情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
やも知らぬ。
[指の下ろされた髪はほろりと解けて]
どちらにせよ川へと流されるであろ。
あれらは生まれたときから命の終わりが決まっておる。
──我も同じよ。
命の末は、「揺藍」と名をいただいたときより決まっておった。
[雨を望むという言の葉、少し瞬いた蜜色はゆるりとくすみ]
…それゆえに白、と?
[ほつりとつぶやく]
さぁてね。
流れゆきしその後の、
如何なるは己等も預かり知らぬこと。
[紫黒の眼に映り込むは様々の光の煌めき]
これもあの子らが運んでくれたかな、
はてさてわかりはせぬけれど、
美しきものよな。
無事につけたらよかぁ
[されどその目は虹を見て]
はこんでくれたんよ、きっと
きれいじゃぁ……
根っこに、てるてるぼうずがおるんかなぁ…
虹の根元には宝があるなどというね。
夢の終わり着きし場所なるかな――
さぁて、戻るとしようか。
見るなら皆で見る方が好かろうて。
たから。
じゃけ、きれいなんじゃなぁ
ゆめも眠ってまうんじゃろぅなぁ
[うれしそうにこくり]
[うなずいて]
みんなで見よ!
ご飯食べたら、もっときれいかもしれん!
[*はしゃいで彼女と館へ戻るか*]
全ては選ばれし時より決まっておるか…
[はらり空色が解けるを眺め、ふわり月白を頭に被る。]
選ばれしは、望みしゆえではないであろうに。
選ばれなくば、なんと呼ばれたのであろうの…
[衣覆うその刹那に、慈しむよに琥珀は蜜を見つめたか。
されど衣はゆるり面を隠し、僅かに唇動くが見えようか。]
着替えの手間がいらぬであろ?
…さて、我はゆくとしよう。ではな。
[声音はいささか不似合いか。
ふわり衣翻して立ち上がり、*すいと廊下を滑り消ゆ*]
〔晴れし空には幾重にもかさなる光の帯、
幼き童の手を引きて黒衣の女は野を歩む。
日が暮れども闇の訪れねば夜無きやう、
刻の移ろひをいずこかへ忘れ置きしやう。
館へと戻れば変わらぬ童子らの出迎えて、
雨露に濡れし小さき傘は庭にて干されるか。
臙脂の子が夕餉をと座敷へゆくを見送りて、
女は緩く歩みを進め縁側の方へと向かふ。〕
[こぼれそうになった息は薄荷茶とともに飲み込まれよう。
澄んだ月の白の残像に蜜色をはらりと揺らしながら]
…さぁ、のう。どうであったのか。
[椀を静かに置き、つぶやく。
薄い朱鷺色がゆれるのは蜜色にも確かに見えて]
…淋しいことを申すの。
ああ……またな。
[ほつりとその白を瞳で追いかけ*薄荷茶をもう一口*]
〔紫黒を細めて零せし声は誰へのものか、
たとい答のかへらずとも気にする風もなく。
空の君の声に眼差し移せば見ゆる白衣、
口を閉ざして笑みを象りそれを見送らむ。
童子の運びし茶に朱唇つけ喉を潤して、
されど言の葉交えるでもなく唯静かに。
空を仰ぎ広がりし七色を静かに見つめ、
*耳に届くはいずこよりかの鈴の音のみ*〕
[くすくす、くすり。
妖女さま、妖女さま――
笑ふ童子らは館の全てを知るがゆえ、
そこにて語られる全てを見聞きするよ。
それを伝へられし天狗の女は何をおもふか、
弧を描く紫黒の眼と朱色の唇からは読み取れぬ。
唯ただ望まれしままに迎へも送りもするだろか。]
[いつの間に彷徨い出たものか、いつからそこに居たものか、さやさやと吹く風に髪を嬲らせ、男は独り、白き花の野辺に立つ]
[見上げる空には、七色の帯、眩しげに目を細めて、手を翳す]
[てん、てん、とん。
幾度目かの繰り返しの後。
ふと、小窓より差し込む光に顔を上げ]
雨、止んだのだね。
[独りごちつ、小さく見える空見上げ]
……外にゆこうか?
[お前も外を走りたいよね、と。
小さく呟き、部屋を出る。
人の気配のある場を避けるよに。
足音忍ばせ、館の外へ]
[外へと出でて、空を見る。
広がる色彩は鮮やかに。
紅緋細めつ、それを見て]
……あ。
[駆け出す仔うさぎ、その姿に。
しばし、悩みて後を追う]
[うざきを追って、駆け行く白の内。
やがて、そこには異質な色彩が見えようか。
白の内に、佇む紫苑]
…………。
[何故か、ぴたりと足を止めるも。
仔うさぎが先に進むのを見れば、後を追わねば、と再び足を前へと進め]
[夕食を手早くとって]
ご馳走様じゃぁ!
[座敷から出たなら]
[縁側にたたずむ人たちの姿]
お食事、美味しかったんよー
[にこにこぱたぱた]
[笑いながら手を振って]
[再び外に出てゆくのは、子供の性か]
[水をまだ含む土]
[空には高く橋が架かる]
[橋の根元は宝とゆめ]
きれいじゃぁ。
ほんま、きれい。
[嬉しそうに]
[その視界]
あ。ふうれんさまじゃぁ
[隠された真実は]
[最初からそうであったように]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新