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[ノーラの言葉に頷いて、瞼を開ける。翡翠は変わらず光を映さなかったけれど、ノーラを見る瞳は焦点があっていて]
うん。
生きるの。
[微笑むと、歩き出した]
……治って、帰れたら?
[途中で途切れた言葉。
天鵞絨を数度瞬かせ、蒼を見る]
……何なんだ、まったく。
中途半端にされると、気になるだろうが。
……どうした?
[追求の言葉は、唐突に止まった歩みに途切れる。
続けられた言葉。
天鵞絨は、数度、瞬く]
[時間は許さない。
彼がわたしたちに生きろと言うのなら]
――…えぇ。
[焦点の合わない翡翠を見下ろして
屋上の方を目指して歩き出そうとする。
彼に別れの言葉は言わない。
心の中で生きているのだから言う必要はない、と。]
[――身体が重い。
痛い。
痛くない。
一歩離れたところで立ち止まる。
《――生きるために》
それがいま、支えの言葉。
もし、そう伝えられたなら
かれはうらむだろうか。
それとも、困ったように笑うのだろうか。]
……会わなくて、か。
[零れた呟き。
天鵞絨は、休憩室の方へと移ろう]
多少、遠回りになるが。
……寄り道、するか。
挨拶くらいは、せんと。
[身体が動けば]
[カルメンのところに行くのに]
[とても無理そうだ。]
でも、それも、報いかな。
[どうした、なんでそんなこと思う?]
ノーラさん、少し、遠回り、しよう?
屋上までなら、そんなに掛からないもの。
[そう言って、足を向けるのは休憩室のほう]
[天鵞絨を見つめる蒼は、ただライヒアルトを映す。]
気になるなら、生きよう。本当は、あなたから言って欲しいけど。
[瞬く天鵞絨に目を細める。それが移ろえば目を伏せ、繋いでいた手を離す。]
いってらっしゃい。
[誰かが側にいるな、と思った。]
[視界に移る、金糸の髪]
[ああ、わかりやすい]
……議員……なに……か
[何か起こっているみたいです]
[休憩室の方へと行きたがるようなら悩んだ様子。
この足で、走って――15分あれば、おそらくは。]
…解ったわ。
[ライヒアルトとナターリエが実験室へと向かうようなら
後で必ず会おうと、2人に言ってから、一度だけ心配そうにナターリエを視た。]
[―――― アルフェラッツが 白く輝くアンドロメダ。]
ライヒアルト…彼女を、護って。
―石像の前―
…… ――アルドルフ
[ころした。わたしが、断ち切った。]
…断ち切ったからには
……責を負うのよ
[守る。彼女は――その中に、
きっと、自分を入れられないでいる。
いばらが守るのは、――“自分以外”]
…… ――まもりますわ。
[そうして、初めてだろうか。
柔く、悲しげに、けれど確かに、微笑んで見せたのだ。]
[そう、本能的というより、職業的な勘で]
[わかる、何か不穏な空気……]
[こんな状態でも、]
[失われていない感覚]
[離れる手に、零れるため息]
……一緒に行く、という選択肢はないのか、そこで。
俺は、もう。
手を、離したくはないんだが。
今までに。
手を離したものを、悉く失ってきたから。
[困ったように言うのは。
先の記憶の交差のためか]
[休憩室へと向かう途中、ハインリヒの石像の傍、ブリジットの姿。その声。何を言っているのかは聞き取れなかった]
待って、ノーラさん、ツヴァイさんに、お別れを言っていくの。
[足を止めて。先ほど首を絞められた、場所。ハインリヒの虚ろな目も、表情も、何も見えていなかったけれど。
その温かさは、覚えている]
ツヴァイさん、あのね。
……。
ありがとう。
[手を離したのは、他のおんなのひとを見るライヒアルトが見たくなかったから。でも。視線を感じて見れば、ノーラがこちらを見ていて聞こえる言葉。
ぎゅっとライヒアルトの手を握り治した。]
行く。あたしも離れたくない。だから。
[ノーラ達が休憩室から出てくれば、入れ替わるように休憩室へ。イレーネのところへ。]
……。
…………。ツヴァイさんのこと、忘れない。忘れられるはず、ないの。
だって、、。
[言わない、言えない。言った気もしたけれど]
……じゃあ、もう時間がないから、……さよなら、だよ。
[頭を下げる。
そして歩き出した]
[祈るような、ノーラの言葉。
天鵞絨を細め、そちらを見やる]
……わかってる。
決めた事だから。
[短い答えは届くか否か。
握り直される手。
向かう先は、ピアノの傍で石と化した少女の元。
鍵盤に触れるものがないためか他に理由があるのか。
周囲は、静かだった]
……そういや、言うのを忘れてた、な。
お前の演奏。
綺麗だった。
[紡いだのは、ごく短い言葉]
[散っていく人々]
[其々思うところがあるのだろう]
[この城に遺される"未練"たち]
───。
[瞳を細めた]
[僅かな羨望]
[自分には]
[解りえない、感情]
[だから]
[足はゆっくりゆっくり]
[屋上に向かう]
[まるで]
[自分の居場所を求めるように]
[休憩室、その階段の傍にその石像はあった。あの時と同じ姿のまま佇む、エーリッヒの姿。
近寄って、手を伸ばす。
触れるとやはり硬く冷たいまま]
エーリッヒさん、ノーラさん、連れてきたよ?
でも、今からここから連れて行くから、ごめんなさい。
エーリッヒさんの声、好きだった。
色々助けてもらったの。
まだ、エーリッヒさんのところにはいけないから。
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