人狼物語 ─幻夢─


23 桜花散華─闇夜に散るは紅吹雪─

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探偵 利吉

[降りしきる雨の中。
暗い闇の中。
走り回ると段々と頭が痛んでくるのを感じた。
少しずつ、意識が途切れそうになってくる]

クソ……!
なんだってんだ、これは。

[そこで、はたと気づいたことがあった。
宮司が殺された。
桜が咲いた。
嗚呼。
自分は。
そこから、一度も外に出ていない。
外には、何かが利吉を拒もうとする強制力があるのだ。
ならば、それは、まさか―――]

(178) 2008/05/22(Thu) 23:23:02

学生 涼、メモを貼った。

2008/05/22(Thu) 23:24:09

小説家 榛名

の、こせ…もの、…て、な…に…?

も…、だれ…が、しぬ…は、いや…!

[蓮実が示すことを錯乱した頭で考えようとするも、考えることすら身体が拒否して。自分が厭うことが口から漏れ出た]

(179) 2008/05/22(Thu) 23:24:21

細工物屋 玲

[冷たさも感じない。寧ろ熱い。
誰かの声が聞こえた気がする。でもそれも認識には入らず]

涼さん、待って!

[パシャパシャと水の跳ねる音]

大切なひと、いるんでしょう。
だから取り込まれていないのでしょう?

まだ、間に合うのなら…!

(180) 2008/05/22(Thu) 23:24:42

探偵 利吉

[―――思い出す。
夢の景色]

[―――思い出す。
桜の姿]

[―――思い出す。
永遠に続く現在]

[目的地など――― 一つしかなかった。
頭が痛み、意識が飛びそうになり、利吉の侵入を拒もうとするが、もうそれに負けることはない]

(181) 2008/05/22(Thu) 23:25:18

研究生 孝博

[玲の言葉には、黙ったまま。
利吉の言葉に、ゆるゆると笑みを消す。]

 なァに、・・・本気?
 ・・・・・・ふゥん。

[ぽつりと呟き。
飛び出す背を見送る。
瞳に感情は無い。]

(182) 2008/05/22(Thu) 23:25:29

【赤】 研究生 孝博

 りっチャンの所為で、死ぬかも。

[聞かせるように、ゆっくりと。]

(*42) 2008/05/22(Thu) 23:26:30

【赤】 学生 涼

――っ、
どういう、こと…!?

おしえて、たかひろ・・・!

(*43) 2008/05/22(Thu) 23:27:02

学生 涼

れーちゃん。

[困って呼びかける]

――うん。
あのね。

……良かった。まだ人なんだね。私。
でも、もしかしたら、――人じゃなくなっちゃうかもしれないんだね。

(183) 2008/05/22(Thu) 23:28:53

【赤】 研究生 孝博

 オレが、魔なんじゃないかッて。
 疑ってるッてさ。

(*44) 2008/05/22(Thu) 23:29:11

徒弟 裕樹

[肩を竦める様子に眼を細める]

だったらそれこそ、玲ちゃんの傍についていてあげれば良いだろうが。

[呆れたような声]

…それとも、俺の事を桜や巫女だと疑ってるから、かな。
それだと、残念な結果しか見えてこないが。

[静かな、冥い声。まっすぐな問い掛け]

俺は、ただの人間だから。
どうやっても、あの状況を一人歩くような相手を信じきれなかった。
答えは、それで満足かな?

[ベットから、ふらつく足で立ち上がり]

満足するのは、懐のやつを使ってからになりそうだけど。

(184) 2008/05/22(Thu) 23:29:19

【赤】 学生 涼

っ……

ダメ、だよ。
もしかして、れーちゃんに、調べてとか、いったの?

[少女の目の前に、彼女の姿。]

(*45) 2008/05/22(Thu) 23:30:01

探偵 利吉

……。

[息を切らせて、辿りついた場所]

―――桜。

[ポツリ呟き、桜を見上げた。
嗚呼。何度繰り返し見たことだろう。
嗚呼。だけど、その姿は]

……違う。これじゃ、ない。

[今まで、何度も繰り返し見たと思った桜は、現在の桜ではなかった。
もっと。
ずっと以前に咲いていた桜。その姿だ]

そうだ。そうだったんだ。
俺は―――。

[頭は、もう痛まない]

(185) 2008/05/22(Thu) 23:30:13

【赤】 学生 涼

止めるから、死なないで、

ころさないで…っ

(*46) 2008/05/22(Thu) 23:30:52

研究生 孝博、メモを貼った。

2008/05/22(Thu) 23:31:13

探偵 利吉

―――人間、じゃない―――

(186) 2008/05/22(Thu) 23:31:38

細工物屋 玲

涼さ…涼、ちゃん。

[名前を聞いた最初。呼べた呼び方]

うん、涼ちゃんはまだ人間。
でも声が聞こえてしまっている、のね?

…巫女様は間違えてしまったの。
大切な人が居るならこそ、魔を開放してはいけなかったのに。
それは止めることの出来なかった私たち…私の祖先たちも同じ。

[ふらふらと、近寄る]

可能性があるのなら。同じにはしたくないよ。
だから、お願い。戻って…。

(187) 2008/05/22(Thu) 23:32:40

【赤】 研究生 孝博

 あァ。

[短い肯定。]

 言葉で言ったッて、聞いちゃくれねーさ。
 逆に、疑われちまうよ。

(*47) 2008/05/22(Thu) 23:33:46

旅行家 蓮実

[きっと、榛名や他の皆のほうが普通なのかもしれないが
強く肩を掴み、目を合わせるように近づける]

じゃあ、いいんですか?
史人や玲ちゃんが同じように亡くなっても

…私は、嫌です

[言っていて、自分でもむなしく思う。憑いている者ならば手を下すと決めているのに]

(188) 2008/05/22(Thu) 23:34:38

学生 涼

ごめんね、玲ちゃん。
戻れないんだ。

[困ってしまうなぁ。]

私は、仲間が好きだから。
私は、りきっちゃんが好きだから。
他の人じゃないんだ。

…巫女さんとも、お話したいなって思ってるし。

[まだ聲は聞こえないけど。]

でも、……ここに留まることは出来るよ。
お願いが、あるの。

(189) 2008/05/22(Thu) 23:34:43

【赤】 学生 涼

お願いするから…っ、
だから、ダメ。
やめて…っ

[でも少女にはわかっているのです。
決して、利吉自身は、彼への、孝博への疑いを、消すことはないのだろうと。]

(*48) 2008/05/22(Thu) 23:35:44

探偵 利吉

いや……違うか。
少なくとも、今は、何の能力も持たない、ただの人間だ。

違っていたのは……もっと、前だ。

[フラリと視線を泳がせ、やがて、何もないただの空間の一転を見つめた]

俺は、何者でもない。
ただの闇だ。
そこにたゆたっていただけの、カオスでしかない。

それなのに―――この桜にいるという魔の影響なのか、それとも、涼の、誰かを求める強い力なのか、そのどちだもなのか、そんなもので生まれた存在でしかない。

だから、俺には……過去が思い出せなかったんだ。

(190) 2008/05/22(Thu) 23:36:01

学生 涼、ぎゅっと目をつぶった。

2008/05/22(Thu) 23:36:31

細工物屋 玲

…涼ちゃん。

[困ったような顔。同じように困ったよな表情を返して]

お願い…何?

(191) 2008/05/22(Thu) 23:37:21

細工物屋 玲、学生 涼をじっと見つめた。

2008/05/22(Thu) 23:37:57

【赤】 研究生 孝博

 殺さなきゃァ、殺される。

 両方は、ムリなんだよ。

[口許を釣り上げる。
彼女からは見えまい。]

(*49) 2008/05/22(Thu) 23:38:36

教師 史人

信頼してるからこそ、離れる事もある……ってな。

[返す言葉はどこまでもさらりと。
それから、投げられた言葉に、ふ、と笑みを浮かべる]

俺がお前さんを桜と疑ってる、と言えば満足か?
……それだけなら、わざわざこんな回りくどい事はしねぇよ。

[吐き捨てるよに言って。返された言葉に、ふ、と笑む]

確かに、こんな状況じゃ、疑うわなぁ。

……別に、言葉で満足できるはと思ってねぇし、正直、途中の理由や過程はどーでもいいんだよ。

ただ、俺は。
俺の大事なものを奪ったものを、許せねえ。
それだけだ。

[言いつつ、右手は短刀を確りと掴んで]

(192) 2008/05/22(Thu) 23:38:58

学生 涼

[それから、目を開けて。]

――今日は誰も調べないで。

仲間を、説得するから。
戻れないのでも、怪我をしたら痛いでしょ?
誰も、殺さないでって、今もお願いしてるから。

だから、お願い。

誰も、調べないで…っ
そうじゃないと、

[それ以上は、言えない。口を噤む。]

(193) 2008/05/22(Thu) 23:39:58

研究生 孝博、メモを貼った。

2008/05/22(Thu) 23:40:43

探偵 利吉

なんてことない……。

涼が、俺を頼っていたんじゃない。
俺が、涼を頼っていたんだ。
それだけだったんだ。

[フラリと歩き、自分の居場所だったはずの空間を触れようとすると、フ……と同化しそうになる]

畜生……。
なんで……気づいてしまったんだ……。

[眼から涙が零れ落ちた]

気づかなければ……俺は、俺のままで生きていくことが出来たのに……。
ずっと、涼と一緒に生きていくことが出来たっていうのに……。

(194) 2008/05/22(Thu) 23:41:20

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