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次の日の朝、占星術師 クローディア が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、くの一 アヤメ、少年 ネロ、猟師 スティーヴ、烏賊 ラス、少女 カレン、傭兵 カルロス、執事 ジョエル、孤児 オーフェン、画家の弟子 リディア、学生 エリカ、御令嬢 ロザリー、かぶき者 ケイジの12名。
[着水した衝撃で一瞬気が遠くなる。とはいえ、一瞬。
水の中で目を開き。翼が重いために、無理やり翼胞に畳み込み
きょろきょろと見る。
目を引いたのは、淡い金の光。水中から顔を出して、大げさに呼吸を何度かして]
あは、あれはなにかななにかな〜♪
何やらあわただしいな。
[舌打ちの音は聞こえたか、スティーヴの飛び立つのを見送る。
そういえば先に、空に付き人がいたなと思う。]
何かあったのかねェ。
カレン嬢に、これをもってきただけなんだがね。
[ 彼が視線を一瞬こちらへ向けて、すぐさまはずした。
その様子に興味がないのか、顎に手を添えて眺めるだけ。]
………私が来た時には既に巫女姫殿はおられませんでした。
さて、巫女姫は何のために1人で姿を消したのか。
もしくは…消されたか。
ジョエル殿、心当たりは?
[ 淡々と質問を重ねる。]
[露台に降り立つ、新たな姿に]
ああ、ケイジ……こちらも本当に来るとは思わなかった、お客……
[言いかけたところ。
ひゅう
風が、鳴った。 ]
[肩に手を、
骨の鳴るような音を立ててい出る、
一対の翼と一対の成り損ない。
けれど、
高きを飛ぶことはなく、
低きを滑るように翔け、 銀の軌跡を残して辿り着いた先には
既に飛沫の収まった湖が広がる。
淡い金のひかりが湖の上を惑っている]
[ひとしきり指示を出してから、ロザリーに向き直る]
確たる心当たりがあれば、こんなところには居ない。
[苛立ちは声に滲んでいただろう]
そいつは酷いな。
気紛れとはいえ、狐は約束を守るさ
[狐と称すは己か、それとも生き物そのものか]
カレン嬢、言っていたものだ。
[袋を彼女に渡す。]
[とりあえず、二人を連れて家に帰ろうとして空を見上げた。すると、そこには何やら慌しげに飛び交う聖殿の守護職の姿があった]
……何かあったのかな?
金色だ〜。金色だ〜。やわかくてほかほかそう〜
恥ずかしがらずにこっちにおいで〜♪あは、あはは〜
[人がやってきていることなど、何一つ気づかぬまま、気になったほうへと泳いで近づこうとしている]
[一瞬の風が舞ったかと思えば、上空へと飛び去って行く、スティーヴの姿が見える。少しの間、じ、と見つめていたが。
ケイジの差し出す袋には、ふ、と表情をゆるめ]
そういうものなのか。今まで狐と約束をしたことがないから、知らなかった。
茘枝、だな。ありがとう。先生といただくよ。
[ 苛立った声に、また溜め息をついた。]
それは失礼致しました。
私は巫女姫殿にお話があったのですが。
それどころではないようですね。
しかし、貴方に心当たりがないとなると…。
[ その先は言葉を一旦呑んだが、]
あまり、いい予感は致しませんね。
[ 少しだけ言葉を濁した。]
[リディアの目線につられるように、上を見上げる。
慌しく飛び交う守護職。
何か起きた事は明白で――]
…行ってみるか。
[首の後ろをさすり、飛び上がろうと大きな羽根を出して――カルロスを振り返った。]
…来るか?
[是と言えば、荷物のように肩に担ぐつもりで]
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