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[声にこめられた感情は、
わからぬほどに交じり合って、
そのまま冷たい空気に溶けた。
早くと呼び立てる声に、
子供はそのまま、歩を大通りの方に向ける。
どうせすぐにはぐれてしまうだろう。
子らは知らないから、
とても楽しんでしまうから。]
[扉が開かれれば、現れたのは青髪の男で]
……ミハエル=フォン=エーデルシュタインだ。
ユリアン=フェーダ、君に話があって、こうして来た。
少々時間を頂けるだろうか。
[何時も通りと言うべきか、些か横柄な態度。
ユリアンの反応を気にした様子もなく、つらつらと述べる]
俺に……話?
[ほんの一瞬、戸惑うものの、すぐに理由には思い至る。
昨夜、波動は感じつつも視覚では捉えなかった、父の力。
……そして、少年が一人で来た事]
まあ、作業一段落して、休憩しようとしてたとこだから、構わないけど。
[いつも通りの軽い口調で言いつつ、ここ、寒いから、と中へ招き入れ]
そうか。ならば、上がらせて貰う。
[一つ、頷く。玄関先でするべき話とは思えなかったから。
ユリアンに従って、中へと付いていく]
先に言っとくけど、片付いてないからな。
[冗談とも本気ともつかない口調で言いつつ、自室へ向かい。
余り使われていない小さなテーブルと揃いの椅子を少年に勧めて、自分はいつもの作業台前へ。
……室内を見回せば、作業台の隅。
銀色の光の粒子をちらちらとまとう花冠が目に付くか]
本当だな。
[さらりと肯定する様子には、一切の遠慮がない。
勧められた椅子に腰掛け、ユリアンの視線を追うように視線を巡らして]
……渡さなかったのか?
[花の冠を視界の端に入れて、問いかけ]
[遠慮のない言葉に、大きなお世話、と呟いて。
投げられた問いに、ああ、と頷く]
……渡せなかった、って言うべきかな。
色々と、自業自得ではあるけれど。
[そうか、と返す言葉は短く]
昨日の台詞を言えばよかったものを。
[ちゃっかりと聞こえていたらしい。まあ、大声で叫べば当然か。
尋ねはしたものの、大して興味もなかったのか、とん、と机を指で叩くと、翠玉の瞳をユリアンへと向ける]
……さて。
アーベルに大体の話は聞いた。
その様子だと、何の用でここに来たか、大方、察せているとは思うが。
ユーディット――僕付きの侍女が、金色の光に連れて行かれた。
気楽に言ってくれるよなぁ、ほんと。
[思わずグチるように呟けば、相棒が『自業自得』と言わんばかりにてち、と頬を叩く。
それに、黙ってろ、と短く返してから、翠玉の瞳に向き直り]
……あの子が。
同族なのは、知ってたけど……。
[瞳の青が、す、と銀を帯び]
すまん。謝ってどうなるもんでもないのは承知してるが……親父が、迷惑かけてる。
[静かに言いつつ、頭を下げて]
[石垣にちょこんと腰掛けたまま、どれぐらい時間が経過したのか。
ぼんやりと、蠢き続ける人の波を見つめて。
ふいに顔を上げれば僅かに躊躇って…それでも、ポケットへ手を伸ばす。
細いチェーンが、シャラリと小さな音を立てた。]
[昨夜ミハエルの話を聞いた事によって、
"向こう"に連れて行かれた人が更に増えていた事を知って。
きっと今、コレを首にかければアイツがまた一つ、教えてくれるんだろうけど。
―――それでも、何故かまだ身に付けられないでいた。]
[何となく。 ―――理由は漠然と 判っていて。]
[部屋の中にはオルゴールの音だけが響く]
[目を閉じてはいたが、決して眠ってはおらず]
[鼠と戯れていた少年、金髪の少年の後ろにちょこんと控えていた少女]
……妖精。
[「嫌い」という少女の声]
[今日は灰色の鼠の相手をする気はないらしく、視線はユリアンに向けられたまま]
……知って、いたのか。
[異なる色彩を帯びる瞳に片眉を寄せるも、小さく息を零して]
別に、謝罪を求めに来た訳ではない。
君が僕に謝る事で、事態が好転するのならばともかくとして。
[ユリアン自身が言うように、そんな訳はなく]
……それに、ユーディットが連れ去られたのは……
彼女自身と、僕の責任もある訳だから、な。
―通り―
Moi je vis sans foi
(神様も信じない)
Je suis sans loi
(決まりも気にしない)
[青年はいつもの唄を唄っていた。]
Rien ne peut m'...
[唄が止まる。青年の歩みも止まる]
……信じねぇのも、気にしないのも自由だが……
”ヨソサマ”に迷惑かけんじゃねーよ……
[青年がそう呟く相手は誰なのか。]
[4人もの失踪を飲み込んでなお賑やかな祭りに薄ら寒いモノを感じつつ]
…、……っもー!
何か色々考えてたら、結局ムカムカするっっ!!
[ポケットの中で、小さな石をぎゅうと握り締めれば
ガバリと頭を振って立ち上がって]
とりあえずあれだっ!
判ってることだけ、先に済ませるっ!
[ぱしぱしとスカートを叩いて、簡易的に砂埃を落とせば
うん、と何か決意したように。一人小さく頷いて]
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