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―― 西殿・結界前 ――
[生命竜の言葉に、目をぱちくり]
えー?そこまで無茶苦茶な剣なんですか?俺は伝承しか知らないから。
てゆーか…すっごく冗談にならないです、それ。
[いろいろしっくり来ちゃったらしい。声音は思わずげんなりしていた]
互いを貶すは自らを貶めると変わりません。
竜の律をどうぞお忘れなく。
[遺恨を残したままであるが明白な二人に、溜息をついた。
後は静かに話を聞きながら、自らの中に眠っている知識を少しずつ引き出そうと*するか*]
−→西殿・結界前付近−
[ちょっとだけ草の匂いを纏いながらぽてぽてという靴のたてる足音と一緒に西殿のそばまでやってくる。
口に入れたのは苺の飴。
ほんのりあまい香りを楽しみながら歩いて行ったら]
!
[びっくり。なんか機械っぽいものがカシャカシャ言っていた。
思わず足が止まる]
―― 西殿・結界前 ――
[幼子が笑うのを見ると、青年の笑顔も深くなる]
うん、もちろんだよ。ほら。
[促すように視線を向けると、カシャカシャと羽ばたいた機械竜は、一度頭上に飛び立ってから、ゆっくりと旋回して、ふわりと翠樹の仔の肩に舞い降りた。メタルの身体は、人界の鉄とは違い、小鳥程の重さしかない]
―西殿・結界前―
へいへい。安全第一だぜ。
[向けられる微笑には気安く返し。]
んだなぁ。
俺がこっち居ても役には立たないわけで。
俺も向こう行ってみるか――と。どした?
[視線の先には布の塊。
何かこれ見たことあるなと、つい少し前の事を思い出してはいたり。]
[二竜の言い合いが収まるのを聞いてまた一つ息を吐く。ノーラの言葉には]
…その理由を知るは竜王様のみ、じゃな。
[また一つ呟いた。
その後推測やら何やらの話を聞きに来るものがあれば、知る限りのことを伝え。喉が渇くからと茶やら何やらを用意してもらい、方々へと勧めたりする*だろう*]
[カシャカシャゆってる!
なんだあれ、何か不思議なものがいる!
仔龍、ひとりで大興奮。
それはそうだろう、何せ初めてのお使いだ]
な、なあ、な、なに、あれ!!
[とたた、と、ひげ竜にちかよってからカシャカシャゆってる物体を思いっきり指差し]
―西殿・結界前―
陽光帝の、ですね。
[くすりと微笑んでから、命竜へと話しかける]
私もご一緒しますよ、クレメンス。
休憩もしたいですし、あちらで何か進展があるかもしれませんからね。
[少し悩むのは、幼き仔竜たちをどうするか。
東殿の部屋で、遊びあってもらえばよいだろうかと思案する]
―西殿結界前 ―
さー?
でも件の『揺れるもの』が欲しがってるかもしれない剣だ。
それなりの力は持ってて当然じゃね?
…だろ。
[首を振るブリジットと、げんなりするエーリッヒには一言、同意の言葉を述べる。
ちなみにこのときばかりは、うちの王は姐さんでよかったな、と。
悪いけどそう思った。うん。]
―― 西殿・結界前 ――
[生命竜の視線を追うと、布の塊が見えた。その塊が駆けて来て大騒ぎしている]
あはは!
[何だか可愛らしくて笑ってしまったのだが、さてそれを相手はどう受け止めたか]
…ユル、と。おともだち。
[仔の肩に舞い降りた竜は、音からは想像もつかぬ。
まるで重さを感じさせぬ風で留まった。笑みの収まらぬ表情からは嬉しさが伺える。
再びその頭へと触れる指は、幾らか怯えも無くなったか先程より躊躇いは見えず。
と、布の塊――否、見覚えあるそれは陽光の仔。
此方に向かってくるようであるが、此処からでは良く見えぬ。
傍らから、再び足を伝って、空いた片方の肩へとその身をくねらせた。
――機械竜に場所を取られた嫉妬では無い。断じて。]
[エルザの言葉にもまた機嫌悪そうに返す]
……さっき言ったとおり、私は元からの竜というわけじゃないから、竜の律とやらは、私の中では薄いわぁ。
そういうのは、同じ流水の属性にもっと偉い人や、由緒正しい人がいるからそっちに任せてるの。
今回、その「本物」達を差し置いて、「偽者」たる私がわざわざ随行者に選ばれた理由だって、そこまで分からないわぁ。
―――ただし。
[それは、今まで見せた中でも一番機嫌悪そうに]
この停滞された状況が気に食わないということだけは確か。
それこそ、焔のが気に食わないということよりもずっとねぃ。
だから、それを解決する確かな手段があるのならば、それに異を唱えることはしないつもりよ。
もし、焔が、私を調べるのならば、それを絶対にさせない、ということもしないつもりですわぁ。
……プライドとか、立場とかなんてクソ食らえよ。
―西殿・結界前―
了解、なら行くか。
……あー、チビらは。
[エーリッヒに任せればと、言いかけて。
そうだこいつも幼竜だったと、昼間ザムエルやらと話した事を思い出す。
軽く、額に手を当てつつ。]
…とにかく、ここは危ないから。別の場所に移動させるのは賛成。
広間に連れてっても…まぁ寝るだけだろうから。
どっか安全な場所で遊んでてもらうのが一番無難、なんだが。
[さてどこがいいか。]
[ブリジットを見つけて手をぶんぶんと振ったまではよかったが]
…。
[派手に笑うエーリッヒの様子にきょとんとしたあと、頬が膨らむ。
さあ、今日もご機嫌急激鋭角化のお時間です]
―西殿・結界前―
そう、おチビさんたち……なんですよね。
[命竜にだけ聞こえるように、くすりと笑みながら呟いた]
東殿の中にも、いくつかお部屋があるでしょうし。
他は……東殿探検ツアー、とかは危険ですね。
さすがに、ナギさんに纏めて面倒をお願いするのも、酷でしょうし。
[口元に手を当てながら、翠樹の仔の肩に戻った黄蛇――ナギへ視線を送った]
―― 西殿・結界前 ――
あ、広間に行くなら俺も行きますよ。
[自分が幼竜扱いされてるとは気付いていない]
小さな仔達には、ユルについてて貰いましょうか?ちゃんと防御能力ありますから大丈夫ですよ。俺と通信も出来るし。
[機械竜が、少々心配そうに、瞳を明滅させたのは知らないふり]
―西殿・結界前―
おーやっぱりか。よぅ陽光竜ー。
[なんか近づいてきた幼竜に、わははとぐりぐり頭を撫でながら。]
あれはエーリッヒ…機竜、そこの兄さんの、友達だな。
ほれ、怖くないから近づいて見てみな。
[大興奮気味の夏玲の背を押し、好奇心の後押しをした。]
…はふ。
[吐き出す煙は、酷く冷たい香り。
立ち昇る紫煙をぼんやり見上げて、暫し頭を冷やす気で。]
ぉ?
[向こうに集まっている姿に、目を向ける。
幾匹かの竜。幼子も含まれた様子で。]
よ!
[ぶんぶんと、クレメンスに手を振ってみる。
エーリッヒは今の笑い事件のせいであまりイイヤツには見えなかったが、それを差し引いても動く金属への興味はあまりある。
じいいー、と凝視して見たら、自然とベアトリーチェを凝視しているようにもなっただろうか]
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