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[今回も宿帳に書かれるのは前と変わらぬ内容になるだろう]
──────────
■名前:アーベル=トロスト Abel=Trost
■年齢:22歳
■職業:測量士
■経歴:各地を旅して地図や海図作成をしている船乗り。
大陸育ちだが母親は島の出身者。父親は顔も知らない。
普段はスループという小型船に乗っているけれど、今は整備中。
■希望縁故:島の人で誰か母親の関係者なって欲しいな。
島には初めてじゃないから、長く住んでる人とは顔見知りかも。
他はまた思いついたら。振ってもらえるなら正負構わず喜んで。
──────────
……さて、と。
ちょっと、歩いてこようかなぁ。
ツィンも捕まえとかなきゃだし。
[一通り、棚の陳列を終えた所で腕を軽く上げて身体を伸ばす]
かあさん、ウチ、ちょっと出てくるわ。
あんまり遅くはならないけど、辛いようなら、店、閉めといてね!
[それから、奥に声をかけて、外へ]
─ →広場─
―広場―
ま、こんなモンかね。
さぁて、一休みすっか。
[広場の隅に据えられた椅子に腰掛け、先より増えた荷物を脇に置いた。
この時間、木の影が丁度よく伸びて木陰となる。
内ポケットを漁り、よれた古い煙草に火を点けた]
……はぁ。
こればっかりは止められんねぇな。
[紫煙を吐いて、目を細めた]
……。
[諭すように、こと細かく言葉を返されて、少女は口を閉ざした。
そのまま、じっとライヒアルトを見つめて、ようやっと口を開く]
……分かんない。
[それは、先程の質問同様に何に対する言葉なのか。それすら図りかねた。
だが、続く言葉は至極明快ではあった]
私、何も分かんない。何も思い出せない。
……だけど、貴方の顔は覚えている。うん。絶対覚えている。
けど、それ以外は何にも……みゅう。
[最後には口癖である言葉を言いながら困ったように首をかしげた]
―自宅→
[珈琲を飲んで一息ついた女はようやく自宅から出かける必要があることを思い出した。
なんせ食料は半ば尽きているし、そろそろお腹の無視が騒ぎ出す時刻。]
――ご飯……
[とりあえず酒場にでも向かうかと、自宅から出て行く。
太陽が伸ばす影は長く、西日をまともに見たら目が潰れるとばかりに瞳を細める。
てろてろとした足取りで通いなれた道を、酒場へと向かった。]
[少女の返答を受けて、「ふむ」と一度唸る。]
……つまり君は、記憶喪失ということだろうか。
さて、それは、困ったことだな。
[まったくもって困ったと見えない無表情で、
自分なりの解釈を語ち。]
しかし、君が本当に記憶喪失だと云うのならば、
外に放りだしておくほど、私も冷たいわけではない。
……記憶のない中、私に見覚えがあるというなら、尚更か。
[強面の男が少女と同じことを云えば、
流石に警戒するかもしれないが。
――…否、おそらくは誰相手でも同じ結論には至るか。]
君が望むなら、記憶が戻るまで、此処を使ってくれて構わない。
医者にかかる気があるなら、連れて行っても良い。
[首傾げる相手を、真っ直ぐに碧の眸で見据えた。]
─広場─
さって、とー。
夕飯、何にしようかなぁ。
ウチだけなら、旦那んとこですませてもいいんだけどなぁ……。
[眉を寄せて、しばし、思案の面持ちに]
記憶……喪失。
[その言葉を反芻するように自分の口からも出して、少しだけぞっとした。
自分の中には何も無い。真っ暗な闇が広がっている。例え何かを思い出したとして、それが本当だったのだと、誰が分かるというのだろうか。
いや。だからこそ───]
───貴方は、道しるべなんだよ。
闇に浮かんでいる小さな灯り……とっても憎らしいけど。
見ていたら、やっぱりむかつく。
なんか、唯一見える光の下でアッカンベーされている気分。
たくさん。たくさん忘れちゃったけど、それでもやっぱり、貴方だけは覚えているのは間違いないんだ。
話していて、更にそう思った。
[うんうんと一人で納得したように頷く。そして、続けられた言葉には目を丸くして]
……え?ここにいてもいいの?
私、貴方に復讐するために、色々とするつもりなんだよ?……あ。でも、お医者さんは嫌だ……痛いもん。
―広場―
ツィンか。
お前も相変わらず元気そうだな。
[鈴の音に目を向けるとぶち猫を発見した。
足を止めて手招き。近くに来ると片膝をついて頭を撫でる]
あー、挨拶がてら調達もしないとな。
今回はそんなに長く滞在するつもりじゃなかったから。
―酒場への道―
[もともと両親の手芸店だった店の裏にある自宅からのんびり歩いてたどり着く酒場は、広場を通り抜けてゆくのもまた当たり前のことだった。
だが、腹をすかした女が周囲に気づけるかと言うと――気づけるわけもなく。
神父見習いや幼馴染や喧嘩友達の姿を視界の端で見つけていたとしても意識には上らなかった。
てろてろとやる気なさげに歩いてたどり着いた酒場兼宿屋の前にその主人を見つければ、ひらりと手を上げる。]
こんばんはー、おっちゃん、ご飯ー。
[挨拶のように告げながら、食べれる?とばかりに首をかしげた。
まあ店主がここに居ても、手伝いの青年が準備しているのだろうとは、長年の経験から知っているが、一応問うのもいつものことだった。]
─広場─
[見知った者に呼ばれ、駆け寄ったぶち猫。
撫でられて上がるのは、満足げな鳴き声一つ。
それから、その目は青年から僅かに逸れた位置へとずれる]
……と、ありゃ。
何やら、どっかで見たような後姿、発見?
[一方、こちらはと言えば。
猫の鳴き声に視線を向けた先、目に入った姿にこんな事を呟きつつ、そちらへと足を向けた]
─宿屋前─
[パイプをふかしながらしばし風景を見やり。駆けられる声と見えた姿に、にっと笑みを浮かべた]
おぅ、ゲルダか。
いつでも食えるようにしてあるぜ。
[言いながら、右手の親指で後ろの店を指差した]
食いたいもんに希望はあるか?
無きゃ適当に作るが。
[ゲルダに訊ねながら踵を返し、店の中へと]
─ →宿屋─
そうか……。
私には君という存在に、まったく覚えがないのだが。
[相手の言の葉に、やはり表情は動かず、
ともすれば、冷たいと思われるような言葉を継ぐ。
けれど、何かの感情を示すように、指先が自身の黒髪を梳いた。]
まぁ、例えば君が私を復讐の為に殺すというなら、
それはそれで仕方のないことだろう。
人はいずれ死ぬのだから……。
けれど、君に単純に良いようにされる気もないけれど。
[ニ、三度髪を梳いた手は離れ、真顔で云ってのける。
さて、少女はそれなりに広い家に、
目の前の男以外の人の気配がないこと気がつくだろうか。]
……記憶障害は、無理に何かをするのは良くないと、
そう聴いたことがあるな。
嫌なら、無理には連れて行かない。
[そして、医者は嫌だという相手に一つ頷くと、
少し視線をずらした先、窓の外の風景を見やり]
ところで、私は腹が空いたのだけれどね。
……買い物をせずに帰ったから、食べに出なければならない。
君は、どうする?
[マイペースに話題を変え、問いを一つ向けた。]
―宿屋兼酒場―
だよねー。
ん、なんでもいいー、食べれるものなら。
[食にこだわりのない女は張り合いのない言葉を返しながら店主に続いて宿の中へと足を踏み入れる。
定位置となっているカウンター近くのテーブル席に腰を下ろし。]
おっちゃんのおすすめ一つでー
[おすすめという名の丸投げをしておいた。]
[通りの端に道具箱を置き、その上に腰掛けてよほど疲れたのか脚を投げだしている。しばらくそのまま呆けていたが派手な音でお腹が鳴った]
あー!もう疲れた!おなかすいた!
帰ってご飯作るのも面倒だし今日は食べにいこ!決めた、今決めた!
[道具箱を再び担いで宿へと向かう]
……みゅう。
[こちらからは唯一の手がかりとも言える存在に全く覚えがないとまで言われて少女は困ったように口癖をもらした。
だが、次の言葉を聴くと驚いたように]
殺す!?なんで!?嫌だよ!!そんなことしない!!絶対に嫌だ!!
[復讐とか言っていたくせに、凄まじい勢いで否定した]
嫌だ!会えなくなるなんて、嫌!!
絶対にもうそんなこと言わないで!!
[その目に涙を浮かべて、全身を震わせながら少女はそんな言葉で締めくくると、まだ肩で大きく息をしながら、ライヒアルトのマイペースな問いを聞きつけ小さく返した]
……私も、行く。
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