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そうですか。
[考えるようにそちらを見た。
が、すぐにそらす。]
[与えられた癒しは、ほんのわずかも痛みを残さず。
それでも普段の反射は止まらない。
抱きつかれて礼を言うのも違うと、複雑なままに目を背けた。]
[傷が目に見えない位置だから口にした、背に腹は代えられない的一言に関するあれこれが記録されたかは青年しか知らない。
クレメンスの決意から感じた心ならば治癒に関して頼もしいが、幾度か見た接触を考えると勧めるべきではなかったかもしれない。ただ、その為にオティーリエに傷を放置して欲しくないと青年は思ったのだが。
そんな事を整理の最中に思い起こしていると、気にかかる一言が心に響いた。旧友の養い娘の記録を引き出しながら心話で告げる]
そうですか、エルザ殿が。
彼女の刻印は特殊なものが多くありましたが……
わかりました。覚えておきましょう
[それが揺れるものを寄せ付けない効力を発するかは今すぐには判断できないものの、忠告を心に留めておく]
えぇ、剣自身が渡っている可能性もありますね。
[オティーリエの言葉を肯定し、集めすぎた記録の欠片がバラバラになならいよう抑えながら少しづつ整理していく。
そして剣の感知に関しての話にしばらく考えてから心話を紡いだ]
『神斬の剣』なら感じ取れる可能性はあるかな。
私も動いてみるよ。
[見えぬ場所での恒例行事らしき何かには小さく溜息を零したが]
[ここにいる誰かが、剣をもっている。
探さねばと思う。]
おねがいします。
[方法は浮かばずに、考えこむばかり**]
[今は周囲の目もある。だからこういう、ある意味一番自然な方法をとったわけで。
視線に返すのはへらりと、無言のままの常の軽薄。
オティーリエの性格も内心も重々承知しているし、別に礼が欲しいわけでもない。
そして裏を、事情を知ったこちらが態度を変えることも、しない。
オティーリエに関するクレメンスの態度は、今は協力するというそれを含めはしたものの、常に一貫していた。
一番彼女を可愛がり、気にかけ、鬱陶しいと言われようが蹴られようが構い倒す。
何故なら彼女が、
一番、嫌いだからだ。]
[行動自体に悪意はない。可愛がるのは本心だ。
だが行動動悸は、真逆。
内側の薄暗い感情は、笑みに隠れて見えはしない。]
─東殿・広間─
[広間を出て行く者を見送り、新たに現れる者を出迎え。得た智のことを訊ねられれば、己の知るその顛末を語る]
尤も、儂の推測に過ぎんがの。
[もう何度目か分らぬ言葉。推測と強調するその意図は果たして如何なるものか。
結界の解析をしていたブリジットからも情報を得て]
ふぅむ、やはりそう簡単には解けぬか…。
手数じゃが、そのまま解析は続けてもらえぬかの。
ダーヴィッドの調べが長く続くとも限らんし。
[教え子の一人である炎竜の一人を思い出す。不真面目とは言わないが、その力には不安が残る部分もあり。別の手段も用意するのが良いと判ずる]
[解説中に茶々を入れてくるクレメンスには、もちっと真面目に聞かんかい、などと返して。
続いてどこか不機嫌そうなエーリッヒに視線を向ける]
何を臍を曲げておる。
これでも食うて落ち着けぃ。
[そう言って小袋を一つ渡す。その中には買って来た無数の飴玉が入っていた]
[アーベル、オティーリエ、両名の胸中などイザ知らず。
任せろ!といい笑顔で親指立てるくらいはしたかもしれない。
もっとも怪我の気配は過敏に感じ取る故、隠していようが無理やりにでも特攻して癒すのだろうが。
結界の前で氷竜にしたように、あるいは今したように。]
誕生にゃ関わったし力貸したけど。
刻印までは面倒みてなかったからな。
[あの娘にはないだろう、と思い込んでいたのも一因だ。]
…詳しいのは、そっち任せた方がいいんだろうな。
俺の力はそもそも探索には向かんし。
[任せたと、ひらり手を振るような感情はこちら側でのみ。]
―結界内―
[オティーリエの声に短く穏やかな了承の意を返し、クレメンスのイメージ映像付きの了解に苦笑して。青年は喉を潤す前にするべき事をしに空室へ滑り込み心の力を呼び起こす。
次の瞬間、青年の姿は結界内で右往左往し、疲れて座り込んだギュンターの側にあった。普段は使おうとはしないが、精神の竜である青年は夢を渡る事が出来る為に]
ギュンター、あなたに聞きたい事があります。
[刹那の白昼夢から覚めたギュンターは驚きに目を見開き、どうしても出ることの出来ない結界内にいるにもかかわらず常と変わりない穏やかな笑みを口元に浮かべている青年に全てを悟った。
青年と決して合わせないよう慌てて目を逸らす。青年の口元の笑みは変わらぬものの、眼差しに過ぎった哀しみの色を見るものは誰も居ない]
―結界内―
………話す気は無いようですね。仕方ありません。
[青年は無駄な問いをする事もなく旧友であった筈の老竜に手を伸ばした。かつては同じ仔竜であったのに年月はあまりにも容赦なく流れていく。
触れられた瞬間ギュンターは身も心も硬くしたが、青年は口元の笑みを変えぬまま剣を持つかどうかを探る。結果は抵抗がなかった事から半ば察せられたように、彼が所有している気配は皆無だった]
貴方ならお持ちかと思っていましたが、そう判りやすい所に隠しはしないようですね。
[手を離し立ち上がり、かつての友を見下ろす]
目的を果たしたなら竜王は開放します。貴方も。
ですから自棄を起こさずに大人しくしていて下さい。
[返事を聞く事なく青年は結界から消える。後にはまた少し老け込んだように見える老竜が*残された*]
[いるのなら、抱きついてくるのは予想しなかったわけではない。
が、運動が出来ないくせになぜそういうのだけはうまくいくのか。
いつものごとく、抱きつかれ、蹴り飛ばし、ふぅと息を吐いたのだった。]
[少し部屋に入りやすくなったけれど、それとこれとは話が別だ。]
騒がせて申し訳ございません。
何のお話をされていたのでしょうか?
[老君を見るのは、一番知ってそうだと思ったから。]
「揺らすもの」の目的について少しのぅ。
図書館で調べて立てた推測を話して居った。
[視線を向けられてオトフリートに答える。『力ある剣』についてと、ブリジットから得た結界についての結果を伝え]
剣についての推測が真実であるとなれば、干渉されし者達はそれを狙ってくることじゃろう。
今注意すべきはそことなるかのぅ。
力ある剣――ですか。
あまりそのような話を聞いたことがなかったのですけれど。
[読む本は歴史方面に特化していたが、そういう細かなことは調べておらず]
そうですと、剣をしっかり隠さなければなりませんね。
この場に留まるのも危ないでしょうか。
竜王様方もいらっしゃいませんし……
[西の方へ目をやった。]
儂とて剣の存在を知りしは調べて後じゃからの。
古代種たる者達はその智も身に宿しておったようじゃが。
尤も儂が調べた範囲では、その力の詳細は記述されておらず、剣の存在と簡単な説明が書かれていたのみじゃ。
[そこまで言うと疲れたように、ふぅ、と息を吐き]
どこにその剣が保管されておるかははきとしては居らぬ。
普段であればどこに保管されておるかは大方の予想はつくが…こうなってしまえばのぅ。
[考え込むように右手で顎鬚を撫でる]
老君がそうなのでしたら、私などが知らぬは当然の話ですね。
[苦笑して]
後で私も、自分なりに調べてみます。
これ以上詳しいものは無いとは思いますけれど。
なるほど。
保管場所がわからないのなら、既に隠されているのですね。
ならば、安全でしょうけれど。
……人に対する影響などは少し心配ですね。巨大な力ならば、特に。
近付いたら影響が出てしまうようでしたら、それこそ竜王様方の手が必要になるでしょうし。
[本当に竜郷が壊れることになりかねないのではないかと、心配そうに眉を寄せた。]
………ギュンター殿は剣を持っていませんでした。
それ以上の事は、今はまだ。
[結界から戻り、しばし瞑目してからギュンターの話を告げる。感情が消えるわけではないが心の動きを抑えるのは青年にとって容易く、心話に哀しみの色はほとんど出なかっただろう]
そう、ですか。
[届いたこえに、僅かな落胆。
されど、それを振り払い。]
アーベル殿、ありがとうございます。
それでしたら、探さないといけませんね。
[抑えられた感情までを知ることは出来ない。
ただ、感謝と行為を労わる心を伝えた。]
[西殿結界前での騒動は、少しばかり遠巻きに見ていた。
自分なりに情報を整理し、何か手は無いかと考えていたけれど思いつく事も無く。
「揺らぐもの」との言葉も、記憶に重要なファクターとして連なれてはいなく。
どこか傍観して愉しむかのような雷竜王の言葉が小さく聞こえてくる事もあり、後は若焔竜に任せる事に異存は無く東殿の方へと引いた。
それから、少しばかり疲れと頭痛を感じたので客室で眠っていた。
はたと起きれば、大分長い時間が過ぎていたようだ。
町で食欲旺盛な竜がコロッケをぱくつくのも
何やら艶かしい水の竜と月闇の騒動も
結界を何人かが壊そうと試みていたのも 知らず。
体を起こし、流石に歳を呪った。]
……はぁ。
[深い溜息と共に、部屋を出る。]
[調べるとの言葉には、うむ、と一つ頷いて]
影響が出ぬうちにこの事態を解決するが得策じゃろう。
竜王様達が解放されれば、その心配もなくなるじゃろうて。
[そうは言ったが、成すべきことが見えていてもその方法があまり見つからず。若き炎竜と古き知己なる氷竜頼みとなっている状態に溜息のような息を吐いた]
現状での各竜郷の様子も心配じゃ。
少なからず影響は出ておるじゃろうしの。
どれ、竜都から出ても良いか訊ねてくるとしようかの。
[よっこいせ、と言葉を漏らしながらソファーから立ち上がり。年寄りらしいゆっくりとした足取りで広間を後にする。東殿の中に目的の人物が見当たらず、西殿前で他の竜達が集まっていることに気付くのはもう少し*先のこと*]
―東殿―
[あれから少し後、青年は台所に入り湯を沸かし透明なポットに缶から取り出した玉を一粒入れ、静かに花開いていくのを見ていた。硬く蕾む花が幾重もの花びらに変わる分だけ優しい香りが広がり、眼鏡の奥の眼差しが和らぐ]
そうですね。影響が…
出ているようなら、皆、苦労するでしょう。
[しかし竜王の封印を強めたのもまた竜王たちであり。
…なんとも頭の痛くなることだった。
王の声が聞こえてきたら、思わず罵りの言葉が出そうなほどに。]
お願いします、老君。
私も側近殿を探すのを手伝いましょう。
[それでもまずは、彼の竜の姿を見送った。]
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