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[白の羽根が収まる頃には、再び闇の中に静寂が戻って。
青年の溜息と執事の呟きに、再び僅かに目を伏せる。
まさか自らの意思では無し、曖昧な記憶とは言え
己に責任が無いとは決して言いきれるわけも無く]
[溜息のまま、執事の支えから立ち上がろうとして。
それが叶わない事に気付けば、僅か目を瞠る。
肩の怪我も有るだろうがそれ以上に、空間転移などの行使で
肉体的な負担はかなり齎されていたらしい。力が入らずに。]
……ともかく、中に戻りましょうか。
[声を投げかけるも、頷いたか、反応を示さなかったか。
それぞれに思うところはあるだろうからと、構う事はなく]
ああ、無理はなさらない方が。
大分、負荷がかかっていたでしょうから。
[蒼の青年――“客人”の様子に気づいて、緩く首を傾ける。
流れ落ちる髪は漆黒ではなく、元の黒橡の色へと戻りかけていた。
傍らに膝を突くと、背と膝裏とに手を回して、ゆっくり立ち上がろうと]
[意識の外とは言え、自分のした事を考えれば苦笑を浮かべるしかなく。
楽譜を抱えたまま、暫くそこに居座るかと決めたふいに
回される腕に、思わず蒼の目を瞬いて。]
……え?…や。暫く放置しておけば、
[多分歩けるようには成るだろうから、と何処か慌てた様にふるり頭を振る。
そも、そこまで手を掛けて貰う事に負い目を感じるし
…扱いが、成人男性に対するものでは無いような。
おろりと慌てたところで、現時点では抵抗する力も残っていないのだから
相手が引き下がる以外、されるが侭にしか*ならないのだろうが*]
お客様を放置する訳には参りません。
それに、怪我の治療もありますから。
[引き下がる訳もなく、あっさりと言い切ると、邸内へと向かう。
抱え方についても、この方が負担がかからないからと答えを返すのみ。
迎える召使いに報告を済ませると、手当ては他の者に任せて、
バルコニーにて意識を失う青年も同様に運ぶだろうか。
――事が一段落ついても、執事は変わらず*執事のままのようだ*]
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