情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[ 嗤う口許が微かに動く ]
―― Komm zuru"ck,
[ 唇から零れるは異国の音。
輪が“有り得ない”軌道を描いた。
くん、とその場でターン、
引き寄せられたように使い手の元へ戻らんと ]
Brech.
[ 右手で、指を弾く。
迫り来る爪を映しながらも、黒は瞬きもせず。
左手が襟元を掴もうと伸ばされて、
瞬間、風が吹いた。
円刃は無数の矢へと還り、ケイコへと襲いかかる ]
[サキの言葉に未だ仁王立ちのキューちゃんを見るが、複身が消えそれをサキが追いかけることでその場に漂っていた緊張がほぐれると]
……う。…………うぅ。うあーーーーーーーん。
[緊張の糸が切れたのか、泣きながらキューちゃんの細い腰に抱き付き。]
ヒサタカが。ヒサタカが……。
[もう戻ってこないと勘違いしてるので、マジ泣き。顔ぐっちゃぐちゃ。]
ふぇ? …………ヒサタカが、戻って、これるの?
[キューちゃんに頭ナデナデされつつ、間の抜けた声を出す。
こくりとキューちゃんが頷くとズルズルと壁に寄りかかるように腰を抜かすと]
……そっか。そうなんだ。戻れるんだ。
[そう呟く顔は再び強い意志をもったもの。]
[首筋を狙い、だが爪を立てるのではなく甲を向けて。
気絶狙いの一撃。それなりに気合の乗ったものだった。
が、同時に響く異国の音。その意味は知れず。
ただ不吉な予感だけが脳裏を駆ける]
似金行為…
[せめてもの防御をかけようと、口訣を紡ごうとして。
鋭く喉に走った痛みが一瞬、それを途切れさせる。
その一瞬が致命的だった]
――!!
[交差して喉元に伸びてくる相手の手を振り払うことも。
背後に感じた風への対策を取ることも。
何も出来ずに、飛来する矢雨に無防備な背中を晒す]
[ちらりと肩越しに見ると、絶対に逃がさないといわんばかりの表情で、追いかけてくるサキの姿。
予定通り。
思わず口元が歪む。
だが、それを見られてはいけない。サキとの距離を調整しつつ、寮前の通りをまず東へ走る。そこは閑静な住宅街が広がる一帯だ。迷いなくその中心へ足を進める。
――そして目的のものを見つけると、電子を構成し、黄金色に輝く流星錐を生み出すと、持ち手となる細い綱に雷を迸らせながら、電信柱へと打ち込んだ。
瞬間! 激しい光を放ちながら、昨日の複製と同じく光を広げていくが、ソレが目的ではない。目的は、激しい光によって生み出された影。激しい攻撃とは裏腹に、流星錐の対となるもう片方の鉄球を影に交わる色へと変化させると、足元の影から襲わせた]
[そうなったら、このままじゃとてもじゃないが対抗するなんて無理。
幸いにそばには相生の関係のキューちゃんが]
そうと決まったら、黒い子を追い出すタメに水気を集めないと、ね
[そう言ったかと思うと、キューちゃんの手を引き浴室へ、。]
[途中目的も忘れてキューちゃんと*洗いっ子などしたろうか*。]
[追いかけていくうちに周囲の景色は変わり、住宅街へと]
っのやろ、どこまで逃げるつもり…!?
[舌打ちし掛けた時だった。目の前で迸る激しい閃光。目晦ましになるであろうその光に思わず手で光を遮った]
舐めた真似を…!
[そのまま一歩、歩を進めようとした時。己の影が競りあがってくるのを見る。否、それは影ではなく同色の鉄球で。咄嗟に両腕を顔と胸を覆うように掲げ、その一撃の直撃を避けようとする]
……やってくれるじゃねぇの。
[苦々しく口元を歪め、前方の久鷹を睨んだ。防御に掲げた腕には、いつの間にか亀の甲を思わせる装飾のついた篭手が据え付けられていた]
……その狙いが、甘いっての。
[ リーチは此方の方が長い。
襟首を掴み、されど、首に伸びる手を止める事は出来ず。
咄嗟に首筋を庇おうと挟んだ右腕に、痺れが走った。
風は木の一、この場に在りては五行に即す。
金は僅か、勢いを弱めることとなったが、気休め程度。
掴んだ手は相手の動きを捉え、その背に矢が降り注ぐ。
肉を貫く音は微か、されど低く響き、振動が伝わる。
散る色は、此方側からは見えないが。
直後、脇へと放り投げた ]
やったか?
[光の影の多重攻撃だ。普通の動体視力であればその高低差についていけず、そのまま流星錐に体を打ち抜かれるだろう。
振り返り、その場に止まり、電信柱の光が収まるのを待つ。
次第に光が弱まり、中央部を完全に打ち抜かれた電信柱が姿を現す中、久鷹は舌打ちした。
――そこには、無傷のまま戦闘態勢に移行したサキの姿があったからだ]
(クソ! 今ので決められなかったのは痛かった! 黙っていろ! ヒサタカ! お前もマリーと同じで用済みなんだ!)
[心の中に作った檻の中でヒサタカは必死にもがいていた。だが久鷹はソレを無視すると、サキの体制から、次の行動を予測し始める。
篭手を装着したと言う事は、攻撃は接近戦だろう。ならば、流星錐の連続で懐に踏み込ませないようにするのが常作だ。だが、あのサキがその程度の攻撃で満足するだろうか?
他の天界の駒であればある程度予測が付くが、まるで並の行動しか予測できない事に再度舌打ちした]
─屋上─
[『隔離の陣』を出て、屋上へと移動する。
背に受けた傷は塞がっていた]
……っつーか、やっぱ入り口増設するか。
[ぶつぶつと、愚痴めいた呟きを漏らしつつ、意識を凝らす]
……間に合えよ……。
[零れた言葉には、微かに焦りの響き。
『音』が放たれ、空間を渡る。
渡った先に何があるかは、*未だ知る由もなく*]
[空手をやっているために戦い慣れはして居り、身体が勝手に反応する部分がある。今回はそれに助けられた形になっただろうか]
っつー…。
打撃系は骨にくるんだよなぁ。
篭手越しだったから何とかなったがよ。
[ぷらりと鉄球を受け流した腕を何度か振り、その痺れを取る。その腕の振りの最中にカシュ、と言うスライド音が鳴った]
おい、九尾の陰の心。
さっさと久鷹を明け渡してもらおうか。
そいつを待ってる奴が居るんで、なっ!
[両脇に降ろした腕を上へと跳ね上げる。瞬間、手から飛び出す円盤が、二つ。シュルル、と言う風を切る音を纏いながら、離れた位置に居る久鷹へと左右から迫った。同時に間合いを詰めようと前方、久鷹の居る場所へとツーステップほど踏み出す]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新