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それなりに長く生きていますから。
すぐに信じろと言っても、難しいかもしれませんね。
けれどこの世の中は、なかなかに非常識なものですよ。
[二十代後半の外見には、あまり似つかわしくない言葉。
しかし浮かべられた微笑には、何処か深みがあるかも知れず]
君影草、とも言いますね。
お見舞いに、主の好む花を贈るようにと、
フラウ・キアストライトに仰せつかっておりましたので。
贈った相手には、幸福が訪れるのだとか。
[こう見えても毒草なんですが、などと言いながら土を払う。
整然としているように見える庭園内だが、よく見れば、
時期外れのものや、場所のそぐわないものもあるのがわかるか]
…クリューガーさんも、まだまだ若いっしょ。
[数度瞬きを返し。しかし、浮かべる笑みを見れば僅かに目を細め。
続く言葉に、なるほどね、と深く頷いて。]
へぇ…あの人、鈴蘭好きなんだ?
[知らなかった。とぽつり呟きながら、何気なく周囲を見回して。
時期外れの花が並ぶ違和感に僅か眉を寄せるも、
手入れの賜物か、と深くも考えずに思考を止める。]
…さて、んじゃそろそろ俺は中に戻ろっかな。
けっこー長く居たから冷えてきたし、ね。
[にーさんはどうするよ、と金髪の青年に問えば、
同意の言葉と共に、カーバンクルの鳴き声が返り。]
いえいえ。
[否定のような、謙遜のような、曖昧な声。
立ち去ろうとする客人に、それが好いでしょうと首肯して]
私も、花を採ったら中に戻る事にします。
皆様にお話するのは、明日にしましょうか。
まずは使用人の間で話し合いの機会を持たねばなりませんから。
[後半の言葉は、召使いの少女へと向けられたものか]
[屋敷の中へ帰っていく二人を見送ると、オトフリートに向き直り]
そうですね。このまま、隠し通すのも無理でしょうし
その前に、私たち自身がどう対応するか決めませんとお客様方にいらない動揺を招いてしまうかもしれませんね
[そう言うと、では先に失礼します、と自身も*屋敷の中へ*]
[曖昧な返答が返れば、僅か肩を竦めつつ。
続く言葉には小さく頷き、邸内に向かって歩を歩み始める。]
それじゃ、クリューガーさんも…無理をなさらずに?
[この人みたいにね、と数歩前を歩く金髪の青年を指し。
けらりと冗談の混じる笑みを浮べれば、*ひらりと手を振って*]
[ふわり、と。風に孕む握るように、微かな残り香を捕らえる。
其処に微か混じるのは、薔薇と―――自分と似て、異なる力の気配]
…随分と、愉快な余興だな。
さぁ、―――…楽しませて貰おうか。
[気配の残滓を読取れば、くつりと、紅の光と共に微か口端に深まる笑み。
それは、数歩前を行く青年には、見る事は叶わなかっただろう。
僅かその身に花々の香りを孕ませながら。気配の満ちる庭園を*後に*]
ええ、それでは。
[邸内へと戻る者の後ろ姿は、月下に揺らめく影となる。
それを見送った執事は庭園の一角へと向かい、
真白と漆黒の薔薇をそれぞれ一輪ずつ採った。
先程の鈴蘭とは異なり、
触れるだけでその手にすんなりと収まった花は、
まるで自身の一部であるかの如く。
抱く白は穢れもなく、黒は穢されようもなく。
棘は他者を拒絶するかのように、茎にあしらわれて]
―――…
[花を手にゆっくりとその場から離れて歩を進め、
何気なく口遊ぶ旋律は、以前音楽室で奏でられたもの。
やがてモノトーンの薔薇はホールの卓上に、
小さな鈴蘭は眠る主の傍らに*飾られる事だろう*]
―回想:ホール―
[野菜を食べないブリジットに、彼女は小さく笑みをこぼした。
それからユリアンに問いかけられて、あぁ、とうなずいた。]
今日は、ずっと絵を描いていたわ。
描いているだけだったけど。
あのオルゴォルの絵なのだけれど、あれがうまく描けなくて。
実物を見れば、描けるかもしれないけど…
ちゃんと出来上がったら、お見せするわ?
がんばらないとね。
[でも、あれを見ない限り、納得いくできはないだろうと、彼女は思ったけれど口にはしなかった。]
−回想/ホール−
マァン…そうですのォ。
[ザムエルの言葉に曖昧な笑みで頷きつつ、女は現れた二人の様子を伺う。
野菜を避けるブリジットからは、何も知ってるようには見受けられず。ナターリエからも特に変わった様子は感じない]
『アラァ…つまんないことォ…』
[もう少し何かがある事を期待していた魔は、ほんの少しつまんだだけで飽きたように召使いに葡萄酒を頼んだ]
[ふと目を向けた先、ヘルガがワインに口を寄せていた。]
そんなにお飲みになって、大丈夫ですか?
あまり飲むと、その…二日酔いとか。
[ブリジットとユリアンの野菜を巡る微笑ましい会話も女の心を惹きつけはしない。
血の様な液体で喉を潤しながら、適当にお暇する機会を計る]
…アラァ、オルゴールの絵をですのォ?
それはァ残念ですわネェ…
[既にない事を知っているから、つい口が滑ったのだろうか。
女は気にした風も無く、グラスを呷る。白い喉が動き紅を干した]
オルゴォルの絵…ですけど
残念?
[よくわからずに首を傾げて]
えぇ。ギュンターさんがご病気ですし。
治ったら見せていただくつもりなんです。
まだ出来上がっていなくて、ごめんなさい。
[二日酔いを心配するナターリエに、くすり妖艶な笑みを向ける。
魔である女にとって、酒精は食事などより糧となるのだから]
ゥフフ…大丈夫ですわァ。
足元もふらついて無くってよォ。
[グラスを置いて立ち上がり、くぅるりと緩やかに回る。
彼の女性が足を踏み外した事など、知りはしなかったけれど]
[首を傾げて、わからぬ様子の女性にくすくすと笑みを零す。
それは酔っている風に見えるだろうか]
ゥフフ…アハハ…ァン。
そゥ…、ほぉんと残念……
頑張ってェ、くださいネェ?
[ギュンターはもう目覚めないと知らぬ女性を、嫣然と見下して、心の篭らぬ激励の言葉を投げる。
そうして、赤い爪をひらひらと皆に向け、背を向け出て行こうと]
…お強いんですね。
[タァンした彼女を見て、感嘆のため息。
どこかその妖艶さに、しどろもどろになろうか。
しかし笑う様子に、やはりよっているのではと少し不安になった。]
え、ぇ。
がんばります、けど。
ギュンターさんに言ったほうが、喜ぶと思いますし、きっと良くなろうとがんばってくれると思いますよ。
[内心は首を傾げて、しかし手を振り外へ向かう様子を彼女は見送ろうと。]
−回想−
[鈴の花を生けるのは別の召使いに任せ、
執事は白と黒の薔薇を抱いてホールへと。
扉を開けば、丁度退出しようとする客人と視線が合うか]
ヘルガ様。
本日は、もうお休みになられますか。
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