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[獣の笑みは刺激が強くて緊張を覚える。
少し竦んだ身体は傍の人が解してくれた。緊張の理由は別のものを思ってくれたからだろうけれど]
…ん。
[同意では無いけれど受け入れる様に短いコエを紡いだ]
[毒があるのか、というヘンリエッタの疑問に、軽く、肩を竦める]
真偽はわかりませんけれど。
そういう話も、多く伝え聞きます。
人狼から受けた傷に無闇に触れるのも、危険であると。
[人狼は『伝染る』という話。
どこまで本当かはわからないが、今の状況では、用心するに越した事はないのだが]
……もっとも、気にしすぎたら、手当ても何も、できなくなってしまいますけれど。
…(こくり
[理解を示したトビーに頷いて、そうだよと示す。]
…
[おいしいかと聞かれれば少し考えてから頷き、好きかと聞かれて、答える前に嫌い?と聞かれると首を横に振った
断った理由は他にあったから。]
[セシリアの様子に少しだけ首を傾げる]
お前、なんか変わったか?
[ここに来たばかりの時とは違う気がする。
だけど、それをはっきり言うのもなぜか怖い気がした]
―廊下―
ならば早く綺麗に為されませんと。
[傷に触れるのもと聞いて驚いた。
ジーンから身を遠避けようとしたのは条件反射]
そう、ですね。
まだ然と決まった訳でも無いのですし。
傷付いた方を其の侭にするのは良くない事ですもの。
[恥じるようにジーンへと頭を下げた]
[おかしいとか言われてもなぁ。
という目でラッセルを見た。
トビーとラッセルの常識が違いすぎるために、理解することはできないが、あまり気にしないことにした。
きっとこれもキャロルの言うことだろうなぁ、という認識。
シャーロットの頷くのに嬉しくなって笑い、
嫌いじゃないという答えに首を傾げた。]
のむものだから、喉がかわいてない?
から、いらない?
―広間―
[なんとなく、自分が不審に思われているような気がする。
特にシャーロットとラッセルに。
まずい、『通常の感情』を推測しにくくなっている。
以前の自分からどんどん乖離していく……。
しかし焦るでもなく、むしろそれを歓迎しているのだ。
人狼を殺すには、感情など邪魔なだけ。]
……神様は大切なものと引き換えに、贈り物を下さるんでしたっけ?
[いつか本で読んだ言葉を誰に言うでもなく小さくつぶやく。
失ったのは「大切なもの」というにはあまりにも安い対価]
―広間―
[広間にはあらかた皆が集まっていた。彼らに使用人たちが橋を焼いて逃げ出した事、そしておそらく犯人もそれにまぎれてとっくに雲隠れしているのではないかということを告げる]
其奴が此処に残る理由は薄いと思うがどうでござろうか。
閉じ込められたといっても此処にはこれだけの人数が居るのだし、肝心の其奴自身も此処から出られぬではないか。
[トビーの言葉(>>172)に、内心くすぶっていた不安が再び胸中に広がるのを感じた。
そうであっては欲しくない、と強く望む。
昨夜を笑いあって過ごしたこの人々の中に、残忍極まりない人狼がいるなどと、できれば思いたくはない]
[自分の中に色濃く流れる人狼の血が、アグレアスの様子に惹かれるようにざわめく]
殺す?まずはラッセルかな?それとも他の人…?
[それをコエにすることには自然と抵抗は感じなかった]
―一階廊下―
そうですね。
御客人方にも失礼ですし。
[引き止められたことに関しては、気にしないようにと首を左右に振った。
毒に関して説明される言葉を横で聞く]
[そして双方から茶の誘いを受け、少しの沈黙を落とした後]
御迷惑でなければ、喜んで。
[客人からの申し出とあれば、断る所以も無い]
えー?何も変わってないですよー?
[訝しむギルバートに笑顔で答える。
その向こうのラッセルに目を向けて]
ラッセルさん落ち着かれましたかー?
[本人にではなく、ギルバートに訊く。]
………………(こくり
[トビーの重ねる問いに少し考えた後頷くことにした。
本当はセシリアに言われたからなのだがその機微をこの少年に伝えられるとは思えなかったから]
―少し前―
[ラッセルとギルバートが階下に下りるのを見てから、自身も同じように降りようかと少し足を進めたが。
途中、窓の外に赤い色を見つけ、窓辺に歩み寄った。]
………!
ばっか………なんて事してやがる……。
[橋が燃え崩れ落ちる、丁度その様が見えて思わず呟いた。
それから一人外に出て、雨に濡れるのも構わず崖に近寄づき、降りれるような場所を捜し歩いた。
それは結局、徒労に終わってしまったのだが。]
─1階・廊下─
[決まった訳でも、というヘンリエッタの言葉には、はきとした返事を返すことはできず]
……それよりも、怪我やら何やらをせずにすめば何よりなのですけれど。
[続いた部分に、冗談めかした口調で返し]
こうなってしまうと、客、使用人という区分も無為な気がするけれど。
そこに拘るのが、あなたらしさ、という所なのかしらね。
[墓守の返事には、苦笑をひとつ。
それから、厨房の方を見やり]
それでは、参りましょうか?
[ヘンリエッタに、こう声をかけた]
―一階廊下―
すみません。
すぐに浴室で落としますので。
[令嬢の避ける所作に気がついても、穏やかな低音は揺れることをしない]
お二方も、いつまでも此処に居るのは寒いでしょう。
早めに部屋に行かれてください。
[そう言った後、常のように腰を折り一礼をし、墓守は浴室に足を向けた]
[ぽふぽふと、まるで子供をあやすようだなとも思いながらラッセルの話を聞く]
あー…
俺もやろうとは思わないけどな。
[トビーの言うこともわからなくはない。だけど、同意も出来ないから]
俺も、トビーの事は判らないけど…トビーの周りにはそういう人が居た、って言うことなんだろう。
やらないですめば、それに越した事はないさ。
[上手く答えになっていない気はするけれど、元々そういう話が得意なほうでもないから、それ以上考えるのは諦めた]
―1階廊下―
それが一番ですね。
そうでなくても怪我は出来るだけしたく無いものですし。
[冗談めかした言い様に如何にか笑みらしいものを作る]
はい。
ではまた後程に。
[キャロルに頷きジーンにもう一度頭を下げ直すと厨房に向かった]
失礼の無いようにと、言われていますから。
[誰にかは言わずとも知れるだろう。
使用人たちは既に居らず、墓守はあくまで墓守だけれど。
立ち去る直前に、そんな言葉を向けた]
[外套は雨に濡れて重く気持ち悪い。
裾を摺るようにしながら、館へと戻ってきた。
気配が、前より極端に少ない。
いったい何人残っているのか。
その中に。]
まだいるのかね…。
[何が、とは言わないが。
ぽつり呟き、拭くものを探して歩いた。
リネン室は知らないので、広間か厨房あたりに、予備のタオルでもないだろうかと、足を進める。]
[ギルバートとセシリアのやり取り(>>205>>223)を聞きながら、自身もぼんやりと考えてみる]
もしあの中に人狼がいるのだとしたら、其奴はそのまま村を襲うであろうか。
それともどこか遠くの場所へ行き、そこで何食わぬ顔で人々の中に溶け込むであろうか。
[口をついて出たのはそのような呟き。しかし、それは当然考えてもわかるものではない。ましてやこのような場所に閉じ込められていてはなおさらである]
それにしても、強くなったな、お主。
[セシリアの「お茶にしましょう」発言には意外そうに首を傾げて。
先程玄関口で会ったときは、相当の衝撃を受けていた(ようにマンジローには見えた)だけに、まさか彼女がここまで前向き思考の持ち主だったとは全く思わなかったのである]
まだ能力者は他にいるのかね…。
[表に出さない「何か」はこちらに漏れた。
占い師は居た。他に知りえる能力者はいくつかあるが。
この場に存在するかどうかは、まだ分からなかった。]
[向けられたセシリアの笑顔に、また少しだけ眉がよってしまう]
いや、お前さぁ…こういうときは一番怯えるんじゃないかって思ってたから。
だから、意外だって言うか…
[そこから先は上手く言い表せない。
変わりに問われたことに返事をする]
さっきよりは落ち着いた、って所。
だから、あんまり怖がらせる事は言わないでくれよな?
[勤めて言葉は明るく、冗談めかして]
ジーンさんは真面目な方ですのね。
[立ち去る直前の言葉を思い出してキャロルに話し掛ける]
御主人のアーヴァイン様も立派な方だったのでしょう。
結局お礼も言えず母の話も出来なくなってしまいましたけれど…。
[人が死んだ。黒ずんだ赤色に其れを突き付けられた。
トビーの言葉や人狼の話や一度に多くを突き付けられて麻痺して居るけれど其れは重たい事だった]
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