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[目を閉じる]
[生き返ったのは右の腕]
[それから右の低下しかけていた視力]
[そういえば自分のカメラ]
[思い出して傍らにあることに気付いた]
[運ばれている時もきっと持ったままだったのだろう]
[苦笑]
[手繰り寄せて]
[電源を入れ]
[ファインダーを覗く]
[右腿で支えながら調整して]
[もう一度覗く]
[完全にカメラのレンズだけが今の視界]
[彼の笑みがどこか「怖い」と感じて
そう感じてしまった自分が――嫌だった。]
…
[繰り返される言葉、その意味は、…。]
この子に…何かしたら
―― 許さないわ。
[き、と少し鋭い視線を向けて彼を見上げれば、その手には]
…っ、…
[ひとつ息を呑む。あのカードがなければおそらく――]
―― 私に、どうしろと…言いたいの?
[ライヒアルトと金の髪の女が来たことには気づかないまま]
[じっとファインダーの中だけを覗く]
[流石に右手だけでは重く感じられて]
[ゆっくり左膝を折り曲げて]
[その上に左の肘をついて]
[カメラに添える]
[これはこれで丁度いい]
[硬化した左半身]
[三脚がわりになると思った]
[レンズを覗いてどれぐらい経ったか]
[かしゃり]
[シャッターを下ろす]
[切り取られる世界]
[自分を抱くように、緩く腕を組み
やはり少し俯きがちに。]
…― …
[ヘルムートが6の部屋へ向かうなら
後を追いながら話すだろう。]
――…ミスター・フェヒナーは
石化の進んだ場所の、関係か
…言動が、意味不明に、なっていて
まるで、こどものように、暴れていたの。
情緒不安定で、…あの、クスリの副作用のようにも見えましたわ。
[もう1人――既に1人は?どうしてその事が解るのだろう。
少女を襲わないと言う。信じていいか彼を視るのが怖かった。
繋がれた糸。それを知っているのなら、彼は自分も襲わないと言ってくれているのだろうか。ふとそんな疑問も過って、じっとダーヴィッドに見られれば、新緑は視線を返す。]
―― っ…
[自分で考えればいい。
けれど彼は言っていた。『時間が欲しい』。
現れた蛇を退治しようと、ユリアンの蘇生をしようと、蛇を怖がる私を抱き上げてくれた彼の姿が――脳裏を過る。]
[答えが―――闇夜の奥に沈んで 視えない。]
─ 二階6の部屋 ─
箱と一緒に溶解してしまった資料には、
『 結晶多形を解析すると
不完全でいびつではあるが、
ある星座の形が見える 』
──と書かれていたんだ。
結晶多形がどのような形で見えるのか、
専門家ではない私には資料から読みとれずだったのだが。
端的に確信には触れられないと言った書き方だった。
それが私には密告が真実に感じられたのだ、当時。
私達は、ピューリトゥーイ[のところで声を低くして]だけじゃなく。最終的にゼルギウスに対抗する──必要があるんじゃないか。
そんな風に考えているよ、ライヒアルト。
[そこまで言い終えてから、起きて周囲に居る者達の反応を伺った。出来れば、ハインリヒの意見も聞きたかったのだが、彼はそこにはいない。
オトフリートの石像に視線が流れた時、シャッターの音が聞こえた。]
―3階 下り階段前―
[こつ、と足に見覚えのある小さめの箱が当たった。救急箱。
その横に数人のカルテ――エーリッヒのものだろう。
それを丁寧に拾い上げて彼の書いた文字を視線で追う。
カルテはハインリヒに届けるべきだろうと考えた。いいでしょう?と石になった彼に一度目配せ。
ゼルギウスに繋がる紙の事も皆に伝えなければと思う。
けれど杖のないベアトリーチェをこのままにする事は出来ない。]
…誰が、何であっても
ここから生きて出たい
その思いは――等しいわ。
[彼の腰に巻かれたレイピアを「借りるわ」と言って取り上げて、眠る少女が目覚めるまで暫くその場にいただろう。**]
[ファインダーに収める]
[白い石]
[壊れた眼鏡]
[人でなくなったもの]
[撮ってみようという、興味]
───。
[もう一つ、シャッターを押した]
[誰かが入ってきたとしても左目は]
[だから音がなければ気付けない]
オトフリートはピューリトゥーイは投与されてなかった。
──で、合っているね。
ゼルダは何も言わなかったから。
[実験室へ急ごうとするライヒアルトに、すぐ行くから先に向かってくれと頼む。タイピンそのものではなく、実験室で薬物の半分を移したケースを手渡して。入り口の壁に寄りかかるように立っているブリジットに、]
ブルジット。
ハインリヒが行った場所に心当たりは?
[眠りは浅い。深く眠れないのは、闇に取り残される気がしていたから。
話し声が聞こえた。あたたかな、抱擁。
知っている声だった。
気付くと、声はなく、ただ傍に、ノーラの存在を感じた]
ノーラ、さん?
誰かと、話していたの?
[首を傾げる]
[ユリアンの死の経緯。
きつく眉を寄せると眼を伏せる。]
――無茶、しすぎなのだわ
[嗚呼。でも、蛇のこと頼まなければ、もしかしたら。
痛みの戻った手を握り締める]
―2F 6の部屋―
[暫しの、間があいて]
ハインリヒは
手を、怪我していたから――
治療、しにいったのでは ないかしら
[『…まだ、今は…大丈夫だよ。』]
…探しに行きますの?
[――過ぎる言葉。]
[そうだ、とおもい出す]
ねえノーラさん。どうして、大事な人ばかり、いなくなるのかな。
先生も、石になってしまったの。
止めたのに。あの場所を、どけなけれは良かった。
注射をするんだと思ったの。助けてくれるんだと思ったの。
なのに。
目が覚めたら、先生は石になってた。
[それでももう涙は出ずに、ノーラの手に触れて]
もう、なくしたくない。
だから。
エーリッヒさんの代わりに、私がノーラさんを護るの。
注射だって打って貰ったから、もうだいぶ平気なのよ。
動けるし、息だって詰まらないし、耳だってちゃんと聞こえるから。
[歩き出そうとして、杖がないことを思い出した]
杖、見つけられなかったの。下の部屋にあると思うんだけど、あんまり、部屋にいたくなかったから。
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