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[刹那、過去に囚われた意識。
ともすれば後ろに下がりそうになるそれを、強引に今へと引き戻しつつ、階下へ向かおうとした矢先]
……ん。
[呼びかける声に、振り返る]
……話?
[暗き翠は、一瞬階段へと彷徨う。
しかし、明るい内から事は起きまい、と判断し改めてマテウスを見た]
ああ、構わん。
…割らないよ。
エーリッヒさんじゃ、ないんだから。
[背を向ける、無防備な所作]
…………怖くないの。
[静かな声は、届いたろうか]
[広間の入り口からこちらを見つめるエーファに気付くと、老婆が穏やかな笑みで持って会釈をした。
そして、ゆっくりと立ち上がるとエーファの近くまで歩き、口を開く]
何か御用かしら?
―1階廊下―
うん。エーリッヒも、それにナターリエも。
しっかりしてるのに、そういうところだけは、
[響いた声に、後ろ髪を揺らし、足を止める。
振り向くことをしないまま、エプロンのポケットから折り畳みナイフを取り出した。
当然、刃はしまわれたまま]
こんなのを持ち歩くくらいには、この状況は怖いけど。
ウェンデルは、ウェンデルだから。
悲しいとは思う。
でも、昨日の事でウェンデルに怯えるのは、マテウス兄さんに怯えるのと同じ事になるから。
[傭兵という稼業の只中。命を奪う経験をそれは指して]
さんきゅー。
[ライヒアルトの返答にまず何から聞こうかと考えた後]
あれからいろいろ考えてみたんだがな。
どうにも、腑に落ちない点が多く感じてな。
ライヒアルトなら何か知ってるんじゃないかとおもってな。
[以前にゼルギウスから話を聞いたことを話しながら]
答えられる範囲でいい、答えたくないなら答えなくてもいい。
[じっとライヒアルトの方を見て]
ずっとな考えていたんだ、人狼がいるのかいないのか。
いるならば確かに不思議な力をもったやつがいてもおかしくないかもな。
ただ、この場に俺の知る限り二人、偶然で片付けられるものなのかどうか。
しかも人狼の事件含めて唐突にふってわいた…。
─二階ベアトリーチェの部屋→二階廊下─
[ベアトリーチェを伴い部屋を出る]
[廊下の先へと視線を投げると、信ずる者と疑う者が会話をしていた]
[一瞬、真紅が冷たく細まる]
[けれどそれは直ぐに笑みへと変えて]
[階下へ続く階段に向かうべく二人の横を通り過ぎようとした]
作為的なものを感じずにはいられないんだが…。
[指折り]
集められたのは12人、
その中に人狼に、見極める者がふたりも、
3人も普通じゃないやつがこの閉ざされた空間にだ。
偶然とは…思えない…。
[あまりにも唐突で、ストレートなエーファの言葉に、老婆が少しだけ声を詰まらせた]
……ええ。
存じておりますよ。
人狼から、人間を守る術を得た者。
それが守護者です。
人狼が出る御伽噺の……所謂英雄的存在ですね。
……それがどういたしました?
―二階自室―
[最後の煙が消えてから、もう暫く。
ようやく窓を閉めて。出したままの道具を仕舞う。
二つの鞄の片方。道具入れとは別の革の包み。
変色した封じの紐を、あの時以来始めて解いた。
中から出てくるのは装飾少なく簡素な鈍色。
手に取れば、とても冷たかった]
それでも、必要なら。
[そっと右手でベルトに差し込む。
上着の下、硬い感触が存在を主張する]
俺に出来ることなんて、少ない。
[だからこそ、出来ることはするのだと。
未だ迷いから抜けられぬも、その思いだけは、まるで呪いのように思考を縛る]
……腑に落ちない、か。
確かに、この件自体……唐突なものなのは確かだ。
[ためらいが先走るのは。
未だ、教会との関わりに確信を得ていない事と。
……捨てきれない、想いのためか]
俺も……詳しい事は、知らない。
ただ。
複数の要素が揃う事で、始まるという話は……聞いている。
揃えば始まり、終わるまで逃れられぬ束縛である、と。
[老婆の言葉を聞き、子供は、彼女がそうではないことを知る。そうして、その言葉に感じる微かな違和感]
おとぎばなしの、えいゆう。
[ぽつり、呟くと、伏せていた視線を上げ、ヨハナを再びじっと見つめた]
[背後からでは、ゲルダの動きの仔細は窺えない。
けれど言葉から、それが武器と成り得るものであろうことは分かった。
手袋を嵌めた左の手を、握る。]
……、それは、違うよ、きっと。
[何に対しての否定か、相手に伝えるには曖昧。
自身の中では、明確だった]
ごめん。
先、行ってる。
[短く言って、踵を返した]
複数の要素…、
そろえば…始まりか……。
[じっとライヒアルトを見つめたままの視線ははずさず]
つまり、そろったからこそ始まり。
今にいたるってそういうわけか…。
[視線は向けたままだが、ライヒアルトに笑いかけて]
ありがとな、少しだけ納得言った部分がある。
根本はまだわからないけどな。
正直、人狼はやっぱ信じてなかった。
話ができすぎてる、でも否定もしきれない。
[心の内を吐露するようにライヒアルトに告げて]
でも、今の話を聞いて、そういうこともあるのかなと少しだけな。
……?
[エーファの言葉の真意は、最後まで老婆には理解できなかった。
だがしかし、問いかけてくる言葉と、答えを聞いた後の反応、どちらを取っても、エーファが守護者ではないだろうということは、ほぼ確信できた。
それはつまり、エーファの不思議な力は、聖痕者であるだろうことも。
短いながらも、悪くはない結果だった]
[ゼルギウスには二人の話が聞こえていたであろうか、
ベアトリーチェを気遣うようにみてからゼルギウスに視線をもどし]
よぉ。
[簡単に手をあげて挨拶だけして、
廊下をいく二人を見送ろうとする]
[少しだけ睫毛を伏せて、折り畳みのナイフをポケットへと戻す]
…ちが
[聞き返すよりも早く、拒むような謝罪の言の葉。
振り向いた翠玉の眼差しが移すのは、その背中]
じゃあ、持ってく。
[立ち去る背を見てから、歩む先は厨房。
その途中、ひとりごちたのは]
――…ウェンデルだって、あたしに背中向けてるのに。
……そういう事になる。
見極めるもの、見定めるもの、守護せしもの、象徴たるもの。
……牙をもつもの、牙を護るもの。
要素が揃う事で、全ては始まる、と。
[頷いて。
右手で掴むのは、胸元。
黒の下に眠るのは、捨てきれぬ、捨てられぬ想いの拠り所。
今は鈍い黒に染まる、銀の十字架]
……出来すぎてる、か。
それは、俺も思ったし……今でも、思っている事だ。
[逃げるようにして去っていくエーファの後姿を見送っていると、同じように廊下にいたウェンデルとゲルダの姿が目に止まる。
そして、好都合なことに、ウェンデルはどこかに去っていき、現在ゲルダが一人だけという状況になっていた。
探りを入れるチャンス。
老婆は、そのままゲルダの後を追うように歩き出し、丁度厨房に入ったところで声をかけた]
―――ゲルダちゃん。
ちょっと、お話よろしいですか?
[歩みは聊か早く、広間へ向かう。
しかしその途中、出て行く子供の姿を見かけた。
構おうという気になったのは、なぜか]
……どうか、しましたか。
[広間を過ぎて後を追い、声をかける。
ゆえに、老婆の行動に気づくことは無かった]
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