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ま、いつも通り…母さん健康な人には容赦ないからね。
[と微苦笑を浮かべるナターリエ>>207に、しょうがないよね。というように笑みとも呆れともつかぬ表情を浮かべる
仕事中やら患者に対しての態度と、平常時とはえらい違いである。
それでも、その表情がどこか暖かだったのは、親子関係の良さがわかるであろう
と、そこで厨房から戻ってきた母の患者その一だかその二だかその三だかは不明な人こと静養しているエーリッヒを>>205みて声を掛ける]
あ、エーリッヒさん。
そろそろ通院って言葉とその意味を覚えてほしいな。
[じとっとした眼差しを送った]
─広間─
どうにも運が悪かったようで。
私はともかく、ナータはどうして、と思うのですが。
[エルゼリートに頷いて首を振った。
繰言は姉贔屓の色が強く聞こえたかもしれない。
自分は昔拗ねて八つ当たりしていた時期があるから、公平に考えてもナータの方がより何故となるのだが]
お待たせ、ナータ。ありがとう。
[自分の分は後回しで、荷物をみていてくれた姉のような人のところへカップを運ぶ]
[ライヒアルトとエーリッヒが広間に戻ると
其処にはハーブティーの香りが漂い鼻腔を擽る。
カウンターに並べられたカップ>>203を取りに行こうとすれば
ライヒアルト>>216が此方まで運んでくれて]
ありがとう、ラーイ。
[そっと手を伸ばし彼からカップを受け取る]
良い香り……、いただきます。
[ハーブティーを用意した二人とゲルダにそう言ってカップに口付けた]
――…っっ
[躊躇い無く一口含んで其れを後悔するのは直ぐのこと。
自分が猫舌なのを忘れていたらしい。
舌に伝う熱さに思わず涙目になってしまう]
―広間―
[>>215ゼルギウスの話に、エーリッヒの方を見て。同情のような表情を浮かべた。
薬師のご母堂は、その息子の言の通りに健常者には容赦がなくて。拗ねていた頃に軽い怪我をしては何度もそのご指導を受けたりしていたとか。ナータのおつかい以外では出来るだけ避けて通る場所なのは知る人ぞ知る事実だったりする]
でも、エーリは。
[逃げるわけにもいかないだろうと。
胸の内だけで言ったつもりが小さな独り言になっていた]
美味しく飲んでくれると、嬉しいよ。
[ライヒアルトがナターリエへと運ぶのを眺めて、それから咳を立つと、今自分が指差したカウンターの方へと寄る。
やはり蜂蜜もあると良いだろうというところからだけれど、そういえばとライヒアルトへと目を向けて]
シスターにね、髪飾りをプレゼントしようと思うんだけ――
大丈夫かい?
水、持ってくるよ。
[言いかけた言葉も思わず止めた。
まずは蜂蜜より先に、水を運ぶことにして、厨房へとむかう]
─元宿屋・広間─
[ゲルダと話しているようだったから、ナターリエの返答>>208には、にこっと笑みを向けるのみにした。
労うゼルギウスの視線>>210を受けて、オレは感謝の視線を返す]
おー……生きて帰って来いよ。
[グロッキーな顔になってたからオレは、ぽん、と肩を叩いておいた。
慣れてる人も行かない場所なのに何なく行って帰って来るって、マジであの人何者]
はぁ? 獣か人?
何だよ、その辺りはっきりしてからにしろよな、拘束するなら。
ここ使ってるのは、これだけ人数集めるからなんじゃねぇの。詰め所じゃ狭すぎるだろ、流石に。
爺さんのことが事件なんだとしたら、犯人野放しにはしたくないって考えなんだろうよ。
[話を聞いて呆れた声しか出なかった。
これで獣の仕業だってことになったら、自衛団の連中全員殴ってやる。
……団長以外な。流石に団長殴るのは怖ぇ。
でもゼルギウスのお袋さん敵に回すような方法使ってまでってのは、嫌な感じするな、確かに。
口にはされなかったことにしっかり思い当たりながら、オレはほんの少しだけ思考に耽った]
エルザって呼ぶな。
[姉さんは直されても呼び名が直らないアーベル>>213には睨みをくれてやる。
男相手なら遠慮しねぇぞ、オレは]
うるせぇ、何が悲しゅうて女名で呼ばれにゃならんのだ。
良いから な お せ。
[どう足掻いても直してくれない奴以外には呼ばれたくねぇよ、ったく]
ここに居る皆、運が悪かったみたいだな。
さっさと疑いが晴れて戻れることを願おうぜ。
[ライヒアルトの言葉>>216にも小さく肩を竦めた。
コイツの姉贔屓も相変わらずだな。
ホント、仲の良いこって]
へぇ、じゃあエーリッヒさんは容疑者になる前から自衛団員の人に呼ばれてたんですか?
不思議なものもあるものですね
[三日前に事件があって、こちらにくるようにと告げてある日は一週間前とその事実を理解しているのだろう、目がおよぐエーリッヒ>>217にやはりジト目は変わらなかった]
そんな一時間や二時間時間を空けるぐらいなら問題ないでしょう。
いくら多めに薬を渡してるからってそれは前回の診察のときにあわせた薬。現状に合わせた最適なもののほうが利くんですからね
[いつもこないからということでやや多めに薬を渡し…それでもこないときは自宅まで乗り込むまでしてる。そんな患者に嘆息]
というか、いい加減しないと健康になったら母もちょっとお仕置きしてやるといってましたよ。
[病気が治って静養が終わった途端今度は物理的に静養させられるかもしれない]
ナータに?
[プレゼントと言うゲルダの話は途中で途切れてしまった。>>224]
あっ、ごめん。まだ熱かった?
風味が落ちない程度には冷ましたつもりだったんだけど。
[ハッとなって振り返る。>>220
普段と違うカップを使っての温度測定は見事に失敗したらしい。
水を持ってくるのは先に動かれているので、その場に残る]
[おとうとの紡ぐ贔屓の色>>216には気付かなかったらしい。
その意味に気付いていれば「ラーイは良い子よ」なんて
そんな言葉を彼に向けるのだろうけど。
ゲルダの言葉>>219には愉しげな様子で
くすくすと一頻り笑みを零した後]
――…ゲルダさんの親しみが籠められたものであれば
ありがたく頂きます。
[本当に貰っても良いのだろうかという思いは勿論あるのだけれど
彼女の言葉と思いに動かされるようにこくと頷き微笑んだ]
─ 元宿屋・広間 ─
[ゼルギウスのここへ来るまでの苦労話>>190>>191には、くっくっと声を殺しながらも楽しそうに笑った。
不幸が自分にふりかからなければ、そういう話は笑い話に変わる。]
そいつぁお疲れサン。
俺的にはざまぁ自衛団、姐さんグッジョブなんだけどネ。
[容易に想像できた内容に、遠くエステルへ向けて心の中で親指を立てておいた。
そして>>191マイナスの話には同意するよう、だぁなと息をつきながら、暫くは黙って人の会話を大人しく耳に入れたりしていた。
夏の話は>>201ああ、あの時のかとか、前に聞いた事を思い出したり。
ただおそらく灯台守の死因>>210に関しての言葉が聞こえれば、それはしっかり記憶しておいた。]
獣、ねぇ…。
[ぽつりとした呟きは、すぐ傍に居なければ聞こえない程度の小さなものだった。]
そうですね。
違うと言っても聞いてくれないんじゃ、それしかできませんし。
[>>227肩を竦めるエルゼに頷いた。
頼る人を亡くして一番先に懐いた相手なのだから仕方ない。それでも内心を口に出されたら否定はしただろう。そんなお年頃]
だ、大丈夫、です。
ちょっと熱かっただけで……。
[少し舌がひりひりとするけれど
心配してくれるゲルダとライヒアルトに向けて慌てて言い繕うが]
あ……。
[その前にゲルダが水を汲みに厨房へ向かうのが見えて
恥ずかしいやら申し訳ないやらでへなりと眉尻を下げた]
ラーイもありがとう。
御蔭で大したことはないみたい。
[カップは手で触れられる程度には冷まされていたから
これは女の不注意であって誰のせいでもない]
…がんばります。
[エルゼに肩を叩かれ>>225てがくんと首が落ちるようにして頷いた。
薬師への道は厳しいのです。なんだか違う意味で厳しそうだがもう気にしない]
獣の仕業のようで、人の仕業のようで…ま、とにかく詳しいことはこっちでってことらしいですよ。なんか団長は検討がついてそうだ。とかうちにきた自衛団員の人には聞いたのですけどね。
だから結局説明待ち。
[主に母に脅されて吐いたことだとかなんだとかは言わない]
ま、悩もうが悩むまいが一日は変わらぬ一日。なら悩まないほうがお得お得
[と同じように嫌な予感はするものの。
その予感を感じながら...は母の口癖の一つを口にしてできるだけの気楽でいるのであった]
[ゲルダから水の入ったコップを受け取りこくとそれを嚥下する。
水の冷たさが火傷の痛みを和らげてくれた。
は、と息を吐いてゲルダを見上げ]
ありがとうございます。
[心配をかけて申し訳ない気持ちを感謝の言葉に託して]
ハーブティーもとっても良い香りで……
今度からはもう少し落ち着いて頂きますね。
[はにかむような笑みを浮かべ
案じてくれたゲルダとライヒアルトに小さく頭を下げた]
ま、集中力があるのはいいことですが。
エーリッヒさんの立場は静養中、なんですからね
[苦笑のような自嘲的な笑みを刻む>>232エーリッヒをみて、ここでようやくジト目をやめて嘆息。後で尋ねるというのには頷きつつエーリッヒの近くまでいき]
それで…前うちに来たときに比べて体調はどうですか?
[すっと薬師の顔になってエーリッヒの腕を取り、脈を測り聞くそれは常に行う診察。良好であれば薬の量を減らし、悪ければ増やす。など慎重に行われる行為は母譲りであった]
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