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― 墓地 ―
[『たまに俺が片付けに行くくらいに部屋が汚いわ、料理は焦がすわ…。だから嫁が居ると助かる。俺が。』辟易した顔をともにそんな手話をやや大きく動作する。その身振りから、オトフリートの家の惨状は彼女に少しでも伝わったか。
見つけてこないとと言うイレーネに>>113、そもそもそんな女いるのかねとフォルカーと似たような事>>106を思いながら。
賑やかになった方がいいという、いかにも商人らしい意見には、まぁなという風に、やや曖昧に頷いていた。あまり賑やかになり過ぎるのは、こちらはあまり望まなかったので。
自分の手話が解らない様子>>119には、少し笑っておいたものの。
なんかうっかりフォルカーが聞くのが見えれば、子供ってたまにすげぇよなと、妙な関心をした。そんな仕草は取らないものの、多分顔には出ただろう。]
─ 食料品店 ─
[決死の説得が通じた……なんて事はまあ、あるはずもなく。
新たな客の声>>115 >>121に、店主の意識はこちらからそれた。
それに安堵の息を吐きつつ、じりじり、と向きは変えずに、通りの方へ移動した。
傍目、物凄く情けない、が、ここはそれを気にしている場合じゃない]
―墓地―
おや、あたしかい?
そりゃああたしも女性だけどね……あたしの相手をさせちゃあかわいそうだろう。
[フォルカー>>119の言葉に可笑しげに瞳を瞬かせてくすくすと笑いを零した。
女性をすてているわけではないけれど、世間的には嫁き遅れの年増と言われて当たり前の年齢なうえに、一定の場所にとどまらないのであれば、相手がいないと笑う。
妙な関心をした昔馴染み>>123にはやれ、と肩をすくめるだけで終わらせ。
オトフリートの家の惨状はなんとなく理解したものの、それはそれで娘さんが可哀相かもしれないと思ったのは胸に秘めておいた]
あ、ライヒアルト、注文品は明日でもいいかい?
[話を変えるように、確認の言葉を仕草とともにむける。
いくつか受けた注文やら予定やらを思い返して、大体の時間を計算すれば今日回るより明日のほうが余裕がある。
まあ希望されればいつでも伺うのが商人というものだけれど]
[幼馴染の姿を見止めるとすぐにその背に隠れた為に、学者が自分にしたように幼馴染に手を振ったのは見えず。
確かエルザと呼ばれている女性と幼馴染が店主の気をひいてくれていることに少し安堵して息をついた。
終わりのみえない説教を聞く羽目になっているのは全部自分のせいだから、店主はむしろ親切ではあるのだが。]
……アーベル。
私の分も一緒に買ってくれないか。
[店主が女性の応対をしている間に、幼馴染にこそっと耳打ちでお願いをした。
今のままではお金を払う時にまた説教が始まりかねないから。]
[逃げるオトフリートの姿を視界の端に捉えながら、ゲルダの方にも会計が済んでるならこの場は逃げた方がいいんじゃないかと、一瞬目配せ。
答えは一緒に買っておいて欲しいと、小さく頷いて]
うん、やっておくよ。
[小さく返してから]
保存の利くものでってなるとやっぱり難しいところではありますよね。
僕もそんななんでもかんでも食材さえあれば作れますってほど料理得意じゃないですしね。
[店長と料理とか食材とかの話をしていると少し向こうも乗ってきて、エルザと二人うまく意識は逸らせていた。
ゲルダにも今のうちにと後ろ手で店から出るように合図を送っていた]
─ →村の通り ─
[二人の意図に、深く、ふかく感謝しつつ、通りへと逃亡成功。
店主も気づいていない、という事はないのだろうが。
もしかしたら、多少は諦めもあるのかもしれない]
……他意のない、純粋善意は。
多分、この世で一番、こぇぇ……。
[はーっ、と、深く息を吐いてもらすのはこんな言葉。
いや、全ては自業自得なのだが]
─ 旧坑道内 ─
[ランプに照らされるとは言え、旧坑道内は全てを飲み込むような暗さを湛えていて。
僕は足元に注意しながら、ランプの灯りを頼りに先へと進む。
緩やかな勾配が続く道。
途中、染み出した水で濡れた場所もあり]
……───あ。
[お約束のように足をとられて、転んだ。
尻餅を付く形になったのは良かったのか悪かったのか。
打ちつけた場所を擦りながら立ち上がる]
……昔から変わらないなぁ、僕。
[生来の性格もあって、運動神経はあまり良くなく。
遊びに出かけては何かしら怪我をしていた]
…うん、大丈夫。
[今回は打ち身だけで済んだようで、ここで引き返す程ではなかった。
再び足元に注意しながら勾配を降りて行って。
時間をかけて、目的の地底湖を目指した]
― 墓地 ―
[イレーネのフォルカーへの言い様>>125には、まぁ一箇所に留まらないと相手が同じ商人でもない限りは難しいよなとは内心で。いやむしろ商人同士では商い次第では難しいだろうかとか、変な方向まで考えた。
肩を竦められると>>125軽く笑って誤魔化したものの。
軽く顎の下で掌を閉じ年齢を表し、『歳はまだいけるだろう』と、フォローなのか何なのかを入れておいた。
注文について問われれば、こくりと頷いて。
『もし宿に行く用事が出来れば、向こうで受け取るから
後回しでも問題ない。』とも手話で付け加えておいた。]
―墓地―
そんなことはないと思う。
イレーネさんなら頼りになるし。
商売のことがあるからずっと村にいるわけにはいかないかもしれないけど。
[修道士>>123に感心されてるらしい理由も分からず更に首を傾げて。笑う行商人>>125には真面目に答えてしまった]
そうだ。礼拝堂は?
お祈りしたら戻らなきゃ。
[掃除がまだならそれは当然手伝っていくつもりで。
話が変わると修道士に尋ねた**]
― →墓地 ―
[村まで来た時には、習慣で母の墓へと立ち寄っている。
特に花を添えたりするわけでもなく現状報告のようなことをするだけだ。]
・・・先客? めずらしいね。
かちあうことってあまりないのに。
[声が聞こえた気がしてぽつりと呟くと奥へと入っていく。]
― 村の通り ―
……………はぁ。
[逃げた先は学者と同じだったか。
追ってきてまで説教されたことはないから、多分もう大丈夫だと足を止めて息を吐いた。
親切心なのはわかっているし、放っておけないと心配される自分が悪いのもわかってはいるのだが。]
…あれが無ければ、もう少し気が楽なのに。
[本末転倒な呟きを一つ零した。]
―墓地―
[歳のフォローをいれる仕草>>133に小さく笑って『ありがと』とあっさり返しておいた。
宿での受け取りも了解とばかり頷き]
まあお客さんを待たせたりはしないよ。
[『ついでに受け取りに来るのはありがたいけどね』と気遣いには感謝をしめしておいた。
宿の息子>>134の真面目な返答にきょとりと瞬き]
おや、頼りになると思ってもらえるのはありがたいね。
[まだまだ理解できていない少年の言葉に微笑ましいものを感じるけれど、真面目なのがみてとれるから笑うことはせずに答え。
礼拝堂へ祈りにいく様子に、そろそろ宿に戻るかと視線をめぐらせ]
あたしはそろそろ戻るとするよ。
それじゃあ、また後で。
[ひら、と手を振って歩き出す。
その途中、薬師が墓地へとやってくるのには簡単な挨拶だけ交わして宿へと戻る路を歩き出した**]
─ 村の通り ─
[やれやれ、と思っていた所に聞こえた呟き。>>137
もう一度息を吐いてから、そちらを振り返った]
……やー、そちらも無事、離脱できたようで。
いや、間が悪くて申し訳ない。
[飛び火延焼がなければ、ここまで疲れはしなかっただろう、というのはあるから、へにゃん、とした表情のまま、軽く頭を下げて]
買い物って、気晴らしの要素もあるはずなのに。
なんで、疲れてるんでしょうねー。
[自業自得、という突っ込みは、自分でいれたくはなかった]
[エルザが店主の傍から離れるのを見ながら幼馴染の含めて感謝の言葉を心の中で呟く。
ゲルダも店の外に出て行くのを確認してから]
そうそう、それでさっき聞きそびれたんだけどイレーネさんって…
[と、イレーネの話とか聞きながら買う商品の中に加工食品類とか保存の良く利くものも追加していく。
明らかに一人暮らしで買うには多い量も会計の時には気づかれて]
いや、これはいざって時の為の買いだめのつもりで。
[言い訳をするもののすぐにゲルダ用に買ったとばれてそのまま二人分の説教を受けることになった]
― 墓地 ―
[イレーネへ真面目に答える>>134、純粋、と言ってよいだろう少年に礼拝堂の事を問われると、右手の指をする仕草をして『少しだけ』と伝える。まだやる事は残っていた。
なら掃除を手伝うと礼拝堂へ向かって行ったフォルカーの後を追う前に、別な来訪者>>135に気づくとひらと手を振った。
修道士を名乗る癖に採掘へも時折出向く為、彼女の世話になった事も、他の坑夫の治療に当たるのを見たこともあるだろう。]
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