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― 厨房 ―
肉は全部使っていいから。
[緊急事態には物惜しみしないことにしている。
水汲み桶を持ち上げながら料理を始める人達に伝えた]
教会、また届ける。
干し肉なら戻れば増える。
[分ける約束していたライに伝えて外に出た。
井戸から水を汲み上げて、厨房の水瓶をいっぱいにした後で、運びやすい小さな桶にも一杯汲んだ]
うぅんと…?
[ライヒアルトの言葉>>239に、一度首を傾げたものの。
簡単な説明がなされると、]
あ、それお祖父ちゃんに聞いた事あるよ!
あんまりしてくれなかったけど。
[ほんの少し、祖父を恨めしい目で見た後。
蒼と朱の花の聖痕を持つ――人々を導く役割を持つ者。
それを聞いて眼を瞬かせた。]
その人たち、お祖父ちゃんは牙の主に食べられちゃう“いけにえ”って言ってたけど……。
[どちらが正しいのだろう。
少女は分からなくて柳眉を寄せながら、首を傾げた。]
[雪嵐というと、やはり12年前が思い出された。
何があったか仔細を教えてもらえる年齢ではなかったが、祖父が珍しくギュン爺と話し込んで、この屋敷にも何度か泊まったことは覚えている。
それからエリは叔父夫婦に引き取られ都会に行くのだと聞いて、父から貰った財布を餞別代りに渡そうともした。
あれは、自分はもうこの村で一生を過ごすのだという決意の表れだった]
………。
[代わりに自分の弓を作った。
クロやミリ達と遊ぶ時間がなくなったのは残念だったが、彼女達も忙しくなる頃だったので、そんなものだと納得していた。
子供から大人に変わる一歩目。12年前は自分にとってそんな時期だった。
鏃はアベに頼むが、弓は今でも自分で作る。狩人はそうするものだと祖父は教えてくれた]
─ 広間 ─
[アベルさんに運ばれて身体がふわふわ浮くんは、夢ん中で別のもんに変わっとった]
[身体の浮遊感は残っとる。
けど、その周囲にあるんは、水。
浮遊感を生んどった水は一気に枷んなって、うちは夢ん中で水ん中に沈んでもうた。
もがいても浮かばんくて、どんどん息が苦しくなってく。
そこまではちっさい時ん記憶そんままやったんやけど、そっから先がちょい違った。
歪む視界に映る、黒い影。
それが何なんかははっきりせぇへん。
確認しようとすんねけど、歪んだ視界がはっきりすることはあらへんかった。
そんうち息苦しさがもっと増して、夢ん中で意識飛ばしてもうてん]
[夢見とる間、うちは眉根寄せてずっと魘されとった。
水ん中の夢やったから、唸るだけで声にはならへん]
───────ッァ!!
[夢ん中で意識飛ばした直後、うちは引き攣るみたいに息して目ぇ覚ました。
ソファーで横んなったまま、天井見上げて浅い呼吸繰り返してん。
顔も身体も、冷や汗でびっしょりになっとった]
…ハッ……ハッ……ッ………。
は………ぁれ…うち……。
[一瞬、どこにおんのか解らんかった。
やけど、傍にミリィおったから何がどうなっとったか思い出せた。
魘されとったから、ミリィ心配させたかもしれへん]
…ぁぁ…ミリィ、おおきに。
ちょい、夢見、悪ぅて。
[看病してくれてたんは解ったさかい、ぎこちなく笑ろて礼をゆぅた。
大きく深呼吸して、一旦目ぇ閉じる]
あー……嫌やなぁ。
溺れた時ん夢見てもうた。
[右腕持ち上げて目元隠した。
口元は笑ろてたけど、泣きそうやったんよ。
浮かんだ涙は袖で拭ってもうた]
[目ぇ覚めたんは朝食出来る頃やったやろか。
それなりの時間寝とったんやろけど、逆に疲れた気ぃする。
夢んせいやろな…]
― 広間 ―
そうだ。ビチェ。
森の木に近づいたら駄目。
[外を見ながら考え事の態だったが、部屋の中を振り返ってビチェに声をかけた]
太い枝も折れてる。
雪と一緒に落ちてきたら危険。
─ 森 ─
……はあ。
見ただけでも、えらい事になってるとは思ってたけど……。
[踏み込んだ森は、見知った場所なのに、違う場所に見えた]
うわ、やっぱりここ、折れてたか……古い木だったからなぁ……。
[風に負けたか、雪の重みに耐えかねたのかはわからないが、立ち枯れの傾向が見えていた木は大体が無残な姿を晒していた]
……ほん、とに。
あの時と、似たような状態……なん、だな。
[倒れた木の幹に、皮手袋を着けた手で触れて、小さく呟いた後。
軽く、唇を噛んだ]
[ナターリエの説明と微笑み>>241に、こちらもにっこりと微笑んで。
ローザを抱きかかえて戻ってきたユリアン>>229。
そのことに眼を瞬かせたものの。
ユリアンの説明する、との言葉>>245と、
エーリッヒの説明>>243に眼を瞬かせる。]
え?え?
それだと、お姉ちゃん達、帰れない…よね?
あと、ごはん……。
[少女は、まだいい。ここが家なのだから。
村に家がある兄姉と慕う人たちの心配と。
子供らしく(?)食事の心配で。
旅人のおじさんも、同じことを考えていたようで。>>250
贅沢しなければ大丈夫>>257と聞くと胸を撫で下ろした。
後は、ミリィに手伝いを申し出たりして。]
うん、なぁに?
[少女を呼ぶ声>>292は、ミリィの手伝いをしていた時だったか。
顔をそちらに向けながら、ユリアンからの注意を聞いて。]
うん、わかった。
雪は怖いんだよ、とか。
嵐の後の森には近づくなってお祖父ちゃんから何回も言われてるから。
[更に少女は森の深いところまでは行くな、とも言われているから。
言われた事に、素直に従うのだった。]
─ 森 ─
[12年前の出来事。
抜け落ちた部分の記憶は、『両親は雪嵐の夜に外に出て事故に遭った』という言葉で埋められて。
実際には、その死は事故ではなく、酷く不自然な傷によってもたらされたもの。
獣のものと思しき爪と牙の痕が刻まれた亡骸を見た者は限られているだろうが、とにかく、人の手、或いは事故によって死んだとは言い難く。
しかし、何故にそうなったのかの理由がつけられない事と、恐らくは唯一の目撃者である自分の記憶が錯乱していた事。
その点から、表向きは事故としてほしい、と叔父が望んだとは知らないままでいた]
……似たような、は。
状況だけに、しといて欲しいんだが、な……。
[ぽつり、と。
零れ落ちるのは、低い呟き。
深い白を見つめる翠に宿るいろは、冥い]
―急流の傍―
[今は形なき橋の前に男は佇む。
鞄と外套は個室に置いて身軽な格好であるのは
この場に長居するつもりはないからである]
対岸に人の気配はなし、と。
どれくらいで気付いて貰えるんだろうな。
[橋が落ちた事を村の者が知るのは何時になるか。
僅かに悩ましげな面持ちで対岸を見据える。
人が通りかかれば声でも掛けて知らせたいと思っていたが
今の所、誰かが来る気配は感じられなかった]
弱ったな。
次の打ち合わせに間に合う、か?
[後日、依頼主と会う予定だったが叶うかどうかは知れない]
―広間―
[“いけにえ”と少女が口にした時>>287、男は僅かに表情を険しくする。
彼女の目にほんの一瞬のそれが捉えられたかは分からないが]
……確かに、それも一理ある。
人々を先導する立場故、同時に人狼からは疎まれ、標的になり易い…… そういう事なのだろう。
つまるところ、解釈は人それぞれという事だ。
同じような話は各地にある。どれが正しいのかは、残念ながら私にも分からないな。
[そう続ける頃には既に常の調子。
幻燈歌に伝わるある一節については、男は口にしなかった]
[考え事をしていれば、遠く聞こえ来る獣の声]
――… 狼 ?
[男の耳には狼の咆哮のように思える音]
珍しいな。
[鍛冶場にいれば聞こえなかっただろう。
森の方へと視線を向けた男の眉間に薄い皺が刻まれていた]
[その後朝食の手伝いの為、居候の青年>>271に続こうとし]
……無理はしなくて良いからな。
[その直前、何処か不安気だったシスター>>260の傍に寄り、小声で囁く。
改めて厨房へ向かう背はいつも通り、真っ直ぐに伸びていた]
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