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[二人を見比べつつ、エレノアの言葉を繰り返すように]
エレノアさんと…シャーロットさんですか。
…なかなかにお美しい。きっとお母様ゆずりでしょうね。
[シャーロットの染まった頬から姿全体へと視線を移し、鑑賞するように呟く。
しかし、また愛想のよい笑みを見せて]
いいえ、残念ながらお初にお目にかかります。
薬の調達にこの町に立ち寄った所ですので。
リックくんとは医者以上、お友達未満といった感じでしょうかね……くく。
[ドクターを撤回したリックの様子に、耐え切れぬように笑いが零れた]
[差し出された二枚の招待状にゆるく瞬いて]
わざわざどうも。
とはいえ、二枚もらっても、ねぇ。
猫にも招待状がいるなら、話は別だけど?
[冗談めかした口調で言いつつ、足元の黒猫を見やり。
視線を再び、目の前の男へ戻す]
俺は、ハーヴェイ=マクファーソン。
しかし、今朝から、っていうのも凄いもんだね。
いくら嵐がやんだからといって、ミスもミズも、注意したほうがいいと思うよ。
ほら、風邪を引いたらお医者のヴィンセントさんが、苦い薬をくれるから。
……って笑うようなこと? ヴ ィ ン セ ン ト さ ん 。
[笑いを収めつつ]
惚れ薬は専門外だと言ったでしょうに。
…それともご入用ですか?
[茶のレンズの下、目を細め]
ありませんけれど。
[また同じように肩を竦めて見せた]
おれには必要ないって。惚れ薬なんてね。
でもほら、町の中を見ればさ……?
ま、ないものを強請るような人はいないと思うけどね。
……と。
ちょっと母さんが不安だから、一度家に戻るよ。
それじゃ、またね。
ミスもミズも、お気をつけて。
ヴィンセントさんは、手出ししないようにね?
惚れ薬のかわりに。
―レストラン前―
どなたか、誘いたい方がいらしたら御一緒に。
なければお知り合いに差し上げて頂いて構いませんよ。
猫さんは、きっと無料だと思います。
[真顔で言って]
ハーヴェイさんですね、どうぞよろしく。
実は前にいたサーカス団が潰れてしまいましてね。
このサーカスに知り合いが居たものですから、泣きついて雇ってもらったというわけです。
丁度魔術の助手を捜していたそうで、おかげで飢えずに済みました。
[医師の言葉を聞くと、少女の頬はさらに赤く染まり、
こっそりと少年の後ろへと隠れてしまった。
エレノアのほうは、そんなに仕草に笑って]
そうでしたか。
仲良くしていただけたら、嬉しいわ。
あの子は、……あんまり、お友達が、いないから。
くすくす。
お二人は、仲がよろしいのね?
[笑う母。
娘のほうは、医師と患者のほほえましい会話を聞き取ってか、
リックの頭を、そっと撫でるような仕草をしようとして]
さあて、どうだろうね。
レベッカさんがうつったのかもしれない。笑いは伝染すると言うし。
[そう呟くも、リックの言葉を受ければご婦人方に真面目に]
まあ、それはさておき。
体調を崩されたのならもちろん手は差し伸べますが、体調を崩さない事が肝心ですよ。
誘いたいような相手はいないが、まあ、そういう事なら、ありがたく。
……まあ、猫の入場料を要求されても、正直困るけどね。
[冗談めかした口調で言いつつ、二枚の招待状を受け取って]
なるほど……それはまた……。
中々、大変だったようで。
[飢えずに、という物言いに妙に切実なものを感じたのは、気のせいだったかも知れない]
[惚れ薬が必要とやらの例に笑って]
ほう、この町の中にはそんなに片思いが流行っているのかね?
薬などに頼らずに頑張ればいいものを……と、釘を刺されてしまったね。まったく賢しいものだ。
[その背に隠れたシャーロットとリックを見比べて、楽しげに笑う。
帰るという言葉には頷いて]
ああ、気をつけて…だが舌を出すのは診察の時だけで十分だよ。
[駆けて行く元気のよい姿を見送った]
[ヴィンセントの言葉には、母のほうはころころと笑って]
ええ、お医者様と患者として仲良くなるのは、
できれば遠慮したいところですね。
でも、人と人としてなら……あら?
[隠れる場所を失って、
おろおろ自分の背に隠れる娘にほほ笑んで]
隠れていたら、お友達はできないわよ?シャーロット?
旅芸人というのは、浮き草稼業ですからね。
ですが、楽しい仕事ですよ。
[ハーヴェイの感じたことを読み取ったように言う]
明日はパレードが有る筈です。どうぞそれも楽しみにしていてください。
浮き草稼業……か。
昔は憧れたもんだったな。
[くつり、と笑いながらの言葉は冗談めいて]
パレード、か。
ああ、楽しみにさせてもらうよ。
[笑いながらの言葉に続くように、黒猫もゆらりと尾を振って一声、鳴く]
……と、つい話し込んじまった。
それじゃ、俺はちょっと用事があるんで、これで。
公演、楽しみにしてるよ。
[招待状を持った手をひらりと振って。
黒猫と共に、*雑踏の向こうへと歩き出す*]
[エレノアの微笑みにレンズの下で目を細め]
こちらこそ、ご婦人方に親しくしていただければ光栄ですよ。
ほう…シャーロットさんはデリケートなのでしょうね。焦る事はありませんよ……ええ、きっと。
[変わらぬ笑みのままに頷く]
…さあて、どうでしょう。
あの子はとても賢しいので、話していると楽しいのですが。つい、からかってしまって…嫌われるのは時間の問題かもしれませんね。
[肩を竦めて見せた]
元気でいてさえ下されば、医者でいる必要はありませんからね。
仲良くして下さるなら、是非とも体調にはお気をつけて…おやおや?
[隠れるシャーロットに揶揄するように呟き、エレノアへ笑って]
どうやらさっそく嫌われてしまったようです。
初対面で長話しすぎたのが失礼だったかもしれませんね。
そうですね、まだ小さいのに、しっかりした子…。
からかえるのも、きっと今のうちですよ?
あっという間に大きくなって、もっともっと賢くなって、
簡単に言い負かされるようになってしまいますわ?
[くすくすと笑うが、少しずつそれは小さくなって]
そうですね…。
少しだけ、デリケートなだけ……。
[最後の言葉は、さびしそうで]
いいえ。
恥ずかしがってるだけですわ、きっと。
[そうヴィンセントの言葉に返すと、
後ろの娘を振り返って]
帰りたいの?
……もう。あなたが外に出たいって言ったのに…。
わかったわ、ご挨拶なさい。
[そういって女が横にどけば、
遮蔽物のなくなった少女は、またさっと頬を染め。
ぺこりとお辞儀をすると、足早に歩き出す]
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