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[顔は前に向けた侭、ティルに視線を向けることはなかったが、代わりのように白猫の白金の眸が頭上を仰いだ]
俺は逆の意見かな。
エルザ姉なら、未だ解る。
酒場の主という立場上、情報を握っているかも知れない。
けれど、ノーラ姉は?
容疑者の一人だ。人狼がこの中にいるというのなら、
何故、わざわざ、隠れ蓑を減らす必要があるのか。
[己の中で、一つの可能性は見出していながら、敢えて問うた。
他に診療所へ向かおうとしているものがいるとは知らず、また、来る方向が違ったのか、出くわす事もなく、歩みを進める]
…オパールみたいに?
[自分はオパールに魅せられてここに留まっている。
当然、その絵に興味が向いた]
そんなに綺麗なら、見てみたいな。
[ぽつりと漏らす。
しかしそれも次の言葉を聞いて直ぐに頭から消えた]
追い出された、って。
何でまた。
…何か、あったのか?
[抱き締めていた腕を放し、イレーネの両肩に手を置いてその顔を覗き込む]
……そうですか。
[ユーディットの感想については静かに頷くのみ]
どちらにしても、私は私の知るところを告げるのみです。
今、狼に襲われたとは見えない形で亡くなったのは、ミリィのみ。そのミリィが人間であることは、誰よりも私が知っている。
[真摯な声でそう告げて]
本当に、複雑になったものです。
…すみません、そろそろ診療所にも戻りませんと。
何かまだあるようなら途中でお聞きしますが。
ああ、ミリィの事は…もう聞いたか?
その絡みでオトフリートの先生さんに会って話聞こうかと思ってよ。
まあ、話聞いて何になるってのもあるし、ひょっとしたら先生さんも今はそっとしといて欲しいのかもしんねーけどな…。
[軽く伸びをした後で]
何ができるか、どうなるかもわかんねーけどなぁ。
ま、やれることやってみるしかねーだろ。な?
そういう意味だと、ノーラ姉ちゃんもいつもお店のお手伝いしてたから、何か情報持ってるって思われたのかもなぁ。
[ただ思いつきのまま言葉をつなげれば、ふと傍らの男の事に思い至る]
…アーベル兄ちゃんは…大丈夫だったの?
[もしかして狼じゃないかという思考に思い至り、一瞬足が止まる]
ミリィ……ああ。
一応、自衛団の連中から、話だけは。
[実は、そちらの詳細はほとんど素通りしていたのだが、それは言わず]
何ができるか、ですか。
やれる事をやってみるしかない……。
[告げられた言葉に、ふと緑は伏せられ]
その、やれる事のために、何かを選ばねばならないとしたら。
……あなたなら、何を基準にします?
[続いて投げられたのは、やや、突飛とも言える、問い]
ミリィは人間。ああ……ええ、そうでしたか。
[そうか、死者の声が聞こえるとはこういうことなのか、と改めて気付きながら。]
あ、いえお引止めしてすみませんでした。
[ぺこりと慌てて頭を下げる。]
私は宿の方に行きます。
アーベルの様子が気になりますから。
[それでは、とオトフリートと別れた。]
きっと気に入ると思うよ。
私も始めは、時間忘れちゃうくらいに魅入ってた。
[そう微笑み、何かあったかには苦笑する。
けれど苦笑は虚勢。無理にでも笑っていれば、少し前に見たあの赤い海を忘れられると思ったが…無理だった。表情は見る間に翳る。]
…姉さんが、私の部屋で死んでたの。
人狼に、殺されて。
あ…私は丁度女将さん達と一緒だったから、疑われずには済んだんだけど。
だけど、もう、騒ぎが終わるまでは帰れない。
[顔を覗き込まれたが、視線は落ちて目は合わなかった。]
もしくは。
[少年の止まる気配に、足を止めた。
ゆるりと振り返り]
――俺が人狼で、身内を殺す訳がないと思わせたくてやったか。
[疑いを助長させるような台詞を、敢えて紡いだ]
人狼が俺に、何らかの影響を与えたかったか。
そんなところかな。
俺は外に出ていたから、人狼には出くわさなかった。
さっきも言ったけれど、
ゼーナッシェさんに会いに、診療所に行ったりしていたから。
一寸、聞きたい事があって。
[物理面については答えるも、精神面に関しては口にしなかった。
再び前へと向き直り、歩みだした。
白猫の姿は、何時の間にか消えている]
[翳る表情に絵の話は蚊帳の外]
…なん、だって…?
イレーネの部屋で……それって、イレーネが狙われた、ってことじゃないのか?
間違えて、他の人を襲ったって、ことなんじゃ…。
[両肩に乗せる手に力が籠る。
僅か震えているのがイレーネには分かったことだろう]
…疑われなかったのは、良かったけど…。
それじゃあ、確かに戻れない、な。
……なら、うちに、来るか?
と言っても、俺も工房に厄介になってる身だけど。
[落ちる視線に眉根を寄せ。
ふと思いついたことを口にする]
何を基準に…か。
[暫く考えるように俯いていたが、頭をボリボリとかきむしり]
んー、よくわかんねえな。そーいうのは。
誰かを此の手で殺すのかもしんねーけど。
そういうのはさ、絶対納得なんてできねーよ。うん。けど納得できなくたってやらなきゃなんねー時もあるわけだろ。
…それなら、後悔も…よくわかんねーけど罪とかも、全部背負って生きてく覚悟ができるかどうかなんだろな…。うん。
[また頭をボリボリと掻いて]
って、これじゃあ答えにはなってねえよな。
[と、苦笑した]
< なぁ。
白猫は、小さく鳴いた。
他と変わらない、それでいて、何処か違和感のある声。
白金の眸が、規則的に二度、瞬く。
それきり身動ぎすらせず、高きにある、双つ翠を見詰めた >
全てを背負って、生きる、覚悟。
[小さな呟き。
ふ、と、笑みが掠めた]
あ、いえ……俺の方こそ、おかしな事を聞いてしまってすみません。
……いつまでも引き止めてちゃ悪いし、俺も行きたい所がありますから、これで失礼します。
[それじゃ、と言いつつ一礼して、ゆっくりと歩き出す。
先に行こうと思っていた、宿の方へと]
…兄ちゃん…
[アーベルがこういう物言いをすることはある程度わかってはいるものの。
それでも狼かと怖くなって、軽く肩を振るわせる]
…そっか、兄ちゃんは出かけてたんだ…
兄ちゃんが狼じゃないんなら…兄ちゃんだけでも無事でよかった、と思うよ。
[返事をする言葉は少し震えていた]
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