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[落ちたベルトを拾い上げはしなかった。
“その先”を見せられているようで 眼を逸らす。
包帯をきっちりと巻きなおされれば
自分の手を手で撫でて、確かめるようにそれを幾度か繰り返した。]
そうね、
……慣れているのね。
研究員は、怪我の治療にも慣れてますの?
[ゆるく首を傾げると亜麻色の髪がさらりと落ちた。
頚の数値には気づかない。]
……?
いいえ、 さして痛まないわ。
[其方こそが、恐らくは症状。]
[もがくように、暴れる女。
虚ろな眼、去った後もしばし、
釘付けになった。其処には誰も居ないのに
(お父様)
(お父様)
(―― どうして。どうして)
(どうせ かえらない のに)
(意味なんかない)
(意味なんかないの)
いきたくない。いきたくない。
壊した荷物。
折れた銀細工の羽。
――それはおそらく眠る前の記憶]
―― 回想 医務室 ――
[右手がじんじんと、痛む]
はっ
[笑うみたいに、自嘲うみたいに、短く息を漏らした。
こうして感情に身を任せ、他に当たるなんて、何年ぶりだろうか。教育者として、それだけはタブーだったのに]
[年上の男の手が触れて、ゆっくりと意識が深層から戻ってくる。やがて、ゲルダやブリジットの声が聞こえてきて]
…………。
[深呼吸した]
[眩暈をパートナーに、女性2人の方へとゆっくり振り返る。
微笑をつくろうとして、それは二重の意味でひきつったものとなった。今は、心から笑えないという意味と、顔面の右側一部が、皮膚の変色もないのに動かないという意味と]
……え え
[言葉を続けようとして、少し間が開く]
わたしは、だぁいじょぶです
[首を左右に振る。
表情とともに、幽かにアシンメトリーな動きになった。
時折、右の瞼がひきつく]
[老人の上にかがみこんでいる男を見ながら]
ぜるぎうすを、信じるなと
かれの遺言です
カルメン…?
だって、アリスさん…って。
[怯えたまま、ポツリとつぶやく。
なんて名前の人だろうと、彼女に記された名を読んでいたから。]
[ゲルダに、眼鏡の行方を聞かれて。
首を振って、否定する。鞄の中には、どこにもなかった]
だいじょぶです、よ。もう慣れました。
それより
[自分の喉をぱたぱた叩いて]
シグナスさん、声、へきですか?
[どこかかすれたそれ。先ほどから少し気になっていた]
[自分を、とブリジットに頼む男に首を振ろうとして、背後から声が聞こえた。そのまとう雰囲気に、一瞬彼女の声だと分からなくて。振り向いて、せつな、奇妙な表情になった]
[瞬きして、何度も彼女の顔を見る。
だから、カルメンの動作や言葉の意味を取るのが遅れて]
[振り上げられるナイフ。立ち上がろうとするブリジット。
とっさに、ブリジットの前に左手を出して、とめた。
ダーヴィッドとハインリヒがナイフを取り上げるのを見ながら、カルメンの名乗りを聞いた]
かるめんさん……?
[どこかはっとしたような、細い声で名前を呼んで、見送っていた]
─二階・廊下─
……ああ。
鋏の類なら、幾つか見かけた。
剪定に使えるものもあるだろう。
[日用品置き場(1)を示すイレーネに>>112に頷いて。
ダーヴィッドの言葉>>113には、視線の先を追って、そういう事だ、と頷いた]
……とりあえず、俺もちゃんと着替えてくる。服は見つけてあるしな。
[このままではいざという時動きにくいというのが、理由だが。
いつの間にかいなくなっていたナターリエの事もやはり少し気がかりで、一巡りして探しておこう、と思った]
[彼女の様子が、白い亡骸たちが見せた幻視と重なって、思わずふるりと頭を振った。]
うん、冷凍庫のもの以外はほとんど劣化してたけど、
お弁当くらいなら作れると思う。
あと…缶詰なら錆びたり膨らんでなければ大丈夫だし、
乾パンと金平糖もあったよ。
[日持ちのするものしないもの。
割り振って分け合わなくちゃと。]
あ、うん。この位は平気。
ああ、あー♪
[だした声は砂のようにざらついて。
これ以上進んだら、きっと音にもならなくなる。
そう思うと、少し怖かった。]
[衣裳部屋へ向かいがてら、覗いた部屋には人の気配はない。
衣裳部屋にも人気はなく、今の内にと先に見つけておいた黒い詰襟のシャツとジーンズに着替える。
壊したピンは少しだけ悩んだものの、外した飾り部分と一緒にジャケットのポケットへ移した]
……で、と。
どこに行ったんだか。
下に行ってればいいが。
[呟きながら、再び廊下へ。
そこには未だ、語らう者たちの姿はあるか。
(6)の部屋を覗いて開かれた隠し扉を見て、最後に武器庫のある部屋へと入り]
……何してんだ、お前は。
[聞こえているかはわからないが。
口をついたのは、こんな言葉]
[起こして連れて行くか、このまま抱えて運ぶか考えたのは、僅かな時間]
……まったく。
俺に、人を頼れ、と思わせるとは。
あのバカを、軽く越えたな。
[ふと過ぎった面影。
振り払うよに、首を振り、羽織っていたジャケットを脱ぐ]
――……莫迦ね
お節介ばかりで自分が倒れては
本当に笑えなくてよ
[苦さを滲ませながら呟く。
答えはありやなしや。
咳がやまないならそのままで。]
……さて。
鋏探して、少し休むか。
[置き去りにするのに不安がない、とは言わないけれど。
起きるまで付き添っているのは、自分の柄ではなく。
何より、人と顔を合わせたくないから、引っ込んでいるような気がしたから、その場を離れて。
まず向かうのは、*日用品置き場*]
[咳き込んで薬品庫に向かうハインリヒをゆっくりした動作で見やる。ざらついた声で、でも明るく振舞うゲルダを心配そうに左眉だけひそめて]
だいじょぶですよ、すぐ、治ります。
治った人がいるんですから。
だから、無理はしないで。
[ゲルダの肩をぽんと励ますように左手で触れた。
ブリジットへと向き直り]
……エグランティーエさんも。
どうかお気をつけてくださいね。ありがとおございます。
[さっきから何度も心配してくれたことに、ぺこりと一礼]
[そうして、カルメンたちの後を追って衣裳部屋へと向かった**]
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