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んーと。
……なんか、どっちも静かで、先が読めねぇなー……。
[とりあえず、十字路の真ん中まで出て腕を組み、首傾げ]
ここは、ダイスでも振って決め……お?
[ぶつぶつと呟いていたら、視界を掠めるのは小さなふわふわ]
……これって……やっべ!
[それが何の兆候であるかは、以前の実習の経験で知っているとかいないとか。
とっさの判断で、正面の道に飛び込む。
直後、今までいた場所を、色とりどりのふわふわウェイブが流れて行った]
……あははははー……。
[流れていったふわふわを見送り、上がるのは乾いた笑い声]
あれに飲まれてたら、タイムロスでかかった……。
[と、いうか、そもそも発動させるなと。
突っ込む人は、そこにはいなかった]
さて、前進前進、っと。
……フォルカーたちは、どこまで行ってんのかねー。
[最初に小手調べ、次の手で確実に帰還を果たした手腕に拍手。]
やあ、お見事だね。
・・・そうだな、再会おめでとうとかどう?
[こちらも軽口を返し、二人へ謝罪代わりに肩を竦めて見せた。**]
─ダンジョン最奥の部屋─
………私もやれとのことだ。
「”…トリスタン殿、面白がっておるな”」
[溜息の理由、それはダンジョン脱出のためにディルスタンもやれば良いと告げられたためだった]
……仕方あるまい……。
[観念して手近な石像へと向き直る。小手調べに、と石像に向けて掌を向けた]
……………撃炎弾。
[略詠唱で掌から放たれるのは、低密度の炎の弾。然程大きくないそれは真っ直ぐ石像へと飛んで行った]
[道をしばらく行くと、そこに待ちうけていたのは]
……なんだこれ。
[天井からぷらーんと垂れさがる一本のロープ。
うん、清々しい程に罠だね。
ご主人だってそのくらいわかるよね……あれ?]
くそ、こんなことしてる場合じゃねぇのに……
めっちゃ気になる!
[だからってなんで思いっきりぐいっと引っ張っちゃうの!?と、当時のボクは思ったわけだけれども。
魔法が掛かってたら仕方ないよね、ご主人単純だもの]
[ベッティの答えを聞きながら、ふむふむと頷いて]
イメージが足りないか、それてるようですね。
射的の時もそうでしたが力の量を制御仕切れてないのが一番問題でしょうか、具体的なイメージが足りないようですね…。
[そう分析をしながら、それもすぐにヴィターとの会話で意識がそれて]
ええ、ヴィーくんとは私がこちらの世界に来てからになるので、13年ほどの付き合いになるでしょうか。
[そうして、ベッティの声に反応する前に今のもふだらけに至る]
大丈夫ですか?
[そうしてこちらを助けようとしたのか、だいぶしてきたベッティを受け止め、体格差のためにそのままもふまみれで倒れた。
もふもふがクッションになっている為怪我をすることはなかったが、いっそう抜け出しにくい状態になっただろうか。
ベッティをかばうように抱きとめて、自分はその下に完全に隠れるような形に]
「ええな、ええな、女の子同士のかr…」
[残念なこと言いかけたヴィターもそのままもふに埋もれていった]
─最奥の部屋─
……………ふむ。
[1/3程欠けた石像を見て小さく声を漏らす]
…………閃光火矢。
[次いで胸元まで掲げた右腕をゆっくりと横に薙いだ。その軌跡から飛び出したのは、光を纏った2本の炎の矢。左右から互い違いに石像へと襲いかかる]
[あっけなくすぽんと抜けたロープは消滅。
代わりに後から後から湧き出てくるモンスター総勢30体。
でもご主人はにまりと笑った]
おー、来た来た!
オレの前に現れるとはいい度胸だなぁ。
[喚んだのはのはご主人のほうだよ。
まあ、見たところあんまり強くないやつばっかりだし、大丈夫……かな]
[炎の矢が当たったことで起きる小さな爆発。それにより待った灰塵が晴れた頃に見えたのは────]
………………………………。
「”……根性のある石像だな”」
[物凄くシェイプアップされた細長い石造だった(残HP:2)。蹴り飛ばすなりすれば崩れそうなものだが、折角だし、としばらくそのままにしておくことに。誰が一番にこの部屋に来るかを見ておこうとも思っていた]
[とりあえず、流れていったふわふわの後を追う気はないわけで。
飛び込んだ道を、そのまま進む]
……これで終わり、って事は。
多分、ねぇよなぁ。
仕掛け人が仕掛け人だし。
[それは、どんな認識なのか、と。
やっぱり突っ込むひとはいない訳で]
ま、あってもあと一回か二回がいいところだろーけどな。
[なんて事を呟きながら、走っていく。
機精に頼めば、仕掛けを探すとかはできなくもないのだが。
そっちの方には、頭が回っていなかったりする]
……お? 罠にかかる人発見
[急ぎ足で移動していると、前方でトラップに掛かったのかモンスターに囲まれている人物発見(>>166)。]
んー。見たこと、木っ端ばっかだけどぉ
ねぇ、そこの君。手助けは必要かい?
いまなら、お安くしとくけど
[少し離れた場所から、そう尋ねた。]
……ん?
あー、大丈夫大丈夫。
ってか金取んのならいらねぇ!
[後ろ>>169をちらっと振り返って、ご主人はひらひら手を振った。
むしろ離れてたほうがいいかもしれないよ、ご主人コントロール下手だから。
そう思いながらボクはそのヒトに視線を送ったけど、通じたかは謎だ]
んー、そう? じゃあ観戦させてもらおうっと
[へらりそう言うと、壁に凭れ掛かり外野で観戦モード。]
「……ちなみに、本当にお金取る気だったんですか?」
んー? いや、別に。ちょっとノリで言ってみただけ
でも、ロハってのも存外に怖いものでねぇ……
[観戦しつつ、そんなやりとりをノキアとやっているのであった。]
――そんな感じで先抜けを競争している人達もいるみたいだよ。
少しばかり急いだ方がよさそうだな。
[危うく下敷きに仕掛けた事は口を濁し、離れていた間の説明をしながら歩き出す。
脱落者と先駆けの者のためか、あれだけいた挑戦者達の数も半分以下になっているように見えた。]
上からと足元から、転移に落とし穴か・・・手が込んでるね。
[一時的に良くなっている視力で注意しつつも、足は先を急ぐ。]
イメージかぁ…
うーん、魔法使う時っていっつも慌てるからなぁ…
[つまり精神、感覚面に著しく問題があるのだが。
先生からのアドバイスには、うーんと考え込むような素振りをみせる。
イレーネの13年、にふむふむと頷いたのだが、ふと。]
え、こっちの世界に来て、って―――
[と尋ねかけたところできゃー声を聞いて、
慌てて手を伸ばして躓いてダイブしたのだった。]
むぎゅ…。
うわーん、先生すいませんー!
[明らかに押し倒した、というよりむしろぎゅむり倒してる状態の導師には平謝り。
とにかくどこうともがくが、外に出るには至らなかった。
辛うじて、少女先生の上からは退くことができたが。]
[残念なヴィターの台詞は途中で聞こえなくなったので真実知る事はなく。
頭にいたピノ君達は、ちゃっかりもふ玉に紛れて楽しんでいた。]
ピノくぅん、遊んでないで出るの手伝ってよー。
[と声をかけるも返事はない。
ただのもふだまりのようだ。]
[ロハってなんだろう。
ボクはさっきのヒトたちの会話>>171がちょっと気になってたりするけど]
まどろっこしいし一気に行くか。
……《地深くに眠る精霊共、此処に其の力を示せ》
[ご主人の詠唱と共に、鳴らない筈の鈴からリィン――、と澄んだ音。
周囲に一つ、また一つと焔が灯り、ゆらゆらと揺れる]
《乱れ舞え、黄蝶》!
[もう一度鈴が音をたてて――]
……お?
[進んだ先は、少し開けた部屋。
部屋の真ん中の天井からは、見るからに怪しい飾り紐]
…………。
[怪しい。怪しすぎる。怪しすぎるんだけど]
……んー。
[引 っ 張 っ た]
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