情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、時空 オトフリート、ちま竜 ティル、紅蓮の焔 ダーヴィッド、機鋼 アーベル、心竜 イレーネ、天聖 ナターリエ、殲滅の陽光 ヘルガ の 7 名。
[流石に一撃でも食らわそうかと思ったが]
[諌められた様子に上げかけた腰を落ろす]
……あまり本気でもなかったのだけれど、
食事の用意まで出来るのか、此処は。
[どういう場所だかもよく解っていない訳だが]
……。
[期待して(?)損した]
[などとは言わずに]
別に不便でもないけれど、
少々、鬱陶しくも感じるな……。
[ぽつりとした呟きには矢張り苛立ちめいたもの]
まあ、作っといても無駄にはならないし?
[さらりと言った。
仔竜と若竜が揃っているなら、食料が無駄になるなんて事はないわけで、うん]
一応、設備はあるらしいし、使わない手はないかと。
[場所に関しては多分、全く、気にしていない]
[ほう、と安堵の息を吐いて。鴉とノイを見やる]
……ありがとうござりまする。
[囁くよに声が零れる。
血が出る前に止まったのは、彼だけでなく己にとっても幸い。
アーベルの拳骨を食らわずにすんだらしき、鴉も幸い]
――…、…どういたしましてー?
[へらり。
こてんと、首を傾げながら何だかお礼を言われたから
ありがたく、受け取っておいた。
…少しだけ、こめかみが赤くなってるけど
まぁ、気にしない。アルってば、加減してくれないからなぁ。
――そんな事口に出したら、また突かれるから黙っておくけど。]
……確かに、育ち盛りもいるようだしね。
[二人の去って行った方角を見やり]
[吐き出した息は、少しばかり重く]
少し、外に出て来る。
[言うなりふらりと歩んでいった]
[イレーネの様子に小さく頷き、ふと目元を和ませて。
寝室へ向かうらしき二人を見送り、目を閉じる。
料理は出来ない……出来ても極限られる故に手伝いは申し出ず。
代わりに紡ぐは*子守唄*]
そういう事。
[育ち盛り、という表現に苦笑を一つ。
外に出る、と言って歩き出すのを見送って、自分は厨房の方へ]
さて、とー……何が作れますやら。
[暢気な口調で呟きつつ、取りあえず色々*物色開始*]
……、…ぅ。
[毛布の中で、もぞりと顔を覗かせて、首を小さくこてん。
外に出てったアーベルが、少しだけ気になったけど
聴こえる優しい唄に、…また眠くなってきたから――寝ちゃいそう。
だから、頭の上から降りたアルに、一つだけ挨拶して目を閉じた。
*おやすみなさい*。]
[歩むにつれて辺りは静けさに満ちる]
[今は“声”も聞こえることはなく]
[木の幹に背を預け、ゆるり眼を伏せた。]
……、苛々する。
[外へと洩らすのは内なる呟き]
[理由は自身にも解らぬ*まま*]
[豊かな料理の香りが漂う頃、私の子守唄の旋律は消える。
否、香りから逃れるよに、唄を終える。
育ち盛りの仔に必要な食事を、麒麟である身は忌避してしまう]
……良く眠っていること。
[毛布に包まる心竜を見、零れた声は少し掠れていて。
いつの間にか空であったグラスに吐息零し、立ち上がった。
起こさぬよう、足音抑え外へ向かう]
[ともすれば通り過ぎていたであろう気配に足を止めたのは、ふと何かが揺らいだ気がしたゆえに。
探すよに首を巡らせれば、気に背を預け静物のよに佇む姿。
遠目に、顔を上げた隻眼と目が合った気がして瞬く。
戸惑いながらも、そちらへと幾らか歩み寄り]
………ごきげんいかがなりや。
[他に良い挨拶も思いつかず、少し掠れた声を掛ける。
邪魔であれば立ち去ろうと、近づきすぎぬ距離を保って]
普通…ということでしょうか。
[その割には気だるげな気配。
疲れか空腹なりや?と心で自問しつつ、首を傾ける様を見やる]
いえ、少し…喉が渇きましたので。
ヘルガ殿の恵みをお裾分けいただこうかと参りました。
[陽光の精霊の恵みを受けた木々には、幾つものたわわな果実。
言葉通りに一つ手を伸ばし、押し戴くよに口付ける。
甘い果汁が喉を潤し、私は目を細めた]
……、
そうなるだろうか。
[茫と答え果実を採る様を眺める]
あぁ、 陽光の、か。
[裂かれた実は果実を滴らせる]
[喉の鳴る音すら聞こえる気がした]
…………美味いか。
[あれこれとやっている間に、近しくも遠い気が離れたのに気づき、ふう、と一つ息を吐く。
先ほど、疲れを感じるに至った声も今は聞こえず。
機鋼の仔竜も、落ち着いているのが感じられた]
……そいや、セレスの『同属』の方はどうなってんだっけ……。
さすがに、同じ事はやらん……よなぁ、機竜卿。
[ぶつぶつ呟くのは、二度ある事は三度ある、を警戒しているのか他に理由はあるのか]
ま、今は、目の前のやる事片しちまいますか、と。
[軽く頭を振った後、場にあった材料から、パスタとサラダとサンドイッチを作って行く。
量が特盛りクラスなのは、*言うまでもない*]
[茫とした答えは、己でもよく判ってはいない様子で。
どのように声を掛けるべきか、私は果実を齧りながら考える。
陽光の、と納得した声音に、瞼だけ持ち上げ見やる。
この人も通常の食事を避けてこちらに来たのであろうかと。
故に、問われた言の葉に瞬いた。
以前にも似たよなやりとりが交わされた気がする]
……ええ、とても。
[味がしないと聞いていたから、勧める事はなく食べ終えて。
このまま去るも惜しく、果汁に濡れた唇を指先で拭い問うた]
そなたは…そなたも、食事を避けに此方へ?
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新