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―宿屋・食堂―
[押される事はなかったが、
夫と共に促されれば、大人しく宿の中へと足を進める。
中には既にもう何人もの人――ほぼ顔見知りの住人たちがおり、
その顔ぶれに、何度も目を瞬かせた。]
……みんな、自衛団の呼び出し……?
[おそらくそうだろうとは思ったが、
確認も含めて少々首をかしげて尋ねた。
人死に云々の話は、タイミングを逃して耳には入っていなかったが
各々が纏う雰囲気に、困惑の色は濃くなった。]
――…何だ、お前さんも呼ばれたか。
宿はかなり賑わってるぜ。
理由は聞かされてねぇが多分その件だろうな。
アーベルが自衛団にカマかけたら
人死にがあったと口を滑らせたらしいぜ。
[同胞の聲が耳にとまりぽつぽつと言葉を紡ぐ]
─宿屋・自室─
…………むくりなう。
[そう言いながら体を起こすと、ぐしぐしと目を擦る。
そうして、きょろきょろと周りを見渡し、]
……おはよう朝ごはん。
[ポツリそう呟くと、ずるずる這いながら洗面所へと向かうのであった。]
―至る宿屋―
[しゅんと項垂れた頭は、妻の接吻一つでむくりと起きる。]
うん。そうだね。
じゃあ、急いで着替えるよ。
[2人に逢ったら謝ると、脳裏に刻んで準備を整えると
妻と共に迎えの自衛団に謝罪を入れた。]
…、……―――。
[けれど、何やら不穏な空気に、オロリとしてしまう。
無駄に口を開かなかったのは、
傍らにある妻を不安がらせたくない一心で。
言葉より傍に居ると示すことで不安を減らそうと、
強く握ってくる手に返す握りも潰さぬ程度に強く。]
アーベル君――――…其れじゃあ何?
他に何かがあって、其れで団員さん達はあんなにピリピリしてるの?
[聞こえてくる言葉の節々は御世辞にも良い話には聞こえない。村でひとが死んだと云う事実、自然死では無く、事故死とも呼べず、得体の知れない何かを娘は感じていた育ちの良さそうな少年とも話している彼らには自然と目が行き。はたりと眸を瞬かせた。]
うん…カルメンさんは何とも無かったんだね
其れなら好かった…ほっとしたのだよ
[胸に手を当てて息を吐き出す。
そも、抵抗を見せなければ痛い目には逢わなかったのだが、
運悪く娘は彼ら自衛団の癪に障る返答をしていたようで。]
大丈夫だよ…ちょっと不謹慎かもしれないけど、
こうしてカルメンさんや他の人達と話せたからさ…
[一人で何処かに閉じ込められでもしたら、それこそ不安になったのだろう。
他の人の存在がある今こそ落ち着いていられるのも不思議な話で。]
─宿屋・食堂─
[顔を洗って下りてきた食堂。
そこには見知った顔が並んでいるわけで、]
おや、これから会いに行こうと思っていたのだが。
手間が省けたと考えていいのかな。
[洗顔後に火を点けた煙草を銜え、そう言う彼女は平時の通り。
スイッチのオンオフはしっかりと出来ている様子。]
ん……ありがとうヴァイス。
[夫からの返るコエと、手に入れられた力に、
少し安心したように隣で微笑を浮かべるも。]
え…リヒトも?
[ややあってか、届いたもう一人の声と、
語られた先の宿の状況を聞かされれば表情は少し翳った。
何かしらの理由で、自分たちに目星をつけたのだろうか。]
ごめんなさい、二人とも。
だとしたら私のせいね……
[微か息をつき、悟られぬよう少しだけ、唇を噛んだ。]
崖崩れだけでも厄介だってのに
橋も掛けなおしってことだよな。
……今頃村中てんやわんやの騒ぎだろうよ。
[夏以外は閉ざされてしまう村だから
夏の物流と人の流れは特に大事なこと。
ただでさえ悩ましい事態に溜め息まじりの吐息が漏れる]
『訳』……ねぇ……。
厄介なことになりそうだな。
[アーベルの言葉>>256に不安は強くなるが
表情には余り出さぬまま。
イレーネとゼルギウスの姿>>259が見えれば]
……昨日は世話になったな。
ん、……こっちも呼び出されたクチだ。
─宿屋・食堂─
[来客を告げる音に視線は出入り口へ。
イレーネとゼルギウスの姿が見えると、これまでと同じように頷くような仕草で挨拶をする]
……この全てが自衛団に集められたと言うのか?
統一性が見えん。
[呟きながら眉根を寄せた]
…そうなのかい
えと、昨日足首を草で切ってしまった位なのだよ
其処は薬を塗っておいたのだけど…如何かな
[何処かかしらは擦り傷は有るかも知れないが、冷やしても尚ジンとする手首に娘は意識が向かっていた。恐る恐るライヒアルトに訊ねるのは診断の様子を伺いたいが為。治療との事で前もって手を貸せと青年に云われれば娘は頷き、其れに従うだろう。実際に自分で見えないところを治療する訳でも行かず。]
うん
何から何まで済まないよ、ライヒ君
僕も、もう少しあちらさんを覗うべきだったかもしれないね
[そう言って、娘は自身の愚行を恥じた。]
そうして自衛団に呼ばれた人々は集まった
会話の成立しない赤毛男が最後に押し込まれただろうか
入口と裏口、両方を自衛団の者が閉じる
団長がゆっくりと前に出て
集った者の顔を確認するように見ていった
[ポツリポツリと道中、聴こえていた聲。
妻が唇を噛むを気がついたか否か。
ただ、握る手は安心を与える為に離さぬまま。
辿り着いたその場にいた面々を確かめて]
集められたのが、人死にの件だったら
疑いの基準ってなんだったんだろうね。
姿は見られていない筈だもの。
[嫌な予感が現実となるのならば、
2人がものの見事に容疑者に入っていることに
自衛団――ギュンターに空恐ろしいものを感じ]
集められた理由が、その件ではないといいなぁ……―――
[希望をポツリと囁いた。]
お前さんのせいじゃねぇよ。
見張りを怠ったこっちにも問題がある。
だから気にするな。
[気に病むのが見えたから同胞に向けた聲は
常より優しい響きを帯びていた]
[新たに来た二人に手を振って。
投げかけられた言葉に答えようとするのと、自衛団の訪れはどちらが先だったか]
じいさま、か。
……よーやく、ご説明ってわけ?
[ぽつり、と呟いて。
緊張感を増した空気に身を震わせる蒼鷹を、そう、と一撫でした]
―宿屋 食堂―
ああ、昨晩はお世話になりました。
あなた方も?
[開いた扉の先にはイレーネとゼルギウスの姿。
問い返すことで肯定の代わりとなるか]
ふふ、それは残念ね。
機会があればお願いしようかしら。
[エスコート云々には冗談めかして言った後で、表情を笑みから戻して]
そうね。
今のところはみんな若いこと、くらいかしら。
[アーベルに対して上げた共通点に己が入っているかは定かではない]
集まったようじゃの。
橋の話はせずとも既に皆知っていよう。
もう一つ、大切な話があって集まってもらった。
今朝、崩れた崖の近くで遺体が一つ見つかった。
この夏に村へとやってきた旅人のものじゃ。
嵐に巻き込まれて死んだのではない。
普通ではない殺され方をしておったよ。
[心臓とその付近が「食い荒らされて」いたことを告げる。
そうした習性を持つ獣は村の周囲ではまず見られないというのに]
皆は、人狼という存在を知ってるかの。
御伽噺によく語られるもの…じゃが架空の存在ではない。
人を食らう、人の中に潜む獣じゃ。
[そう言いながら左手の袖を捲る。
肌から浮いて目立つ銀色の刺青がそこにあった]
奴らは強い。
じゃがわしらとてただ殺されるばかりでもない。
旅をしてる者らは話に聞いたことくらいあるのではないか。
結社という組織のことを。
結社は人狼を倒すための組織。
わしはその一員。
この銀の刺青はその印じゃ。
[一度目を閉じ再び開く]
人狼が人を襲うのは血に餓えている時。
こうした死体が出たからには、もう話合いだけでは済ませられん。
村が滅びる前に、急ぎ人狼を探し出して屠らねばならん。
方法は。
[言葉を切る。真剣な顔で一人一人を見て]
…伝承と変らぬ。
ここに集まってもらったのは、疑いのある者じゃよ。
この中から一人ずつ、人狼と疑わしいものを処刑してゆく。
しっかりと話し合え。
決まらないというならわしが独断で決めてでも、やるぞ。
[入口を固めている自衛団員達も頷く。
ここにいるのが全員でないということは、村にももう伝えられているだろう]
足首の傷、か。
昨日、と言ったか。
其れならそっちも見せてみろ。
[差し出されたゲルダの手>>270を取り
生薬を塗った布地を手首に巻きつける。
丁寧に包帯で固定すれば特製湿布の完成となる]
暫くすれば痛みが引くはずだ。
それまで重いものを持つのは控えておけよ。
[昨日の傷と今日の傷、双方をクロエの持ってきた其れで
拭って清潔にしてから新たに軟膏を塗り手当てを終えた]
……謝る事はない。
と、漸く団長殿のお出ましか。
[現れた自衛団長>>#2に向き直り話に耳を傾ける]
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