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[そんな悪夢の中。
シャロンの頭に響き渡るのは、暗黒に落ちていく叫び声。
全て闇の中へ堕ちていく。
思わず、意識が闇に引っ張られかけたが、その腕をクローディアにどうにか掴まれて、助かった。
彼女が喋る。
「さあ、もう目覚めなさい。貴女は、私を食べたのだから。
だから、私の代わりに、ずっとずっと生き続けなさい。
この世に生きる全てのものが滅ぶまで。
貴女はずっとずっと生き続けなさい」]
―――!
[シャロンが、跳ね起きるように目を覚ました。
・・・頭痛がひどい。
その痛みに顔をしかめながら、ゆっくりと頭を振った]
・・・?
[その視線の先に見えるのはいつもの景色ではなく、知らない景色でしかなかったことに気づき、シャロンは小さく首を傾げた]
ここは・・・?
私は・・・何を・・・。
[少しだけ足元がふらついたが、それでも、シャロンは扉を押し開ける。
―――そこから見えたものは、いつもの食堂。
マスターがヒマそうな顔でタバコをふかしている姿。
ゆっくりと近づき、シャロンはマスターに問うた]
もし・・・すまないが、何があったのか・・・聞かせてもらっても良いか?
[声にビクリとマスターが勢い良く振り返ったが、その顔を見て、マスターが目を丸くした]
[聞き出したことはとても単純なことだった。
―――クローディアが死に、そして、シャロンが倒れた。
それだけのことだった]
クロー・・・ディアが・・・?
[嘘だ!と叫びたかったが、シャロンの頭の隅に確かにそれがこびりついていた。
シャロンの目の前で、クローディアが死んでいる姿を。
シャロンは確かに見ていたのだ。
だが、それ以上のことは何も思い出せなかった。
クローディアが死んだ。
それが一体どういう状況だったのか。
どういう死に方だったのか。
部屋に変わりは無かったのか。
その全てが―――何も思い出せなかった]
・・・マスター・・・。
クローディアの部屋を・・・見てもいいか・・・?
[そのシャロンの言葉に、マスターが顔を渋く歪ませた。
昨日のシャロンを見ている限り、またそのような状態にならないともいえない。
そして、次にその状態になったときに、何をするのか予想も出来ないからだ。
だが―――。
止めたとしても、何が変わるというのだろうか。
今止めたところで、そのうちきっとシャロンはクローディアの部屋に行くことも確かだろう。
それならば、早めに行かせて、シャロンにクローディアが死んだことを認識させ、そして、乗り越えてもらおう。
長く熟考していたマスターが、「・・・どうぞ」とだけ呟いた]
・・・感謝する。
//中の人発言//
>エリス
赤で話しかけてもらっても良いです?
あ。表と平行して、少し長めにRPやるので、時間の取れるときでいいので、お願いします。
私は、ちょこちょこ覗いておりますので、準備が出来たら合図お願いします。
>クレア
お疲れ様。
赤RPで話せないまま、終わってしまった(苦笑)
時間があるのならば、エピでまた話しましょうね。
/中/
ごめんなさい、戻るの遅くなりました。
ここからは箱前ですので、よろしければ行きます。
でもその前にどのくらいの時間帯とするか聞いてしまおう。それによっては先に店に戻っておこうかと思うので。
[すでに、捜査は終わっているのか、部屋の中は閑散としていた。
一日前と変わったことといえば、
シーツが新しくなったことと、
クローディアがここにはもういないのだということだけ]
・・・。
[フラフラと、部屋の中に入り込むと、机の上に宝石が散らばっているのが見えた。
それは、自分が持ってきた宝石。
それから、クローディアが大きな力を持っているのだと話してくれた大きなトパーズ。
それらが、まるで血にくすんで、鈍い光を放つように鎮座していた]
・・・こんなものさえ見つからなければ・・・貴女は・・・。
[フラリと。
まるで導かれるように、主のいなくなった宝石を手に]
[シャロンが気が付いた]
[それを感じて薄く笑う]
目覚めなさい。
新しい占い師。
星占の娘の力を引継ぎし者。
[低く低く]
[囁く]
[その途端、先ほどまで沈静化していた頭痛が、さらに激しくシャロンを襲った]
・・・これ・・・は・・・!
[意識の全てが開放される感覚。
何かが、シャロンの中で目覚めた]
・・・分かる・・・うん・・・分かるよ・・・クローディア。
これが・・・占いの力なのね・・・!
分かる・・・分かるわ・・・。
貴方達、狼の囁きが。
つまり、占いとはこういう力だった・・・というわけね!
[シャロンが、クローディアから力を受け継いだのだと、歓喜したように震えた]
うふふ・・・うふ・・・
ありがとう、クローディア・・・。
貴女の力―――確かに私が受け継ぎました!
[ギュッと、力強く大きなトパーズを握り締める。
絶対に、手放さないように、強く]
[アンジュにせがまれ占いを披露して。やはり先日のように集まる人が多かった。しかし先日とは違い、皆切羽詰ったような雰囲気を感じる。崖崩れの復旧がなかなか進まないせいなのか。それともクローディアの話が広まったせいなのか]
ああ、もうこんな時間。
暗くなってきたしお開きにしよう。
[集まってた人達に告げて店じまいする。アンジュも最後まで残っていたが、迎えに来た母親と共に帰って行く。その姿を少し懐かしそうに、羨ましそうに眺め。荷物を持って宿屋へと歩みを進めた]
(だけれど、この力が使えるということは、貴女は本当は占いたくなかったのね。
人狼の心が分かるなら、人狼が暴れるかどうか分かるはず。
なのに、火に油を注いだバカな人間が―――いただけ。
そんな人間のせいで、貴女は死んだ。
ああ。そう。
人間が、人間なんているから貴女は死んだのね!)
[肩を竦める]
あら、まあ。
これはまた。
[先ほどの作った声音とは違う]
[エリス本来の囁き声]
おはよう、シャロン。
それとも別の名前で呼んだほうがいいのかしら?
[クスクスと笑う]
・・・うふふ・・・。
聞こえる・・・?
狼さん、私の囁きが?
私は占い師。
だけど、
人間であって、人間の味方をしない。
囁けるけど、人狼ではない。
私は占い師。
どちらがわでもない、私。
だけど、手伝ってあげる。
人間を殺すのを。
人間さえいなければ、私のクローディアが死ぬようなことも無かったのですからね・・・?
うふふ・・・うふ・・・。
シャロン。
いいえ。
それは、今までの私。
これからの私は、ただの占い師。
名前なんて無い。
それでも、私を名前で呼びたいのなら、好きな呼び方でいいわ。
─宿屋・2階─
……っ!
[不意に、訪れる目覚め。
見ていた夢は、鋭いものに切り裂かれるように、途絶え。
文字通り跳ね起きたベッドの上で、荒く、息を吐く]
……ゆめ……?
[呆然と呟くその様子に、黒猫が不安げな声を上げた]
[宿屋に足を踏み入れると静かなもので。ああ、他の人が居ないのか、と一人ごちる]
マスター、パンとサラダとスープ、お願いね。
[カウンターの席に座り、主人に注文する。昨日の今日、愛飲しているワインや肉料理を食べる気はしなかった]
そうね。
人間さえいなければ、こんなことにはならなかったわ。
[思考を巡らせる]
[シャロンは『占い師』であることに固執している]
[それならば表に出てくれるだろう]
いいえ。
貴女は貴女だわ。
これからよろしくね、「占い師の」シャロン。
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