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─繁華街─
[通りに人の気配は無い。
広場に集まっていた人達はどのくらい残り、どのくらい居なくなったのだろうか。
纏まっているところを襲われるような気配がないだけ、今はマシかも知れない]
おうかって、桜のところに居た?
…あれは、ただ見てるだけな気がする。
あそこで咲いてる桜みたいに。
[幼い従妹には残酷な言葉だったかも知れない。
それでも、あの童女が願いを聞いてくれるとは思えなかった]
[しばらく歩いて、ようやく幼馴染の家に辿り着く。
けれどオレは従妹を抱えているために鍵を開けることは出来なかった]
瑞穂。
[家主が居るのだから、と幼馴染の名を呼ぶ。
その態度が、開けてくれ、と言っているのは明白だった]
[百華の申し出には首を横に振った]
若いときのことは知りませんけども、伽矢くんは伽矢くんですから。
[百華にそう笑いかける。
唇をかむ様子に首をかしげるが深くは聞かない]
憑依されると憑魔とかいうのになって、人を襲うらしいですよ。
きっとあの桜に関係があるんだと思います。
[神楽から聞いた話を自分なりに解釈した言葉で百華に話す。
首を振る様子に心配そうに声をかけた]
あの、大丈夫ですか?
[は、と。
零れ落ちたのは、ため息]
……なんで、俺の周りには。そんなんばっかり集まるんだか。
[昔馴染みに茶飲み仲間。
気を許せる相手ばかりが背負う、業。
以前にも感じた、もどかしさがまた、過ぎる]
……桜の舞……か。
[神楽の舞、それにあわせて散る花弁。
その舞に、しばし、目を細め]
……と、言うか。
お前、ほんとーに。
……明け透けというか、無用心というか……。
[舞の後、向ける言葉と共に落ちるのは。
露骨に呆れた、と言わんばかりの、ため息]
[伽矢の千恵への返答、残酷な言葉だが確かにその通りなのかもしれない。
フォローの言葉は思い浮かばずそっと千恵の頭をやさしく撫でる]
うん、今開けるね。
[しばらくして家に着くと伽矢に名前を呼ばれ鍵を開け、
皆を中に招き入れる]
二階にあがっててください。
[皆が先に上にあがるのを待つ]
ええ、そうね。あの子は、あの子。
[首を振る瑞穂ちゃんに、頷いた。
彼女の笑顔にこちらも笑顔を返す]
憑依? 憑魔? ……なんなの、そのオカルト話。
桜が、一体何故?
ま、あんなの見ちゃったら信じないわけにも、ね……
[大きく溜息をついた。
心臓を抜かれた女、それを喰らう男。あの映像が頭から離れない]
んん、平気よ。大丈夫。
ありがとうね、瑞穂ちゃん。
[にっこりと、柔らかく笑む。
男達がたちまち頬を緩ませる笑み]
[舞い終えて、綾野の体は桜が吹きすさぶかのごとく、この場から消えていた。
はあ。と一息つき、なんとか気持ちの切り替えを済ませて、札斗へいつも通りの顔を向ける]
お粗末なものにつき合わせちゃってごめんね。
[聞こえる言葉には、大きく頭の上で「?」を浮かべた]
何が?
ああ。そっか。そういや、あやのっちに私が司と明かすのは危険とか言われていたっけ。忘れてた。
まあ、いいじゃん。ひふみんなら問題ないよ。
あなたなら信じられるからさ。
せったんと一緒で、あまり自分を作らないでかっこ悪いところまで見せられる仲じゃない。
みずちーとかに、こんなところ見られなくて助かったよ。普段の頼れるお姉さん像がガタ落ちだし。
その気持ちわかります。
本の中の世界には夢や物語や…いろいろなものがいっぱい詰まっていますから。
[雪夜に微笑みかけ、そう語る言葉はどこかうれしそうだった。
後に続く言葉ともに目をそらされると]
わかりました。すみません、いけないこと聞いてしまったみたいで。
― 繁華街・稲田家 ―
ありがと。
私、手伝える事ないかしら?
[瑞穂ちゃんに声をかける。
何もないと言われれば、大人しく二回へ向かうだろう]
─瑞穂の家─
[扉が開くと真っ先に中へと入る。
一度従妹を降ろし、靴を脱がせて共に家へと上がった。
勝手知ったるの要領で二階へと上がって行く]
…………。
[部屋に入ると疲れが押し寄せ、壁に凭れて座り込んだ。
知らず、ハンチング帽のつばが下へとずり下がる]
……腹減ったな。
[呟きはマフラーのせいでくぐもったものに]
信じたくはないです…。
そんな本の中の物語みたいなこと。
[けれども伽矢や神楽から聞いた話、そして自分が置かれた状況。
実際にまだ人が襲われたところをみたわけではないが信じるには十分な材料はそろっている。]
百華さんもあまり無理しないでくださいね?
[浮かべる柔らかい笑みに笑みを返して]
伽矢くんも…無理しないか心配です…。
いや。見事だった。
[伝える感想は、ごく短いもの]
と、いうか、だ。信用されるのは、いいんだけどな。
[感じるのは、軽い、頭痛]
……もう少し、その。疑問とか、そういうものは持てよ。
なんで、俺が『憑魔』とか『司』とか知ってるのとか。
普通に考えたら、疑問にならんか……?
[突っ込んでる内に、ちょっとむなしいものを感じたのは否めないが、一応言った。
無条件で信じられるというのは、時には恐ろしくもあるから]
……ま、それはそれとして。
これから。どうするんだ。
―回想―
そうですね、一人よりは。きっと。
[伽矢や瑞穂に誘われてしばし悩む。
けれどマンションとは少し離れてしまったし何よりも。今は]
ご一緒してもいいですか。
[何をしたというほどのことはしていないのだが、お礼にとも言われれば断る理由もなくなって。
軽く頷くと一緒になって歩き始めた]
あ、白井先生の本。
[千恵の掲げた絵本は自分の家にもあるもので。ただし後ろからついていっていたから、その声は誰にまで届いたか]
痛みも苦しみもない、無限の世界。それ…。
[雪夜の言葉に反応した呟きはもっと小さく途中で消えてゆく。
瑞穂が謝っているのも見えたので、その先は続かなかった]
―繁華街→瑞穂の家―
[伽矢に、桜花は見てるだけと言われて、しょんぼりした。
それでもぽんぽんとなでなでされると、しょんぼりは小さくなっていくけれど。
百華が桜花を復唱するので、こっくり頷いて。]
おうか、さくらのうえにいたの。
[そう告げた。誰の事かは分かっただろうか。
瑞穂の家について、玄関で降ろされた。]
かやにいちゃ、ありがとお。
[えへと笑って、自分で靴を脱いでいたけど、もたついたので脱がせてもらって先に二階に上がっていった。
二階にあがると窓を開けて、そこから外の様子を見る。
時折遠くから声が聞こえた。悲鳴は子供には怖いものに聞こえて、びくっとするもののそれでも外を見ていた。]
夕食の準備、手伝ってもらってもいいですか?
少し多めに作ってましたけど、作り足す必要もありそうですし。
[百華の申し出にお願いをしながら最後の一人があがると自分も周りを一度見回してから扉を閉めて鍵を閉めた。
伽矢の呟きが聞こえて笑いかける]
待ってて、すぐに温めなおすね。
他の方は、何か食べますか?必要なら用意しますけど。
― 稲田家に入る少し前 ―
ええ。 物語のよう……
[ちらり、雪夜君の方を見る。彼、物書きっていってたっけ。
最近やけに物書きさんに出会うような――]
え、私? 私より、あなたの方が。
千恵ちゃん探してずっと駆け回ってたんでしょう?
[瑞穂ちゃんの顔を伺うも、あまり疲れた様子は見えなかった。
伽矢だって、疲れは見せていない様で、本当は疲れている。
だって、あの子は強がりだから。……この娘は何故元気なの?
強がっているようには見えなかった。
けれど、疑問は伽矢の話を振られて消えていく]
伽矢は、すぐ無理するからねぇ……
[水商売の母に何も言わないのも、きっと無理をしているのだろう]
―回想・稲田家へ移動中―
あ。
…桜花。会いたいな。
[史人といた時は桜の木には近寄らなかった。
百華や千恵の出した名前に少し足を止めて公園の方を見た]
え。だって、あやのっちに聞いていたら、そこらへんは分かるし。
それに、ひふみんは確か取材資料を当たるとか言ってたから、そこらへんに何かこれの記述書いてあったんだろうなあって思ったよ。
そんなに、疑問に思うとこ?
[いまいちよく分からないのか、頭を捻った]
あー、うーん。どうしよっかな。
正直、何も決めてない。
一応、司として憑魔に襲われやすいからあまり他の人と同じ場所にいないほうがいいなあって思ったんだけど、やっぱ一人は怖いから誰かと一緒にいたいとは思ったんだ。
まあ、さっきみずちーとかがいたときは、若い子には迷惑かけられないから一人を選択したんだけど、ひふみんは危険に付き合ってくれる?
付き合ってくれるなら、しばらく一緒にいたいんだけど。どっかで落ち着きたいし。
[小首を傾げて、*札斗を見つめる*]
― 稲田家に入る少し前 ―
桜花……桜の上にいたの?
[千恵ちゃんの言葉を、そのままそっくり復唱する。
桜の上に居た人物など、あの童女只一人]
千恵ちゃん。
あなた、何を知っているの?
[一足先に稲田家に入っていく伽矢と姪の背に、小さく呟いた]
― 繁華街・稲田家 ―
随分沢山でお邪魔しちゃったから大変でしょう。
もちろん手伝うわ。
[頷き、雑誌の袋を階段の傍に置く。
瑞穂ちゃんが戸締りをする様子を見て、ふう、と息を吐いた。
瑞穂ちゃんに手を洗う場所を尋ね、料理の準備をする]
―回想・家に入る前―
何か無理してるように見えたので。気のせいだったらすみません。
私は、千恵ちゃんのことで精一杯で。
[自分でもうまく説明はできない。
伽矢の話題になり百華と話しているうちに自分もそのことを忘れていた]
─瑞穂の家─
[二階に上がる前、笑う従妹にオレはその頭を撫でてやった。
呟きに反応したらしい幼馴染の声に、ゆるりと顔が持ち上がる。
持ち上がると言っても、帽子のつばの影から視線を投げる程度。
小さく、短く、「おー……」とだけ声を返した]
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