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『全く、クローディアめ、余計な事にばかり気が付く。』
『ボスもボスだ。私に任せておけば、一応は組織の為に12宮は動き続けたというのに…。』
『いや…、ボスとて私が、完全に組織の為だけに動いているのではない、とは薄々気付いていたのだろう。私の思想を詳しくは知らないとしても。その不信感が今回の事態を招いた…という事か。』
――コンコン。
[彼が一人眠る客室にノック音が響いた。
...は、即座に飛び起きると、ドアに近づいて小さく三回ノックを返した。すると、再び表から三拍・二拍・五拍のノックが聞こえ、そこでようやくドアを開けた]
「おはようございます」
[そこに居たのは、各十二宮付のメイドではなく、雑用を主に行うメイドが立っていた。
ただ、そのメイドはレッグの手配した者なのだが]
「レッグ様、朝食の準備ができておりますが、如何なさいますか?」
[何気ない会話であろう。
ただ、周りに一切の隙を許さぬように、室内に放り込まれたカードを除いては]
んあ〜……。
イラネー。ってか、ナナエはどうした?
「ナナエ様は少々事務仕事が滞ってしまったため、代わりに私が」
そっか……。
ま、いいや。とりあえず、昼飯になったら起こしてくれ。もうちょい寝直すわ。
「かしこまりました」
[恭しく御辞儀をして、ゆっくりと廊下を進んでいくメイドを見送ると、レッグは不自然にならないようにドアを閉めて、駆け足でカードに近寄ると、拾い上げるのももどかしげに内容を読んだ。
そこに書かれているエドガーからの忠告文。
ただ、十二宮を安易に消耗させたくないという部分から、何かを察すると大きく溜息をついた]
ンだよ。
十分目的だってーの。
ただ、拙いな……。
もう一人の仲間が、俺には誰かワカンネーけど、少なくともおっさんとはいくつか意見交換を交えちまった。そこから繋がりを見出される確立は……高くはないが低くもない、か。
[顎に手を当て、ベッドに倒れこみながら、今後の予定を考える。
エドガーとは前もって面識を持ち、その中で組織に対する思考から気付いた時にはある意味『同盟』を組んでいた。だから、ヘタをすると組織以上に連携は行える自信はある]
……と、すると、先にクローディアを殺り、その上で、乱戦を誘発させるのが一番いいのか?
[一歩間違えれば、自分自身が巻き込まれるが、たった三人では残る九人相手にして勝てないだろう。
ならば同士討ちさせる方向で進めていった方が十分にビルから堂々と立ち去れると言うものだ。
ただ、それは...一人の目的を優先させた場合だ。
ここにエドガーの目的を合わせると、この策は駄策に転じる]
とりあえず、おっさんを通じて、もう一人に今後の展望について相談しときますか。
[普段の気だるさを微塵も感じさせずに、...は筆をとるやカードに文字を記し始めた。
後は昼に来るメイドにエドガーへの中継を任せるばかりである]
[部下達の報告の一部が上がってきた。十二宮のここ最近の行動だ。もともと常時、彼らには監視・バックアップの目的で部下が張り付いている。]
[分析するまでもなかった。「好き勝手」、その一言で十分。]
フフン。(唇の端を楽しげにつり上げる)
そうだ。「標的を殺す」、それさえ果たすなら、他には一切ルールは無い。それが十二宮、私の創りあげた十二宮だ。
『彼らに裏切りなど有り得ない。そもそも組織の下僕・手駒と考えるのが間違っている。彼らが仕えるのは、己一人だ。己を裏切る事の出来る者はいない。』
『しかし…。この理屈でボスを説得は出来ないだろうな…。』
「エドガー様、珈琲などお代わりは如何でしょうか?」
[音もなく円卓の間に姿を現したメイドは、恭しく御辞儀をすると、そっと彼に近づいた。
そして回答を得るためにエドガーの顔が見える位置まで来ると、自分の体とスカートを利用して完全に周囲から壁を作るや、さっとポケットの中にレッグからのカードを挿し込んだ。
カードにはクローディアの今後について。
今回の状況からの脱出方法について。
など、今後の方針についての質問と、残る一人を含めた指示系統の流れについて質問が載せられていた]
「ああ、失礼しました。何かお考え中に無理に声をかけてしまいました。後ろに控えておりますので、何かありましたらお声かけください」
[メイドは行うべきことをすると、自己完結してから、壁際まで下がり、そのまま無言で直立をするのであった]
[今回の召集に先んじてエドガーに齎されていた一通の文書
それはカレンが母様と呼び、実際彼女の産みの親であるミレイ・バジェナからのもの]
《エドガー様、この度の召集をカレンから聞きましたが、何やらただ事では無いご様子
もし御身に降りかかる火の粉があるのでしたら、どうぞ私の娘をご自由にお使い下さいませ。当人にもそのように言付けておきます
最後に、御身に何事も起こらないことをお祈りいたしております
ミレイ・バジェナ》
―私室―
『さて…如何したものか』
[襟を緩く開けた白いシャツと黒いスラックス、そんなラフな服装でベッドに腰掛けたまま首を捻ったまま、暫し瞑目。
ふと足元に何かのすりよる感触に翡翠の瞳を開いてその存在を微笑みとともに抱き上げる]
君でしたか、レギーナ。
どうしました…お腹がすいた?
[にゃうー、と細い鳴き声をあげながら白い猫の尻尾がぱたぱたゆれる。
キラキラと輝く灰色の瞳をもつほっそり美人は彼にかまってほしいらしかった。
膝の上に下ろし指先で喉を撫でてやりながら]
…さて、そろそろ行こうと思うのですが…お前も来る?
[首をかしげて尋ねたらするりとまた足元によってきたものだから、軽く身支度を整えてから部屋を共に出る]
―私室→会議場―
―客室―
―――…えぇ、申し訳有りません。
はい、では…お言葉に甘えて。失礼します。
[ピ、と小さな電子音と共に通話が切れる。
口許に微笑みを湛えながらも、確かに小さく溜息を零した]
――表の顔を続けるのも、時には便利では有りますが
[手間が掛かりますね。と、独りごちて。
携帯端末をサイドテーブルへと置いた引き換えに、
銀のフレームに彩られた眼鏡を軽く手に取った]
[早々に済むだろうと考えていた用件が長引き
――しかも隔離と言う方法を取られた事で、
表の顔として繕っていた仕事の方に出る事も叶わなくなる。
適当な理由を捏造し、暫くの休暇をと上司に告げば
何らかの形で話が回っていたのだろう、いとも簡単に許可が下りた。
通話を切る間際に投げられた、気をつけて行ってこいよ!やら、
カンガルーのお土産を楽しみにしてるからな!やら
――…一体、どの様な話が回ったのか、気になる処では有るが]
[何にせよ、簡単に話が通るのは有り難いには変わり無かった。
…この組織は、こう言うフォローの手回しが相変わらず良い。
小さく感嘆の混じる笑みを零し、銀のフレームを目元へ添える。
ブリッジを軽く押し上げ、客室の窓から眼下に広がる夜景へと視線を落とす]
―――何の『価値』もない。
[くつ、と。喉の奥を鳴らし小さく零れた]
[小さく無数の煌きに彩られた世界――高層階から眺めるこの景色も、
百万ドルの夜景と称されるに等しいモノなのだろうが
―――何の感慨も沸かなかった。
名残惜しげな素振りも見せず、ひらりと踵を返し窓際から離れ。
簡易に支度を終え、自らに割り当てられた部屋を後にする。
再び扉の閉まった室内には、静寂と闇の帳が残った]
―客室→会議場―
[二つ目の報告に目をとめる。幹部らの過去の記録だ。]
[組織加入の際に、多少は収集済みとはいえ、裏切りの可能性を考えての精査には時間がかかる。しかし、例外が二人。それが今エドガーの手元にある。「組織以前」の過去を持たない二人の子供。]
[少しだけ愁いを面に現し、直ぐに改める。]
[頭を切り替え、]
『まぁ…まずはクローディア、か。話を聞いておく必要がある。』
―未だ陽の昇らぬ時間の客室―
[薄暗い部屋の中、影が動いた。
見下ろした黒髪のメイドは、白い肌を更に白くして居る。艶やかな口唇からは吐息。
吸い寄せられる様にもう一度、其処に口接けた。
触れるだけの口接けは、小さな音を立てて離れる。其れでも彼女は目を覚まさず――]
気を付けて抱くのも――抱かれるのも、久しい物だね。
[殺す相手しかして居なかった最近。殺さない様に何処か抑えは入り、其れは今も身を苛む。
背より生える二つの手を、彼女の体から退かす。絡み付いていた腕に紅の痕が浮かび、今度は其処に舌をチロリと這わせた。
其れから。
自らの胸に咲く紅の薔薇を、膨らみに添う様に押さえる。
首に掛かった、普段は隠れているチェーンが音を立てた。]
お休み、嬢。
――目が覚めたら蜂蜜の、甘い口接けをして上げよう
─客室─
[ふい、と浮上する意識。
十分な睡眠その他を取ったためか、目覚めはわりあい快適で]
……自分の場所なら、もっと寛げるんだけどねぇ……。
[ここだとねぇ、と呟いて、起き上がる。
傍らにいたメイドは、先に起き出し、部屋の隅に控えていた]
や、おはよ、アイリス。
[にこ、と笑いながら呼びかけて起き出し。
一見細い外見に似ず、鍛えられた体躯とその上に舞い散る傷痕をいつもの装いに包み込み]
さぁて、と。
引きこもりはよくないし、行きますかねぇ。
[ふわ、と欠伸をしつつ、会議場へ]
─…→会議場─
[再び彼女の隣に身を寄せて、牡牛座は眠りに堕ちる。
其れは深くはなく、浅い物。
警戒は解かれて居ない――証明するかの様に、黒の手が檻の様な形を取って二人を囲っていた。
やがて訪れた目覚め。触れ合った口唇は甘い蜂蜜の味。
黒い髪のメイドは寝台に寝かせ、衣類を纏う。
他のメイドに食事を頼み、自分は部屋の内部の書棚に手を伸ばした。
――静かな時間が流れる。
其れから疲れの見える少女が幾度も軽い眠りに堕ちた後、
最後の頁を捲った彼女は、立ち上がってフードをかぶりなおす。
月に似た銀糸の髪は隠れ、何時もの三日月の笑みが浮かぶ。
部屋を出た所で他のメイドに聲を掛け、目を覚ましたら中の少女を部屋に運んで遣って欲しいと告げた。
向かう先は、昨夜12――13の星が集った場所。]
−会議場−
[扉を開ければ真っ白い猫は悠然とした足取りで中へと進む。
その様子が何だかおかしくて思わず微笑んでしまったがちらり、と灰色の視線がこちらに向けられたので肩をすくめてまずは全員分の軽い食事を用意することにした。
通りかかったメイドに頼んで幾つか用意するように言付ける]
では、頼みましたよ。
[やがて集まりだす星たちにはいつもどおりの微笑で猫と共に向かえるだろう。
そしてまずは飲みたいものを聞いていく]
─会議場─
[中に入れば、やー、と言いつつ場にいる面々に手を振り、自分の席へ]
……しかし、ここに来ると眠くなるのはどーにもなあ……。
[殆ど条件反射のような気がしつつ、はふ、と欠伸を一つもらして]
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