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[短い言葉に返せたのは、曖昧な笑み。
責める響きがない事、それに対する想いは様々に]
それは……機鋼王の……。
[時を刻む旋律、最も糧として取り入れ易い響きを生む物]
……すまない、助かる。
[それを渡す、という事、そこにある思い。
それに『甘えている』事を苦く思いつつも、しかし、拒絶する事はできなくて]
[渡されたそれを軽く、握り締め。
時を刻む旋律に、疲労が癒えるのを感じ、軽く、息を吐く]
大分、ラクになった……ありがとう。
でも、あんまり無理はしないでほしい。
あなたが、他者が傷つく様を忌避するように……俺も。
あなたが苦しむ様子は……見たくは、ないんだ。
[そこまでは静かに、真剣に。
それから、言えた義理じゃないけどね、と付け加える口調は冗談めいて。
空いた方の手でふわり、と髪を撫ぜると、その傍を離れ、広間を出る。
どこに行くかと問われたならば、『食事』してくる、と*言い置いて*]
わたくしが返して欲しいと言うまでは、持っていて下さいまし。
それが…無理なさるを止めぬ条件にございますゆえ。
[元から感情の表現は薄く。上手く笑みを作れたかはわからねど。
受け取るを拒まれぬよに、愛し仔が心配せぬように*微笑む*]
[それから、静かで真剣な声に目を見開いて。
波立つ感情に何も言えぬまま、出て行く背を見送る]
[やがて俯いて。心を落ち着かせるハーブティーに*手を伸ばした*]
[不機嫌さを滲ませて前に立ち]
[雑に顎に指を添えて]
[僅か力を込めて視線を交わす]
[魔を映す異眸の青は胡乱げ]
……何が愉しい。
[問えど答えは求めず、][口唇を重ねる。]
[奪うよりも早く流れ込む精神の力は強く]
[くらり、][内を揺るがす感覚は酩酊したよう]
……っ、
[離れ、手の甲で唇を拭う]
[伏せた青が揺れた。]
…………一応、感謝はしておく。
[胸の辺りに感じる疼き]
[忘れた筈の熱にも似て]
[其れが今は見えぬ痣の所為とは知らず]
[生命を繋ぐ力と共に送り込むのは、機鋼の魔がそこに生まれ、今は不完全な形でしか持っていないもの…それ故にこそ恐れ、欲しているであろう「精神」の…「心」そのもの]
どういたしまして、アーベル。
[愉しげに、そして優しく、心の魔は囁いた]
[他が話をしている間、ハインリヒはソファーでぐーすかと暢気に眠っていた。もちろん高鼾で、自分にじゃれてくる魔獣の仔の存在には気付きもしない。100年云々言われていたこともさっぱり知らないことだろう]
ぐが〜……がご〜……。
[アーベルに置き去りにされた魔獣の仔は相変わらずハインリヒにじゃれ付いている。ぴょい、と腹の上に乗り、そこから顔の方向へ向かってよじ登り。ちょろちょろくるくる胸の辺りでうろうろ。そのうちふっさふさの尾がハインリヒの顔にかかり、鼻の辺りをもぞもぞと擽る形に]
……は……ぶえっくしょい!!
[鼻先を擽られて盛大にくしゃみをした。勢いで上体も上がる。その動きにより胸でうろついていた魔獣の仔がころりと腰の方へと転がった]
う゛あ゛ー、なんだよったく…。
[ごしごしと擽られた鼻の辺りを手の甲で擦り、辺りを見回す。腹の辺りできょとんとした様子でこちらを見上げる魔獣の仔に気付くのは、一通り広間の中を見回した後だったか]
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