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………。
お ま え ら !!
[鳳凰のあっさりとした返答に流石に怒鳴り返したり]
学校だと属性的に直すの確実にアタシじゃないか!
[突っ込みどころはそっちかい]
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>>+26
同じ危惧は、俺も昨日から感じてた。
だから、簡単にキレさせられる、と思ったんだけどね、設定ベクトル逆だから。
まあ、覚悟はしてる、うん。
俺は立場的にも、最後まで対立してくつもりだし。
[そうして、空き地に走り着くと、そこにはリカとケイコの姿。]
あー、ケイコ。ソノ様子じゃ、リカから聞いちゃった、か。
ごめんね、ケイコとは戦いたくなかったんだ。
[と、ケイコには優しい声を向けていたが]
……で、ヒサタカを狙うだけじゃなくて、ケイコまでワタシの敵にするつもり?
ヒサタカとあの子に害なすなら、容赦はしないヨ。
[リカに向けるのは底冷えのする言葉。その手にはいつの間にか剣。]
―空き地―
ちょいとごめんなー。造成したるから堪忍やで。
[そんなコト呟きながら、杭とロープで囲まれ放置されている一角に入り込む。羽織っていた綿シャツを脱ぎ、ケイコにパス]
ごめーん、持っててな。
たぶんマリりんのあの睨みようからしてうちに来ると思うねん。
[苦笑して、大きく伸びをする。
やがて追いかけてきたマリーの口にした内容と視線は案の定]
そんなん知らへんよ。
うちはうちなりに助けるつもりやねんから。
あんたら二人だけの世界やのうて、気脈の上の全体をな。
[剣を向けられる様子に、てっとり早いとこちらも剣を召喚する]
さあ、ね。
たまたま、そういうのが多かったんじゃないっすか?
[けらりと返した。
続く、『従う気はない』という響の言葉。
ふ、と掠めたのは、満足げな笑み]
……ご安心を、俺は従ってもらうつもりなんぞありませんので。
ついでに、『地』の『護界』をぶっ壊さない限り、勝手にしてもらってかまやしませんので。
[物言いは無茶だが、それは一つの真理。
『天』は『天』、『地』は『地』。
それぞれの『護界操手』は、天地それそのものと同じく、上下関係にあるわけではなく。
『地』の護り手は、『地』の護り手の思う形で界を護るものであるが故に]
……うっわ、それって物凄い言いがかりっすねー。
[けらけらと笑いつつ。手に呼び出すのは、五色の柄糸も鮮やかな、一振りの太刀]
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>>+28
まぁ何とかするさ。
けど悠悟に関しては明日響との対戦が決まってるからね。
そこがどうなるか。
久鷹残ったら残ったでやるしかあるまいて。
>>+29
頑張る、超頑張る。
まさかここで悪役方向に持ってかなきゃならなくなりそうとは思わなかったが。
こらこら。
下手に目立ったら後が洒落にならんでしょ!
[喫茶店の窓に貼りつきかけたリカを引っ張って、空き地を示す。すぐに理解してもらえたらしく、中に伝えるジェスチャーをするリカと二人、一足先に空き地へ。
まずやってきたのはマリー一人で]
[あれやこれやはありましたが、散歩継続で神社付近へと。亀、疲れてきたのかいつの間にか幸貴の肩の上へと]
こりゃマジで移動偵察は無理だな…。
こいつで吉兆占えとかそんな話?
[亀がぶんぶこ横に首を振った。ちょっと焦ってたかも。
そうこうしているうちに場所は神社傍の喫茶店へと近付く]
……あ。
[そこで見つけたのは空中に浮かぶ女の子だったとか。喫茶店前でうろたえる久鷹も見つけたり]
…キモ。
[けらけらと笑いだした様子がお気に召さなかったのかものすごく不快そうな顔をしてぼそりと呟く]
わけの分かんない単語ばっかゴタゴタ並べてんじゃねえ。
標準現代語で喋りやがれ…!
[変な所にある沸点は地味に上がり、それを示すように朱塗りの鞘は融けて刃を舐めるように伝う青白い焔へ]
言いがかりだろうが、何だろうが。
[本気でイライラしているのだろう。
ぐ、とわずかに膝が撓んだかと思えば]
そもそも、このやり方が気に入らねえんだよ──!
[白っぽい炎の片翼を背に飛翔。
加速、加速──ぐ、と鳳凰のその身に近づいたかと思えば横薙ぎの一閃]
マリィ。
戦いたくないのは私も一緒だけどね。
[珍しく歯切れ悪く。困った顔でマリーを見る。
と、リカからシャツを放られて、反射的にキャッチ]
って、リカちゃんもやる気満々だし。
…止まらんな、こりゃ。
[先に突っ走られてしまえば、後に残ったのは同じことするわけにもいかず]
鎮めとか、一番の苦手だっつーの。
神宮寺先輩辺り、気付いてこっちに来てくれないかな。
[何しろヒサタカは追いかけてくる可能性だって高くて。介入させないようにと警戒するために息を吸い込んだ。
救いの女神が既に一番の危険と接触してるとか知れずに]
[一と全で全をとる、優等生な答えにふーん、と呟くと]
そう。ならそうすれば。
……ワタシに勝てたらだケドッ!!
[そう言って、リカに向かって地を蹴る。
だが、射程外から剣を上段に振りかぶると]
ッセィッッ!!
[振り下ろし。本質が水の剣は遠心力で伸び、射程外からリカを叩き潰そうと襲い掛かる。]
……くそ! どっちへ行った……! 九尾! 上から見えるか?
[サキに気付かないまま、上空の九尾に問いかけるが、九尾は申し訳なさそうに首を振った。
その様子は、憑かれているのではなく、家族を探しているようで――]
気に入ってもらえなくて、結構!
[軽薄な笑いは瞬間、影を潜め。
引き締まる表情は、滅多に見せぬ『本気』のそれ。
手にした刀──天凰刀を抜き放ちつつ、後ろへと飛びずさり、横薙ぎの一閃を避け]
……さすが、速い。
[呟きと共に、距離を計る。
こちらの方が間合いは短い。
逆に言うならば、それは、彼我距離ではこちらが有利、という事。
深呼吸、一つ。羽ばたく五色の翼が大気を打ち]
……せいっ!
[距離を詰め、気合と共に繰り出されるのは、袈裟懸けの斬り下ろし]
もう平行線どころか、交点どっかで過ぎて離れっぱなしやもんな。
[マリーの呟きに、こちらも頷く。
互いに守りたいもんがあるのわかってて、自分のそれを犠牲に差し出せない以上、ぶつかるんは自明の理]
わあってる!
うちかて負けられへんからなっ!
[振りかぶる動きを睨むように目で追う。
と、延びた剣が間合い予測を外し一気に迫った]
ちっ!
[後ろに地を蹴り浮遊で逃れる。そしてそのままマリーより上へ。
陸上部で鍛えられた足も、二階程度までは届かないであろうと、浮く力を消して今後は逆に此方が上から振り下ろす]
[サキの声に、ぴくりと肩が反応した。思わず反射的に九尾を隠そうとするが、話し合いをしたいという彼女にはしっかりと現状を伝えるつもりだったので、九尾を離すのではなく、自分の隣へと呼んだ]
……マリーが……一人でリカとケイコと闘いに……。幾らマリーでも二対一では分が悪いから加勢に……!
[と、そこでサキはケイコやリカの側だった事を再度自覚して]
――そうだ。サキには三人がどこにいるかわからないか?
[避けられ、ばしゃーんと着弾点に水溜まり。
頭上のリカを睨み、チッと舌打ちをするが、浮遊を解いて上空から振り下ろしをしてくるのを見て]
やぁ!!
[振り下ろしに合わせ、薙ぎ払う様に剣を振るい、水圧で軌跡をずらす。
そして着地したところを狙った、横薙ぎの一撃。]
気に入るつもりもねえよ、はなから。
[口が普段より二割り増しくらいテキトーになっているのはご愛敬。
横薙ぎは交わされることを想定していたのだろう、そのことに呆然とするつもりはなかったし、初動の次には構えねばこちらが危ういと気配を以て理解している。
元後輩の力量ぐらいは理解しているつもり]
boh fayra/hymmne:ruinie!
[袈裟斬りを下から切り上げて競り合いに持ち込むには若干もてあまし気味の間合い、炎の片羽の温度を急速に下げて自然落下すると同時、右の何もない掌、軽く持ち上げたかと思えば上昇しながら連鎖爆発する炎撃。
相和の相手ゆえにダメージよりも目くらまし程度の期待しかしていないが]
[少女が久鷹の隣に来ても、何か言うでもなく。先に久鷹がうろたえている原因を聞く]
マリーが、璃佳と啓子と…?
[面と向かって久鷹と対立しかけていた自分を敵視するならまだしも、何故あの二人なのか。しばし考えているうちに更に問われて]
場所、か…。
同じ土属性である璃佳のものなら辿れるかも知れないが。
ここから移動したと言うなら、そんなに遠くもないだろうし。
行ったとしても、止められる可能性は低いと思うぞ。
マリーはお前のために戦うと覚悟している。
お前の制止があっても、止まることはあるまいて。
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