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嗚呼。
それはそれで、構わないよ。
[いともあっさりと。]
――紛い物で居続けるくらいならば。
数多のちからがあれば、変われるかとも思ったけれどね。
[じゃらり、]
[左の腕を持ち上げる][鎖が鳴った]
永遠の反抗期に、どうこう言われたくはないな。
―広間―
[辿り着いた先で目に入りしは、対峙する青と黒。その肩の碧と白。
少し下がりて見守る紫黒より、更に後にて私は藤と共に見守る]
………
[あおを見やる淡い菫色には、哀しみが揺れて]
そっちは構わなくても、こっちにゃ一大事、なんだけどねぇ。
[実際には、誰にとっても『人事』ではないのだけれど、言った所で水掛け論、と口にはせずに]
って、紛い物……?
[短い言葉に首を傾げるも。続いた言葉に、くく、と思わず笑みをもらし]
何せ、無限存在ですから?
常に何かに反抗していないと、ただ、流されるだけになっちまうんでねぇ。
君が竜郷で遭いし魔と、
此処で会った存在は別物だっただろう。
今も尚――ね。
[天青石の睛が、][異眸を見る]
[機鋼のちからを宿した、青]
世を知ったのは好いことだけれど、
随分と素直では無くなってしまったものだ。
昔は可愛げも多少あったのに。
[冗談染みた言葉]
[凭れかかっていた壁から、身を起こす]
別物……ね。
[それが違和感の元かと、小さく呟いて]
ま……あれから、魔界やら精霊界やら人間界やら歩き回って。
色々なものを見て、知って。
……求めて、失って。
[その部分はごく小さな呟き]
……色々と、経験も積みましたんで。
いつまでも、可愛いお子様ってわけにゃいかないってとこかな?
[くすり、と笑い。壁から離れる様子に、す、と目を細める]
失ったものを、求める。
それだけだ。
[呟きは聞こえたか否か]
[呼応するが如き、言葉]
話し合いは時間の無駄――……、かな。
強きが正義、とは言わないが。
手っ取り早いのは確かだね。
[右の手を横へと広げた]
[ビシ、][ビシビシビシ、]
[幾つもの音が連なり、][背に生えるは、]
[ ―― 鋼の翼 ]
[流水の羽とよく似た][紛い物]
失ったものよりも。
巡る螺旋の築く、新たなものには、惹かれない……?
[小さな呟きは、問いのようで問いでなく]
時間の無駄もなんも。
最初の一手の時点で、折り合いがつきゃあしねぇっての。
そも、話し合う気があるなら、最初っからそれできやがれってんだ。
[呆れたような言葉を投げ。
異音と共に開きし鋼の翼に、巻きつけていた光鎖をゆらり、自身の周囲に巡らせる]
『器』の意志は、即ち、僕の意志。
共鳴し、
共振し、
同調したが故に。
……いや、
そもそも、願ったのは――
呼んだのは、何方が先だったかな?
[半ば独り言ちるように]
止めたいのならば、僕を倒せば好い。
簡単な話だね。
(参ったな)
[補助を受けて形作った身体の中。
現況を把握しきれているとは言えない中。
それでも動きを見て思う]
(私じゃ支えきれない…)
[貴紫の瞳で機鋼が魔を、時空が竜を、雷撃が精を見る。
天聖の獣に支えられ、ただその遣り取りをじっと見つめる]
(でも…やらなくちゃ)
[僅か戻った力、それを緩やかに均しながら]
[戦いは、避けられぬように見える]
[けれど]
それは、本当に…
[鋼の瞳が僅かに揺らぐ。それは、二つの大きな力が動き始め、界の揺らぎがまた大きくなった、そのためだろうか?]
己を失って、
違う誰かに奪われるのは厭だ。
[忌避の感情。]
生憎と。
“彼”は話し合いの出来ない「子供」だったから、無理な話だね。
最初から、僕が“僕”として居られたのなら、
違ったのかもしれないが。
今更言っても、仕方の無い話だよ。
[鈍い光を抱く翼]
[窓を開け放ち]
幾ら壊れゆく世界とは言え、狭い場所で暴れる気は無いよ。
[外へ。]
……翼。
[ふと、ここに来た時の機鋼王との会話を思い出す。
あの時点ではまだ、『器』に翼はなかったと]
『器』の意思と同調……その翼は、『器』の望みか?
[もしそうだとしたら。
『器』の望みは、自身が幼き日に抱いたそれと同じなのだろうか。
飛べぬ片翼に嘆き、飛翔を望んでいた頃の]
……どっちが願ったにせよ、どっちが呼んだにせよ。
結論がそこなら……俺は、それをやるだけだ。
[零れたのは、決意の呟き]
『魂』なき『器』に願いがあるかなど、
――知らないよ。
ただ、或いは、……呼応したのだろう。
[自由になりたいと、願ったが故に。]
[しかし、それは口にせず]
[鋼鉄の翼]
[飛ぶ事など叶わぬと思われるそれ]
[けれど、]
[読み込んだ記憶(データ)]
[風の流れに働きかけて]
[それをも可能にする]
[ちからそのものは無き故、]
[長くは持たねども。]
奪われる、とは、かぎらねぇだろうに。
[忌避への呟きは、どこか呆れを感じさせ]
……ま。子供云々以前に、『魂』が入ってねぇからな。
本能だけの存在に、話し合いを求めたのが間違いか。
……機竜卿も、大概読みが甘いんだよなぁ……。
[ぼやくよに呟いて。振り返るのは、傍らの『魂』]
セレス。界を支えるの、できるか?
「……うん。時空竜……」
心配すんな。
[笑って。視線は刹那、優しき麒麟へと向くか]
[短い空白。
視線はそれて]
……さて……んじゃ、行きますか、と。
[ばさり、と音を立てて開くは真白の翼。
草原へと向かった鋼の翼を追い、空へと]
セレスを心配させたくないなら…痛い真似はしないでくださいよ。
[翼持たぬ身で、彼等の後は追えない。ただ、届くかどうか判らぬ言葉を投げて]
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