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― 宿泊施設・広間 ―
あたしから誰かに聞くなら。
やっぱりアーベルさんかな。記憶ないとか都合良さそうだし。
ナターリエさんはシスターだから。
[自分が居た頃には村人ではなかった二人を疑うのは、自然であり傲慢な流れ。信心深さがフィルターとなってしまう辺りに人生経験の不足も露呈する]
─ 渡り廊下 ─
[アーベルが何を考えているか>>135など知る由もなく。
ナターリエはただ、『ひと』であると分かったが故に、今まで通りに頼りにする心算でいた]
分かりました、こちらはお願いします。
[片付けると言い、広間へと勧めるアーベル>>136に頷いて、頭を下げてから渡り廊下の先へ。
途中、注意を向けられれば]
…はい、気をつけます。
[アーベルに感謝するように穏やかに微笑んでから、皆のいる広間へと歩み出した*]
[――此処に逃げ場はない。
雪が溶けても橋が復旧するまではこの状態は続くのだろう。
溶ければ少しは状況の好転も望めるが、まだ雪の季節だ。
その間に月のいとし子を残して安穏としていられる保証は出来ない。
平和的解決の方法も見つからなかった。
故に、‘生き残りたいのならば、殺さねばならない’。
もしもこれを仕組んだ者がいるならば、
それはきっと悪魔だろうと女は思う。
知り合い同士を疑い、殺し合わせる。
そんなやり口は悪魔にしか出来ないと。]
─ 宿泊施設・広間 ─
[暖炉の前に寝そべっていた白猫は、震える手>>134が撫でてくるのに、首だけを擡げて少女を見上げた。
なぁー、と言う声は案ずるものにも、抗議をするものにも聞こえる。
それでもその場から動く心算はないらしく、再び頭を床に落として寝る体勢*]
─ 宿泊施設・広間 ─
[渡り廊下から宿泊施設へと移り、他へ寄らずに広間へと向かう。
白猫は大方広間で暖を取っているのだろうと予想したのは、それがいつものことであるから。
広間へと入ると、何やらノーラ達が話をしている最中のようだった]
おはようございます。
[挨拶を向け、両手をお腹の辺りで軽く組み、会釈をする。
その後に広間を見回せば、白猫が案の定暖炉の前に陣取っているのを見つけた。
居場所が把握出来たことで少し安堵し、そちらには近付かず部屋の片隅に佇む*]
……ま、とりあえず、今んとこは大丈夫、かねぇ。
[床の汚れに向き合いながら、落とすのはこんな呟き]
……『蒼花』の疑念は、今んとこ逸れてる。
なんだかんだ、この影響力は大きいからなぁ……。
[別れ際のやり取り>>133を思い出して呟く。
『アーベルさん「も」』という物言いは、彼の疑念がそちらに向いている事を示しているたろうから、すぐにどうこう、という事はないだろうけれど]
ま、何にしても、一回は話さないとまずいよな……。
あっちがどうしたいか、全くわからないままじゃ、どーしよーもないもんねぇ。
[この先どうしたいのか、それがわからなければ手の打ちようはない]
……せめて。
ただ『いきたい』のか、『抗いたい』のか。
そこは、見切んないとね。
[小さく小さく呟いた言葉は、どこか冷たい響きを帯びたもの。*]
―― 物置→ ――
[広間に戻る前に客室に戻り鞄の中を漁る。
中から包みを一つ取り出して]
これじゃあんまり役に立たないだろうなぁ
[と脇に置く。
包みの中は大小幾つかの鑿だけど、それでどうにか出来るとは思えない。]
これくらいしかないか……当たり前だよな
武器なんて普通持ち歩かないって。
[鞄から取り出したのはよくある切り出しナイフ。
もちろん、これで人狼が倒せるとも思わないけれど、無いよりはまし、とポケットに突っ込む。
話をするだけだから必要ないよな、とも思いながら。]
―― →宿泊施設・広間 ――
[広間に顔を出すと、なにやら神妙な面持ちで話し合うのが見えて>>137>>145>>146]
あ、みんな居た。
なに? 何の話してるの?
[出来るだけ普通を装って声を掛け、ついでにお茶も頼んで。
離れて佇むシスター>>149を不思議そうに見遣ってから手近な椅子に腰掛けた。]
「見出す者」……か、確かに居てくれたら嬉しいけど
……いまだと、名乗り出るほうが危険かもね。
[と、花であることを明かした自分は棚に上げてそう呟いて。]
それとも、誰がそうだかわかったほうが安心する?
[問い掛けは、真っ直ぐリディのほうを見て。
探るような視線は、彼女にどう映るだろうか。*]
─ →宿泊施設・広間 ─
…………あ、これ、今すぐ完璧はむり。
[しばらく床の汚れと格闘するも、完全に落とすのは諦めた]
ま、仕方ないよなー……地下への入り口も似たようなもんだし、ここは妥協しよ……。
[はあ、とふかくふかく息を吐いた後、道具を片づけて]
……村の方は、どーなってるかねぇ。
[あちらからの干渉は、すぐにはないだろうけれど。
ふと気になったそれを、小さく呟いてから、向かうのは広間。
扉を開くのと、ユリアンの問い>>154が発せられたのは、ほぼ同時で]
……お?
(……やる気……かな?)
[それなら好都合、との思考は、表に出す事はなく。*]
─ 宿泊施設・広間 ─
[問い掛けに先に反応したのはゲルダで>>155
ちらりとそちらに視線を投げて、またリディへと戻す]
疑うわけじゃないけど、さ
色々、タイミングが合いすぎるんだ……だから
もし、何か知っていることがあったら話してよ。
[そうだと決め付けるではなく、とりあえず話を聞こうと
そう言っている自分の視線は、あの時のギュンターにも似ていただろう。*]
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