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―東殿・食堂―
うん、ノーラみたいなの。
[こんなの、と幼子が小さな手にて示すは輪を模った其れ。
仔にしてみれば腕輪を視的表現する精一杯の技法であったが、しかしその表現すら結局の所曖昧に変わりは無い。
暫しの沈黙の間幼子は視線の高さが等しくなった地竜殿を真直ぐに見つめていたが、やはり返る答えは幼子の期待する答えでは無かった。落胆の色は隠しきれねども致し方無い事。漸く全ての問いを投げ終えた仔は、地竜殿の解放へと至る。
――例えの話、これが幼子ではなく他の者であれば若しやすると言い包めに近いと察しも出来ようが、少なからず仔には其れを悟るには困難であった。]
……こまったね。
[私へと視線を落とす幼子は言葉通り確かに困っている――途方に暮れている様であった。
と、近くへと歩み寄る心竜殿の存在を認知したと同時向けられた提案に、幼子は一度目を瞬かせる。]
デザート?
……、ノーラの?
[デザートと耳にし輝いた目は、しかして影竜殿の分であると聞き及び一寸躊躇いを見せる。
幼子としては恐らくとも非常に食したい所であるだろうが、
本来は己と親しい相手の物であると聞き悩むのは道理。
沈黙を保ったまま心竜殿を見上げ次に影竜殿が出でた扉を見、
最後に卓上へと置かれた皿へと視線を向けた。]
…、…たべる。
[…しかし幼子の心情は好みの菓子を目の前には敵わぬとみた。私は思わず溜息をこぼす。
影竜殿のこと故、恐らく仔が食したと知れども叱りはせぬだろうと思ったが、
しかし人の物には変わり無い、後に謝罪だけは述べねばならぬと心に*決めた*。]
わかりました。
けれど、……気付かれやしないでしょうか。老君に。
[こえで、迎えを断ったのは、血のあとのため。
心配をかけるだろうと。]
[おめでとうの言葉にはなにひとつ返せずに。
そうして西殿の外、つかれたように腰を下ろした。
雨が血を流すにしても、長くかかったそれはきちんと落ちない。]
「……その可能性はありますね。
ですが、身に付ける他に保管できる方法もありません。
大地殿には私が当たりましょう。
気が進まないなら私が持つので、遠慮なく言って下さい。」
[そこまで告げたところで、行きと違い結界を抜けて外へ出る。
東殿の者達に、頬の傷は混沌の欠片の為だと言い訳する為に]
「無理はなさらないで下さいね」
[雨を浴びながら、そっと声和かけた。
じゃらりと、手にしたネックレスが音をたてる。]
「持っています。
もう一つ、手にいれたなら、一緒に」
[微笑み。
まだ落ちきりはしないものの、タイをもって結界を越えた。]
―結界の外―
[何か混じり合ったような心のクレメンスに渡すのは躊躇われた。
けれど、会ったなら治癒を拒むつもりも無かった。
心の動きは気にかかるが、生命竜の申し出は有難く思っている]
無理はしてませんよ。
[微かに笑って、雨の中をゆっくりと歩く。十分に濡れる為に]
………意思自体はある様子です。
それが何処までの強さかは、私にも判りません。
[ギュンターから引き出した秘密を思い、左頬に手を当てる]
―裏庭―
[土を踏みしめ、歩く。
手には確かに剣。]
老君のお持ちの剣は、もしかしたらノーラ殿もねらっておいでかもしれません。
[自分の持つ情報を伝え、]
くれぐれも、お気をつけて下さい。
わたしも、力を貸しますから。
[もたらされる情報を記憶に刻みながら声を返す]
エレオノーレ殿も…剣を。
えぇ、気を付けておきます。
[他者に見付かりにくい方へ歩きながら、雨に濡れる]
助けが欲しい時には頼りますので、今は休んでください。
貴女はちゃんと応えてくれたのだから。
はい。しっかり、休みます。
[微笑み。
そうして部屋に戻ると、髪を拭い、服をかえる。]
――こたえた?
[何をか、わからず。
それでも強くは聞かない。]
すこし、寝ます。
アーベル殿。
ノーラ殿を、目くらましに……
私は貴女を頼り、貴女はそれに応えてくれたでしょう?
えぇ、おやすみなさい…いい夢を。
[剣を見事に奪った事を示して、穏やかな眠りをと囁く]
[闇に隠れるように壁に背を預け、天を仰いだ。雨粒は冷たく青年を濡らし頬の熱を奪っていく。
本来なら気持ちよい筈の雨も、痛みを遮断した今は何も感じない]
………。
[風邪を引くつもりも無いし、自棄を起こしているわけでもない。
ただ青年は静かに雨に濡れていた。
その後、生命竜に遭遇して癒され、濡れた意味は*なくなるけれど*]
―東館:部屋―
[ベッドの上、少し湿った髪。
身じろぐ手に握られた首飾り。]
[床に落ちたタイは、赤黒く。
鍵がかかった部屋は、ただしずかに、今は闇。]
[闇の気配があたりを包み、それ以外には、なにもない**]
―東殿の部屋―
[翠樹の仔竜がデザートを食べる様子を微笑みながら眺めて。
やがて部屋へと戻り、青年も休息を取る。
椅子に腰掛けたまま目を閉じる姿は、どこか*彫像の如く*]
―― 私室 ――
[横たわっていたベッドの上で、しかばね…もとい青年がぱちりと目を開ける。眠っていたのかどうか、どうあれ寝惚けている風ではない]
新しい可能性…不確定要素…
…「力ある剣」
[静かな声が、誰も聞く者の無い室内に響く]
なぜ、剣の持ち主は名乗りでない?
[それほどの力ある剣を持っているなら、この騒動の始まりに、名乗り出て他の竜に協力を仰げば、揺らされた者もおいそれと手出しは出来なかったろう。それをしなかったのは何故か?]
ケース1…剣は存在しない…
[それがこれまで、最も高いと思っていた可能性]
ケース2…所持者自身、剣を持っていることを知らない…
[これが二番目に高いと思っていた可能性]
ケース3…剣の力そのものが封じられている…
[ケース2同様に可能性はある。だが、それでも他者の協力は仰いだ方が良かったのではないかという疑問は残った]
ケース4…すでに一振りを奪われている…
[それが、新しい可能性…もしも、皇竜の側近が、本当に剣を預かっていたとしたら…剣を奪ってから結界に閉じ込めたのかもしれない…そして、剣が奪われたから、もう一振りの所持者は名乗り出ることが出来ないのかもしれない]
─竜皇殿・城壁上→東殿・回廊─
[狭い空間での演舞は、どれほど続いたか。
さすがに、体力の消耗を感じた所で城壁から降りる。
濡れた常磐緑は、手に持ったままだった]
……疾風だけに風邪はひかねーつもりだけど。
[義兄が聞いたら、違う理由でひかない、と突っ込んだかも知れない]
いちお、あったまった方がいいんかなぁ……?
[そんな事を呟きつつ、浴室に向けてずりずり]
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