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行商人 イレーネ に 1人が投票した。
宿屋の息子 フォルカー に 2人が投票した。
洗濯女 クロエ に 4人が投票した。
店番 ベアトリーチェ に 1人が投票した。
洗濯女 クロエ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、デザイナー ヘルムート が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、修道士 ライヒアルト、薬師 ゼルギウス、行商人 イレーネ、伝承学者 オトフリート、宿屋の息子 フォルカー、店番 ベアトリーチェ の 6 名。
―宿・一階―
私もエリザさんが人狼だとはあまり思っていないけど。
集められた誰かはそうなのでしょう?
可能性を根拠なしに捨てろと言われても困るかなぁ。
[エリザさんが人狼なら、事件はあれで終わるのではと思っていたのも事実ではある。]
― 宿一階 ―
違う。エリザさんは人狼じゃない。
それは訂正して!
[ガタンと椅子を鳴らして洗濯女>>4:166に掴みかかった。
前に立っていた少女も強く押しのけてしまったかもしれない。
そこだけはどうしてもと恐慌状態に陥って、薬師>>0の言葉にも反応出来なくなっていた]
違うって言って。ねえ!
[傾げられていた首に手を伸ばす。
目を丸くする洗濯女の喉を締め上げる勢いで掴んだ。
女性とは思えない力で振り払われる。
背中から床に叩きつけられて、ぐぅと唸った]
[空気が抜けた胸の上を押さえて、ゴホゴホと咳き込んだ。
やりすぎたと思ったのか洗濯女が上から覗き込んでくる]
なんで違うって言ってくれないの!
[引き千切る勢いでブローチを外して握る。
「銀」の飾りが灯りを反射してチラと光った]
クロさんが狼なのっ!?
[ドンと覗き込んできた人の喉を突いていた。
ぐにゅりと埋まる感触に目を見開く。
中途半端に力が抜けて、グイッと傷口を下に広げた。
生暖かいものが吹き出して顔にも掛かってくる]
[クロエへと詰め寄るフォルカー。
少女は彼の勢いに押されたか触れるかして
よろとよろめき二人の脇へと弾かれてしまう。
床に背を打ち付ける少年の姿に痛そうな表情を浮かべ
それから振り払ったクロエをきっと見据えた]
乱暴しないで。
……フォル、大丈夫?
[掛ける声は控えめなもの。
二人に届いたかどうか、知れない**]
あ、れ。
[血が目に染みる。熱くて痛い。
動きを止めた洗濯女の体がゆっくりと倒れかかってくる。
ブローチを取り落とした手で受け止めると、胸から下も赤く染まった]
…… schwartz.
[くろ、と呟きながら表情を失くした。
色の変わった瞳に違う色の筋は差してこない]
嘘だ。そんなはずない。
[元歌姫や彫刻家の時とも違う無表情で、少しずつ熱を失う体と折り重なっていた]
─ 宿・一階 ─
[始まった言葉の応酬は、どこか冷静に見ていた。
感情を入れたなら、容易く一方に傾いてしまう自覚はあったから。
だから、出来る限り、冷静に、場を見つめていた……のだが]
……フォルカーくんっ!?
[突然クロエに掴みかかるフォルカー>>1に、声を上げる。
振り払われた少年の手に光るものを見て。
突き出されたそれが向かった場所と、散った紅>>2に、数度瞬いた。
慌ててそちらに駆け寄った時には、既にクロエの身体は力なく崩れ落ちて]
……くろ……?
[微か聞こえた呟き>>4に、ひとつ、ふたつ瞬くが。
今は、それを問うている場合ではない、と思考を切り替えた]
― 宿一階 ―
[言葉は目に入ってくるが、理解するまで時間がかかる。
フォルカーとクロエが何やら言い合う理由が分らず、眉を潜めながら様子を見ていた。
それが殺しに発展するとも知らずに。]
っ……。
[クロエの喉にブローチが突き刺さる。
その程度の傷、と一瞬思ったが。
色を失っていくクロエに目を見開いた。
ほぼ同時に、黒と告げるフォルカーの言葉が目に入る。
立ち上がりかけて、ぐらりとした視界に再び椅子に落ちた。
ヘルムートはフォルカーの声を聞いていたか。
隠していた事を知られる事もあったかもしれないが。
なにか尋ねられかけても、今は疲れたように、椅子に深く腰掛けて動けなかった。]
[>>4:166何かの突破口になるかもしれないと言っていたのに。
何を望んでそういっていたのかも分からなくなってしまった。
分からなくしてしまった]
なんでクロさんなの。
[視界が揺れて夜の色が瞼の下に隠れる。
女性一人の体も支えられなくなって、仰向けに床へと倒れた]
………パストゥレル。
[よびかける声は思ったより静かだった。
叫ぶほど力が無く、死に慣れしている、というのもあったが。
冷静を欠くほどのものが無かった、というのもあるだろう。
それでもじわりとした動揺は表に見える。
もう一人の様子も伺ったがどうだったか。]
……あー……誰でも、いいから、でかい布持ってきてっ!
あと、桶に水汲んで、タオルと一緒に!
[ふる、と頭を振った後、誰にともなく怒鳴るようにこう言って。
フォルカーに折り重なって動きを止めたクロエを抱え起こした]
…………。
[確かめるまでもなく、その鼓動も呼吸も止まっている。
その事と、先にフォルカーがもらした呟き。
重ね合わせたなら、また、ピースは増えたが、取りあえずは置いておいた]
……ベアト嬢、フォルカーくんについててあげて、ね。
[なんで、という少年の疑問>>7には、答える事はできず。
頼んだものが届けられると、ベアトリーチェに短くこう告げて、幾度目かになる、亡骸運びの準備にかかる。
助力の申し出があれば受け入れつつ、今は目の前の色を覆い隠す事に集中した。**]
[>>3少女の声が洗濯女の気を緩めたのだろうか。
大丈夫、と答えることは出来なかった]
なんで。優しかったのに。
[目を閉じたまま、うわ言のように繰り返した]
― 宿一階 ―
[オトフリートの声が聞こえて>>8、動こうとしたがものの見事に体は揺れた。友人かイレーネあたりから無理をするなと言われただろうが、布くらいは運ぼうと足をリネン室があるだろう方へ向ける。
途中で先に動いていた宿の主人からシーツを受け取ると、それをオトフリートへと渡し。
その後うわ言を繰り返すフォルカーに近付くと、頭を撫でた。
表情には複雑な物を交えたままだったが。]
僕が。
[学者>>8が洗濯女を抱え上げてくれて、薄く目を開いた。
少女の声が聞こえればそちらを見て]
クロさん、殺した。
[小刻みに震え始めた頭に手が乗せられて背中を強張らせた。
そっと窺うと複雑な顔の修道士>>10がそこにいた]
分かってなかったのに。
[勢いだけで殺してしまったことは棘となって深く刺さっていた]
― 宿一階 ―
[フォルカーが口にする言葉に返す言葉が無い。
そういう状況なのだから仕方ない、などという慰めを口にできなかった。
何度かあやすように撫で続けたが。
結局少年の慰めは、金色の少女にまかせて身を引いた。
ある程度場が落ち着いたら、また肩を借りて部屋へと戻る。
今度は話があると言っていた、オトフリートの物を借りたかもしれない。
どちらにせよ、部屋に戻ると横になった。
体調不良もあって、いつもよりずいぶんと疲れていた**]
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