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[カルロスと名乗る青年。その言葉に、そうだね、と笑みを浮かべて]
僕はディーノ。
ここへは昨日着いたばかり。
君はここの村の人?
[カウンターの自分の席─最初に注文した料理がある場所─へ座り訊ね返した]
ディーノにカルロス。
それにパトラッシュ、ね?
[自己主張する犬にクスクスと笑いながら]
私はフラン。
その先で雑貨屋やってるのよ。
[二人には軽く頭を下げて]
[ランディには軽くジョッキを掲げて迎え入れた]
[入ってきた昨日の犬が見えて]
あら……随分綺麗になったのね。
まさか自分で洗ってきたとか……?
[言いながらまさか、という顔で笑い]
ふふ、賢いだけじゃなくてハンサムじゃない。
[先の男性とはまた違う男性の挨拶に]
そちらはディーノさん、ね。
私はリディアです。エリカとは幼馴染で。
[エリカの知り合いらしいディーノとカルロスに軽く微笑んで。カルロスの声に頷いて返す]
うーん、人が多くて挨拶と自己紹介が追いつかない。
そんな時は一人一人声を挨拶し直そう。
[被っていた帽子を外し、赤いハンカチを被せる。指で縁を3回叩き、ハンカチを取り払うと帽子の中には赤い線の入るユリのような花が沢山現れた]
皆様へ『幸せ』が舞い込みますように…。
[その場に居る者に1輪ずつ渡しながら名前を聞いて回った。既に名前を聞いているエリカやカルロスにも花を渡す]
〔宿の主人からジョッキを受け取り、フランのジョッキに軽く当て、挨拶を交わす〕
あー、わざわざ届けなくていいって、フラン。
荷物の整理とかあるだろうし、俺は今一仕事終えて暇だし、明日店のほうに寄らせてもらうさ。ありがとよ!
いや、フリーの傭兵なもんでね。
この村には着いたばっかだな。
そちらも旅の人みたいだけど・・・、まぁよろしく頼む。
[ちらっと見たときは男かと思ったが、
よくよく近くで見ると判断しかねるなと考えながら返事を返した。
────本人的には女性であると嬉しかったりするのだが。]
へぇ……パトラッシュっていうの。
こんばんは、パトラッシュ。
[謎の効果音とパトラッシュの様子に笑いつつも]
[シャロンの返事にはふぅん、と頷いて]
分かりました。ではそのように。
星占術師……知人にも占い師がいたけれど……その方にも
一度お会いしてみたいですね。こちらにお泊りなのかしら。
[一瞬表情が翳ったように見えたが、気のせいだっただろうか]
[集まった幾つかの視線を、真っ直ぐに受け止め返し。
カウンターのディーノの席へ行くと、寝そべり丸くなった。
シャロンの複雑そうな目に気づくと、少し首を傾げ。
片目をぱちりと瞑った、ように見えたろうか。
大丈夫、とでも言ったふうに。]
[エリカからの疑問には頷いて]
首のプレートに名前が書いてあったよ。
多分この子の名前で良いと思う。
[視線を移せば複雑そうなシャロンの表情]
パトラッシュがどうかした?
まだ汚れてるところがあったかな。
[相手の考えていることは流石に分からない。見当違いのことを訊ねた]
フラン、だね。雑貨屋やってるんだ。
ここのトパーズは流石に扱ってないかな?
[まだ見に行っていないことを思い出して。ここであると確認が取れれば細工師の工房まで行かずに済む。それからリディアからの挨拶には]
へぇ、エリカと幼馴染なんだ。こちらこそよろしく。
[にこりと笑みを返す]
〔ふと、思い出したように周囲を改めて見回す〕
…今日も降りてこねぇんかな…。
〔ぽつり、呟く〕
〔と、同時にタイミングよく食事がテーブルに運ばれてきたため、意識は食べ物へと移行する〕
あらま、ありがとう。
[差し出された花を受け取りながら名前を教え]
[それから何か合点がいったように指を鳴らして]
magician of flower!
どっかで聞いたことはある名前だと思ったのよ。
へえ、まさか本人と会えるとはね。
[改めてディーノを見つめ]
手品師って、本当に不思議ね。
[なんだか定まらない印象の外見にクスクスと笑った]
[今度はランディに振り向いて返す]
ええ、おかげ様で好きにさせてもらってるわ。
でもたまに帰ってくると、ここも悪くないわね。
やっぱり一番落ち着くのはこの村の景色なのかもしれない。
……住んでると外に出たくなるんだけど。
ランディさんはお変わりないのかしら?
[ディーノから受け取ったユリを、腫れ物でも触るかのようにつまみ上げ、興味無さげにテーブルに置き、その後に続くカルロスの言葉に顔を向けた]
・・・生憎と、よろしくしたくはない。
死の匂いのする傭兵は嫌いだから。
[今度はハッキリと冷たい視線で]
[ディーノから渡された花にわぁ、と声を上げて]
昨日のとはまた、違うんだね。
[帰ったら部屋に飾ろう、と呟いて]
首にプレート……どこかで、飼われてたのかな?
[それなら、人に懐き易いのも何となくわかるけど、と。
そんな事を考えつつ、今は灰白色の毛並みを取り戻した犬を見つめる]
トパーズ?
ウチは村相手の商売が基本だからね。
細工師なら教会の向こうの道にいるよ?
[役に立たなくてごめんねと]
[苦笑しながらディーノにはそう告げて]
占星術師?
もしかしてクローディアさんが来てるの?
…ははーん、なるほど。
[ランディの呟きを聞き取れば]
[ニヤリと笑う]
[突然差し出された花を見つめながら]
(ふむ・・・。花ってことは女性・・・。
いや、持ち歩くってことは男か?ん〜む。)
[心の中で考え込んだ。]
[ディーノから受け取った花には笑顔に。
『幸せ』の言葉には苦笑したようにも見え]
と、ごめんなさい。
私そろそろ家に帰らなきゃ。
フランさん、頼んでたものは明日雑貨屋の方に取りににいけばいいのかしら?
[フランに向きかえって尋ねる]
[冷たい視線は、次のリディアに向けるときは無くなり、優しい笑顔に変わる]
いるわよ。2階に。
―――ただ、人の多いところは苦手なのよ、あの子。
だから、下手したら食事も自分の部屋で取るのかもね。
もっとも、私も人の多いところは苦手なのは一緒。
そろそろ私もお暇させていただくわ―――ごちそうさま。
[カタンと食器をテーブルに置くと、シャロンはゆっくりと立ち上がった]
[ランディからの拍手には嬉しそうに笑みを浮かべ。カルロスの言葉には]
あ、それじゃ僕と同じようなものだね。
傭兵なんだぁ。
僕は手品をしながら転々と旅をしてるんだ。
手品以外も出来るけどね。
[笑みを浮かべて片目を瞑って見せて。こちらこそよろしく、と言葉を返す。自分の傍にパトラッシュが来て丸くなるのを見ると、本当に懐かれちゃったなぁ、と笑みを零して。残してあったワインに口をつけたところでフランから自分の二つ名を呼ばれた]
おや、その名をご存知とは。
僕も有名になってきたねぇ。
[嬉しいことだ、とワインを飲み進め]
『不思議』を与えるのが仕事だもん。
それを生業としてるからね。
[クスクスと笑みを漏らしてチーズを口に放り込んだ]
11人目、学生 レッグ がやってきました。
〔リディアの言葉に頷いて〕
住んでると外に出たくなる。わかるぜその気持ち。俺も若い時はそうだったよ。女房がこの村以外では暮らせねぇって言わなかったら、今頃ここにはいねぇだろうな。
…若いうちは、外に出るのも悪くねぇ。
アッカーソンのドラ息子も、そんな気持ちだったんだろうな。
なぁに、外に飽きたら戻ってくるさ。
〔と、ウィンクひとつ〕
俺は相変わらず。すっかり鉱夫どもの道具修理業になっちまったくらいで、ぼちぼちと物作りに励んでるよ。
[後ろを振り向き、歩き去ろうとすると、パトラッシュの自信満々な顔を見つけ、思わず破顔した]
・・・そうだったわね。
貴方は賢いのだから、下手な心配をする必要は無かったわね。
[フワリと、優しくパトラッシュの頭を撫でた]
■名前:グレッグ・マクスウェル
■年齢:17歳
■自己紹介:村の学校に通うヤンチャ盛りの学生。
金融業を営む父親とは何かにつけ衝突しているらしい。
[シャロンからの冷たい視線受け、苦笑交じりの顔で]
・・・ま、仕方ねぇか。
こんな職業だしな・・・。
[大して気にした様子もなく肩をすくめた。]
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