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[結論として、人々の輪には入らなかった。
だが大切な情報は得た。]
[浮かぶ微笑は、苦いのか、甘いのか、優しいのか、愚かなのか、わからない。]
[闇が迫りくる。
訪れた夜に、前のように部屋を抜け出し、結界へと向かう。]
―結界内―
[夜の闇の中で、彼らが眠っているか、確認まではしなかった。
ただ、食堂から取ってきた食事を置き、うようよしていた混沌の欠片を見る。
それらからは近付いてこなかった。]
[憂さ晴らしの相手はたしかにこれだけといえど。
数が減っているとは思った。]
[決意は揺るがない。
賽の目が何を示すかはわからない。
安らぎを与える月闇の性を外れ、苦しむのもわかっているけれど。]
――本当に、人の世に出ていて良かったですよ。
[願いのために力を手にいれる。
彼らには、聞かせられないほどに、弱い言葉だった。]
強く、ならなければいけませんね。
―結界内―
[闇の力を、そっと内側に満たす。
結界は安定しているように見えるが――その実、大変なのは、感情面の力をうまく操れない月闇の竜には気付けない。]
[しばしの休息を。]
[願い、それから場を後にした。
迷いはない。
たとえ相手が、誰であっても――*]
[揺れているのか。]
[影を見て、それでも安心させるよう微笑み。
それ以上、問いを重ねることもないけれど。]
部屋まで、お送りします。
[そっと手を出して、部屋に送り届ける。
部屋の中に影輝の竜が入り、そこを退いた。]
おやすみなさい、ノーラ殿。
良い、夢を。
[声をかけ、扉は閉まる。
平等に、闇の時間が訪れるのだ。]
[途中、食堂による。
中にある食料は、かなりの量。
どれほどがあったか、はっきりと覚えているものは居ないのではなかろうか。]
[軽食をとると、部屋に戻る。]
[闇は安らぎ。
そして、月闇がもっとも好むもの。]
[空の星はないけれど、窓の向こうは、オトにとって優しい。]
[やがて、訪れる朝。]
[陽は隠れ、風は湿る。
土のにおいが強い。]
[ぽつりと、外の竜に、ひとしずく。
弱い雨があたり始めた*]
[ぽつり。
肩に音を感じてそちらを見る。
なにやらピリピリと研がれたように感じる自身の力は、満ちる湿気のせい。
ぽたり、ぽとりと音を立て、空から雫が落ちてきた。]
…あぁ、陽光殿が――
[隠れたから、雨が降ったのか、と。
目を細めて天を仰ぎ見ると、眼鏡にも、ぽつり。
足を東殿へと向け、小走りに戻った。]
―東殿・自室―
[浅い眠り、それを破ったのは大気の感触の微かな変化。
薄らと目を開き、しばし音ならぬ響きに耳を傾ける]
……あめ。
きらいだ。
[小さく呟いた後、ベッドの上でごろごろ]
なー、ピア。
オレ、どーすればいいんだろな。
……爺ちゃんは好きだし、こんなどたばた起こしたヤツは、どつき倒さなきゃ気がすまねぇけど。
でも。
[『力ある剣』、それを巡る状況は]
……なんか、ムカつくんだよな……。
王には、王の考え、あるんだろーけど。
[気にいらねぇ、と。声にするのは自重した。一応]
あー、もう。
……なんか、ぐるぐるするし。
一人で考えてても、きっついかなあ……。
[はあ、と。ため息一つ]
っても、こんなん、誰に話せばいいんだよぉ……。
[どうにも、悩みはつきない*様子*]
―東殿:玄関辺り―
[しとしとと振る雨を見つめて、玄関に立っていると雨の中パリパリと音を弾けさせて白薄紫の獣が光となって現れた。
祭壇の様子をはじめとする報告を聞いて、去る獣の後ろに何度目かの溜息をつく。]
雷皇の祭壇の落雷は酷くなっているようです。
一度見に行ったほうが良いのでしょうか。
[呟き、獣が東を見て目を*細めた*]
―回想/東殿・回廊―
…?
[地竜から差し出された小袋へと手を伸ばそうとした幼子は、何を感じたか僅かに左へと首を傾ぐ。
仔の視線が注がれる先は小袋――否、似ては居るが聊か異なる。どうやら袋の握られた手よりその先。
巻きついた腕より其の方へと目を凝らせば、幼子が見つめるはどうやら黒を纏った腕輪の様であった。
…はて幼子とは言え女児、装飾に興味を抱く時期か。しかし黒を好むとは珍しい――
そう考えた私の耳に届いたものは、仔の小さな呟きであった。]
……? ノーラ?
[…何故其処で陰竜殿の名が出てくるか幼子の思考回路は読めぬ。
仔の突拍子無い言葉に思わず溜息を突き、…しかしはて改めて言われてみれば影輝に近じた気配を帯びている様にも感じられた。
地の気配に紛れ、言われ無ければ私には到底気づかぬ些細な気配。
…其れに仔が気付いたのは、随分と親しくなった影竜の気配に反応しただけか
幼子故の感覚か、…其れとも。]
[雨は時を経て、その激しさを増しては、また穏やかに。
されど絶える事はない。]
[重い頭を振って、そっと部屋を出た。]
[向かう先は、影輝の竜の部屋。
陽が出ていないのだ。影には酷く辛かろうと、途中に食堂へ。
飲むか飲まぬかわからぬが、蜂蜜を入れた甘いミルクを作った。]
―中庭―
[霧雨が降る中を青年は天を見上げ佇んでいた。長い前髪を、項に張り付く髪を、水滴は伝い降りていく]
……光舞わぬ雨を見るのも久し振りかな。
[青年が身を置く碧虹の谷にも常に雨は舞うけれど、それは光と共にあり、美しい碧の虹を生み出していた。
砂漠の中の谷と違い、雨は乾く事なく髪と服に吸い込まれていく]
[その冷たさをどこか遠く感じつつ、思うのは砂の波に残る記憶。
種から芽吹く混沌。礼を告げる息から微かに香る花。白い小猫。
それらは小さな砂粒に埋もれるように、静かに現れては消える。
代わりに現れたのは黒の浮遊物体。混沌の欠片。
青年は僅かにそれを見つめ、静かに手を伸ばした]
……あちらへ御行き。
[『混沌』を司る竜の命にも、欠片は変わる事なく漂うばかり]
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