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次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、疾風学科導師 ゼルギウス、影輝学科3年 リディ、精神学科1年 フーゴー、月闇学科2年 ロミ、疾風学科1年 ユリアン、雷撃学科1年 イヴァン、翠樹学科2年 ティル の 7 名。
そなのかな?詳しいことはわかんないけど、大地だし…でもさっきは空から降ってきたから…他のとこからきてるからかな?
[わからないながらも適当に言ってみるがきっと結論はでない。その点は丸投げる気である]
はーい。ほどほ…
『私がめんどうみます』
[いいかけたところで、盟約龍にめんどうをみられる宣言をされる主であった]
─平原エリア─
[後悔しないというロミの言葉に頷いて。
むくれるリディはやっぱりスルーしながら周囲を見回す]
……さて、と。
まだ、戻ってきとらんのもいるが、それはおいおい何とかするとして。
[なるんですか]
本試験の方に入るとするか。
[言いながら、『魔本』を開いた状態で、ひょい、と天へ差し上げる]
―草原エリア―
[ユリアンが何をいいかけたかはわからなかった。
けれどもそんなことは気にせず]
おだてても何もでないよ?
[首をかしげて、縦長の金の瞳がじっとユリアンの方をみたり。
すぐに視線はリディの方に向いて]
うん、綺麗にするのは嫌いじゃないけどね。
あ、お風呂とか入らないわけじゃないよ。
[一応断りを入れた。年頃の乙女としてそれはきっちりとしておく。
ゼルギウスの本試験という言葉が聞こえるとそっちに注目をした]
[開いてかざされた書物は、音を立てつつ、独りでにページを繰る。
魔力の流れに敏感なものであれば、そのページとページの間のとんでもない量の魔力流に気づけるやも知れないが。
勢いよく繰られていくページは、やがて、一つの名前が記されている所を開いて、止まった──<<精神学科1年 フーゴー>>]
ん?いや、出さなくていいよ。
平凡な俺は思ったことをいっただけだから
[とロミに答える
そんなもんだからリディにいきなりちっこいとかいってしまうのだ]
本試験…かぁ…初めてだし、どんなだろ
[その言葉をみて、魔本のほうをみて、あ、違うとかそんな小ボケてたことがあったりした]
─平原エリア─
毛が濡れるのが嫌なだけ、ってことだねー。
[入れられたロミの断りにはうんうんと了解の意を示して。
本試験と聞くと視線をゼルギウスへと戻す。
剝れているのがスルーされたのは、あまり気にしていないようだ]
―平原エリア―
[全身でアピールする方へと近づき]
リディもまだまだ元気そうだな。
ああ、頼めるなら。治癒系は得意じゃないんだ。
「甘やかさなくていいのよ」
ずっと締め付けられてたら動き鈍るだろって。
本試験はこれからなんだし。
[黒曜龍と言い合いながらリディを片手で拝んだ]
─休憩所エリア─
[休憩所でのんびりとしていたら、フーゴーが戻ってきた]
わんころさん。おかえりなさい。
ですよ?
[なんて呑気に声をかけたりしつつ、自分は水を飲む。
実は、水を飲んでいれば一ヶ月は余裕で生きていられる種族だったりするのだが]
─平原エリア─
……お前。
よりによって、この場におらんのを引き当てるか。
[『魔本』が示した名前に、思わず口をついたのは呆れた声]
ま、仕方ない。後で、説明に行くか……。
そっちはラヴィ、頼んだぜ。
『はいはい』
……で、と。
本試験の内容だが、簡単に説明すると、「追いかけっこ」だ。
まず、最初に一人か二人。
『魔本』が指名したヤツに、このターゲットマーカーをつける。
[言いつつ、ぱちり、と指を鳴らす。
呼応するよに現れるのは、銀とサファイアの小さなリング]
で、マーカーをつけられたら、一定時間内に誰かに押し付ける。
押し付けの方法は、問わん。
時間切れになった時点で、マーカーを持っていたヤツは、試験から一次脱落。別所で、追試を受けてもらう。
……ちなみに、指名は『魔本』の気まぐれに任すんで、俺の方では制御できん。
あと、開始前にも言ったが、受講者の中から一人……ユリアンを俺の手伝いとして選抜してるんで。
こいつに対しては、押しつけは不可、って事になってるから、注意な。
―休憩所エリア―
[お帰りなさいの声に、やや力なさげにゆらりと尾を一振り。
何となく、ティルの様子をみていると、ここは安息所のようなものだろうかと思ったり。
帰れない腹いせに肉食ってばかりというわけではない。
いまだ試験の説明はされてはいないが、長期間に渡るんだろうかとか考えていた。
だいぶめいっぱい食べたので、消化の為に床に腹をつけ休む。
その間水を飲みまくっているティルに『試験内容聞いているか?』といった質問をしてみた。
腹下しの心配はしない。水で大丈夫そうなのは形状から読める事でもあり。]
思ってても口にしない方がいい時もあるとはおもうけど…。
[小さく呟く声はきっとユリアンには届かなかったはず。]
[リディには頷いて、分かってくれると思ったからちょっと嬉しかったり
戻ってきたイヴァンには、イヴァンも迷ったのかな?そんな感想を抱きながら、
魔本がめくれて、そこに記された名前を見て続いた質問に耳を傾ける。
耳がぴくぴくと動いて]
追いかけっこ?
[続いた説明を聞きながら]
自分のところにきたら、ユリアンとゼルギウス先生以外に押し付けてか…。
ま、大雑把に言うと、こんなとこなんだが。
何か、質問は?
[ぐるり、と場にいる者を見回して問いかけつつ、銀とサファイアのリングを弾く。
それはふい、と消えうせ、それを追うように水晶龍がふわり、冷気を撒き散らしながら姿を消した]
本試験って鬼ごっこだったのか
[今年初のためもあって、ふむふむと頷きつつ、その内容を聞いて]
あ、そうそう。いつのまにか助手になりましたー。これから労働がまってるそうです。
生きて帰ってこれるかな
[大袈裟にいってみる]
─平原エリア─
うんっ。
ドライアードが頑張ってくれたから、直ぐに終わったのー。
[元気と言う言葉には、イヴァンの前でくるり円を描くように舞ってアピール。
治癒を頼まれると元気よく返事をした]
はーいっ。
甘やかすんじゃなくて、あたしの治癒魔法の練習だと思えば良いんだよ。
『汝が身 活性せよ 促進せしは 内なる力
其は身を癒し 汝が身を取り戻す』
[黒曜龍に笑いながら返し、リディは呪を紡ぎながら傷口を中心にくるりと回る。
翅から散った魔力の粒子が傷口へと集まり、細胞を活性化させ。
仄かに温もりを持ちながら、内側から癒して行った]
へ、追いかけっこ?
[治癒魔法が終わると、説明を始めたゼルギウスに意識を戻す]
ターゲットマーカーの押し付け合い、かぁ。
手段は問わず……って、ユリアンやらないの!?
ずるーい!
[平凡じゃない!とユリアンに対して言ったかも]
まあ、全く無関係、という事もなかろう。
試験が終わって、気が向いたらそこら、調べてみるか。
[丸投げされているのは何となくわかったので、呑気にこんな事を言っていたり。
それから、盟約龍の宣言に苦笑して]
……ああ、そっちは任せる。
追試会場へのゲートも、そっちに教えといた方がいいかもな……。
[何気に酷い]
―平原エリア―
[魔本が捲られ始まれば魔力の強さに首を竦める。
腰の剣が軽く振動するのを左手で抑えた]
あ、そうだ。ゼル導師。
開放したりしないんでコイツは見逃してくださいよと。
[一見地味な普通の剣に見えるのだが、封印掛ける必要がある程度の魔剣ではあったりする。ゼルギウスなら気付いてるだろうと先に申告しておくことにした]
「あんな失敗しなければ普通に戻せたのに」
[黒曜龍がツッコミを入れてきが、黙殺することにした]
─休憩所エリア─
[水を飲んでいるところに向けられる、問い。
こてり、と首を傾いだ]
試験の内容。
ですか。
前にもやったからわかる。
ですよ。
[のんびりと、説明しようとするのと銀とサファイアのリングがフーゴーの所に現れるのは、さて、どちらが先だったか]
……マーカーさん。
ですよ。
[覚えのあるそれに、声はちょっと引きつったかも知れない]
そんなときも…あるのかもしれない。でもないのかもしれない。
状況によりけりだけど器用にできないんだなぁ
[時折気をつけてるけど不意のときはいってしまうのです]
へっへっへ。いいだろー。リディ。
ってか、俺まともに魔法を競わせるとか怪しいとこがあるから選ばれてよかったぁ
[本試験の内容を聞いて改めてほっとしたりした]
はーい。おねがいしまーす。まああのぐらいなら大丈夫だから俺としては別にいいんですけどね。
って、いやいや、ついばっくれたくならない限りはいきますよ。平凡に。遠回りしながらも
[ばっくれない程度の真面目さは備えてると自覚してるので冗談っぽくいうが、遠回りは余計なんで盟約龍はしっかり聞いておこうと心に誓ったらしい]
たしかにずるいよね。
[リディの抗議の声に頷き、
自慢する様子のユリアンに]
今とってもユリアンに呪いをかけたい気分になってきた。
[ぶつぶつと何かを呟き始めた、首輪の猫目石は光ってなかったけど。]
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