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― 墓地 ―
[ゲルダ、と言われて>>97顔を思い出すまでに少し時間がかかった。
確か黒曜石を使う細工師だったかと思い至ると、『頼めるようならその方がいい』と、最後に同意を伝えるようおおきく頷いた。
切り出しは無理でも、簡単に補修や修繕なら出来るだろうと踏んでいた。
嫁、と首傾げる仕草に苦笑が混ざるが、>>100慌てた様子にはくっくっと少し声を零して笑った。]
―自宅・工房―
[出来上がった作品は棚の上に、ほかにもいくつか似たような見た目の彫像が並んでいる。
その他に、一般的な見た目をした彫像が一個だけあるのは少し浮いていた]
そういえば、そろそろイレーネさんが来る頃かな?
[時期的にもそういう時期のはずだったかなと]
来てればすぐわかるかな。
[そんなに大きい村でもないのだから、行商人がきているのならその情報もすぐに手に入るだろうと外に出る準備を始めた]
― 墓地 ―
手話できなくても。
一緒に暮らしてたら覚えられると思うんだけどな。
[行商人>>102のにやにや笑顔には困ったように眉尻を下げた。
村に来てもいいという女性がそも貴重ではなかろうかと、困り顔のままで笑う]
─ 食料品店 ─
[>>103こちらの礼にひらひらと手を振って返してくれるのには、いつものことと気に留めなかったのだが。
それを見た店主がどんな行動をするか、と思った時には既に遅く。
逃げる間もなく振り返った店主とばっちり目が合ってしまった。
女を見慣れている者ならば、その表情が若干引きつっているのが解っただろう。]
……えぇ、と。
その…これだけ、もらえるかな。
[恐る恐るといった体で問うと、店主からそんなことよりもっと言うことあるだろう、と怒られて。
つい、学者に向けて恨みがましい目を向けたが余所見するなとまた怒られた。
選んだ品がほとんど保存食だったのもより怒られる要因だったりもして。]
―墓地―
[自分が面倒な生き物の類であるのは重々承知している。
意思疎通が辛うじて成り立つ為に他人を避ける程ではないが。
それが出来なければ今頃途方にくれていただろう、などとはたまに思う。
再度の進め>>102に、軽く笑いながらも少し苦いものが混ざった。
それを溜息と共に落とし隠しながら]
俺ょりも、オトフに紹介シてゃつテくレ…。
[わりと切実気味に、ぼそっと呟くように言った。
何が悲しくて野郎の部屋の掃除を手伝う…むしろ最終的にはほぼ自分がやるはめになるのやら。
散らかった本の山を見ると無性に苛立って、手を出さずには居られない。その辺に関しては損な性分だった。]
─ 食料品店 ─
……あー……あはは。
[やっぱりまずかった。
恨みがましい視線>>107に、上がったのは乾いた笑い声。
先にひらひら、と振った手は、今は後ろ頭をがじがじと掻いていた]
何処も同じ、だなぁ……。
[ゲルダの選んだものが、自分とさして変わらない感じなのを見て、思わずこんな言葉が口をつく。
と、納得するんじゃない、とこっちにまた飛び火した]
― 墓地 ―
もう。ライさんまで。
どうせ僕はまだ子供扱いしかされてないよ。
[声にして笑う修道士>>104にも、じと目を向けて口を尖らせた。
イレーネが察したとおり、そういう目で女性達を見れていないのは棚上げされていた]
オトフ先生の奥さんになる方が大変だったりして?
[切実な声>>109に笑う。
学者先生の家の惨状は、村では有名な話かもしれない]
―墓地―
暮らしてれば相手のことを理解して行くもんだからねえ。
[困ったような顔で笑う子>>106に頷きをかえし。
まあ少年もがんばりな、というような手話を、比較的わかりやすくむける]
オトフリートにかい?
[苦いものを落とした昔馴染み>>108には気づかぬまま、呟きに首を傾げて問い返す。
ライヒアルトの知人として接点はあっても相手の暮らしはよくはしらない]
そういやあの学者先生も一人身なんだったか。
やっぱりここに越してきてもいいって娘さんをみつけてこないとダメなようだねえ。
[おかしそうに笑って告げる。
小さな村だから、若い者の数など限られている。
村が寂れるよりは賑やかになったほうが商人としても嬉しいしね、などと呟き]
―→食料品店―
[まずは行きそうな場所と足が向いた先は学者先生と幼馴染が捕まっている店の方へと]
こんにちはっと、イレーネさんってそろそろ来る時期だよ…ね…?
[店主に捕まってる二人を見て、何してるの?と目線でゲルダに伝える]
村の設定が変更されました。
─ 食料品店 ─
あー……はいはい、わっかりました、わかりました。
[向けられる感情半々の視線>>111に、何となくへにゃん、としながらも、飛び火に懸命に立ち向かう]
いやほらね、俺だってこもりきりでいたいわけじゃあないんですよ?
新鮮なものだって、ちゃんと食べたいなー、って思うし。
けど、研究する時間も惜しいんですから、ね?
……うん、ちゃんと気をつけますから。
[決死の説得を試みていると、また、新たにやってくる姿。>>114
後ろ頭につけたままの手を離して、ひらひらっ、と振って見せた]
― 墓地 ―
[まぁ少し前にこれでもかというくらい手伝って、移動に困る事のないよう綺麗にしたのだから、暫くはもつだろう。
……そんな思いが既に見事なまでに裏切られている事はまだ知らない。
フォルカーの言い分は>>106もっともなだけに、苦笑する。
その前に相手がな、とは思ったものの。
せっかく矛先を腐れ縁にしたものが、また帰って来たら困るので、黙っておいた。]
ぃいじヤなぃか、年そぅぉうデ。
[フォルカーに言いながら、とんとんと手首を打った後小指を立て、それに反対の手を引き寄せるような仕草を取る。
『そのうち嫌でも興味が出る』と示したが、少し難しいかもしれない。
伝わらなければそれでもいい。いつか解る事だと思いながら。
オトフリートを評する>>112フォルカーの言葉には、息を漏らすようにして笑った。
なぁ、と、こちらは唇を動かして伝えながら。]
― 墓地 ―
村に来てくれるような女性。
……イレーネさんは?
[うっかりそう聞けてしまうくらいには。
女性というものをまだまだ分かっていなかった]
年相応…うーん。
[小指は女性。距離が近づく…いつかは機会も訪れる?
手話>>177は微妙に読み間違いながら、やっぱり分からないといった顔をしていた]
─ 旧坑道前 ─
[ゆっくりとした足取りで一度自宅へと戻り、ランプを手にしてまた自宅を出る。
今度は誰にも声をかけられることなく移動して、僕は旧坑道前まで戻って来た]
じゃあ、今度こそ……わ。
[ランプに明かりを灯して、いざ入ろうとした時のこと。
旧坑道の奥から灯りが近付いて来て、自衛団長が暗闇から出て来たのを見た]
こんにちは、団長さん。
団長さんも地底湖へ?
[虚ろな瞳ながらも微笑みを浮かべて問うてみる。
けれど、問いにはっきりとした答えは無く。
ちょっとな、と言うような曖昧な返事だけを残して自衛団長は去って行った]
───……?
変な団長さん。
[虚ろな瞳、虚ろな表情で呟き、僕は首を傾げる。
姿が見えなくなるまで自衛団長の背を眺めてから、また旧坑道へと向き直った]
―食料品店―
[なんとなく困っているらしいことは伝わる。オトフリートの様子を見るとその理由にも察しがついた。
影に隠れる幼馴染と、その言葉に小さく頷いて、店主に何かを言うとしたところで女性が一人店主に話しかける姿が見えた。たしかエルザベータといったかなと記憶から名前を呼び出す]
僕もそろそろ買いだめしないとって思ってたから、いろいろ数確認とかお願いしたいかな。
[その後に続けるように店主の気を逸らそうとした]
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