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あまり説得力を感じないのですが…ま、いいでしょ
[ぼそりと呟かれた声にもあまり取り合う気がないのかあっさりとおさめ、改まったように史人を見て]
ところで…どうでした?
[琉璃の声に気づいて顔をあげる。]
琉璃ちゃんこそ…こっちは、色々あって。
とりあえず、さっちゃんを寝かせてくるから少し待ってて。
[そう言い先ほどの家へと向かう。
中に入り、半分の体を並べるように置いて。
裕樹の独白のような言葉には、ぽつりと返す。]
そうね…さっちゃんは死ななきゃいけないほど、悪い子だったかしら。私にはそうは思えないし。
[許す、許せないは、自分に言う権利がないと思っている。
だからそれだけ言いながら。
同じように黙祷を捧げ、自分も外へと向かう。]
[蓮実と榛名、二人の会話とここにいる人数から、琉璃が一人で出た事は察しがつき。
大丈夫ならいいが、と呟いて]
……今の所は決めかねてる、ってのが、俺の本音かね。
現場は見て来たが、状況が把握できん。
[利吉の方を見やり、その問いに静かに答える]
少なくとも、南部クンの祖母が桜に関わるものに殺されていた事。
それから、晴坊っちゃんが、刺されて死んでたことは、間違いないからな。
いえ、榛名さんが悪いわけではないですよ
私も離れていましたしね
[既に手遅れか。無事であるかの二択なのだろうか。思って扉を見る]
ん。…ああ、ごめんなさい。
[近寄ってきた史人に改めて声を掛けられれば、目を瞬き]
ちょっと、難しくて。
[軽く首を振ってそう暈して。それから利吉に顔を向け直し]
…今はまだ、決めかねてる。
でも。
[そう切ったことで、取るかどうか考えている手段のことは気付くだろう。相手は勘のいい探偵なのだから]
[二人が運ぶ聡の方に視線を向けながら]
聡も運がなかったね。
こんなところに呼ばれなければ…。
[くすりと浮かべる笑みは楽しそうにも自嘲のようにも]
[蓮実の問い。零れたのは、ため息]
……生存者関係は、かなり厳しいな。
とはいえ、まだ櫻木の様子は見に行ってないから、全く希望が無い、とは言えんけど。
[あそこは結界みたいなもんだし、と呟いて]
……お前まで謝り癖がついたか?
[玲の言葉に、思わずため息混じりの一言を零す]
幾ら悪い子だって、聡はまだ未成年で。
やり直せだって、しただろうにさ。
[会話の中、ようやくいつもの調子を取り戻す。
先ほどは聡に意識を取られていたからか、琉璃に反応できたのは今更で]
そう言えば…琉璃は一人か?
よく、無事だったな。
まだ…決めていません。その前にやることが残っています
少なくとも…殺したから殺し返そうなんて単純なことはするつもりはないですが
[利吉に問いには濁しながらもそう答え
史人から生存者のことを聞けば顔を顰めるが]
様子…見にいきましょうか。
電話が通じるとしたらそこやあなたの家。西行院家でしょうし、それが無理でも伝承について多く残っているのは櫻木でしょう。何か対応するものがあるかもしれません
この現象が純粋な人為的なものとも思えませんしね
>>173>>175
……恨みは恨みによって帰るぞ。
きっと。
俺も、涼が殺されたなら、どんな手段を使ってでもそいつを殺そうとするだろう。
[―――静かに、低い声のままそう告げる]
人を殺したことには、裁きが下らなければいけない。
だから、涼は公の場で、裁かれるのを、俺は止めない。そこまでは、俺には出来ない。
普通の人間が、人を裁こうとするのは、そいつの手には余るぜ。
だから、出来ることならば、ちゃんとした場で、裁かせてやってほしい。
それが俺の願いだ。
どんな結果になろうと、例え、世界中の人間が敵になろうとも、俺は涼の味方であり続けるがな。
[顔を上げることなく、そのままの姿勢で、利吉がそう告げた]
今、聡の姿を見ながら改めて、それを感じさせられているよ…。
[裕樹に向ける視線からはまだ警戒の色は消えなかったが]
やっぱり思考…回りきってないのかな…。
[呟き、今の状況を見ながら考えることは一つ。
わざわざ運んでいる二人が聡を殺した本人なら…、
そんなリスクを負う必要があるのだろうかと考え、加えるならば今は2:1、口封じを仕様と思えばおそらくは…。
考えいずれにせよ必要以上に警戒するだけ無駄なことかと]
やっぱり…思考鈍ってる…かな…。
[再度呟き幾分か警戒は解いた様子で二人を改めてみた]
[涼への対応。監視下に置くに留めるのか、それとも──。
考えはするが、言葉には出来ず。ただ玲達の言葉に耳を傾けた。
蓮実の返答には]
無事だと、良いんだけど、ね…。
[それだけ呟き、視線が出入り口へと向かった]
はい…戻ってきたら、榛名さんはいっぱい泣いて琉璃さんを困らせてあげてくださいね
いい薬になるでしょう
[雰囲気を和らげるように榛名に言う]
それが説明できる人がいたら、その人が犯人よ。
[琉璃に首を竦める。
それから一通りを終えて出る途中で裕樹には。]
…そうね、やり直して…
あの性根だってかわったかしら?
[いつもの調子が見てとれたので、こちらも少し軽めに返しながら。]
ああ、あっちには一度行かにゃならんだろ。
……晴坊っちゃんと、それから、綾。
桜と関わりのある印を受け継いだ者が死んだ事が、これからどんな影響を及ぼすのか、そこらも櫻木なら調べがつくかも知れん。
[見に行く、という蓮実の言葉に頷き。
それから、視線は再び利吉へと]
正論、だな。
ま、最大の問題は、公の裁きを受けに行けるまで、どれくらいかかるか、全くわからんって事と。
……桜が、それだけの猶予を与えてくれるかどうか、全くわからねぇって事だ。
そういえば、琉璃ちゃんは何しに?
…ああでも、とりあえず帰りましょうか。
玲ちゃんの話も、まだ全部聞いてないし…。
聡の事も、言わないと。
[そう二人を促して旅籠へと戻ろうと。]
それもそうだね。
[小百合の返答にうなづいて返して、
何か手伝えることはあるかと考えているうちに一通りが終わり結局何もしないまま二人の後からついて家から出た]
それってつまり、恨みを買ったってこと?
[二人の話に純粋な疑問を投げる]
生きているうちに気付けたなら、まだマシだな。
[警戒するような眼差しにも、なんとか笑顔を返そうと。
けれどすぐに口を押さえ、]
駄目だな。今は、笑えない。
…そんな回ってない頭で、琉璃は何処へ?
一人が嫌なら、ついて行くが。どうする?
[少し感情を押さえ込んだような淡々とした声]
それとも一緒に旅籠に戻るか?
落ち着いて…ますかね
私は小物なので持ち上げるとすぐに乗ってしまうので気をつけてください
[利吉の小さな笑みには同じように小さな笑みを返し]
ただ、ここが陸の孤島のままでしたら、伝承と関係なく、やるべき手段は限られてくる…と思います。それは涼さんにのみ関わらず…ですがね
[困ったようにこめかみをかく]
心配、した分、困らせ、る?
[蓮実の言葉に思わずクスリと笑いが漏れた。しかしすぐに笑みは消し、周囲の会話に耳を傾ける]
…今するべき、は、この、惨状に、終止符を、打つ、こと、だよね…?
どうやって、探せば、良いのか、分からない、けど…。
ボクは家に服を取りに…、
このままの格好でいるわけにもいかないし、
[雨にぬれ服はさらにひどい状況になっていたであろうか。
自分は傘をさすことすらしていなかったのかと改めて思う]
榛名連れて行くわけにもいかなかったし、
二人は……聡を探してたの…?
ま、確かにいつになくぼーっとしてたけど。
[謝ることか、と言いつつ。
語尾を揺らす様子に、無言で肩を叩こうと手を伸ばし]
ああ、確かにそうだな。
……余計な血は、流さずに済ませてぇし……何とか、見つけださねぇと。
[榛名の言葉に、一つ、頷いた]
さっちゃん、チンピラでゴロツキだったからねー。
まぁ私もそんなに顔会わせてたわけじゃないけど。
好かれる事の方が少なかったんじゃないかしら?
[琉璃にはそう返しながら。
笑えないという裕樹の肩を軽く叩き、続いた言葉には少しハッとして。]
あそっか、琉璃ちゃん何かの途中かもしれないんだっけ。用があるなら一緒しようか?
[一人よりはいいだろうしと言いながら。
琉璃が身に待とう警戒するような雰囲気には、気づいたが、気づいていないフリを。]
服は…取りに行く…。
[裕樹の様子にはこちらへの警戒と解釈したのだろう]
ごめん、二人が聡どうにかしたんじゃないかって…、
疑ってた…。
[改めて警戒の色をといて]
お願いしても…いいかな?
一人よりはそっちの方がいいだろうし。
二人の方が…、ボクより頼りになりそうだしね。
[最後の言葉は精一杯の冗談のつもりであったのか]
ちょっと家の中……、大変なことになってるけど……。
[ようやく、利吉が顔を上げて、いつも通りの表情を見せた]
>>186
理解していただけているならいいさ。
とりあえず、それなら、涼は最高でも、監視下におくって程度で勘弁しておいて欲しいな。当然、一人で行動はさせない。のだけは間違いないが。
虫のいい話ではあると思うがね。
>>188
[玲から伝承の詩を一通り聞くと、小さく鼻をならした]
ほう。
魔は人に取り付き、魔にとりつかれた人間は殺さなければいけないってわけか。
……血なまぐさい話だな。
[眉をしかめながら、小さく苦笑する。
そして、続く言葉には]
ああ。奇遇だな。
俺も、涼のためならば、いくらでも手を汚すのを厭う気は無いよ。
もっとも、確信もせずに、そんなことはあまりしたくないがね。
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