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御丁寧に、ありがとうございます。
わたしは、エーリッヒ=クライバーと申します。
今お話されていたゲルダさんとは昔馴染みでして、ほんと世間は狭いと言いますか、巡り合わせの妙と言いますか……、面白いですね。
ダーヴィッドさんは行商ということは、広い範囲をまわってらっしゃるのですよね?
もし宜しかったら、お話聞かせてくださいね。
何かの購入と引き換えでなかったらですが。
ま、そんな深い考えは無いよ?
[やはり、カルメンの頭を撫でながら軽い口調]
そっか。それなら、必要無いかね。
聞きたいなら、この絵本借りて、カーラちゃんに読み聞かせも考えるけど。
[深い意味は無いと言われれば、素直にそれを聞き入れて]
でも、じんろー、の、すがたを、きいた、だけで、ほかは、しらない。
えほん、の、じんろー、どうなる、の?
[興味が向いたか、聞きたいとダーヴィッドにせがむように言う。
撫でられながらせがむその様子は、幼い子供のように見えるかも知れない]
巡りあわせの妙ってのは、確かにありますね。
私も旅していると、本当にそう思いますよ。
[紡ぐ口調は徐々に営業用のものに変わり行く。
旅多きゆえに、経験から深く頷いて。
ふと、思い出したのは]
…話し、ですか?
そう言えばゲルダちゃんにも強請られましたね。
二人でお聞きになるのなら、対価はゲルダちゃんの方からいただきましょうか。
――…その日の食事当番とか?
それなら、後で読んだげるよ。
今日この後でも。
もう遅いし、明日でも良いけど?
[小さな笑みを浮かべ、カルメンに問う。
どちらにしても、暫く後、眠る時は自室に戻るの*だが*]
んー……じゃあ、あしたー。
カーラ、おねむ。
おへや、いく。
[疲れもあってか絵本を読んでもらうのは明日にして。
今日は寝ることを選択する。
クロエの洗い物が終わっているならクロエと、そうじゃないならダーヴィッドに頼み部屋へと連れて行ってもらうことに*なるだろう*]
[しばし歓談を楽しみつつ食事を終えた]
御馳走様でした。
皆と主の御心に感謝を……。
[片付けを終え、しばらく後に広間を後にする。
次第に人影はまばらになり、やがて誰もいなくなる]
―自室―
[汲み置きの水で体を拭き、着替えて寝床へ潜り込む]
(ここに来てからそう時間は経っていないのに、随分と長く感じる。 一人でなく、皆と居るからだろうか。 それにしてもこんな所で思わぬ再会があるとは、それも人狼の容疑者として? なんだろうな、見えざる手の導きが働いているような気もする)
[窓に視線をながすとその向こうには大きな月]
(綺麗だがなにか哀しさを感じるな……、しかし満月か……)
[瞼を閉じると、その光も消える。 そして意識は闇の中へ]
……
…………
…… ………………。
ん?
[どれほど時が経ったのだろう、何か物音がしたような気がしてふと眼が覚めた。 窓の外の月は厚い雲に覆い隠され、薄明かりだけが僅かに地上に届いていた]
(……喉がカラカラだ。 水差し……も空か)
―自室→広間―
[暗い廊下を辿る]
(確か、濾過水の桶があったよな……)
[眼が闇にまだ慣れず足もとがおぼつかない]
? これは? なんだ?? 鉄のニオイ
鉄!?
[広間を通り台所へ向かおうとしたが、そのニオイに足が止まった]
(ギュンター殿のようだが、しかし……。 だが間違いない、これは血のニオイだ……)
[雲間から月が顔を覗かせる。 月明かりに照らし出されるは半身が血濡れた姿]
[が、それも一瞬。 我に返り近付く。
意識はないようだ。
まだ僅かながら息はあるようだが……血のべったりとついている腹部からそう長くないとおもわれた]
(何か、せめて止血を)
……と傷口に布を当てよ[うとし触れた時、急に指先から駆け上がる激痛。
茨にも似た朱色の紋様が腕に広がる。
見ようによってはギュンターの血を吸って育つ薔薇]
[走る痛みに短く悲鳴をあげ折り重なるように倒れ込む。
手首から上腕まで赤く染まった茨は脈打ち肩に大輪の華を咲かしていた]
―広間/前夜―
てめえら……。
[鸚鵡に絡んだ周囲のやり取りに突っ込む気力は、あんまりなかった。
言っても泥沼化するのがわかっていたからだが。
ともあれ、休んだら、というハインリヒの言葉には、素直に頷いておいた]
朝一で、蓮、みたいし。
先、休む。
[荷物の袋、二つを持って立ち上がる。
ダーヴィッドとゲルダの、兄貴分云々の話題は、聞こえていたが突っ込まなかった。
半分は、言ってなんかやるか、と言う、意地があったのだが]
んじゃ、お休み……。
「おやすみ、なさいー」
[場にいる者に、鸚鵡と共に挨拶をするけれど。
やっぱり、エーリッヒは視界から逸らして。
雰囲気から彼が、自分の知る教会の者とは違う、と感じていても。
刻まれた記憶は、切り分けを容易く是とはしないから]
―二階・個室/前夜―
[空いていた部屋の一つに入り、灯りは灯さず、窓から外を見る。
闇に浮かぶように、白い色が見えた]
……あ、咲いてる。
後で、模写しとかないと、な。
[小さな声で呟いた後、ベッドに寝転ぶ。
微かな痛みはまだ続いていて]
……っつか、何なんだよコレ、ほんとに。
[何かの警鐘のようにもとれるその痛みに、小さく呟いて。
やがて、のし掛かるような疲労感の導くまま、*意識を手放した*]
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