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……あんたの言葉を、額面通り鵜呑みにすると、ロクな目にあわねぇが。
[異眸はやや、じとり、とした目つきに]
あの子が心配って点は、同意しよう。
……で、話を元に戻すが。
安心したなら、あちらで大人しくしててもらえんかね?
[古いエントの言葉に、足元の蔓草がするりと伸び上がる。
右薬指の指輪にはまる石は、翠樹と陽光の調和をとるように医師の内部にきらきらと光が揺れた。
その指輪の嵌った右の手をゆるりと持ち上げて、花びらに手を伸ばす]
Γεια, μικρός άγγελος.
Πώς είστε?
[やあ、可憐な子。ご機嫌いかが?
花弁と戯れるように伸ばした指先とともに声をかける]
[花は声とその手の動きに、ひらり。
楽しそうに揺れて、指先に留まる。
三つの花びらは、微かな音を立てていた。
わたしは元気よ、精霊さん。
あなたは、大変そう。
そう言うように――といっても、それは陽光の属が強い彼女にはっきりとつたわったかはわからないのだが。]
[瞳を閉じていてもいつもの鼾は聞こえない。眠っているのか、それともただ目を閉じているだけなのか。聞こえるのは小さな呼吸音のみ]
…………。
[その間ぴくりとも動かず、ヘルガが外へ出たのに気付きもしなかった辺り、意識が落ちていたと言えるだろうか。しばらくの後、ゆるりとその瞳が開けられた]
……閉じ篭りすぎたな。
少し外の空気に当たってくるかねぇ。
[上手く行けば風も得られるかもしれない。ささやかな期待を胸に、広間の扉を潜った]
[花はひらひら、微かな音を立てるのを止めない。
小動物が襲い掛かったら逃げられるように、とは思っているようだけれど。
大変そう。
でも、好きなようにしたら、良いんじゃないかしら。]
[その宿主は、ゆるりと立ち上がり、そうと息を吸い込んだ。
身体は動く。だから、先ほどの、力が増した場所へと足を向けた。花もそちらにいるようだ。]
[廊下を歩き、玄関へと向かう。歩きながら欠伸をし、瞳を閉じかけた時だった]
………?
[さぁっと吹き抜ける感覚。それは小さく囁いた。ただ一言、『そこ』と]
…何があるってんだ?
[示された扉。囁かれた声は聞き慣れた風の声で。何故か一言しか聞こえなかったが、何かがあることは確かだろう。静かに、その扉へと近付く]
……?好きなように?
[きょとんとして首をかしげる。
足元では蔓草はさわさわと揺れ、獣は特に花弁を襲う気配もないらしい。
こちらに翠樹の子が近づいていることを、陽精は気づかぬまま]
対の欠落が原因で、というなら、俺も条件は変わりませんが?
[さらりと返し、左手に握っていた腕輪に軽く口付ける。
時の旋律は、最低限の力は取り戻してくれていた]
[そうよと、いうよに花はゆれて。
あなたのすきなように。
この世界をどうするか。
それからひらりと指先から飛んで、魔獣の仔の鼻先に。]
[近付く苗床は、そこに陽光の気配を感じる。
陽光――それはあの広間にいた人だろう。
姿が見えるほどに近付いて、]
こんにちは。
[声を投げた。花びらひらり。]
属の安定、か。
そのようなものは此処では既に崩壊しているな。
[ハインリヒが出て行ったあと、ぽつりと呟いた。
握ったままのブリジットの手を、持ち上げて見る。]
ああ、いえ、対の消失だけではなくて、アーベルの食事を少々提供し過ぎたようでしてね。
ですがまあ、その条件も、昨日の騒動でチャラ、ですか。
[すっと腕を振ると、細身の黒い剣がその手の中に収まる]
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