と慕う二人。幼馴染の二人。それらがなくなったことを全て流せるでもない。それも全て本音で]
こっちは俺とハイン兄さんだけで大丈夫だから、ダーヴを頼む。
弱ってたら蹴飛ばしていいから
[そんなことをいってウェンデルを見送った]
[そして土を掘り、オトフリートを納め、土を被せ終えるとしばし瞑目をする。
ユエが先程まで鳴いていたが、その声も今はなく、ただ淋しそうにオトフリートが埋まっていた場所を見つめていて]
いや、ヘル姉に鍛えられてオト兄はがんばって婿修行中じゃない?
[あの人嫁はいらんといってたしというように。ハインリヒの冗談に乗った。じゃないともう色々やりきれない気持ちもしかとあるから]
結局、甲斐性がない野郎だらけだったってこったな。
[肩を竦め、タバコをすうハインリヒを横に思考は既に別に移っていた]
ん、俺、先に戻ってるな
[未だ紫煙を揺らしているハインリヒに短く言って、軽く手を振って、別れる
途中、トレイに紅茶と食事をもってきたフォルカーには話しかけられても、薄い反応しか返さずに、すれ違って]
安堵する人々を横に、血の宴はまだ終わらず、くだした結論は、終幕は如何に
[底冷えするように冷めてるとも、煮え焦げ付くように熱くもとれる声は風に乗って墓標近くにいる面々に聞こえるだろうか。だがそれに気づいたときには既に...は集会場へと入っていた]
[そしてそのまま二階へとあがり、目指すのは、イレーネの部屋
音もなく静かに扉を開ける]
―二階 イレーネの部屋―
望むもの…唯一の願いは出たかい?
[その言葉に反応したのかはわからない。ただ空気を震わせてイレーネの口からもれる矛盾した言葉に似通ったものを見出し、同時に合わないものも見出す]
単純だな。
結局…いずれかが死なないと進まないんだから
[過去に、どうにか場を上手く壊したものがいた気がするがそれは口にせずに、
歪んだ笑みを浮かべるイレーネに静かに言う]
―墓標前―
へえ、そいつはスパルタなんじゃないのか?
[ユリアンから返って来た言葉にふ、と静かに笑って空を見上げる。
墓標から伸びる影は、東へと長く伸びていた]
甲斐性なしだけ…って……は。
[煙を一筋吐き出して、自重気味に笑う。
―うるせえよ。表情はどう見てもそう語っていた]
てめえが甲斐性なしだってのは…とっくの昔から知ってるさ。
[どこまで行っても甲斐性なしは、甲斐性なしだったってわけだ。
そんなふうに思いながら伸びる墓標の影を見つめた。
戻るといったユリアンへは、もう少ししたら戻ると告げ、見送って
入れ替わりにやってくる足音を、耳だけで捕らえていた]
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