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ええ。正直、そうなってた可能性は高かったかもしれません。
[冗談めかした言葉には、同じように冗談のように返す。
それはいつもと変わらぬ遣り取り。
それをもう一度エーリッヒとできたことが、嬉しかった。]
でも、もう大丈夫そうですね。
これなら安心していけます。
[ちら、とアーベルの方に目を向けた。]
アーベルと一緒に。
[楽しそうに歌い踊るミリィのそばに二人の人物が近寄ってくるのに、ミリィは気づいた]
……父さん!母さん!
[その表情はなんと言っていいのか。
一言では到底かたりきれないような複雑な表情を浮かべて、ミリィを見上げている]
……ここまで育ててくれてどうもありがとう!
17年という月日だったけど、私には幸せいっぱいの、とても長い日々だったよ!
父さんと母さんの娘に生まれて良かった!
もうこれからは、姿は見えないかもしれないけど、ずっと、空に、風に、大地に、緑に、一緒にいるから心配しないで!
私はいつでも―――そばにいるよ!
[エウリノ、いやユリアンに頭を下げてから、アーベルやノーラの姿も探す。視界に入れば微笑が浮かんだだろう。
やがて聞こえたミリィの声に天を仰いだ。
空に掛かった虹はとても見事で。
この村に輝く幾つもの石を象徴するかのようだった]
…綺麗ですね。
[呟き、輪の中へとゆっくりと戻る]
/*
はっ、挨拶。
忘れないうちにしておこう。
皆お疲れ様でした。
どうしようもない狼で申し訳なく。
今回の反省点を胸に次回は頑張ります(またやるんかい)
共に赤で動いてくれたロストとゲイトには多大なる感謝を。
他の人でも多少なり絡んでもらえて楽しかったです。
そして分かりにくくてすいませんでした(土下座
またご一緒した時はよろしくお願いします。
とりあえず次は竜神かな!
そうならないように、努力してますから。
[くすり、笑う。
変わる前の日常を感じさせるやり取りは、やはり、どこか嬉しくて]
ん、そうか……。
[視線の先、見知った青年の姿を認め。
ふ、と安堵したような笑みを浮かべる]
あいつの面倒見は、俺とはまた違った意味で大変だろうけど……。
君らの先に、幸いがある事を。
願うよ。
[告げる言葉と、瞳は静かに]
/中/
私も表ばっかりいないで、早めに最後に感謝の念をみんなに送っておこう。
とても楽しい村でした。
よろしかったら、また呼んで下さい。
「みんな仲良く」元気で!
どうもありがとうございました。
[ミリィの声が聞こえたから、少し泣いたままで顔をあげた。]
…ありがとう、ミリィ。
きっとずっと、私の親友はミリィだけだよ。
ううん、こっちが沢山沢山、ありがとう。
[ミリィが指差した空は、あの絵のように綺麗だと、心から思った。
村を逃げてから見ることのなかった虹。
そらを覆う虹を、ぼんやりと見上げた。]
空、を。
[虹を見ていたら少しだけ体が軽くなった気がして。
ふわりと、飛ぶように少しだけ浮いて。
くるりとその場で、たった一度だけ小さく踊った。]
ゲイト…イレーネ。
[まずあの赤い空間を共にした少女の傍へ。
泣きそうにも見える少女の頭を何度も撫でて]
不安と恐怖を与えてしまって、すみませんでした。
大丈夫です、貴女も強い。
だから、その心のままに。願うままに。
昇華されるその時まで。
[見守っていますからね、と小さく笑った。
母となった少女が今も胸に抱くものには気付いている。
だが否定はしない。ただそうとだけ告げて]
ミリィも、ずっと貴女の傍にいるのですから。
[穏やかな笑みを見せるその瞳は翠と暗紅のどちらともつかず]
ん――
[酒場のカウンターで、よくそうしていたように、幾許か離れたところで周囲を眺めていた。けれどそれは、以前のような、観察するさまではなく。
此方に向いた視線に、億劫そうにしながらも、足を進めた]
や。エーリ兄。お元気そうで。
[聞きとめた言葉に、微かに笑った]
先が在るのは、エーリ兄のほうじゃない?
自分の心配のほうをしなよ。
/*
はっ、忘れないうちに!
お疲れ様でありがとうございました。
赤二回目でまたやらかした感たっぷりでスイマセン。
またやる時の反省にして次頑張ります(またk
ミリィとは早いうちにお別れでしたが、親友でいてくれて嬉しかったです。
ロスト様はいいお兄さんでした。ゲイトの面倒みてくれてありがとうございます。
でもってエウリノ。中身は早々からバレテマシタガ、こっちのアレやソレにお付き合い頑張ってくれてありがとうございました。お陰で一週間村に没頭しすぎて大変であり楽しかったです。愛してる!
では。
Zu allem domine.(全てのご主人様へ)
Danke.(お疲れ様でした)
/*
んじゃ、俺も今のうちに落としとくかね。
─この物語を紡いだ人と。
─この物語に触れた人と。
─いつかこの物語に触れる人と。
─出会った人と、これから出会うすべての人に。
─感謝やら期待やら、いろんなもんを込めつつ、この言葉を。
─「Party is over here. Party is over there」
(馬鹿騒ぎは今日も何処かで)
/*
と、ご挨拶を忘れる前に、と。
今回は参加させていただき、真に感謝しております。
情報持ってるのに中々動かない守護者で、大変申し訳なく。
色々と反省点も多くありましたが、とても楽しく過ごせました!
場を提供してくださいました、企画のオトフリートには心より感謝を。
それでは、次は早い人はお茶会になるのかな。
そちらでも、どうぞよしなに。
どうも、お疲れ様でしたっ!
任せてください、大丈夫です!
変わり者の扱いは、エーリッヒ様で慣れました!
[とん、と軽く胸を叩いてみせ。笑う。]
――ありがとうございます。
エーリッヒ様も、どうか。
幸ある人生を歩んでくださいますよう。
[深く、最後の礼をした。]
[億劫そうに近づいてきた青年の言葉に、そちらを見やり]
や、久しぶり?
そうは言われても、俺からすればそっちが心配なんだから、仕方ねぇだろ。
俺はまあ……なんとか、やってくさ。
伝えなければならないものも、ある。
先へ向けて。
[手を離すと、向き直ってへーベルクイン夫妻に静かに頭を下げた。何も言わない。何も言われない。
顔を上げ、深い感謝を込めてもう一度だけ頭を下げて]
ミリィ。
もう少し、一緒に踊っていただけますか?
Mein Geliebte.
[ミリィへと手を伸ばした]
/*
ちょっとばたばたしてるから、今のうちに。
狂人にしか見えない真っ黒占い師でしたが、
皆様、お付き合いいただき、ありがとうございました。
黒々したりなくていつかリベンジしたいと思っている辺り、
自重しろという話ですが。
口の減らない子ですので、アレなときは言ってやってください。
それでは――また、別の物語でお逢いしましょう。
うん。
イレーネ。ずっと親友だよ!
もしも、この先、寂しくなったり、辛くなったら、空に話しかけてみて!
私はいつでも、そばにいるんだから!
[大きく笑みを浮かべ―――ミリィの姿が徐々に溶けていく]
私は……ずっと、みんなのそばにいるよ!
─ 今は一人きりの新居 ─
[脱ぎ散らかされた衣類。洗われもしない食器。
床に転がる酒の空き瓶。
ソファーにはだらしない姿の男が一人。
ふわり吹くのは一陣の風。]
…忘れないで、とも…忘れてとも言えないわ。
けど、アナタは…ちゃんと生きてね。
[起き上がった男の目には、声の主の姿は見えず。
ただ、遠ざかる気配を追って消えるのは…幼い子供のたのしげな笑い声。
…それ以外は、何も残さぬまま。*]
いえ、私は。
私は、幸せでした。
父も祖父も会えなかった、愛せる人に出会えて。
[狼に仕える一族の末裔は、そう主だった人に微笑んだ。]
…はい。ありがとう、ございます。
お医者先生も、どうかミリィと。ずっと一緒で。
[オトフリートにぺこりと頭を下げて。
その瞳に緩やかな笑みを。]
/*
それでは私も。
皆様。
短いようで長いようで、そんな不思議なひとときでしたが。
お付き合いくださり、本当に本当にありがとうございました。
特に、村側御三家仲間となったアーベルとエーリッヒには、
最大級の感謝と愛を捧げます。
ありがとう!
またいつか、どこかでお会いしましょう。
ユーディットでした。
…ごめんね、ミリィ。
私、ユリアンが待ってるから。
[向こうに行ってるねと、親友に微笑んで。]
ありがとうミリィ、私の、大事な親友。
またいつか…いつか、会おうね。
[そう抱きしめてから、踊りの輪を離れた。
真っ直ぐに向かうのは、一番大切な人の元。]
うん!先生!
喜んで!
[溶けかかり、薄らいでいく姿を気にも留めずに、オトフリートの手を掴んで、踊り歌う。
世界はこんなにも―――美しい]
……俺で慣れた、ってのも、大概どうかと。
[何となく、掠めるのは苦笑]
……ああ。
生き残った者として。
悔いのないように、生きるさ。
[静かに告げて]
……ありがとう、ユーディット。
[最後の礼をするユーディットに向けるのは、短い感謝の言葉]
誰が変わり者か。
[自覚の無い様子でユーディットに反応してから、緑の瞳を見据えた]
久しぶりと思えば久しぶり、
そうでないと思えばそうでもないんじゃない?
……いなくなった奴の心配しても、仕方ないだろうに。
その辺りは、俺の役目じゃないからねえ。
ま。
精々頑張ってよ。気が向いたら、見てるから。
[ロスト──オトフリートから向けられる会釈には軽く返すだけに留める。
その口元には薄く笑みが浮かんでいたかもしれない。
ミリィやイレーネが上を見上げる様子を見て、己も視線を上げる。
そこには大きく架けられた七色の橋。
それを見上げ、ああ、と短く声が漏れた。
それは己が魅入られたオパールの輝きと似ていて。
この村に留まった理由を改めて思い出した]
(──もっと、この村に住んで居たかった──)
[それは今も変わらぬ思い。
己が居場所としたかった願い。
少しだけ、悲しげに表情が歪んだ]
ユリアン、ユリウス…!
[ぱたぱたと、途中でこけそうになりながら。
両手を伸ばして愛する人の元へと飛び込んだ。
見上げれば少し悲しい顔をしていたみたいな気がして。
抱きしめた両手に力を入れた。]
ま、時間なんて曖昧なもんだしな。
[軽く、肩を竦めて]
それだけ、お前が心配だった、って事にしとけ。
ああ、生き残った俺の役目、だからな。
気が向いたら、ね……まったく。
ま、頑張りますよ。
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