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[イヴァンがカチューシャへと向けた言葉は優しい。
男は警戒を強める言葉を紡いだ己に苦さを覚える。
対面にきた幼馴染の答えに頷いて]
――…そう、だな。
カチューシャがいいなら、運ぼう。
場所は、……
川辺に小屋があるとレイスに聞いたんだが
イヴァンは場所、分かるかい?
[イヴァンが知らねば、レイスに案内を頼む必要があるだろう。
ちら、とレイスへと視線を向ける]
…人狼は、いちばん、ころしたい筈だから。
[ミハイルの言葉に、添える言葉。
それは人狼を怖がっているようにも見えるだろうし、
そう装っているようにも見えるのかもしれない。
誰かが誰かを疑えば、きっとそれはどちらにも見える裏表。
伸ばした手は膝へと降ろし、困った風に眉を寄せた]
―― 広場 ――
[視線で礼をくれたレイスとロランには幽かな頷きで返す。
その折、やはり視線はちょくちょくキリルの方へ]
いや。だけど行けば分かるかな。
それに、一人じゃどの道荷が重い。
[旧友の亡骸、傍らに膝を付く。
手を伸ばそうとすればやはり震えてしまう]
ごめん
[謝るのは何度目か。そう声をかけて、棺に納め、運ぶ作業に加わっていく]
[キリルの声が聞こえた。
はっと顔を上げる]
キリル
[名前を呼んだ。けれど彼女は近寄ってこない。
目を細めて眉尻が下がった。ぐっと唇噛み締めて、視線を逸らした]
[イヴァンの促しを受けて
マクシームを運ぼうと膝を折りその肩へと手を掛ける。
伸ばされた幼馴染の手が震えるように見えるは気のせいか。
花色がはたり瞬いた。
協力してマクシームを木箱へと移し]
今日は謝ってばかりだな。
流石に一人で運ばせるつもりはないから安心するといい。
――…僕もいくよ。
人手はあったほうがいいだろう?
[そんな言葉を紡ぎながら棺の担い手をかってでる]
[ロランの言葉がじわりと胸に染む。
此処で秘密を明かせば
襲われる誰かは自分になるだろうか]
――…ン。
[ロランを見遣り小さく吐き出される息]
――?
[何の話をしているのかはわからずに、疑問が表情に浮かぶけれど、
たずねることもしない。
棺へと入れられたマクシームの体を見て、一歩前に出て]
ごめんなさい、ちょっと良い?
これ、入れておきたいと、思って。
[銀の軽いブレスレットを差し出して。]
何も答えてあげられなかったから。
考えもしなかったし。
そのお詫びに。
[恋愛感情はなかったけれど、嫌いなわけでもなく。
視線に気付いていたから、それだけと。
そっと困ったように笑った]
――いまさら、要らないかもしれないけれど。
―― 広場 ⇒ ――
[ユーリーが手伝うというのに頷いて、それから。やがて準備が整えば皆と歩調を合わせてレイスのいう水辺の小屋まで遺体と棺を運んでいく。それは誰かに指示をされれば言われるがまま]
……………
[全てが終われば、誰かに呼び止められない限り黙って自分の作業場へ。実は昨日は一晩ここで仕事をやりながら眠ってしまってた]
[そこでぼんやり何かを考え込んでいるだろう**]
[イヴァンの方を見るキリルへとそっと声をかける]
キリル、行っていいよ。
カチューシャの傍には俺が居る。
[そっとカチューシャの腕に、また伸ばした指先で触れる。
暖かい温度が、自身の冷たい指に感じられた]
[棺に何かを入れるイライダを見て。
自分には入れるものがないな、と、頭の隅。
幼馴染の兄。色々と、世話になった事は数え切れない]
…今まで、ありがとう。
[もう喋らない彼に向けた言葉は、謝辞だった]
[イライダの手からマクシームへと差し出される銀色]
――…。
憧れの女性からの贈り物に
厭な顔するようなやつじゃないと思うよ。
[幼馴染が如何思うかは知れぬが
彼女の行動を遮るような真似はしない。
謝るロランと視線が交われば困ったような笑みを浮かべ]
……ロランの優しさに助けられてるって
何時になったら気付いてくれるのかな。
[ぽつ、と小さく呟いて
マクシームへの言葉を聞く]
[ユーリーの小さな呟きに向けたのは少し見開いた眸。
聞き間違えたかな、とか、言い間違えたのかな、とか
そういった不思議な表情]
…俺。
優しくないよ。
[視線が絡んだから聞き間違いじゃないのかと。
頭を斜めに傾いで花色を見返した]
…っ、
[それでも一瞬足は動きかけた。
けれど、と再び首を振る。そうして幼馴染の烏色の瞳を見た]
あとでいい。今は…送ってあげるのが、先でしょう?
[恋人との会話はあとでも出来るのだと告げる。
棺に腕輪を入れるイライダを見た。
カチューシャもまた動くのならば、止めることをしはしない]
ロランは優しいよ。
僕が保証する。
[花色はロランの双眸を真っ直ぐ見詰め
確かな音色でそう告げた]
さて、と。
行こうか。
[イヴァンやレイスへと声を掛けて
ミハイルへとチラ、と視線を向けてから
マクシームが眠る棺代わりの木箱を川辺の小屋へと運ぶ]
そうかしらね。
……一言でも、ごめんなさいっていっておいたら、他に好きな子を見つけられたかしらね。
[困ったようにいって、棺の中に銀のブレスレットを落とす]
運んであげて。
手伝えなくて、ごめんなさいね。
[マクシームの棺が遠ざかるのには、一度目を閉ざした。
先に祈りは捧げたけれど、再びの瞑目を彼へとおくる]
マクシーム兄さん。…安らかに。
[無残な姿の彼へと捧げる言葉が、我ながら虚しかった]
…俺が優しい筈、無いよ。
[真っ直ぐ見られる花色を烏色で見返すけれど、
すぐに耐えられないという風に逸らしてしまった。
優しい筈は無い。だけれど、ユーリーが保証するという事までは否定しづらくて、口を噤んでしまった。
少し視線を彷徨わせる間、棺が持ちあげられるのを見て]
…気を着けて。
[川辺は足場が悪いから。
その背に告げた。
脇のカチューシャを一度、見上げる。棺を見送る様子は一緒だっただろうか、それとも思い返して着いて行くと言うだろうか。
その場にとどまるならば、その傍を離れる事はしない。]
如何かな。
それでも想いは変わらなかったかも知れない。
[イライダの言葉にゆると首を傾げ]
仮令報われずとも……
キミを想ってたシーマは
微笑ましくなるくらい幸せそうに見えたよ。
[発つ前にそういい残して男は棺を見下ろした。
ロランの声にひとつ頷く。
何時もなら手を掲げてみせるところだが
棺を持つ為にその両の手は塞がっていた]
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