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ユーディット…誰だ、それは?
[青年はメイドの名前がそう言う名前とは知らず]
……けど、今日は…二人失踪したんだな…
[志願して届くなら…妖精王は見ているのか?
ならば、ユリアンとかよくみつからないな…とか思いつつ]
[ノーラの言葉に頷く]
……あんまり…今この場にいる人以外には広めないで欲しいが…
特にベアトリーチェには…
…ええ。
[アーベルの言葉に一つ、頷いた]
[そうでなくても、彼女には何処か違和感を感じていたから。エーリッヒが連れ去られたその後から]
[妖精の正体を知ったら、如何なるか…]
僕付きの侍女……だった、者だ。
[アーベルに対しては簡潔に答えるも、過去形には多少の躊躇いがあったか]
“自分は妖精だから連れて行け”……という事、……らしいが……
[説明不足気味に――言葉少なに、言う。瞳は伏せて]
……主として、失格だな。
[ぽつり、俯き加減に。言葉が零れた]
…変…なのかまではわからないが…
妖精に酷く怒っていたから…
へんに騒ぎ立てて、逆にベアトリーチェになにかあったらな…
[ノーラの頷きに安堵しつつ]
……ああ、あの茶色の髪のメイドのこと…なのか
あの子も妖精なの…か
[ミハエルの後ろにいたメイドを思い出しつつ
続く言葉には…ただ黙ってミハエルの頭を撫でた]
[そんな風に青年は落ち着きを取り戻し話すが
クレープ屋の屋台に出入り禁止を言い渡され
ユリアンを怨むのは*明日になってから*]
……だから、撫でるなというのに。
[アーベルの手を払いつつ返す声には、覇気が欠けていたか]
妖精など……信じていた訳ではなかった、が……
……目の前で、見てしまっては……な。
[言いながら、片手は首元に。
外套の下、タイが巻かれていないのが、少々違和感だった]
全く……
[続きは言葉に成らず、吐息を小さく零す。
話を聞きながら、*瞳を閉じて思考に耽り始めた*]
[部屋の中の誰も、
子供が目を覚ましたことに気づかない。
茶色の熊の瞳だけが、子供の動きを見守った。
部屋の扉の隙間は、
すぐに子供を飲み込んで消えた。
寝静まる建物の中、
階段をそっと、
裸足でかけのぼる。]
[三階には部屋がひとつ。
何があるのか。
子供は扉を開けて、
中に小さな体を忍ばせる。
真っ暗なそこに、マッチをこする音。
二、三度で火はともり、
子供は手探りで、
ろうそくを探して火をつけた。]
[部屋の中には、がらくたにも見えるものばかり。
子供はその中の一つの山に、
荷物を崩さないよう近づいた。]
…あった。
[母の、渡してくれたもの。
古びたバック。
古びたコート。]
まだ、入るかな
[吐く息は白い。
子供は軽くコートをはたいて、
それに袖を通した。]
[ぴったりのコートに、
子供は満足する。
これで大丈夫。
そう思って、
とりやすい位置にそれを置いた。]
外に出られたら
また一緒にいようね。
[そして胸元の指輪をも、
チェーンごとそこに置いた。]
[誰も目をさましていない。
布団にはいり、冷えたからだを暖める。
熊のぬいぐるみと
飾られたティアラを見て、
少し悩んだ顔になったか。]
『君はつれていけないよ』
[心の中で呟いて、
子供は*まどろんだ*]
[あの後、皆と別れ別荘に帰り着いて、ベッドに入ったのだとは思う……が、茫としていた所為か、記憶は定かではない。
眠りについたのは遅い時間だった筈なのに、目覚めるのは早かった]
[朝食を、ひとり、黙々と食べる。
フィリーネは、まだ休んでいる。ユーディットは、いない。何時もはお喋りなイザベラも今日は静かで、食事を運んで来ると、朝の支度があるからと早々に立ち去ってしまった]
[静寂の中、そうしてひとりきりで食べるのは、随分と久しぶりのような気がした。向こうにいた時は、当然の事だったのに]
[食事を済ませ暫しぼんやりと過ごした後、陽も大分高くなってから、イザベラに一言告げて外へと出る。
向かった先は、ロックフェラー家――祖父母の家]
……こんにちは、お祖父様、お祖母様。
[老夫婦は、突然訪問に謝罪の意を示す孫を、喜んで迎え入れた。
フィリーネは遅くに生んだ子だそうで、二人とも、元は金であっただろう髪は、殆ど銀に変わっていた。並んでみれば、親子というには違和感があったかもしれない。あたたかな雰囲気は、よく似ていたけれど]
[済ませなければならない仕立屋の仕事があるから、あまり彼に構えない事を夫婦はすまなさそうに言う。
お気になさらずにと彼が答え、代わりに、是非に読みたい本があるのだと告げると、勤勉なのを褒められ、祖父の私室でもある小さな書斎に案内された]
[以前に来た時に、どのような書籍があるかは、知っていた。二人が去った後、くるりと周囲に視線を巡らせて]
……さて。
[並ぶ本の一冊を抜き出すと、その頁を*ゆっくりと開いた*]
[目が覚めて、最初に感じたのは気だるさ。
蹴りの痛みは、相棒の治癒で静まっていたものの、それとは別の疲労は残っていたようで]
……だりぃ。
[思わず、ぽつりと呟く。その頬を相棒がてちり、と叩いて何事か訴えてきた]
何だよ、ヴィント……?
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