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[風が空へと舞う。
舞い散る薄紅を追うように、時には共に舞うように、絡み合いながら。
その風の中を、時折走る、紫電。
それは、もう一人の司の力の象徴か。
力の象徴の交差をしばし見つめた後、桜の大樹へと歩み寄る。
枝の上には、桜色の小袖の少女。
根元近くでは、丁度、倒れていたヨウスケの亡骸が、桜へと還る所だった]
…………。
[全く知らない相手ではなかっただけに、微か、悼みを感じつつ。
薄く笑う、少女を見上げる]
……桜花。
これで……終わり、なんだよね?
[静かな問いに、小袖の少女は、微かに笑んだかも知れない]
いや……俺にとっては……。
[違うのかも知れない、と。*その呟きは風に紛れて、天空へと舞う*]
[それは安堵だったのか、
それとも悲しみだったのか、
本人にすらわからない。
そういえば人の数はだいぶ少なく、
起きたことはまるでどこか遠くにも感じた。
だからといって何がどうなるわけでもなく。
……だって現実に代わりはない]
[憑魔がしんだというのに、その場所はつくりを変えなかった。
現実は夢にはならない。
わかっていたから、何も思わず。
ただただ*笑みを浮かべて空を見上げた*]
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