91 白花散る夜の月灯
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人
狼
墓
全
読書家 ミリィ に 1人が投票した。
行商人 イヴァン に 10人が投票した。
行商人 イヴァン は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、役者 エーリッヒ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、自衛団員 マテウス、司書 ライヒアルト、娼妓 カルメン、読書家 ミリィ、雑貨屋 エルザ、湯治客 アーベル、編物好き イレーネ、ピアノ奏者 オクタヴィア、旅人 レナーテ の 9 名。
― 談話室 ―
そうね。
……あたし、ちょっと、こわい。
[村の者ではないよそ者であり。
この閉じた輪の中で変わった考えが。]
ああ、お母さんがね。
何かあったら『おまじない』唱えろって。
小さなころに言われたきりだから、忘れちゃって。
[『いもうと』の何気ない問い>>243に先ほどの答えにプラスしたものを口にした。]
はい。
落ち着いた頃に。
[こちらは懸案事項が減ってホッとしながらも、
ライヒアルト>>245に頷いた。]
(0) 2014/01/16(Thu) 00:00:04
─ 雪原 ─
……分かった。
[どうにか聞こえた声>>2:251に是を返すと、雪の上に倒れる行商人へと近付き。
傷の状態や流れ出た血の量、それ以外に異変が無いかを確認した後、うつ伏せにした行商人の胴回りに右腕を回し、ぶら下げるようにして担ぎ上げる。
かなり腕への負担が大きいが、エーリッヒ達の下へ行商人の両手足を引き摺るようにして運ぼうと。
その途中、イレーネがこちらへ来ようとしている>>2:254のが見えた]
良い、イレーネ。
そちらに行く。
[声は届いたのかどうか。
エーリッヒが制していてくれたかもしれない]
(1) 2014/01/16(Thu) 00:06:10
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:08:01
― 談話室 ―
……?
アーベル、さん?
[聞こえた言葉>>2:249の意が、すぐに御伽噺に直結しなくて首を傾げた。]
(2) 2014/01/16(Thu) 00:08:13
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:13:39
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:13:52
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:14:03
―談話室―
[老尼僧のように清く正しく優しく生きたいと思っていた。
けれどそれは叶わなかった。
老尼僧と同じように村の者に慕われる自衛団長を手に掛けた。
一度、血色に染まったその手が今は祈りの形を模している。
――罪深い、と思う。
――醜い、とも思う。
祈る資格などないと知りながらも、希う。]
(3) 2014/01/16(Thu) 00:15:35
読書家 ミリィは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:17:27
―談話室―
[自身の発した言葉がライヒアルトに何を齎したかなど気付きもしない。
謝る所じゃないと言われて>>2:240も、申し訳無さげな色合いは変わらないまま]
ん、そうなんだけど、さ。
用意してもらった物、だし。
[やっぱり、と零すのは歯切れ悪く。
けれど受け取った紅茶をありがたく含んで、息を吐いた]
[投げ掛ける言葉に小鳥の反応は一拍。
囀る音にどういたしましてと返すが如くの微笑を浮かべて飛び移るのを見送った]
(4) 2014/01/16(Thu) 00:19:59
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:20:08
[瞬きを浮かべた彼>>2:253に返すのは苦笑。
緩やかに目蓋を伏せ、ゆっくりと一息吐き出して]
……『双花聖痕』って、知ってる?
幻燈歌に歌われる、神のいとし子。
団長さんの言葉を借りるなら『神の使途』。
その片割れが、どうも俺らしいんだ。
……正直、自覚も何もないんだけどね。
[ことり、首を傾ぐ。
誰に聞かれようと構わない。
自覚は無かろうと――覚悟は、決めてある]
(5) 2014/01/16(Thu) 00:20:17
― 雪原 ―
……あっ。
[エーリッヒには制されたか。振り払ったりする前に、耳を庇うように手で押さえてぶるりと身体を震わせた]
ごめんなさい。
一緒に来たいって言ったのは私だもの。
エーリさんのせいじゃないの。
ありがとう。
[呟きは聞こえていなかったのか、それとも顔を顰めていたから今はと遠慮してくれたのか。小さく首を振って答えると、何も言わずに支えてくれた]
(6) 2014/01/16(Thu) 00:21:03
― 雪原 ―
はい。
[顔を上げて父>>1に頷きその場で待った。
間に何度か深呼吸をして、肩で息をしているレナーテ>>2:251の方を見た]
無理をしたの?
そうする必要はなかったのに。
[行商人は違ったのに]
(7) 2014/01/16(Thu) 00:22:15
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:23:38
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:23:58
― 談話室 ―
……うん。
フツーじゃないよね。
[声を顰めて“姉”>>0へ言う。
今は此処に居ない彼女への警戒心を存分に滲ませて]
『おまじない』かぁ。
痛いの痛いのとんでけー、くらいしか知らないなぁ。
……多分違うよね。読み終わったら見せてよ。
[返って来た答えに肩を竦めて、ついでに軽くおねだりをした。
直後彼女が口にした名前>>2に、瞬いてそちらを見る]
(8) 2014/01/16(Thu) 00:25:43
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:26:25
/*
うん、まあ、狂信者でもいいんだけどさ、襲撃。
役職に限らず誰だってやりたいことはあるし、狂信者だからって特別じゃないよね。
ガチ村じゃないし。
狼だって特別じゃないさ。
正論書いても、このがっかり具合は消えないけどな!
(9) 2014/01/16(Thu) 00:26:26
─ 雪原 ─
[少し時間をかけ、行商人を引き摺るような形でエーリッヒとイレーネ>>7の下へ。
そこまで来ると一度雪の上へ行商人を下ろす]
良く分からん…。
事を為してから急にああなった。
[レナーテの様子についてはさっぱり状況が掴めず、かける言葉も無かったためにそのままにして来た。
負担をかけた右腕を振って疲労を飛ばしているとイレーネの言葉が耳に入る]
……そうする必要は無かった?
[どう言うことだと言う問いは視線のみで]
(10) 2014/01/16(Thu) 00:27:43
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:29:23
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:29:42
─ 談話室 ─
[>>5アーベルの言葉に、もう一度瞬いた。
自分が何を彼に言わせたのか理解すると同時、表情に浮かべたのは後悔。
幻燈歌の一節、御伽噺でも人狼が強く惹かれるものだと謳われているそれを、言わせてしまった。
けれど、口にした当人の瞳は、後悔の欠片も滲ませてはおらず]
…そう、なの。
[殆ど嘆息に紛れた声を落とした後]
……厄介なもの、押し付けられたわね。
[なんでこんな年若い子が、と。
代わっても守ってもやれない無力さに、ぼやくように呟いた**]
(11) 2014/01/16(Thu) 00:31:16
旅人 レナーテは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:31:33
─ 談話室 ─
[落ち着いた頃に、というエルザ>>0に一つ、頷き返して]
でも、飲んでくれるヤツもいますし。
[歯切れ悪く返される言葉>>4に、穏やかに笑んで。
けれど、戻ってきた小鳥を肩に移した直後に聞こえた言葉>>5に、その笑みは消えた]
……『双花聖痕』……『朱蒼聖花』?
『幻燈歌』……の?
[『幻燈歌』。
それ自体は、諳んじることもできるくらい、しっかりと焼きついている。
何故かは知らないけれど。
……と、いうよりは、考えると頭が痛くなるから、という意味合いが強いのだけれど。
そして、歌詞が焼きついているからこそ。
天鵞絨には、案ずるようないろが、ふ、と浮かんでいた]
(12) 2014/01/16(Thu) 00:33:05
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:35:23
旅人 レナーテは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:36:59
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:41:03
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:44:49
─ 談話室 ─
[耳に入った声>>5は]
『双花』……って、あ。
[外で団長を見つけた時にも、誰かの声がそう言っていた。
借りたままの本はテーブルの隅にある。
“彼らは象徴。彼らは導。”
“されど、甘美なるその花は――”]
……。
なにそれ。
[自分が“それ”だと言う人を見る。
円くなっていた目は、次第に不機嫌に歪む]
(13) 2014/01/16(Thu) 00:45:04
― 雪原 ―
それは……。
[行商人は人狼ではないという確信が生まれたことを、今は父>>10にも言えなかった。
レナーテの涙が見えてしまったからかもしれない。
人が死んだのに、娘は涙を零さなかった]
だって。死ねば、同じなのに。
何だか無理矢理やらせたみたいで、嫌。
[沈んだ様子で父に答える。
嘘ではないけれど、探しての答えを口にしたのが苦しかった。そっと左手で胸を押さえる]
パパも、無理してない?
手が痛いなら、私も一緒に運ぶよ。
ここまで来させてもらったし、もうちっちゃい子じゃないんだから。
(14) 2014/01/16(Thu) 00:45:50
―談話室―
[首を傾げる様子>>2に返すのは苦笑。
自身が続けた説明>>5に理解できているといいけれどと思う]
[後悔のいろを浮かべる顔>>11に困ったように笑む。
悔やむ必要はない、導く者である以上、語らなければならないことだ]
[けれど]
……本当に、ねえ。
[厄介だと、その言葉には否定などできなくて]
ええと、俺は『朱蒼聖花』の方は知らないんだけど。
……うん、蒼の花を持ってる。
ちょっと自分では確認できない場所だけど。
[案ずる色を浮かべる天鵞絨>>12に笑みを浮かべながら。
右手で示すのは左肩の裏側を]
(15) 2014/01/16(Thu) 00:47:00
見たいなら見せてもいいけど、女性の前で脱ぐのもアレだよね?
[自身の所為で落ちた空気。
払うように笑って、冗談のように言い放った**]
(16) 2014/01/16(Thu) 00:47:10
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:49:29
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 00:52:55
― 談話室 ―
[アーベルの言葉>>5に目を瞬かせ。
『まもる』相手がここにいたのだ、とは口にはしない。
なにより『まもりたい』と思う相手は複数いるから。]
うん、いいよ。
読み終わったら貸してあげる。
[いもうとの言葉>>8に頷きながら、おねだりに頷いた。]
(17) 2014/01/16(Thu) 00:53:00
─ 深夜 ─
[レナーテは今夜も酒を呷る。]
ふふふ……
[漏れ出るのは自嘲気味な笑い。
だが、身体からあふれ出るのは───高揚感。]
…だから…なんだというのだ。
[今更、一人殺したところで。
大体、あれは間違いなく総意だったはずだ。
あの時、あの場で、確かに皆の意思は一つだった。
「あの男を殺せ」と。
不思議な高揚感と拭えぬ罪悪感、そして消えぬ血の匂いの中でレナーテは眠りに落ちて行った]
(18) 2014/01/16(Thu) 00:53:22
―談話室―
[アーベルの声>>5が聞こえる。
伏せていた菫色が彼の人を見詰めた。
驚きと途惑いが入り混じる表情が浮かぶ。]
『双花聖痕』の片割れ――?
[知りたくはなかったそれにまさかと思った。
蒼の花を持つという彼の言葉>>15が続けば
困惑のままにまた目を伏せて、息を吐き出す。]
(19) 2014/01/16(Thu) 00:57:28
― 談話室→図書室 ―
さて、と。
あたし、行った人たちが帰ってくる前に、本借りに行ってくるよ。
ごはん、明日はあたしも手伝うよ。
[談話室にいた人たちにそう告げて。
『おまじない』が書かれた本を借りに図書室へと向かった。**]
(20) 2014/01/16(Thu) 00:59:58
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 01:00:59
─ 雪原 ─
[死ねば同じ。
それは確かにそうだ。
だがイレーネの返答>>14は何かを隠しているようにも感じられる。
それでも、口にした言葉に含まれる感情が分からないわけでもない]
気にするな。
勝手にやって、勝手に泣いてるんだ。
[それは事実だ。
全てはレナーテの勝手。
それは、言い切れる]
大きくなったといっても、これを運ぶのは流石に無理だ。
お前は、こっち。
[言って、左手で握り締めていたスコップをイレーネへと差し出す]
(21) 2014/01/16(Thu) 01:02:10
エーリッヒ、手伝ってくれ。
[行商人の搬送はもう一人の男手であるエーリッヒに頼んだ。
イレーネに運ばせるくらいなら、彼が手伝ってくれるだろうと踏んでのこと]
………
[持ち上げる時、左手に力が入るか気になり、一度視線を向ける。
掌には朱のいろ。
消える気配の無いそれを見詰めてから、行商人の上半身、脇の下に腕を差し込んだ。
後ろから前へと腕を出し、胸の辺りで両手を組む。
これなら左手に力が入らずとも、腕の力で運ぶことが可能だ。
その代わり、左手には別の紅が付いてしまうが]
行こう。
皆にも知らせねば。
[人狼かどうかは分からなかったが、疑わしい者が一人減ったと言う事実は伝えねばならない。
まだ被害が続くようなら、再び考えなければならないのだから]
(22) 2014/01/16(Thu) 01:02:19
旅人 レナーテは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 01:02:25
─ 談話室 ─
柔き陽射しに慈しまれし、神の御印。
祝福されし、朱き花と蒼き花。
対なる印を帯びる物。
朱蒼聖花は、導き手。
集い支えよ、聖なる花を。
[不意に、諳んじるのは、『幻燈歌』とは異なる歌。
聖なる花に捧ぐ歌、として教会に伝わる聖歌の一つ……と、知る者は、果たしてこの場にいたかどうか]
(23) 2014/01/16(Thu) 01:02:48
こんな歌があるような存在だ、と。
いきなり言われても、戸惑いますけど。
[向けられる表情>>15に、こぼれるのは、ため息]
……好奇心だけで見たいとは言いませんよ。
その言葉だけでも、信じるには十分です。
[俺にとっては、とは、口にしないけれど。
天鵞絨にははっきりそれとわかる、信のいろが浮かんでいた。**]
(24) 2014/01/16(Thu) 01:02:57
― 談話室 ―
ありがと。
[おねだりが通じた姉>>17に返すまでは、まだ笑みも見せていたのだけれど。
少し残っていたハーブティを煽って、カップを半ば叩きつけるように置いた。
割れこそしなかったが、かしゃん、と強めの音がする]
……馬鹿じゃねーの。
[吐き捨てるように言ったのは、御伽噺自体を信じていないからか、発された冗談>>16の所為か、それとも複数人の前でそれを明かした事に対してか。
明かさないまま、ふいと立ち上がって]
アタシも行く。
本返さなきゃだし。
[置いていた本を手に取ると、“姉”の後に続くようにして談話室を出て行った**]
(25) 2014/01/16(Thu) 01:05:04
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 01:05:59
読書家 ミリィは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 01:07:09
─ 雪原 ─
うん。そうだね。
[父の言う通り>>21だと思った。あれが演技でないとも言い切れはしない。エーリッヒも、深く考えないように言ってくれただろうか。大きく息を吐いて、もっと気になることに意識を向けた]
一人じゃ無理だけど三人ならって思ったのに。
…はい。
[スコップも大事な道具だから。役目として任されたと素直に頷いて、受け取るために手を伸ばした。父の左手に触れて、びくりとする]
(26) 2014/01/16(Thu) 01:11:07
―談話室―
[ライヒアルトが諳んじた歌>>23にピクと肩が揺れた。
顔をあげた拍子に亜麻色の一房が黒の胸元へと流れる。]
その歌、――…シスターが昔うたってくれた。
[名高き歌い手の声と老尼僧の声は重ならないけれど
それでも思い出し懐かしむには十分。]
――祝福の歌、かしら。
[ぽつとそう呟いて、ライヒアルトを見遣る。]
(27) 2014/01/16(Thu) 01:14:53
─ 雪原 ─
痛くない?大丈夫?
[広がる色が痛々しく見えて、恐る恐る聞いた。
知らせなければという言葉>>22に頷いて、スコップをしっかりと抱く。
イヴァンの遺体を運ぶ二人の後ろについて聖堂へ向かう]
(28) 2014/01/16(Thu) 01:20:54
―談話室―
[ふと視線が移ろう。
祈りの形であった手はいつしか解けて
エルザとエミーリアが立ち去った後、女も席を立つ。]
……大丈夫かしら。
[どれだけ時間が経ったかは知れない。
けれどカルメンが不安を抱くには十分な時間。
行商人を追った彼らを思い落ち着かぬ様子を見せる。]
(29) 2014/01/16(Thu) 01:24:35
─ →聖堂内・行商人の部屋 ─
あぁ、怪我と言うわけじゃない。
大丈夫だ。
[徴の存在は普段、記憶の彼方。
これが在ろうが無かろうが、為すべきことに変わりは無いために。
護るべきはこの徴ではないのだ。
イレーネ>>28に答えてから、来た道を戻り聖堂内へと入っていく。
行商人の部屋は分かっていたから先導し、扉はイレーネに開けてもらって部屋まで辿り着いた。
酒瓶やつまみで溢れた部屋。
持ち込んでいたのかと思いながら、ベッドの上へと遺体を置く]
死は須らく平等…。
一応、祈ってやる。
[行商人の末路に同情は出来ない。
けれど死者には相応の弔いを。
ベッドのシーツを引き上げて、簡素ながらに包んで黙祷しておいた]
(30) 2014/01/16(Thu) 01:28:41
― 行商人の部屋 ―
うん。痛くないなら、いいの。
[運んできたスコップは、聖堂の外にまた立て掛けておいた。
父から場所を教わって>>30扉を開いた部屋の中はアルコールの香りで満ちていた。少し気分が悪くなる]
どうか安らかに。
……もう少しだけ、我慢してくださいね。
[それでも短くはない祈りを捧げて、小さく呟いてから出てきた]
みんなに伝えないとなんだよね。
まだ談話室にいるかな。
(31) 2014/01/16(Thu) 01:51:13
─ 行商人の部屋 ─
[それぞれがそれぞれのことをして、行商人の部屋から出た]
あぁ、ひとまず談話室に行こう。
[全員が揃っているかは定かではないが、あそこに集まっている可能性は大いにある。
娘の言葉>>31に頷いて、談話室へと向かった。
多少人数が減っていたとしても、行商人のことはそのうち全員に伝えることとなる**]
(32) 2014/01/16(Thu) 01:54:27
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 01:56:18
―談話室―
[迎えに行こう、そう思い談話室を出ようとしたところで
マテウスたちが談話室に戻ってくるのが見えた>>32。
案じていた人たちの無事な姿を確認すると一気に力が抜けてしまう。]
よかった。無事で。
本当に、よかった。
[緊張が解けて、ほっとして。
へなりと情けなく眉尻が下がる。
行商人の事を聞けば、また表情は曇るけれど
ゆると首を振り、エーリッヒを見詰める。
少しだけ笑んで、囁くようにほのかな「ありがとう」の言葉を向けた。]
(33) 2014/01/16(Thu) 02:23:02
― 談話室 ―
カルメンさん。
うん、大丈夫。私たちは無事だよ。
[父>>32に頷いて談話室に戻る。
入ろうとすると、カルメン>>33がそこにいて、安堵の表情で座り込んでしまった。心配していることを知っていたエーリッヒが動くのが一番早かっただろうか]
行商人さんは、レナーテさんが追いついて。
天に召されました。
[そう伝えた後、行商人は人間であったと伝えることの意義が見つからなくて沈黙を選んでしまった。
レナーテのように苦しむ人がいるかもしれない。レナーテのように選んだわけではなくても。
それは理不尽だと思ってしまったから。後から戻ってきた人にも、事の顛末を伝えるだけになった*]
(34) 2014/01/16(Thu) 02:45:17
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 02:50:35
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 03:00:49
―談話室―
[イレーネの言葉>>34に、うんうんと頷いた。
気が緩んで鼻につんと涙の予兆が感じられたがそれは何とかやり過ごす。
彼女が伝えた顛末に、何となく景色が浮かぶ。
追われる行商人に追う旅人。
向けられた剣先を思い出し、ふっと血の気が失せる。]
――…そう。
お疲れさま。寒かったでしょう?
眠る前にでも湯を浴びてあたたまると良いわ。
お姫様が入浴するなら騎士が扉の前で守ってくれるはず。
お許しが出るなら私がそうしてもいいけど。
[沈黙の気配に意識して明るい口調でそんな言葉を彼女に向けた。
言葉通り、彼女がそれを望むなら付き添う心算で。]
(35) 2014/01/16(Thu) 03:58:37
[エーリッヒに話したい事があった。
縋る眼差しに「だいじょうぶ」の言葉をくれた彼なら
抱える秘密を打ち明けて迷いを打ち消してくれそうな気がしたから。
視線があえば何か言いたげに口を開くけれど言葉にはならない。
話したいと思うのに勇気がもてず、先延ばしにしてしまう。
そうして、狼を意味するレアンなる名も、姿も、その人に晒す機会は失われた。]
(36) 2014/01/16(Thu) 03:59:02
[夜が更けて部屋に戻る前、
テーブルに置かれた皿からクッキーを二枚取り紙に包む。
それから厨房へと立ち寄り、とりわけてあった林檎のコンポートを持ち出した。
用意した飲み物は、水。
紅茶は眠れなくなる事を厭い夜は避ける。
酒はいくら飲んでも酔えはしないから人より楽しみが薄い。
酒に酔わぬ代わり甘いチョコレートに酔う癖があったけれど
老尼僧に「食べすぎちゃ駄目よ」と諭されてからは控えるようになっていた。]
(37) 2014/01/16(Thu) 03:59:26
―個室―
[寝台に腰掛けて、クッキーを頬張る。
シーツに欠片が落ちないように手を添えたが
受け止めきれぬ小さな欠片が黒いワンピースの膝上に零れる。
二枚は少なすぎたのだろう、あっというまに平らげた。]
次は、と。
[横に置いてあったコンポートの皿を膝上に乗せて
匙で一口分とりわけ、半ば開いた口に運んだ。シナモンがふわりと香る。
瑞々しく甘い林檎が口内に広がり、思わず蕩けるような笑みが浮かぶ。]
おいし。……もう菓子職人になっちゃえばいいのに。
[本気でそう思うのか自分で言った言葉に二度三度頷いた。
パイもコンポートも食べるだけ食べて礼を言いそびれる。
今回は、おいしかったの一言さえ伝えられていない。
明日こそと思いながら食器を片付けて、その夜は早めの眠りについた。*]
(38) 2014/01/16(Thu) 04:00:22
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 04:22:01
― 談話室 ―
そういえば、寒かった。
[緊張から感じていなかったけれど、改めてカルメンに言われると>>35思い出したように身震いした]
お姫様って。私よりカルメンさんの方が似合うと思うの。
それに、ずっと立ってたら騎士の人も冷えちゃうよ。
それなら一緒に入る方がいいな。
ここのお風呂なら何人かで入ることも出来るよね。
[明るい言葉に現実逃避するように提案して甘えてしまった。
それがカルメンからも大切な機会を奪ってしまうだなんて、思いもしなかった]
(39) 2014/01/16(Thu) 05:16:38
― 翌朝・借りた客室 ―
[疑問が浮かんだのは十分に温まって眠る直前のこと。意義がないのなら、どうして伝承にもその能力のことが示されているのだろうかと悩みながら眠りについた]
やっぱり言うべきだったかな。
私に分からなくても、分かる人にはちゃんと分かるかもしれないのに。
[朝まだ早くに目が覚めて呟いた。
とんでもないことをした気になってきて、いてもたってもいられなくなり。どうしてもの時はおいでと言ってくれた父に相談しようと起きて。
部屋から出た途端に、何かが鼻を刺激した]
これ……。
[昨日嗅いだのと同じ、強い鉄錆の臭い。
父の部屋とは反対側で、僅かに空いている扉があった。
ゴクリと喉を鳴らして扉を押し開き、部屋の中を覗き込む]
(40) 2014/01/16(Thu) 05:19:51
― 翌朝・エーリッヒの部屋 ―
は……。
[行商人を運んだ時に部屋を教えてもらった。着ている服にも見覚えがあった。
だから深紅に染まっていても、首から上にあるべきものがなくても。
それが誰なのか分かってしまった]
どうして……?
[自分も紅く染まりながら血の海に踏み込み、手を伸ばす]
コンポート、一緒に作ってくれるって言ったのに。
パイの作り方も教えてくれるって。
(41) 2014/01/16(Thu) 05:20:58
[約束がもう果たされないことを、大きな爪痕の残る切断面に触れて、確かめる]
昨日のうちに、まだ終わらないって言ってたら。
こんなことにはならなかったの?
[老尼僧の遺体も、団長の遺体も見なかった。行商人はある意味綺麗に殺されて死んだ。
初めて見る「襲撃された遺体」は娘の心を深く抉った。
本気で後悔した途端に酷い耳鳴りに襲われる。現実の音が遠くなって、けれど死者の声も聞こえない]
エーリさんが人なのは傷からも自明。
聞くべきは、判ずるべき人の声だけ。
だから、聞こえることは、ない。
[一転、冷静に呟いてから、ガックリと肩を落として。
布団だけ引き下ろして遺体の上に掛けると、人を呼ぶためにノロノロと*立ち上がった*]
(42) 2014/01/16(Thu) 05:24:14
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 05:33:08
─ 談話室 ─
……あ。
[シスターが、と。
聞こえた声>>27に、眉が下がる。
亡き人を思い出させるつもりはなかったのだけれど、結果的にそうなってしまった事へのすまなさが、振り返った表情に滲んだ]
……祝福…………なの、かな。
[記憶が欠落する以前であれば、その答えもはきと明言できたろうけれど、今は。
言葉で表せない何かが、こんな風に言葉をぼかしてしまって。
ふと、視線を落とした銀十字架が跳ね返す光が、少しだけ、冷たく見えた]
それ、でも。
……シスターは、幸あれと願って歌っておられた……とは、思ってる、よ。
[歌にこめられた意図は知れずとも、かつてここで歌った人の思いはそうだと感じていたから。
ほんの少し、苦笑めいた表情になりながら、それだけ言って]
(43) 2014/01/16(Thu) 10:15:07
[マテウスたちが戻ってくると、表情に僅かながらの安堵が滲む。
事の顛末を聞けば、それも複雑ないろに取って代わるが]
……ひとまず、温まって。
今は、ゆっくりしてください。
[労う言葉をかけつつ、お茶を淹れて。
その後は、日持ちのいい野菜類のスープを少し多めに作り置いたり。
行商人の部屋を訪れ、祈りの句を紡いだりして。
夜が更けたなら、修繕するつもりだった本を抱えて部屋へと戻った]
(44) 2014/01/16(Thu) 10:15:31
─ 自室 ─
……早く、終われば。
いいんだけど、な。
[そんな呟きを漏らしつつ、作業を進める。
ふ、と窓の外へと視線を移ろわせつつ道具を取ろうと延ばした手は見事にそれて、鋏の切っ先を掠めた。
あ、と思って手を引いた時には、滲んだ紅は滴り落ちるまでになっていて]
……また?
[零れたそれは、胸元に下げたままの銀十字架、その中央の藍玉へと、落ちて消える。
二度目の現象。
理性の一部はそれが何を意味するか、容認しつつあるが──感情は、どこかで拒んでいるから。
その場でそれを考えるのは拒否して、指先の傷に簡単な手当てをして。
そのまま、本の修繕へと意識を向けた]
(45) 2014/01/16(Thu) 10:16:05
─ 翌朝/聖堂 ─
[翌朝の目覚めもまた、早いもの。
この辺りは習慣となっている部分もあるのだが。
身支度を整えて、最初に向かったのは、聖堂。
ここ数日は色々ありすぎて忘れていたものの、朝の礼拝自体は欠かさぬように務めていた]
……掃除も、しないとなぁ。
[零れ落ちるのは、日常的な呟き。
それに、当然のようについてきた小鳥がこきゅ、と首を傾ぐ。
自室は、客室からは少し離れていたから。
そちらの異変には、気づく事はないまま聖堂と入り。
ピアノの前でふと、足を止めた]
(46) 2014/01/16(Thu) 10:16:24
[歌う事はしても、楽器の演奏は不得手な方。
だから、自分からそれに触れる事はないけれど]
……そういえば。
あの人なら、知ってる、かな、この歌の事。
[そのピアノから、優しい旋律を紡ぎだす奏者。
彼の人ならば、自身の記憶に残る願い歌の事も知っているだろうか。
記憶の中の願い歌には、ピアノの伴奏がついていたから、この歌がどこの歌なのか知っているかも、と。
思いつつもずっと問えずにいた事を浮かべながらピアノに手を触れて──]
……え?
[不意に広がるイメージに、天鵞絨が瞬く。
柔らかな陽射しのイメージは、昨日感じたものと同じ。
それは、そこに浮かぶ人が──旋律の紡ぎ手が『ひとである』という認識を内に落として]
(47) 2014/01/16(Thu) 10:17:04
……そっか。
あのひと、も、大丈夫、か。
[呟く声には、安堵の響き。
そこに、人ならざるものを見つけずにすんだ、というものが含まれているのは気づかない──気づこうとしない。
欠落した記憶──意図的に拒絶した過去が、人狼を見出す、という『務め』を恐れさせている事。
かつて『導の聖歌の紡ぎ手』と称された青年は、そこから目をそらして一つ、息を吐き、それから]
……ん?
[改めて、聖堂の中を見回して。
その異変に、気づいた]
(48) 2014/01/16(Thu) 10:17:16
……え?
[教え説く者が立つ壇の所に、何か、見えた。
金色が目立つそれは、ごく自然にそこにあった、けれど]
なっ……!?
[それが、あまりにも不自然なものである、と気づくのと同時、肩の小鳥が甲高く鳴いた。
とっさ、壇の側へと駆け寄る。
感じるにおいに、自然、眉が寄った。
壇の上、目を閉じたその顔は、自分とっては馴染みの──数少ない、それなりに気を許せる年上の青年のそれで]
……エーリ、さんっ!?
[名を呼ぶ声が、聖堂内に木霊する。
近づくものがあれば、容易く聞き取れる響きは、やがて消えて]
(49) 2014/01/16(Thu) 10:17:44
終わらない……それとも。
終わらせない?
[拳握り締めつつ呟いた後、ぎ、と唇をかみ締める。
肩の小鳥が不安げに囀る声が、辛うじて冷静さを繋ぎ止めてくれた]
……だいじょうぶ、だ。
皆に、知らせない、と。
[低く呟く天鵞絨に浮かぶのは。
痛みと憂いと、憤りの混在した、いろ。**]
(50) 2014/01/16(Thu) 10:17:58
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 10:24:45
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 10:26:16
―回想/談話室―
[ライヒアルトの眉が下がるのがみえて>>43、はっとする。
彼も五年の間、老尼僧の傍にいたのだから名を出せば心が痛むだろう、と。
けれど表情によぎる感情の片鱗に気づくと
彼に気をつかわせてしまったのだとぼんやり理解した。]
――…ええ、あなたの歌が祝福のように聴こえた。
[決して自分には得られぬだろうものに触れた心地がして
少しだけ眩しげに目を細める。
聖堂で暮らしながらも銀の十字架を身につけられなかった女は
彼の視線の先にある銀色に一度視線を遣った。]
そうね。
シスターは皆を愛していたから
皆の為に、祈り、幸あれと願っていたと私も思う。
[こくんと同意の頷きを向けて、見えた苦笑に僅かに眉を下げる。]
(51) 2014/01/16(Thu) 14:55:37
[行商人を弔い戻ったイレーネの震え>>39に気づくと
年下の彼女のその手に自分の熱をわけようと手を伸ばした。
編み物をする彼女の器用な指先に目を落とす。]
ありがとう。そうだと嬉しいけど。
[傍らで騎士のように守ってくれる存在は思い浮かばない。
自分は守られるようなものではないと思うけれど
憧れる気持ちも多少なりともあるのは事実で
イレーネの言葉をそっと受け止める。]
少なくとも、イレーネちゃんが大事なお姫様だから
二人の騎士様は守ろうとしたんじゃないかしら。
[マテウスとエーリッヒの二人をちらと見てから
内緒話をするようにイレーネに囁いた。]
(52) 2014/01/16(Thu) 14:55:51
[浴室前での護衛などイレーネの為であれば二人の騎士にとっては造作もない事だろう。
自衛団長を発見されたあの朝も寒い外でイレーネの傍についていたエーリッヒ。
老尼僧がみつかったあの時も聞こえた声から付き添っていたはずと思う。
行商人を追いかけたあの時もカルメンの言葉がなくともイレーネの傍についていただろうから。
マテウスにいたっては愛娘のことなのだから当然と思う。
老尼僧の死に衝撃を受けくずおれかけたカルメンを支えてくれたやさしい人だ。
自分の予想ははずれていないと思える。]
イレーネちゃんの為なら少しくらいの寒さもへっちゃらじゃないかしらね。
[行商人の死には結局触れようとはせず、悪戯な言葉を常より多く用いながら
甘えてくれる彼女と共に湯あみをすることにした。
邪魔はするな、と言われてはいたけれど
狙いがいつのまにか変わった事も知らぬまま
ささやかな抵抗のように、その夜は時許す限りイレーネの近くに在った。]
―回想/了―
(53) 2014/01/16(Thu) 14:56:05
―翌朝/個室―
[悪夢をみた。
繋がりがみせた悪夢か不安がみせた悪夢かは知れない。
虫の知らせのような、夢。
誰かの命が奪われようとする夢だった。
自分でない誰かの為に助けを乞う。]
――、 や、 。
こ さないで。
け、て。
[助けて、と、己の声で目が覚める。
誰の為に助けを乞おうとしたのか、それさえもわからぬまま
焦燥に駆られる胸は酷く締め付けられる思いがした。]
(54) 2014/01/16(Thu) 16:42:30
[大きく上下する胸を押さえる。
眠る前は部屋をあたためていた暖炉の火も消えて久しく空気は冷たい。
冷たさが肌に触れるのに寒さを覚える余裕もないほどの焦りがある。]
――…、夢。
夢よ、夢なんだから……
[この焦燥も夢が覚えさせたもの。
自分に言い聞かせながら、落ち着こうと深い呼吸を繰り返す。]
………。
[内容を思い出そうとするけれど思い出せず
恐怖と焦りだけがまとわりつくように残っていた。]
(55) 2014/01/16(Thu) 16:42:40
[前日と同じ形の、黒の装束を身に纏う。
似合わないと思いながらも他の衣装は華やかすぎて場にも心にもそぐわない。
髪飾りも化粧も施さず、最低限の身だしなみだけ整えた。
思い出したように枕元へと手を伸ばし、とるのは小瓶。
ふたをあけると薔薇の香りがふわと広がる。
好んで使う精油の香をハンカチに数滴含ませて胸元に忍ばせて部屋を出た。]
昨日のクッキー、まだあるかしら。
[気を紛らわせようと意識を別の方向に向けようとする。
けれど、胸元から香る薔薇とは別のにおいが鼻についた。
ピク、と指先が跳ねる。
ぐ、と拳を握り、においを追い辿りついた扉は開かれていた。>>40]
(56) 2014/01/16(Thu) 16:42:55
―→エーリッヒの部屋―
[其処がエーリッヒの使う部屋と知らぬまま、中をのぞく。
布団の傍に立つイレーネの姿>>42が見えた。
彼女の手に移る真紅に息をのみ、駆け寄る。]
イレーネちゃん……!
[呼ぶ声は常より大きく、廊下にも響いただろう。]
どうしたの!?
大丈夫?
[彼女の身を案ずるように言葉を掛ける。]
(57) 2014/01/16(Thu) 16:43:48
――…。
[ああ、と小さく漏れるのは何かに気づいたような音。
紅く紅く、この場所を彩った血の主は彼女ではない。
彼女が流した血であれば立っている事は出来ないだろう。
真紅の主が誰なのか考える前に、
何かを覆いふくらむ布団へと視線が引き寄せられる。
それが誰であるか知らなければと思うのに
知るのがこわくて動けない。
大きく息を吸い込む。]
……、誰か……っ!
[助けを呼ぶかのように、声を張る。
何かあったと知らせる声とライヒアルトが動くのとどちらが早いか。
いずれにせよ、誰が襲われたかは、望む望まないに関わらず知れるのだろうけど。**]
(58) 2014/01/16(Thu) 16:50:14
─ 昨日/→談話室 ─
[イレーネ達と共に談話室へ戻ると、数名の姿が確認出来た。
イレーネが顛末を口にし>>34、僅かに沈黙が落ちる。
それを見て、右手をイレーネの肩にそっと置いた。
カルメンやライヒアルトの言葉に表情もやや和らぐ。
茶を用意される>>44とありがたく頂こうと思考が働くが、それを遮るように左手が僅かに疼いた]
……すまん、先に手を洗ってくる。
[左手に紅が付いたのも事実だったから、一度断りを入れ近場の水場である厨房へ。
娘らが入浴する際の見張りについては耳に届いていたものの、どうするかは恐らく目に見えていただろうから、特に反応はしなかった]
(59) 2014/01/16(Thu) 18:03:39
─ 昨日/厨房 ─
[溜めてある水を少し拝借し、左手に流して紅を落とす。
左手が抱いていた熱はなりを潜め、水の冷たさに僅か息を飲んだ]
………………
[紅は流れ行くも、朱は手の中央に咲いたまま。
あの時のような激痛は無いものの、何かを示すように鈍い疼きを残し、やがて消えて行った]
……そうする必要は無かった、か。
[思い起こすのはイレーネがあの時零した言葉>>7。
状況を鑑み、言葉通りに受け取れば、行商人を殺す必要は無かったと取れる]
知っていた?
でもそれなら追いかける前に言うはずだ。
[余計な犠牲は出さない方が良い。
けれど、事前に知る術が無いのだから、手探りにならざるを得ない]
(60) 2014/01/16(Thu) 18:04:05
…………
[瞳を閉じて、しばしの思案。
何かあるのであれば言いに来るだろうと考え、その時はそれ以上考えるのを止めた]
(61) 2014/01/16(Thu) 18:04:12
─ 昨日/談話室 ─
[手を洗い終え談話室へと戻り、用意された紅茶を口にし身体を暖める。
食事もしっかり取り、今日は身体を休めるのを優先してそれ以上外には出なかった]
[団長が襲われ、自分の身にも異変をきたし、行商人が殺されるのを見届けた。
今日一日で随分と沢山のことが起きたと思う。
明日もまた何か起きてしまうのではないか。
妙に確信的な予感を抱きつつ、その日も早めに就寝した*]
(62) 2014/01/16(Thu) 18:04:20
─ 翌朝/自室 ─
[肉体的、精神的疲労が大きく、眠りは深かった。
どこかで物音があったとしても、起きられぬくらいに。
その深い眠りに水を差したのは、左手に走る痛みだった]
──────ッツ!
[団長を発見した時ほどの激痛では無いが、目覚めるには十分なもの。
起き上がり、呼吸を整えていると、左手の痛みは徐々に治まっていった。
まるで何か異変を告げるような、そんな痛みの現れ方]
………まさか。
[また誰かが、と思考が巡るのは早い。
上着を引っつかみ歩きながら袖を通し、急くようにしながら部屋の扉を開ける。
それと同時、近くで助けを求める声>>58が聞こえた]
(63) 2014/01/16(Thu) 18:04:30
─ エーリッヒの部屋 ─
何があった!
[声の場所は直ぐに分かった。
開け放たれた扉、廊下を漂う臭い。
問いはしたが何が起きたかは明白で]
カルメンか?
……イレーネ!
[最初に見えたのは声の主であるらしい女性。
その直ぐ横には娘の姿。
紅いいろが見えて、顔が蒼褪めた]
イレーネ、大丈夫か!
[娘へと駆け寄り両手で頬を包む。
可能ならば、そのまま顔を持ち上げて顔を覗き込もうとするだろう]
(64) 2014/01/16(Thu) 18:04:41
[娘に掛かりきりになってしまったため、部屋の中にある布団の膨らみ手を伸ばすことは出来ず。
イレーネの反応如何に関わらず、部屋の外へ連れ出そうとする]
カルメン、一旦出るぞ。
[このまま室内に居ても良くは無いだろうからと、カルメンにも声をかけて移動を促した**]
(65) 2014/01/16(Thu) 18:04:47
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 18:08:47
― 前日/図書室 ―
……色々有るんだなぁ。
――……あ、これだ。
ミリィ、これ。
[図書室に着くと、ライヒアルトから聞いた『おまじない』のある書棚の前に行き、数点を抜き出し。
ペラペラと読み進めていると目的の『おまじない』を見つけて。
メモに書き止めると、着いてきていたいもうとに手渡して。
その後は何かしらの会話をし。]
(66) 2014/01/16(Thu) 19:46:59
― 前日/図書室→談話室 ―
[“姉”を追うようにして図書室へ。
言葉の通り本を元の位置に戻した後は]
……あれ、もーいいの?
じゃあ借りるね。
[手渡された『おまじない』の本>>66と共に、談話室へ引き返した。
行商人の末路を聞いた時には、流石に少し苦い顔をしながらも]
……そ。
ま、あそこで逃げるとかどー考えても怪しいし。
アイツで間違いないだろ。
[元々嫌っていた“余所者”の事、然程悼むことはなく。
僅かな不安を振り払うように、口にも出す]
(67) 2014/01/16(Thu) 19:56:09
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 19:59:37
― 翌朝/客室→ ―
[目が覚めると、『おまじない』の本が指先に触れた。
ああは言ったが団長や行商人の死を思い返せばすぐには眠れず。
気を紛らわすべく、ぱらぱらと読んでいるうちに眠っていたらしい]
……返しに行こ。
[いつものように髪を編んで、部屋の外へと出た。
時間は早朝、声が上がる>>58より少し前の事。
件の部屋とは離れていて、また睡眠不足でぼんやりしていた事もあって、異臭には気が付かなかった]
(68) 2014/01/16(Thu) 20:04:01
―エーリッヒの部屋―
[呼びかける声>>64が聞こえて漸く布団から視線が外れる。
イレーネへと駆け寄るマテウスの姿に少しだけ安堵できたのは
きっと彼の行動に揺らぎのなさを感じたから。
掛かる声>>65に、女は頷く。]
――…、ええ。
[促しを受けて同意するのに、足はうまく動いてくれない。
布団の下に居るのが誰なのか。
イレーネとマテウスの無事に安堵しながら
別の誰かがすぐには浮かばない。]
…………。
[布団へと歩み寄りそれに手を伸ばした。
おそるおそる捲ると深紅に染まりながらも見覚えのある形がみえる。]
(69) 2014/01/16(Thu) 20:39:42
[あるべき場所にあるべきはずのものがない。
細い喉から漏れるのは引き攣るような音。
手が離れ、持ち上がっていた布団が落ちてまたその人の姿を隠した。]
う そ 。
エーリッヒ、なの ?
どうして、無い、の……
[顔は、頭は、何処に――。
そう思うと同時、弾かれたように辺りを見回す。
家具の陰、寝台の下、クローゼットの中と探してみるが見つからない。]
(70) 2014/01/16(Thu) 20:40:43
─ 朝・廊下 ─
[二日酔いに頭をやられフラフラと廊下を歩く。服は返り血で汚れてなんとも酷い有様だった。]
ふふふ…
[だかその表情に商人を手にかけたあとの陰鬱な面持ちなどなく、むしろ上機嫌なぐらいの笑顔であった]
(71) 2014/01/16(Thu) 20:41:31
― 翌朝/→聖堂 ―
[眠い目を擦りつつ、図書室へ向かい。
その復路の事だった]
…… へ……?
[聖堂の方から響く声>>49に大きく目を見開いた。
眠気もそれで吹き飛んでしまって、早足でその方向へ向かう]
一体何、今エーリって……
[声の主が誰だか確かめる間もなく、“それ”が目に入った]
(72) 2014/01/16(Thu) 20:44:39
……エーリッヒ?
[いつも何か言えばいちいち返してくるその面倒な男は、今日はやけに静かだった。
一見すればただ眠っているような顔の、違和に気が付くのには少し間が空く。
頭、首、そして本来ならその下に繋がっている筈の――]
(73) 2014/01/16(Thu) 20:45:26
―― ッ、
ゃあああああああああああああッ!
[悲鳴を上げたのなんて、これが初めてかも知れない。
声はすぐに止んだが、歯ががちがちと鳴るのは抑えきれなかった]
な、……なんで、 なんで、
人狼……、
[思考が思うように声にならない]
(74) 2014/01/16(Thu) 20:45:38
読書家 ミリィは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 20:47:50
― 前日/図書室→客室 ―
ん、一応メモ取ったしね。
[ひら、とミリィの前にメモ用紙を見せた。
行商人の結果を知れば、悲しげに目を伏せて。
自分が借りている部屋に戻ると、
メモをとった『おまじない』を口にして、眠りについた。]
(75) 2014/01/16(Thu) 20:50:49
―→聖堂―
[聖堂の方から悲鳴>>74が聞こえる。
声を頼りに駆けて。
駆けた先でエミーリアの後ろ背が見えた。]
……ミリィちゃん?
[声を掛けて歩み寄る。
彼女の隣に立ち、視線を追えばさがしていた其れが菫色に映り込む。]
(76) 2014/01/16(Thu) 20:57:43
─ エーリッヒの部屋 ─
[一度は促しに応じたカルメン>>69だったが、室外に出るための動きが別のものへと変化する]
カルメン。
[制するように言うが、彼女の動きは止まらず。
捲られた布団の下に見えたものに焦げ茶の瞳を瞠った]
─────ッ!
[老尼僧の惨状に勝るとも劣らない光景。
まさかこの光景を娘は目の当たりにしたというのか。
視線が一度イレーネへと向く]
(77) 2014/01/16(Thu) 21:07:16
カルメン。
止めろ、出るぞ。
[首が無いと知りあちこちを探し始める>>70のを止めようとしたが、イレーネの傍からは離れられなかったために行動を物理的に止めることも出来ず。
どうにも出来ずに居たところで、今度は離れた場所からの悲鳴>>74を聞いた]
今度は何が……!
[それでも娘の傍は離れない。
イレーネが動けるようなら声のする方へ向かおうかとも思うのだが。
結果、カルメンが駆けて行く>>76のは一時見送ることに]
(78) 2014/01/16(Thu) 21:07:20
― 聖堂 ―
[その場にいた司書は何か声を掛けてきたか。
悲鳴を聞きつけたらしき別の声>>76に名前を呼ばれても、口がはくはくと動くだけでまだ言葉にはならず]
…… 、……
[震える指先で頭だけになった人を差し示す。
尤もそれより先に見てしまったかもしれないが]
(79) 2014/01/16(Thu) 21:08:00
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:08:40
─ エーリッヒの部屋 ─
[カルメンが駆け出ていくのと入れ違うようにレナーテはふらりとエーリッヒの部屋へと現れる。
その足取りは幽鬼のようであり、酒にやられ思考もおぼつかない頭はその表情を虚ろに見せていた。
ただ口許だけが妖艶に笑みを湛えたままで。]
おや?お揃いで…
皆さまおはよう……いやこんにちはかな?
それとももう日が落ちた?
[レナーテが部屋へと歩み入る。一歩ごとに腰に差した剣の鞘がコツンコツンと床を叩きながら。]
ふふふ……
(80) 2014/01/16(Thu) 21:13:33
― エーリッヒの部屋 ―
カルメンさん?
どうしてここに。
[名前を呼ばれても>>57気が付かないようにゆっくりとした動作で立ち上がって振り向き、嗄れた声で問いかける。
今にも泣きそうな表情だけれど、瞳から零れる涙はまだ、ない。]
ううん。ありがとう。
でも大丈夫じゃ、ないの。
……頭が……。
[エーリッヒの名前を出す前に、父も>>64やってきた。
両手で頬を支えられながら顔を間近で見上げて、ひくっと息を吸い込んだ]
(81) 2014/01/16(Thu) 21:14:45
パパ…?…パパ!
エーリさんが、エーリさんのっ。
なくなって……ぁぁあん!
[両腕を父の身体に回して抱き付く。
温もりに現実感覚が戻ってきて、声を上げ泣き始めた。
カルメンが失われたものを探す声>>70を聞きながら、外へ連れ出そうとする父>>65に縋りついていた]
(82) 2014/01/16(Thu) 21:14:49
[呼びかけるマテウスの声>>78は届いていた。
届いていたのにいかなければと思い、足を止められなかった。
音にならぬくちびるの動き>>79に視線を一度そちらにむける。
そうして指し示された先に目を遣り]
――…、ん。
さがしていたの。
[ぽつ、と呟き、壇上のエーリッヒの傍へゆく。]
(83) 2014/01/16(Thu) 21:18:09
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:19:17
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:21:48
―前日/談話室―
[エルザは瞬きを零し>>17、カルメンは戸惑いを浮かべ>>19。
それに、仕方ない、と思う。
御伽噺のように遠かった其れが、たとえ『人狼』が現実に迫っているとしてもすべてが真実だと思えるとは思わない。
自分でも、自身に蒼が咲かなければ信じられなかっただろう]
[だから、カルメンの困惑も。
知りたくなかったという事実も。
戸惑いという紗に紛れて届く事は無く]
(84) 2014/01/16(Thu) 21:22:06
[諳んじられる歌>>23には僅か首傾げ聞いていたけれど。
それが終わると共に軽く頬を掻いた]
……何か、本当に大層な感じだね。
花があるだけで特別何かできるってわけじゃないんだけどな。
[その言葉は何処かぼやきにも似る。
けれどそれは天鵞絨から続けられた言葉>>24に瞬いて]
……ありがと。
[信を得られるなどとは思っていなかった故の。
安堵に似た笑みを浮かべた]
(85) 2014/01/16(Thu) 21:22:21
[けれど、不機嫌そうな色合いを零し、音も高くカップを置いた>>25のに表情は驚きへと塗り替えられる。
吐き出された言葉に訪れたのは些かの間。
本を借りに行くというエルザ>>20を追って、その言葉の主は部屋を出て行った]
……否定のしようが、ないなあ。
[扉が閉じてから、漸く零す音は弱く]
[それでも、決めたのだからと。
一度伏せた目蓋が開く頃には鉄紺は常のいろを取り戻し]
(86) 2014/01/16(Thu) 21:22:32
[そうして戻るマテウスたちに気付けば少し苦いいろを混ぜた笑みを浮かべて首を傾いだ]
……おかえりなさ、あっ。
[座り込んでしまったカルメン>>33に迎えの言葉も途切れさせて手を伸ばしたけれど、エーリッヒの方が早かっただろうか]
[そうして、彼らの結末を聞いた]
……そう。
これで終われば、いいんだけどね。
[でなければ。選んだ彼が『人狼』でなかったのなら。
……それはどれだけ、罪深い選択となるのだろうか]
[頭を占める不安は決して晴れない。
それでも食事はちゃんと摂り、夜も深く――幾分かは浅かったけれど、眠った*]
(87) 2014/01/16(Thu) 21:22:54
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:25:53
― 翌朝/客室→聖堂 ―
……ん。
[『おまじない』は作動せず、ゆるりと目が覚めたものの。
叫び声が響けば其方へと向かい。]
なに、が……っ……!!
[そこで見えたものに小さく息を呑み。
その場に座り込んでしまう。]
なん、で。
[全てが紡がれたわけではないけれど。
なぜ、また新しい死者がいるのかと。
そんな意を含んだ言葉を紡いで。
いやいやをするように首を左右に振った。]
(88) 2014/01/16(Thu) 21:30:52
─ エーリッヒの部屋 ─
[縋り泣きじゃくる娘>>82をしっかりと抱きとめて、先に出たカルメンを追うように扉へ。
けれど彼女と入れ替わるように入ってきた人物>>80を見て、一時足が止まる]
アンタ……。
[昨日行商人を手にかけて涙を零していた姿は見当たらない。
それ以前の常軌を逸したような雰囲気に自然と眉根が寄った。
漂う酒の匂いが更にそれを助長させる]
酒に溺れて時間すら分からなくなったか。
[挨拶を返すことはせず、娘を陰に庇いながらその横を通り過ぎようと]
(89) 2014/01/16(Thu) 21:31:00
司書 ライヒアルトは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:33:04
[通り過ぎるマテウスとその娘には一瞥もくれずにただ]
───フッ
[と、だけ笑った]
(90) 2014/01/16(Thu) 21:37:01
―聖堂―
[そ、と、伸ばした指先がエーリッヒの目許に掛かる金を撫でる。
両の手は頬を包み込んでその顔を覗いた。
もう一つの名を知らぬ人は
もう一人にその名前を出されても分からなかっただろう。
女は己の存在が彼の死に関わると知らない。
答えられない問いかけへの反応が庇っていると誤解させた事も――。]
――ここにいたのね。
[名をくちびるのみで紡ぐ。
手指は滑るように後ろ頭へと回された。
胸へと引き寄せれば腕にはその重みがずしりとのる。]
(91) 2014/01/16(Thu) 21:37:59
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:39:13
― 聖堂 ―
さ……、?
[呟かれた言葉の意味>>83は計りかねた。
壇上へ上る後ろ姿を止められずに見送って]
……。
人狼、まだ、いるの……?
誰が……――だれが?
[漸く落ち着いて来た息。
目を伏せ、遺体を見ないようにしながら、思考を巡らせる事暫し]
(92) 2014/01/16(Thu) 21:40:37
だれ、って……あの男じゃない、なら。
こんなこと、アイツしか、……あの余所者しか、いないじゃない……!
[その行きつく先は一人だけ。
低く、喉の奥から絞り出すように声を出した]
(93) 2014/01/16(Thu) 21:43:33
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:44:48
─ 聖堂 ─
[意識は目の前に引き寄せられていたから、近づく気配には気づけず]
……っ!?
[響いた悲鳴>>79に、はっと我に返る。
振り返った先にあるのは、いつもやり合う相手が力なく座り込む姿で]
ああ、もうっ……!
[せめて、何かかけて隠しておけば、と。
そこに意識が回らなかった事に舌打ちする]
見るな、って言っても遅いかもしれんが、とにかくここから……っ。
[離れて、と。
言うより先にやって来る者は増えていく。
探していた、というカルメンの言葉>>83に、天鵞絨は戸惑うように瞬くものの。
更にやって来たエルザまでが座り込む様子>>88に、苛立たしげに前髪をかき上げた]
(94) 2014/01/16(Thu) 21:46:12
読書家 ミリィは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:46:47
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 21:48:12
─ →廊下 ─
[レナーテの反応>>90に瞳を細める。
けれど今は娘を部屋から出すのが先決。
横目で睨むだけで廊下へと出た]
イレーネ、怪我は無いか?
[廊下へと出る時、イレーネは歩けただろうか。
無理そうなら抱き上げることも厭わず、廊下に出れば怪我の有無を問う]
(95) 2014/01/16(Thu) 21:49:11
─ エーリッヒの部屋→廊下 ─
[父の服に紅をつけてしまった。
それでもまだ紅の残っている手を離して顔を擦り、顔も朱くしながらレナーテ>>80を見上げる]
っく。
[父に庇われて>>89はいたけれど、妖艶な笑みにゾクリとして足が竦んで出遅れ、鼻で笑われ>>89顔を歪めた。
上手く歩けず、部屋の外までは抱えて運んで>>95貰って]
うん。
でも、ごめんなさい。ごめんなさい。
こんなことになるなんてっ。
[一度下ろしてもらえば、怪我はしてないと頷いて。
また顔を強く擦った。花弁のような筋が頬に残る]
(96) 2014/01/16(Thu) 21:58:57
─ 聖堂 ─
[まだいるの、というミリィの言葉>>92を否定する要素は、見つからない。
けれど、誰、という疑問に答える術は自分の手の中にはなく]
……余所者、って……。
[間を置いて彼女が出した答え>>93に、緩く瞬く]
レナーテさん……か?
[昨日の様子は見ていないから、すぐに結びつきはしないものの。
ただ、何かどこか、不可解なものを感じるのも事実だから、否定も肯定も紡ぐことはせず]
……とにかく、マテウスさんに、知らせない、と。
[今は、とそちらに意識を向ける。
……とはいえ、この状況を放置していくのは、さすがに躊躇われた]
(97) 2014/01/16(Thu) 21:59:27
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:00:03
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:00:51
―翌朝/客室―
[目覚めは最悪と言っても良かった。
然程離れていない場所から届く助けを求めるような声>>58。
意識を引き上げると同時に脳裏に返るのは、始まってしまったあの日の、やはり人を呼ぶ声]
[そうでなければいい。思いはするけれど]
[動かない左腕が煩わしい。
急ぎたいのに身体を起こすのに苦心して。
靴を履き上着を掴んで、昨日の再現のような姿で駆け出す]
[声は近く、その頃には既に別の声が入り混じる部屋に走って]
(98) 2014/01/16(Thu) 22:05:47
―エーリッヒの部屋―
――――ッ!!
[視界に飛び込んだのは、赤。
布団に覆われたそこから広がる色は雪に呑まれない為にか酷く鮮やかにさえ見えて]
……っ、ぐ ……!
[誰かが殺されたのだ、と。
理解した瞬間に、身を痛みが引き裂いた。
扉を潜り切らないその場で上体を崩しかける]
[それを、扉の縁に右手を叩き付けるようにして制止して。
その頃には既にマテウスが彼女たちを連れ出そうとしていた>>65か]
(99) 2014/01/16(Thu) 22:06:37
―聖堂―
[ライヒアルトが動けるのならエミーリアたちの事は心配ないだろう。
聞こえてくる声>>94を聞きそう思う。
大事そうにエーリッヒの頭部を抱いて目を閉じる。]
……ごめんね。
痛かったよね。
[微かな声で謝罪の言葉を口にした。]
(100) 2014/01/16(Thu) 22:06:42
[カルメンが持ち上げた>>69先、あるべきものがない空虚。
は、と一息吐いたままに呼吸が止まる]
[落ちた布団にそこは再び隠れたけれど。
カルメンがそれを探し始めるのも。
マテウスがそれを止めるのも。
イレーネが弾かれるように泣き出すのも。
聞こえないかに鉄紺はそこに縫い止められて]
[それを、破ったのは]
……っ、くそっ!
[遠く、聖堂の方から響いた悲鳴>>76。
まさか他にも。
言い知れぬ不安が身体を突き動かす]
[痛みの残る身体では動きは何処か覚束ない。
辿り着いたのは同じ場所から飛び出したカルメンよりも、幾分か遅い頃になっただろう]
(101) 2014/01/16(Thu) 22:06:59
―→聖堂―
[辿り着いたその場では、何処か異質な光景が広がっていた。
座り込む姿に寄る姿。
昨日も珍しいとは思ったけれど、それよりも]
……カルメン、
[あの部屋でうしなわれていたものを抱えて。
何事かを紡ぐ、姿]
[止めなくてはと思うのに]
[止めてはいけない、とも、思って]
[何もできないまま、立ち尽くす]
(102) 2014/01/16(Thu) 22:07:46
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:10:44
─ 聖堂 ─
[距離を開けていたから、カルメンが紡ぐ謝罪>>100は届かない。
ただ、ふと振り返り、視界に入った姿は、哀しげに見えて]
…………。
[ふと、何か違うものが重なった気がして。
その像を振り払うように、首を強く左右に振った。
直後に、小鳥がピリリ、と鳴く。
円らな瞳は、立ち尽くす姿>>102へと向いていた。
その視線を辿り、鉄紺を認めるとは、と息を吐いて]
アーベル。
[呼びかけに敬称がつかなかった事には、気づいていなかった]
ちょっと、手、貸して、ほしい。
……俺一人じゃ、動けない。
(103) 2014/01/16(Thu) 22:16:35
─ 聖堂 ─
……他に誰がいるんだよ。
[“余所者”の名>>97に顔を上げ、睨むような目を向ける]
こんな惨い、ふざけた真似、村の人がやるワケないじゃない……
それに、あの男殺したのも、アイツなんだろ?
[血肉に飢えてというより、まるで己が力を見せつけるかのようなそれ。
人を殺す事など何とも思っていないかのような態度と、実際にそれを為せる力と。
見てはいなくても、その結論に辿り着くのは容易で、安易だった]
何とかしないと……ッ
[それでも知らせないと、という言葉>>97には一旦口を噤むのだったが]
(104) 2014/01/16(Thu) 22:18:57
―聖堂―
[呼ぶ声>>102に、頬に影落としていた睫が持ち上がる。
菫色の双眸が立ち尽くすアーベルへと向けられた。]
……ん。
なんで、こんな事になっちゃうのかな。
なんで――…、エーリッヒが殺されなきゃいけなかったんだろ。
[抱える思いが零れるように言葉になる。]
ごめんね。
そんな事言われても、困る、よね。
[ふるりと首を振り、胸元にある金色に視線を落とした。]
(105) 2014/01/16(Thu) 22:19:39
─ 廊下 ─
そうか…。
[怪我が無い>>96と知り、ようやく安堵の息が零れ出た。
傍に膝を突き、視線を合わせるようにすると、右手をイレーネの頬へと添える]
どうしてお前が謝る。
何も出来ていないのは、俺も同じだ。
[一人殺して尚、広がる人狼の被害。
食い止める方法は未だ見つけられておらず。
娘の頬に残った
紅を拭うように添えた右手の親指を動かした]
ともかく、手と顔を洗いに行こう。
[紅に汚れたままではいけないと、立ち上がり浴室のある方へと移動を促す]
(106) 2014/01/16(Thu) 22:23:25
―聖堂―
[立ち尽くしその光景>>100を見つめるのは。
何処か、魅入られたのにも似て]
――あ、
[引き戻したのは自身の名を呼ぶ声>>103。
敬称が取れているのには、余裕の無い今は気付けなかった]
あ、うん。
[床を蹴る動作に鈍さは薄い。
痛みが既に掻き消えている事にも気付かず、呼ばれるままに駆け寄って]
……大丈夫、の、筈がないね。
[どうしたらいい、と伺うように僅かに首を傾ぐ。
鉄紺は心配げにエミーリアに落ちていたけれど]
(107) 2014/01/16(Thu) 22:27:24
[一度、天井を見あげて目を瞑る。
それから溜息と共に目をひらく。
その顔には怒りとも寂しさとも取れる表情を浮かべて。]
(108) 2014/01/16(Thu) 22:27:54
―聖堂―
[俯き落ちていた睫が何処か緩やかに上げられる>>105。
謝罪と共に再びそれは落ちてしまったけれど]
……どうしてだろうね。
……ごめん、俺には答えられない。
俺は、『神の使徒』ではあるけれど、かみさまじゃないから。
[俺も、聞きたいよ]
[続けようとした言葉は、心に隠して。
ふるり、それを振り払うように首を振った]
(109) 2014/01/16(Thu) 22:32:57
─ 聖堂 ─
……うん。
それは、俺も、思ってる。
[睨むような目>>104に天鵞絨をあわせて紡ぐのは、肯定]
素性の知れない者でも、受け入れてくれる優しいひとばっかりっていうのは、俺が一番よく知ってるから。
……あんな……亡骸にまで、酷い仕打ちをするようなひとは、いない、って。
[老尼僧の亡骸を思い出す。
そして、首だけがここに置かれたエーリッヒ。
それらの所業は、ここにいる村の誰とも結びつかないのは確かで。
とはいえ、それだけで決め付けていいものか、という迷いもある。
己が力をはきと自覚していた頃ならば、確かめるとも言い放てたが。
拒絶を続ける意識は、今は、そこには至らないままで]
(110) 2014/01/16(Thu) 22:35:22
旅人 レナーテは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:36:25
祝福されし、朱き花と蒼き花。
[口ずさむのはライヒアルトが諳んじた一節>>23。
アーベルの応え>>109に小さく頷く。]
そうよね。
でも、『神の使徒』なら――…
[“私を止めてくれる?”
アーベルにのみ届くか届かないかの声が紡がれる。]
(111) 2014/01/16(Thu) 22:36:30
─ 聖堂 ─
[駆け寄る挙動>>107には、昨日の危うさは見えず。
それに疑問を感じるものの、一時、それは押しやった]
……さすがに、それは、言えないと思う。
とりあえず、マテウスさんや他の皆にも知らせないとならないし。
[言いながら、鉄紺を辿れば、その先には赤]
……ひとまず、彼女たちが立てそうなら、場所を変えて。
俺は、他の皆に伝えてくる。
[それと気づくと、こう言って、笑って。
是が返るなら、自分はひとまず、座りこむもう一人の方へと向かうつもり]
(112) 2014/01/16(Thu) 22:41:25
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:42:09
旅人 レナーテは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 22:42:59
ー 聖堂 ー
……やっぱり。
殺さなきゃ、ダメ、なの?
[ぽつり、と。
震える声で、紡ぐ。
凶器となるものは、自分が借りている部屋にあり。
『おまじない』が書かれたメモは、ポケットにいれているが。]
(113) 2014/01/16(Thu) 22:51:15
― 廊下→浴場 ―
[視線の高さを合わせられ>>106、間近で父の瞳を覗き込んだ。後悔に濡れる瞳は、どうしてと問われて伏せられる]
だって、出来ることをしなかったんだもの。
まだ終わらないんだよって言えば良かった。
そうしたら、あんな……見せつけるような殺され方しなくたって良かった、はず。
[首のない遺体を鮮やかに思い出して、ぐっと口を押える。
堪えていれば頬についた紅も拭われ、頷いた]
うん。
このままじゃエーリさんにも申し訳ない、ね。
[きっと喜ばれはしないだろうと、生前の彼の言動に思いを馳せて浴場へ]
(114) 2014/01/16(Thu) 22:52:54
─ 聖堂 ─
だったら決まりだろ。アイツしかいないって。
[肯定>>110は紡がれる。
けれどもそれ以上の言葉は、相手から出て来なかった]
こうしてる間に、また誰かやられるかも知れないってのに……!
どうにかしなきゃ。
[震える声>>113に反応してか。
己へと向く視線>>107にも気付かぬまま、苛々と呟く。
とは言え真っ向から向かって太刀打ちできる相手ではない事くらいは分かっている]
(115) 2014/01/16(Thu) 22:55:37
―聖堂―
[昨日聞いたばかりの音が異なる声で紡がれる>>111。
それに、緩やかに顔を向けたからだろうか]
――…、
[その、微かな声は届いた]
[静かに鉄紺を見開く。
惑うように揺れて、僅かに視線は落ちて]
[僅かに唇を動かす。まって、と]
(116) 2014/01/16(Thu) 22:56:36
─ 前日 ─
[>>5アーベルの告白に対して、談話室に残った者達がそれぞれに戸惑いを見せる。
>>13ミリィの不機嫌そうな表情も、いつもの彼女を知っているからそれは心配の裏返しなのだろう、そう受け止めて。
困った様な笑みで、こちらの落とした呟きを肯定した青年>>15の、冗談めかした言葉>>16には必要ないわ、と頭を振って]
わざわざ危険呼び込むような嘘つく意味なんか無いし。
アンタはそんなタチ悪い冗談なんか言う子じゃないでしょ。
[冬に帰省した時にしか顔は合わせていなくても、自分にとってはアーベルも小さな頃から知っている子だ。
だからこそその言葉は疑わないし、身を案じるのも自然なことだと声にして。
司書が紡いだ歌>>23には微か目を見張ったものの、それについては口を挟まなかった。]
(117) 2014/01/16(Thu) 22:56:38
[視線は一度ライヒアルトへと向かう。
大丈夫とは言えないと言うのに>>112少し苦笑を零して]
……マテウスさんも動けないと思う。
からだ、部屋の方にあったんだ。
イレーネが、そっちに居て。
[それで、理由は伝わるだろうか。
それを言い訳にはできるだろうか]
だから、まずは移動しよう。
……俺はちょっと、カルメンの様子が気になるから。
[お願い、できないかな。
控え目に首を傾ぐ。その表情に差す翳は隠せないだろうけれど]
(118) 2014/01/16(Thu) 22:57:00
─ 前日 ─
[そして数名が談話室を出ていっても、自分はその場に残り。
>戻ってきたマテウス達から行商人のことを聞かされる>>32>>34と、目を伏せて]
…そう。
人狼だから、逃げたのかしらね。
[そうなら良い、と。
希望を交えた呟きを落とした後、カルメンの提案で風呂へと向かうイレーネ達を見送って。
スープを作るという司書>>44を手伝った後、軽く食事を済ませてからピアノの元へと向かった]
(119) 2014/01/16(Thu) 22:57:02
─ 前日 ─
…集い支えよ 聖なる花を、か。
[ピアノの前に座り目を伏せて、小さく紡ぐのは談話室で司書が諳んじた一節。
自分が聞き覚えがあったのは、>>27カルメンの言っていた通り老尼僧が歌っていた事があったから。
だけど、違う所でもこの歌を聴いたことがあった。
ある歌い手の噂を聞いたことのある教会で、代々伝わると言われる聖歌だと教えられたもので。
彼の紡いでいた願い歌といい、気にかかる節は多いのだが]
………もしそうだとしても。
触れていいものなら、シスターが触れていたはずよね。
[彼の素性に、老尼僧が気付かないままでいたとは思えない。
彼女がそっとしておくべきだと判断した結果が今なのだろうから、と。
伏せていた瞼を開くと、結局鍵盤には触れぬままに部屋へと戻った*]
(120) 2014/01/16(Thu) 22:57:12
[皆の前で自衛団長が伝えた言葉。人狼のこと。
彼に殺されるのがイヤで、彼を手に掛けた。
良心ともいえる老尼僧の存在が、枷となり理性を保たせていたけれど
うしなって“殺せ”と訴える獣の衝動を堪えきれずに
責任感に満ち慕われた自衛団長の心臓を喰らった。
獣か人か。
その本性といえるものがどちらにあるかはカルメン自身にもわからない。
これまで人を殺したいとも思わなかったし
そう思うようになってからも殺したくないと思う。
殺したくないと思っているのに
抗えば抗うだけ苦痛が伴いカルメンを苛み
それに抗うだけの心がゆっくりと磨耗して]
(121) 2014/01/16(Thu) 22:58:52
─ 朝 ─
[前日に入浴はしたものの、マテウスの声ですぐに外へと飛び出していったからか身体はすっかり冷えていて。
朝の目覚めはどこか重く、気だるいものだった。
この数日、朝を迎える度に誰かが死んでいたから、起きたくないと思う気持ちのせいもあったのだろう。
そして、今日もまた誰かの悲鳴が耳に届いて]
…あぁ、あの人じゃ、なかったの。
[昨日レナーテが殺したという男は、人狼じゃなかったのか、と。
落胆と苦しみの混ざった言葉を落とし、上着だけを羽織って部屋の外へと出ていった]
(122) 2014/01/16(Thu) 23:02:18
─ 自室 ─
[酔いが抜け、自室に戻ったレナーテは血塗れた服を取り換える。
まっさらな服に袖を通したことで彼女のはを少し和らいだのかもしれない。]
……もう酒は無しだな。
[いかに強い魂を持とうとも何かに溺れていてはその生を無駄にするだけというもの。
酒だけではない、ありとあらゆるものに溺れることを許してはならない
それは自分の弱さとの別れを意味する決意で。
だから、自らを鼓舞する。]
私は……誰よりも───強い。
(123) 2014/01/16(Thu) 23:03:21
─ →浴場 ─
[娘の言葉>>114を聞き、心中だけで、あぁ…、と言葉を零した。
昨日考えていたことの答えがここにある]
そうか…判るのか。
[零す声は吐き出す息に紛れるような密やかなもの。
それだけ零して、立ち上がった時に左手で娘の頭を緩やかに撫でた。
告げることが出来ていたら、皆も警戒し続けていたことだろう。
けれど、殺され方が変わったかどうかまでは判断しかねた。
明らかに人狼は”狩り”を楽しんでいる。
そう考えたところで頭を過ぎったのは、昨日行商人を追いかけていたレナーテの姿]
あぁ。
[エーリッヒに申し訳ないとの言葉にはそう返して。
浴場へと向かい、娘を一人中へと入れる。
他の場所に紅が付いていないか確認する場合、流石に中に居るわけには行かないためだ]
(124) 2014/01/16(Thu) 23:03:24
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:07:41
─ →聖堂 ─
[すぐ近くから鉄の臭いはしていたはずなのに、そちらに向かわずに聖堂の方へと足を向けたのは、前日までの犠牲者が全て聖堂の外だったから。
回廊を抜け、玄関へ向かおうとして。
聞こえる声に、人の集う場が外からではないと知った]
…皆。
ここに、いたの。
[呼びかける声は、誰に向けるでもなく。
返事を返す余裕のあるものは居ただろうか]
(125) 2014/01/16(Thu) 23:08:29
読書家 ミリィは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:08:36
旅人 レナーテは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:09:39
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:10:20
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:10:24
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:10:25
[アーベルのくちびるの動き>>116に、じわりと涙が滲んだ。
届いたと思えば、安堵が過ぎり、答えるように頷いていた。]
――…。
[エーリッヒの明るい髪色を見詰めて
その髪を微かに指先で撫でる。]
あなたを追うわけじゃない。
伝えられなかったことは沢山あるけど
伝えたいから待っていて欲しいなんて言わない。
[殺されたくなんてないし死ぬのはこわい。
アーベルなら止めてくれるかと思い言葉を紡いだけれど
彼に命を奪う重荷を背負わせたいとも思っていないのに。
生きたいと願った獣は精一杯の強がりを
ものいわぬ腕の中のひとに囁きかける。]
(126) 2014/01/16(Thu) 23:10:25
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:11:34
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:12:00
旅人 レナーテは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:14:10
─ 浴場 ─
うん。ごめんなさい。
[密やかな声にもう一度謝った。
撫でられる感触に心緩みながら浴室まで移動する]
パパは手を洗わないの?
じゃあ、タオル絞ってくるね。
[中には一人でと言われて、出来るだけ急いで手を洗う。服についた分は着替えを持ってきてもいないし今は仕方がない。
手と顔と、膝をついた時に足についた分を洗い流すと、タオルで拭いて。一度洗ってから、お湯に浸して絞って持って出た]
(127) 2014/01/16(Thu) 23:15:31
─ 聖堂 ─
[エルザの零した短い言葉>>113に、天鵞絨は僅かに伏せられる。
頭の奥に走るのは、鈍い痛み。それを振り払うように、緩く首を振った]
……うん。あの人、放っておかない方がいい、っていうのは、同意する。
[苛々と紡ぐミリィ>>115に、そこだけは同意して。
返されたアーベルの言葉>>118に──それよりは、浮かぶ翳りに、きつく眉を寄せた]
……そう、か。
それなら、少し間を置いた方がいいか。
[そこには同意を返して。
カルメンと、アーベルとの間に視線を巡らせて]
……揃いもそろって、一人で全部背負い込みそうな顔してるんで、返って心配になるんだが。
[ため息とともに、口をつくのはこんな呟き。
新たな声が届いた>>125のは、それと前後していたか]
(128) 2014/01/16(Thu) 23:17:10
─ 聖堂 ─
[声が聞こえて顔を上げた。
決して余裕があったわけではないけれど]
……。
エーリッヒが。殺され、ました。
[6年前から、彼>>125に向ける口調は固い。
この場に置いてもそれは崩れないまま、ひとまず事実のみを伝えた]
(129) 2014/01/16(Thu) 23:20:18
─ 聖堂 ─
[鉄錆の臭いは薄らと残る程度だろうか。
それでも空気の重苦しさは、誰かがまた喪われたことを伝えてきた]
…誰が。
[この場に居ない顔のうちの誰かだ、とはわかる。
幼馴染の家族と、弟分。
死なないでほしいと願う者がほとんどだが、特に強く願う三人が揃ってこの場に居合わせないことが不安をより駆り立てて。
カルメンがナニカを壊れ物のように抱えていることに気付く前に、ミリィの告げた事実>>129に、表情は色を失った]
…エーリ、が。
そう、なの。あの子まで、ころされたの。
(130) 2014/01/16(Thu) 23:23:34
―聖堂―
[きつく寄せられた眉>>128に苦笑は深まって]
……うん、だから。
[天鵞絨が巡るのを受けて誤魔化すように首を傾ぐ。
誤魔化せているなんて全く思えないけれど]
お人好しめ、ってことにしといてよ。
[ごめんね、と零して。
新たに届いた声>>125に一度顔を向ける]
――ウドヴィルさん、ごめん。
ちょっと手伝って、話はライヒアルトに聞いて!
[勝手に話を投げて、ぱ、と駆ける。
待たせてしまった、金を抱える人の元へ]
(131) 2014/01/16(Thu) 23:25:17
ー 聖堂 ー
……あ。
ヴィア、さん。
[聞こえた声>>125に、
座り込んだまま、そちらを見上げて。]
……あの人、放って置いたら怖い、のは。
あたしも、思う。
[そこは昨日も口にしたことで。
困ったように眉を下げたまま、立ち上がろうと。]
(132) 2014/01/16(Thu) 23:29:01
…
なんで、こんな。
命を弄ぶような真似、するのよ。
[嗚咽を堪えるように振り絞った声は低く、けれどアーベルから投げられた声>>131に目を瞠り]
アーベル?アンタ…
[何を手伝えと言うのか、と。
問うより早く、カルメンの元へ駆け寄るのを目で追った]
(133) 2014/01/16(Thu) 23:29:10
[オクタヴィアンの声>>125にゆっくりと顔を上げる。
滲む視界にその姿はぼやけて見えた。]
――…ん。
[エミーリアがエーリッヒの死を伝えるのが聞こえる。
彼の頭部を胸に抱いたまま]
後で、かあさまが好きだった円舞曲、弾いてくれる?
私も、あなたの指先が奏でる音色が、とても、好きだったの。
[そんな我儘をオクタヴィアンへと向けて
昔のように、ふわりと笑えば、目尻に溜まる涙が一筋頬を伝う。]
(134) 2014/01/16(Thu) 23:29:55
─ 浴場 ─
[己は娘の身支度が終わってからと思っていたのだが、娘は濡らしたタオルを持って来てくれた>>127]
あぁ、ありがとう。
[頬を緩めて礼を言い受け取ると、その場で手に付いた色を拭き落とす。
左掌の色は当然、そのままだったが。
マテウスもまた着替えらしい着替えは無かったため、服は濡れタオルで軽く拭うに留めた]
(135) 2014/01/16(Thu) 23:30:02
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:31:03
[したところで、アーベルが駆け出して>>131。]
え、え?
[何が起きたのか、起こっているのか分からなくて、目を瞬かせた。]
(136) 2014/01/16(Thu) 23:32:20
―聖堂―
[駆けた足はすぐに速度を落とす。
檀上へ、カルメンへと寄せて膝を付けば。
その菫色に涙が滲んでいて>>126少し困ったように首を傾ぐ]
……どういうこと、って。聞いちゃいけないよね。
[止めて、なんて。
思い付くのはひとつ、ではないけれど]
知っているの。
誰が、こうしてしまったのか。
[可能性のひとつを敢えて抑えて。
問い掛けるのは彼女には辛辣な刃になるのだろうけれど]
(137) 2014/01/16(Thu) 23:32:36
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:33:13
ピアノ奏者 オクタヴィアは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:34:41
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:35:22
─ 聖堂 ─
[現れた姿は、自分の中では『ひと』という確信のあるひとで、だから、少しだけ気が緩む。
奏者が零した疑問にミリィが答え>>129、それに返る声>>130には、眉が寄ったけれど]
……いや、そういう問題じゃ……って!
[ごめんね、と。
零された言葉>>131に突っ込み入れるより先、駆け出されて。
とっさに伸ばした手は、空を切る。
蒼の小鳥が、ピリリ、と鳴いた]
(138) 2014/01/16(Thu) 23:35:33
― 聖堂 ―
……村の人なら、こんな事しない。絶対。
[低い声>>133に呼応するように呟く。
独り言なのか、先の固い口調ではなく]
アイツに決まってんだ。
[亡骸の頭を抱える人の動向には気付かないまま]
(139) 2014/01/16(Thu) 23:36:15
自衛団員 マテウスは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:36:34
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:39:10
[アーベルの足音>>131が近くなる。
彼は武器を持っているだろうか。
持っていないならこのままの姿が良いだろう。
男性の握力があれば、この首を差し出し抵抗せねば良いだけ。
けれど武器を持つなら――、獣として殺されよう。
たとえ見定めるものが居て、獣としれるとしても
見目が人か獣かは、大きいはずだと思う。
向けられた言葉>>137にゆるく笑う。]
多分、予想通りのこと。
[短く返し、続く言葉に一度目を伏せた。]
――…うん。
エーリッヒを、シスターを
誰がこうしてしまったか、知ってる。
私を止めても、まだ終わらないけれど――…
(140) 2014/01/16(Thu) 23:40:54
─ 浴場→ ─
[拭っても落ちない左掌の色>>135に目を向けて、ぎゅっとその手を胸に抱くように握った。
隠しておきたいけれど、きっともう無駄なのだろう。ずっとこの手は見られてきた。それなら、せめて人には殺されないようにこのままにしておく方がいい。
それでも隠してしまいたくて、そのまま歩き出そうとする]
あっ。レナーテさん。
まさか、あの後もっと酷いことしてたり、なんて。
[唐突に思いついてしまった考えに、少し血の気の戻った顔をまた蒼褪めさせて父を見上げた]
(141) 2014/01/16(Thu) 23:43:06
――厄介ごとを押し付けて、ごめんね。
[視線を合わせてくれたアーベルに菫色を向ける。]
(142) 2014/01/16(Thu) 23:43:30
編物好き イレーネは、メモを貼った。
2014/01/16(Thu) 23:44:44
─ 浴場→ ─
[歩き出す娘>>141を見て、後を追うように歩を進める]
……そこまではしないだろう。
アレは恐らく、動くものにしか興味は、無い。
[見上げてくる様子に返したのは昨日の姿を見ての推測。
言い方が少々乱暴なのは、あの態度を嫌悪するが故]
それに、な。
アイツは弔って欲しいと言ったんだ。
自分が殺した男のことを。
[次いだ言葉に険は含まれず、死者を冒涜するような行動はしないだろうもう一つの裏付けを口にした]
(143) 2014/01/16(Thu) 23:53:46
身体のある場所につれていけなくて、ごめんね。
[腕に少しだけ力をこめて小さく囁く。
冷えてしまった彼の体温は戻らないけれど
わけられるなら、ぬくもりもいのちもあげるのに。
そんな風に思ってしまうのは感傷的になっているからかもしれない。]
(144) 2014/01/16(Thu) 23:56:39
─ 聖堂 ─
[追った視線の先、座り込んでいるカルメンがまるで宝物の様に抱えるそれ。
いったい何を持っているのかと見つめ、零れる金が髪の毛だと解ると、息を飲んだ。
>>138蒼い小鳥の、高い鳴き声が響く。
>>139アイツに決まってるというミリィの声も、まるで遠く。
まるで歌うような、穏やかな声で紡がれるカルメンの願い>>134だけが、鮮明に耳に届いた]
…何、言ってんのよ。
何度だって、弾いてあげるに決まってるでしょう?
[だから、好きだったなんて。
もう聴けないみたいなこと、言わないで。
その言葉は、音にはならなかった]
(145) 2014/01/17(Fri) 00:00:23
―聖堂―
[武器など何一つ持っていない。
あるのは不自由な左腕と、それ故に動き回らず普通より少し劣る身体だけだ]
[緩やかに笑む姿>>140と続いた言葉に、理解するなと言う方が無理だろう。
どくり、と衝動に脈打つ蒼を敢えて意識から遠ざける]
……その言い方だと。
エーリッヒとシスターを殺したのは、違うんだね。
[ふ、と息を吐く。
より凄惨に、見せしめの様に殺害された姿が脳裏を過ぎる]
(146) 2014/01/17(Fri) 00:04:27
……ねえ、カルメン。
俺も、まもりたいひとがいるんだ。
その人が、こんな風にされてしまったら、って。
[彼女の腕の内に視線を落とす。
身体と分かたれた金色は何処か色あせて、冷たくて]
……そんなの、耐えられない。
俺は、『神の使徒』なんて大層なことになってるけど。
結局ただの人間で。願いなんて独り善がりなんだ。
[視線は落ちる。抗うように蒼は脈を伝えるけれど]
……お願い。俺を、ころしてもいいから。
[止めて欲しいと願うひとに。
乞うには余りに酷い願いを]
(147) 2014/01/17(Fri) 00:04:37
[音にのせて歌うのが好きだった。
音にのせて踊るのが好きだった。
そうすれば、大好きな人が笑顔をみせてくれたから
たとえ傍を離れても、
懐かしい場所で笑んでくれるような気がして
聖堂を離れ、娼妓として生きた。]
(148) 2014/01/17(Fri) 00:04:52
……教えて欲しい。残る、『人狼』を。
[小さく、呟いた]
(149) 2014/01/17(Fri) 00:06:55
― 廊下 ―
あ、うん。
そうだったね。なら、大丈夫かな。
[もう一つの裏付け>>143も聞いて、今にも走り出しそうになっていた速度を落とした。
胸に抱えたままでは父も動きにくいかと、左手は握るだけにして歩く]
そういえば、カルメンさんは。
レナーテさん以外の人は?
[エーリッヒの部屋が見える頃、ようやくそれが気になって小首を傾げた]
(150) 2014/01/17(Fri) 00:07:44
[オクタヴィアンの応え>>145に嬉しそうな表情が浮かぶ。]
うん、嬉しい。
もっと早くにお願いすれば良かった。
――…ん、何度でも聴きたい。
聴かせて、ね。
[少女だった頃のように、人懐こい音を滲ませ]
(151) 2014/01/17(Fri) 00:08:09
[甘美なる蒼花に惹かれて、欲しいと望む。
けれどカルメンはそれに抗おうとした。
アーベルの思いを言葉を考えを聞き>>147]
――…私も、ね。
あなたのことを案じるこを泣かせたくないの。
あなたを殺したら、きっと――…
[エミーリアの顔がちらと過ぎり、ふるりと首を振る。]
(152) 2014/01/17(Fri) 00:14:51
─ 廊下 ─
[胸に抱えられていた左手が握られるだけとなり>>150、幾分歩調が合わせ易くなる。
この子も徴の意味に気付いているのだろう。
これを晒すことで娘から人狼の矛先を逸らすことが出来ればと思っていたのだが、これではオクタヴィアンが言っていた通りだ。
娘を護るつもりなのに蔑ろにしかねないと言われても仕方が無い]
他でも悲鳴が聞こえたからな…。
恐らくそっちに居るのだろう。
悲鳴の原因は、多分……。
[首の無い遺体が残っていたなら、どこかに首だけが置かれていてもおかしくは無い。
言葉にはしなかったが、それが発見されたのではないかと言外に言う]
(153) 2014/01/17(Fri) 00:17:05
─ 聖堂 ─
[この位置からは、声音の落とされた壇上のやり取りは聞こえない。
聞こえていたなら、途切れさせた記憶に沈めたものがざわめいたかも知れないけれど、それはなく]
…………。
[ただ、壇上の二人の様子が哀しげに見えて。
無意識、胸元の銀十字架をきつく握り締める。
鋭さ帯びた細工に傷ついた手が、藍玉に紅与えた事には、気づく事なく]
(154) 2014/01/17(Fri) 00:21:13
――…。
[アーベルの呟き>>149にくちびるが音奏でようと開く。
『仇』であると同時に『同胞』でもある存在。
カルメンの選んだ道が多少なりともそのひとを傷つけているのだろうと
脳裏に響く聲からは察せられて。
言ってしまえば傷付くのだろうと想像できて。
分かり合えなかった相手だけれど。
止めたい相手でもあるけれど。]
言えないみたい。
――…ごめんね。
あなたがみつけて、……とめて。
(155) 2014/01/17(Fri) 00:22:21
─ 聖堂 ─
[>>151カルメンの答えに、微かな笑みを向けるも苦しさは隠せなかった。
でもそれ以上に苦しさを感じたのは、>>147アーベルがカルメンに向けた言葉に対して]
…止めなさい。
アンタは望んでそれを得た訳じゃないでしょう。
[ころしていい、その言葉が辛くて。
アーベルがカルメンにそれを告げる意味も、解ってしまったから]
…なんで、アンタ達ばっかり。
[背負わせられなきゃいけないの、と。
悔やむ言葉を落とした]
(156) 2014/01/17(Fri) 00:22:53
― 聖堂 ―
[他には殆ど意識を向けない。
独り苛々と、ぐるぐると考えを巡らせて]
…… 無理。
やっぱり隙でもなきゃ、殺せない。
[ぽつりと呟く声は小さく、暗い]
あんだけ言っても、男は役に立たないし。
…… いっそ、
[あの時みたいに。
脳裏に浮かんだ考えを払うように、首を振る。
――まだ、そうやって振り払うことができた]
(157) 2014/01/17(Fri) 00:24:08
―聖堂―
それ、さあ。
[その言葉>>152が示す対象はわかるようで、わかってはいけないようで。
だから誰かは考えない。
ただ、苦笑を浮かべて首を傾ぐ]
俺が君を殺したら同じ事になると思わない?
[でも、殺さないといけないことも事実だ。
彼女が本当に『人狼』だというなら]
[謝罪を零す>>155のに少しだけ息を吐き出す]
…………わかった。
でも何か持ってきていいかな。
俺の手だけじゃ、無理だよ。
[ゆるり、首を傾いで問い掛けた]
(158) 2014/01/17(Fri) 00:28:19
ー 聖堂 ー
[ジリジリジリジリ…]
[ジリジリジリジリ…]
[心の奥の奥から、警鐘が鳴っている。
護るべきものを護れ、と。]
[警鐘に抗うようにぶんぶん、と先ほどより強く首を左右に振り、抗おうと。
しかし、警鐘は止まず、苦痛に顔が歪んだ。]
……ちょっと、頭痛い、だけ。
[問われたら、安心させようと、笑みを浮かべた。**]
(159) 2014/01/17(Fri) 00:32:42
湯治客 アーベルは、メモを貼った。
2014/01/17(Fri) 00:33:51
雑貨屋 エルザは、メモを貼った。
2014/01/17(Fri) 00:34:12
――…同じことにならない。
[アーベルに、笑う。
問いかけ>>158を聞けば頷いて、待つ態をみせる。]
(160) 2014/01/17(Fri) 00:36:26
[ライヒアルトの視線>>154を感じそちらに一度目を向ける。]
――…ライヒアルト。
[不世出と謳われた聖歌の紡ぎ手の名であり
声向けた人の名でもあるそれを紡ぐ。]
かあさまは気付いていたの。
あなたが、聖歌の紡ぎ手、……と。
[彼が聞きたいと思えば聞こえる程度の声量。]
きれいな歌声。
天上の景色が見えるようだって、
[私達だけが知っているなんて勿体ないね、と女は老尼僧に言ったけれど
いつかそのときがくれば、と優しく微笑んでいた。
二人だけの秘め事を、くちびるにのせて]
(161) 2014/01/17(Fri) 00:39:42
―聖堂―
[立ち上がり、振り返る。
苦々しい表情を浮かべる>>156のを目に留めて、苦笑して]
……望んでないよ、誰も。
誰も、こんなこと。
[床を叩く靴裏が鈍い音を立てる。
もう迷えない。もっと、迷いたかった]
ね、お願いしていいかな。
できれば移動させてあげて。
……あんまり、見たいものじゃないと思うから。
[座り込むエルザとエミーリアに緩く鉄紺色が巡って。
オクタヴィアンとライヒアルトへ向けて首を傾ぐ]
(162) 2014/01/17(Fri) 00:45:50
―→厨房―
[そうして、待つひと>>160を置いて。
その身は一時、厨房へと向かう]
[右手ひとつで扱える凶器など、ただの人には数える程しか思い付かない。
それを持ち出すのはとても気が引けたのだけれど]
(163) 2014/01/17(Fri) 00:46:03
─ 聖堂 ─
……え?
[不意に向けられた言葉>>161に、天鵞絨が緩く瞬く。
手から力が抜けて、銀十字架が、ゆれた]
『聖歌の紡ぎ手』……って。
俺、は。
[上がる声は、困惑を帯びたもの。
『聖歌の紡ぎ手』。
かつて、そう呼ばれた事。
そして、そう呼ばれるのを厭った事。
二つの認識の間にあるものは、欠落した闇の中、だけど]
……知って……いて?
[何も問わなかったのか、と。
過ぎる何故、に答える者は、ないのに。疑問がこぼれるのは、止められない]
(164) 2014/01/17(Fri) 00:47:41
─ 廊下 ─
……そっか。
[言外に伝えられた答え>>153を聞いて、ゆるりと息を吐いた。どこにいるのかは分からないから、部屋の前で一時足を止める]
ここで待ってるのがいいのかな?
(165) 2014/01/17(Fri) 00:48:41
─ 聖堂 ─
[見ているだけで苦しいのに、アーベルとカルメンから目が離せない。
ミリィやライヒアルト、エルザの様子に意識を向ける事もせず、誰かが此処に着いたとしても視線は逸らさぬままに]
…あぁ、
[やっぱり気付いてたのね、と。
>>161カルメンの言葉に、ため息のような声を一つ落とした後。
>>162こちらの呟きに苦笑したアーベルの答えと、次いで紡がれた願いに目を伏せて]
…解った。
でも、無理には、連れていかないわよ。
[エルザとミリィから見届けたいと言われたなら、この場に居させると返し、出ていくその背を見送った]
(166) 2014/01/17(Fri) 00:50:04
─ 聖堂 ─
[アーベルの言葉>>162に、天鵞絨は数度、瞬く。
壇上を見て、周囲を見て。
は、と息を吐き出した]
……ん。
行こう、皆。
[止められない、と感じたのは、欠けたはずの記憶が僅かに揺らいだから。
聖堂から離れるように、と皆に促し、そのために動き出す。
エルザには案ずる視線が向いたけれど、なんでもない、と言われれば>>159、その場では強く追求はしないけれど]
(167) 2014/01/17(Fri) 00:52:21
[アーベルの足音が遠ざかる。
ライヒアルトの困惑の声が聞こえた。
問うような言葉>>164に頷き、微笑む。]
――…今ははねを休める時間だから。
思い出すまで静かに見守っていよう、って。
(168) 2014/01/17(Fri) 00:54:34
[抱いていたエーリッヒの一部。
腕を少しだけ緩めて、胸元にあるハンカチを取り出す。
薔薇の香りを纏わせていたけれど、彼の血の匂いに混じり感じ取れない。
立ち上がり、別の色が移る白だったものを壇上に敷き
その上に静かに置いて、労わるように一度髪を梳き撫でた。]
――…。
[アーベルが戻る足音が聞こえれば、ふ、と振り返り]
悪夢を、終わらせよう。
『人狼』は、此処に居る。
[ゆらりと女の姿が獣のそれへと変わる。
小柄な亜麻色の毛並みの獣は、艶やかな尾をゆったりと揺らした。
アーベルにこの牙と爪を向けることはないのだけれど
獣は月が浮かぶ空を仰ぎ、歌うように一つ啼いた。**]
(169) 2014/01/17(Fri) 00:55:18
娼妓 カルメンは、メモを貼った。
2014/01/17(Fri) 00:56:28
─ 廊下 ─
そうだな…。
もしかしたら、来るかもしれんし。
[離れ離れにしたまま、と言うことは無いだろう。
こちらから行った者が居るのだから、自分達がここに居るだろうことも予測出来るはず。
探し回るよりはと考え、娘の言葉>>165に肯定を示した]
[そうして待つ間、どうやってこの子を護るかばかりを考える。
護るために手を下すことは厭わないが、ただそれだけで護り切れるのかと言う疑問はついて回り。
結局、結論が出ないまま思考は堂々巡りに]
(170) 2014/01/17(Fri) 00:58:31
─ 聖堂 ─
……え?
[ずっと遅れて、周りの動きに気がついた]
何が……
なんで?
[何も掴めないまま、疑問符を零して。
壇上に居るのは少し年上の、幼いころからの憧れの人。
いつも綺麗なその人は、今は]
…… カルメンさん?
[何故か、何処か儚げに見えた]
(171) 2014/01/17(Fri) 00:59:24
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