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いにゃ、俺が前方不注意で、カ…(二文字が覚えられないとかそんな)を吹っ飛ばしたみたいでさ(諦めたなんて馬鹿な)
[ゲルダの疑問符に答えつつ、全力否定に出るカヤに首を傾げる]
んーそっか?でも、一応見せてみ?
[めげずに厨房の隅の椅子にカヤを座らせて、腰の辺りをめくろうとかしてみたり]
[カルメンのことは相手にするだけ無駄と判じ、その後一切見向きもしない。
鴉だけは「あー」とか「うー」とか歯切れ悪そうにしながら]
「…ライ、かなり自制しまくってるよ。
しまくってるから機嫌悪いんだ…」
[後でとばっちりを食らうのは鴉自身であるため、これ以上カルメンには余計なことは言って欲しくないと切に願う。
多分その期待は裏切られるんだろうけど]
まあ、主様もなんか落ち着きなかったみたいだけどねぇ。
……って、あんた、今名前……。
[イヴァンに返しつつ。
途中で止まったカヤの名前にちょっと呆気に取られたのは言うまでもなく]
主様、打ち身は後から響くんだし、ちゃんと手当てはしないと。
[全力否定をするカヤにはこんな注意をしながら、デコレーションの材料探索]
[大きいのは重力に勝てなかったか下へと落下していったが。
他にも空中に浮かんでる小さいのが何匹か。イヴァンやカルメンの部屋から追い出されたものだったりするのかも]
うーん。
増えすぎちゃわなければ可愛いのにねぇ。
[つい、と指を伸ばしてつつけば、ふよふよと宙を泳ぐふわふわ。
段々と面白くなってきて]
ラン、ラララン、ララ。
[ふわふわおてだまの要領でくるくるり。鼻歌交じりにレッツダンス。
どうにも危機感を維持することが出来ないようです]
え、いや、ホントにいいから!
[手足をパタパタ動かすけどイヴァンに厨房に運ばれる方が早い。
ゲルダに助けを求める視線を向けてる間に座らされた。
たった二文字の名前覚えられてないとか気付く余裕もなく]
や、ちょっと、やめ――!
[丈の短い上着を捲くられ、そこじゃ見えないのに慌てて暴れ。
結果、後ろ向きに椅子から落っこちた。
頭の上でひよこが*ピヨピヨ*]
あー、こらこら、暴れると危ないさ!て、わー!
[じたばた暴れた末に、椅子から落っこちたカヤを慌てて再び抱き上げる。尻尾を目撃したかどうかは不明だが、いずれにしても落っこちてしまった事実の方が大変だった]
「ありゃまあ、こりゃ伸びちまってるねえ」
[ピヨピヨひよこの飛んでる頭の(帽子の)上に、するりと白雪さんが移動してのっかった。多分ヒエ○タ代わりのつもり。帽子の下の耳の感触やらは気付いたとしても知らぬ振り]
ちょっと寝かしといたほうがよさそだな。白雪さん頼むさ。
[この男にしては慎重に小さな身体を抱えて、食堂の隅の長椅子の上に寝かせた]
あー、マロンペーストみっけー♪
[カヤの救いを求める視線には気づいていなかったようで。
保冷庫の中から栗のペーストを見つけたところに響く落下音]
……って、主様??
[振り返れば、目に入るのはひっくり返った椅子。
運ばれていく様子に、オーブン横の真紅の龍と思わず顔を見合わせた]
……ほんとに、ヘンなの。
あら、そうなの?
[鴉の使い魔の言葉は素直に驚いたように目を瞬き]
…私たちが魔法使えないって生活の一部を奪われてるものだものねぇ
[さっき使ってましたよあなたとかそんなことは他の人は知らないだろうけども、声を潜め鴉にだけ聞こえるように…しても当然ライヒアルトの耳にも届くだろうけども、言って]
でも、アーデルハイドさんにできないものを私たちじゃ難しい、仕方ないわよねぇ
[声を小さくしつつ嘆息]
[カヤの様子とか、明らかに苛立っているライヒアルトとか、色々と気になる事はあるものの。
ともあれ、ケーキの方針は定まったので、クリーム作成]
……グラッセはさすがにないみたいだけど、仕方ないかあ……。
[ぶつぶつ言いつつ、カスタードクリームとモカクリーム、それからマロンクリームと三種をてきぱきと作成していく]
[カヤを長椅子に寝かせた後、のこのこと厨房へと戻っていく]
ゲルダは、何作ってるさ?いい匂いがしてるけど。
[奇跡的に名前を覚えていた模様]
「そうだよ。
魔法使ったのだって結界の強度確かめた時だけで。
後は全然使わないようにしてる。
周りのふわふわが少しでも増えないように、色々気ぃ使っては居るんだ」
[そんなことを鴉がカルメンに言うと、青年の視線が鴉へと鋭く突き刺さる。
余計なことを言うな、と口に出さなかったのは、言うとそこから爆発しそうな気がしたため。
鴉はその視線に大袈裟に身を竦める]
「お、怒るなよ!
…本当のことじゃないか」
[青年にそう言い返してから鴉はカルメンへと視線を戻す]
「うん、そう。
でも脱出は出来なくても、魔力に反応するふわふわをなるべく増やさないようには出来るから。
ライはそれを実践してるよ」
[名前を覚えられていたのに、ちょっと驚いたのは置いといて]
あー、うん。気分転換にケーキ焼いてんの。
気が晴れない時には、甘いものが一番いいからね。
[戻って来たイヴァンの問いに答え。
タイマー状態の真紅の龍の声に、オーブンから焼き上がったスポンジを出して冷まし始める]
――自室――
[昨日ふわふわがいない事を確認して、
そしてきっちり戸締りを確認してから寝た筈なのに。]
・・もごもご・・・。
[息苦しさで目を覚ますと、視界が菫色一色。デジャブ。
手をばたばたさせて、顔に張り付いたもののひっぺ剥がす。
新鮮な空気を思いきり吸い込んで起き上った]
また貴方ですか。僕を虐めて楽しいですか?
[菫色ふわふわの首根っこ(あるのか?)を掴み、恨めしそうにじーーと見た]
[ひとしきり踊って気分転換すると、ゆっくりと降りてゆく。
いい匂いがしてくる厨房、の隣の食堂の方が窓は大きいので]
おやつタイム?
[空気読め、に近い様子で窓から覗き込んだ。
地面から少し浮かんだまま。頭の上には牡丹色ちびふわ一匹]
ああ、なるほど。ケーキはいいなあ。
気分転換も必要さね。
[ゲルダの答えに、にこぱと笑って、視線が向かうのは仏頂面の誰かさんやらだったりして]
ん、そーだ。気分転換といえば…
[何やら思い出した様子で、厨房の隅っこの床下収納をがさごそごそ]
おお、発見したさー♪
[手にしているのは、数本の瓶]
へぇ…色々やってたり、気を遣ったりしてるのねぇ
[結界の強度など調べもしなかった。そんなこと寮母がやっていると思っているのもあったが、そりゃ鬱憤も溜まるわねぇと、先ほど豪快に魔法を使ったエルフはおっとりと思ったりしつつ、使い魔と主の様子を普段通りのとろんとした眼差して見て]
まぁ…何かしてもしなくてもここ魔法学院だから何もしなくても勝手に増えていくし、外部干渉は外部に出れない以上諦めてコアというのを探してみるしかないのかしらねぇ?
[ベッティやクロエが何か色々言っていたのは軽く聞いていたけれどいまいち把握しておらず]
何もないところからこれるはずないから…どこか入り口みたいなものがあると思うのだけどねぇ?
[少し考え込むようにぼんやり呟く]
[ふわふわ達よりも、大方色は濃いものの、バリエーションは負けない程に、色とりどりの液体に満たされた瓶には、それぞれ手書きらしい古びたラベルが貼られている]
ええ、と、これは、ゼルるん向きかな?
[にゅっと抜きだしたのは、濃いルビー色…「柘榴酒」と書いてあるのは近くで見れば判るだろう。どうやら、料理や菓子用に蓄えられた果実酒コレクションを掘り出したらしい]
甘いものは、幸せのもと、だからねぇ。
[にっこり笑いながら言って、冷めたスポンジ三段スライス。
イヴァンの視線が向いた先には、こちらもやれやれ、と言った様子の視線を向けて。
カスタードクリームとモカクリーム挟み込み、全体をモカで包んで、マロンクリームで飾りつけ。
出来上がったのは、ホールサイズのモンブラン]
発見、って……何よ、それ?
[床下から現れた瓶に、きょとり、と瞬き]
―寮 自室―
[すぴすぴ眠るエーファのいる部屋は平和なものでした。
ほかの部屋とは違ってふわふわはぜんぜんいないのです。
いいえ、正確には時折入ってはくるようなのですけれど‥‥‥]
「そのコアってのが何なのかさっぱりだけどね。
調べられそうなお嬢さんは結界の外だし」
[鴉が肩を竦めるような仕草をする。
ボルシチの具は食べ終えたようで、デザートの洋梨を頬張りながら]
「んむ? 入口って、ふわふわが入って来てる入口ってこと?」
[呟かれた言葉が飲み込めなかったのか、疑問を口にしてカルメンに訊ね返した]
[部屋を見回すと、他にもふわふわが何匹かふわふわ浮いている]
一体、キミ達は何処から入り込んでくるの。
これじゃあ、本気でふわふわで窒息死しかねませんね。
[菫色の首根っこを離すと、菫ふわふわはふよふよ楽しげに...の周りを踊りまわる。しばらく...はその『声』を静かに聞きていたが、やおら立ち上がって身支度をし始めた]
ん、気分転換には丁度いいと思ってさー
ゼルるんとかは、甘いものだけじゃ食い足りねえだろし。
[酒瓶を数本とグラスをいくつか、両腕に抱えて、かちゃかちゃ音をさせながら食堂のテーブルに運んでいく。今にも宴会を始めそうな勢いだ]
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