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いやあ皆様お疲れのようだねえ。
それじゃあ僕は、少し静かにしていようかな。
[溺れたとかいう謎の状態の人はさておき。
辺りを見回して床に座り込んだ。
懐から筆記用具を取り出し、メモになにやら書きつけつつぶつぶつ呟きはじめる。]
『汝ら……(もふ)の示すところ…(もふ、もふっ)…は分かたるる(もふ)あたわず…(もっふ)』
[黙々(?)と作業に取り組むウェンデルの手元では
時々、ペンと紙の間に紫電が走ったりしているようだ。
段々暖かくなってきました。]
[前髪を掻き上げる体勢のまま、ふっと瞳を開く。
視線の先に捉えるのは文字を書き込むウェンデル]
……なぁ先輩。
文字書かない方が良いんじゃねぇのか?
[ウェンデルは徐々にふわふわに埋もれて行く]
ん?
どうしたんだい、どうやら意外と面倒見の良いらしいライヒアルト君。
これ、暖かいよ?
[言いつつ、もふもふの山の中からずぼっと手を出し、メモを透かして見たりしている。]
‥‥‥溺れた?
[つん つつん つん。
一命を取りとめたゼルギウスはくってり中、
救ったカヤもぐったりお疲れのごようすで。]
むずかしいんだな。
[眉を寄せる顔つきはいたって真面目なのでした。]
[枕詞にむかっとして眉間に皺]
…暑さに弱い奴が二匹ほど居るしここまでふわふわに支配されたら逃げ場の無い俺らはどうしろと。
[一息で言い切る]
ったく、異常増殖する原因も分からねぇし、閉じ込められた原因も分からねぇし。
外ではやったらでかいふわふわが徘徊してるし。
よくそんなのんびりしてられんな。
[おおよそ先輩に対する口調では無いが、それは元からの性格なのでご愛敬]
[エーファは暑いのは苦手ですけれど、
ふわふわは不思議とへいきみたい。
単に好奇心が勝っているのかも。]
なんで、いきなりこんなに増え始めたんだろう?
そうかそうか、暖かいと駄目な子も居るっけね。これはうっかり。
うっかりこのまま課題なんか進めていたら、可哀想な事になったなあ。
こいつはあとで、食堂のほうで発動させてこよう。
向こうに隔離してるんだろ?
[メモ書きをポケットに押し込み、もふもふ山の一部をかき集めて上着でくるむ。もっさり抱えて立ち上がった。]
まあまあ、そんなにカリカリしてどうするのさ。
まずもふもふで死者が出たって話は聞かないよ。
[あくまでのんびり]
不思議だね、不思議だ。
[上着にくるまれた ふわふわ、
中から抜け出そうと じたばた。
あんまり効果はないようです。]
せんぱい?たちは、なにしてるの?
食休憩?
食堂をそのまま隔離場所にしちまうのも困りもんなんだが。
[何も考えてねぇのかな、と失礼なことを考えている]
ここに閉じ込められてる状態を甘んじてられると思うか?
焦っても何にもならねぇってのは分かるが、何もしねぇでそのままっつーのも気に食わん。
そもそも、食堂を隔離場所にしてると食い物が手に入らなくて行きつく先は餓死だぞ。
‥‥‥閉じこめられてるの?
おなかが空いて死んじゃうのは、いやだな。
[頭の上のふわふわをがっしり掴み、
顔の前に持ってきてにらめっこ。
緊張感はちっともありませんけれど。]
作戦会議…いや、休憩かな?
まあライヒ君はそう悲観的に考えなくても、女史も居るんだっけ?
気に食わないならまあ色々やってみたら良いんじゃないの?
[あくまであんまり危機感のある様子は無し]
エーファちゃん、残念だけどそれは食べられないよ。
何てったって毛皮みたいなもんだからね。
[頭をぽふぽふ]
そのやることが見えてこねぇんだっつの。
ふわふわが増える原因、閉じ込められることになった原因。
これらが判れば対策立てて動いたりも出来るんだろうけど。
判らねぇから何も出来ん。
闇雲に何かしても労力の無駄。
[そう言ってから頭の上で眠る鴉をむんずと掴んだ]
おいディルク、お前外見て来い。
「もにゃ? って、おああああ!?」
[寝ぼけ眼の鴉を窓から投げ捨てた]
ふふん、闇雲な努力がときに人々を前進させるのだよライヒ君。
やっぱり面倒見が良いねえ、頼れる後輩だ。うん。
[ふかふかを抱えて一人合点]
エーファちゃん、お腹空いたのかい?
食堂にふかふかを放しに行くから、何か発掘して来ようか。
ううん。
さっきアイス食べたから、へいき。
あ、でも。
食堂にふわふわ閉じこめたら、
ふわふわが食事してもっと多くなったりしないかな?
それでへばってりゃ世話ねぇけどな。
…そんなんじゃねぇっ。
[面倒見が良いと言われると眉間の皺は更に深く刻まれる。
ぶっちゃけ照れ隠しではあるのだが]
[窓の外にでっかい物体を見た後。
久しぶりの肉体労働のせいか現実逃避か、意識はふっつりどっかに行っていたわけだが]
……ん〜……。
グラナート、ヘンなとこもぐりこまない……。
[戻った意識は寝ぼけてるっぽい。
ちなみに、真紅の龍は肩の上。
そして、スカートの布が不自然にふわふわ、もこもこ]
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