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えぇ、とても助かりました。
[うれしそうな彼女に、口元の笑みが深まる]
今度は、私が助ける番かな。
流水の竜は――…危険ですから。
[席に座る前、視線を彼女の喉元に向けて囁いた]
[熱い湯を注ぎ、やがて香る茉莉花。]
きっと、もうすぐ終わりますよ
[カップを用意して、そっと机に。
食堂には、茶が香る。]
流水の。
[アーベルの言葉に、その名を呟き。]
そうですね。あの方は、とても危険です。
何もされぬうちに、送ってしまっても良いやもしれません。
……老君の剣は、その後、ですね
……えぇ、竜郷が壊れる前に決着をつけなくては。
[机に置かれたカップからは優しい花の香りが漂い、花茶を好む竜の眼差しには穏やな色が浮かぶ]
ありがとうございます。
――…美味しい。
[ゆっくりと一口飲んで、口元が綻んだ]
えぇ、流水の属がその剣に悪い影響を与える前に。
大地殿は…剣を奪ってからでなくては、送り込めませんから。
虚竜王の気紛れを引寄せる事が出来ればまだしも。
…いえ、今は結界内の方が邪魔者が多く奪いにくいかな。
ならば孤立無援に。
[その為に一番の邪魔者になりそうな流水をと言外に含める]
< 風、雷、炎。
三つの属が囚われ、水は一時抑えられたためか、雨は止み、風は弱まり、雷は遠い。しかし暗雲は絶たれた訳ではなく、竜都より広がりつつあるようだった。
気温は低く、他の者であれば凍えていたことだろう。しかし今はむしろ、受けた癒しの力の所為か、灯るいのちが熱くすらある。
胸に手を当て、慣れない波動に眉根を寄せた。
短く吐息が零れる >
[心預けてくれた時、彼女の心は覗き込んでいた青年は、もう彼女の心を暴こうとはしない。必要以外に心を覗く事はしないと決めているから。
彼女が今、その奥に何を隠しているのかも――…気付かない]
本当に。
そんなことにはならないと思いますけれど。
[自分もまた席につき]
お口にあいましたようで、良かったです
[のどを潤わせ、ふわりと微笑んだ]
そうですね。
結界内で奪うには、少々人の目が多いですから。
わたしも、手伝います
[流水を送るのをと、微笑んだ。]
─東殿─
[剣の共鳴が途切れし後は、それを辿るにも辿れず回廊の真ん中で考え込んでいた。離れた場所での癒しの力には果たして気付けたかどうか。思案に没頭していたためにそちらに意識が向くことはまず無かっただろう。そうした状態のまま歩を進め始め、いつしか己が個室へと戻っていた。
その後、そのまま思案に没頭していたのか、今後に備えて休息をとったかは定かではない]
[しばしの時間の流れ。いつしか閉じられていた瞳が見開かれた]
……現れた。
[呟かれたそれはもちろん、剣の共鳴に対して。共鳴が断続的に起きている事象から考え得ることは一つ]
結界内を行き来出来る可能性、か。
他を押し込めることが出来るのならば、それが出来てもおかしくはない。
[己の中で点が線へと繋がる。何かを決意するように短く息を吐くと、椅子から立ち上がり個室の外へ。向かうは剣の共鳴の下]
―― 私室 ――
[唐突にぱちりと目を開ける。枕元に止まっていた機械竜が飛び降りて来ようとするのを、右手で制した]
…近付くな、ユル。
[ゆっくりと起き上がり、手袋に覆われた左手に目を落とす]
これ、が、剣の力…
[エネルギーの逆流を受けたメタルの腕は、ショート直前で全ての機能を落としたおかげで、自己修復により動きを取り戻している。しかし…]
確かに、危険だな。
[手袋を外し、指先を軽く握るように動かすと、酸に溶かされたかのように腐食した欠片が、ぼろぼろとシーツの上に零れ落ちた]
止めないと……誰が持っているにしても。
[手袋を戻し、立ち上がる]
[後で知られた時に、悲しむだろうかと、少し思う。]
[けれど口にすることはない。
彼が剣を持てるようにと、今は願う。]
[この身にある願いも、消えてはいないけれど]
[再びカップに口をつけていたから、返事の代わりに目で頷いて]
とても美味しいですよ。
それに…温かい。
[暗雲による気温の低下は、静かに建物の中にも伝わっていく。
カップを両手で包んだ青年は、余る指先を組む様にして遊ばせた]
大地殿はどちらにいらっしゃるのでしょう。
窺いたい事があるのですが。私も、影輝殿も。
えぇ、ありがとう。
けれど貴女は貴女のする事を優先して下さい。
今は心の力が満ちていますから――…
[貴女のおかげで、と笑みを返して口元をカップに隠す。組んだ指先が少し嬉しげに揺れた]
― 東殿・回廊 ―
< 海に触れる前の記憶を遡り、大地の竜が仔竜を運んだ場所を思い起こしながら進む。
所々に空いた小さな穴、嵐の過ぎた痕に焔の軌跡、大小差はあれど惨劇としか言い様のない傷跡を残す宮殿。
天聖のものが見れば嘆きたくなるだろう。残された彼らは、それでも忠実に職務をこなしているようだった >
―― 私室 ――
[近付こうとする機械竜に、また右手を振る]
だめだ、お前は…
[機械竜は構わずその肩に止まった。青い瞳が明滅する。まだ焔の色のルビーを額に飾ったままのその頭を軽く撫でて苦笑]
ダーヴの気性まで移ったんじゃないか?お前の役目は子守りじゃないだろうに。
[言いながらも、無理に退けようとはせず、そのまま部屋を出た]
さて…どこから当たるかな…
[ゆっくりと歩き出す。手袋の下のメタルの腕は、今も少しずつ、腐食を進めている**]
アーベル殿のいれてくださったものの方が、美味しかったと思いますけれど。
[不思議そうに首を傾げ]
老君ですか?
そのうちお見えになるのでは……?
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