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泣く必要、なんて、ない。
俺は、いらない、から。
気に入らないから、消しただけ、なんだから。
[繰り返すコエは、まるで言い聞かせるように。
物言いたげな様子にも、今は気づく余裕はなく]
だから……いいん、だ。
[いいはずなんだ、と。
意識の奥底で、小さく繰り返す。
そうでなければいけないんだから、と。
理解できない揺らぎを押し止めたくて、何度も、何度も]
[次いで聞こえた、銀のコエ]
…………わかった。
[眠さを感じていない訳ではない。
実際の所、『アーベル』も、蒼の風も、疲労は未だに感じているのだから]
……もう少し、休む。
[休んだ所で、混乱の根幹は消えはしないと。
どこかで感じながらも。
今は、自身よりも強い力を感じるモノの言葉に従い、*緋色を閉ざす*]
[広間に戻った。ソファに寝ていた筈のアーベルの姿はない。
首を傾げながらも、用意されていた食事を取る。食欲がないということはなかったが、それでも何時もより少ない量を食べ終え、暖炉の前へと移動した。]
なにがあったんだろ。
[多くの人が此処にいた。怪我をしているらしき姿もある。立てた両の膝に顔を埋めながら、昨日の記憶を辿ろうとする。
ぼんやりとした胡桃色は朱色を*映した。*]
/*
取りあえず、初回占は回避した様子。
初回襲撃先、どこか希望ありますかー?
初回吊りは発言数と絡みの深度に左右されやすいから、こっちにはこないと思うんですけど。
あと、狂信が前線に出てネタ振ってくれてるんで、多分俺は占も少しは避けられると思うんですが。
アマンダは霊か守護かわかんないで様子見したいところ。
エーリッヒには、できれば黒だししてもらいたいからなるべく後回しかなーと。
ユリアン・リディ落とすと、俺にダークエンドフラグがさっくり立つんで、やっぱりここもぎりぎりまで様子見、かな……とは。
状況的に、こちらの力を知らしめる、という目的なら、人狼への徹底抗戦論者とか出てきたら、そこを狙うのも美味しいかもと思いつつ。
一応、おまかせのまま保留にしときますね。
では一度落ちるので、また後ほどっ。
*/
[雪が積もった森の中を、静かに...は歩いていた]
……恥ずかしい……。まさか寝ぼけて飛び出すなんて……。
いくら疲れていたとはいえ……。はぁ〜……。
[盛大なため息が口をつく。
しかし心は微塵も晴れない。少なくとも狼という人を食い殺す存在が近くにいる事が証明できたせいで、彼が考えていた仮設が妙に現実味を帯びてしまったからだ]
……まさか能力を持つ人たちと、人狼をぶつけてある種共食いを模索していたなんて、ありえないよね……。
[そう思いたいだけではあるが、未だメンバーの中に人狼がいるとは考えにくかった]
とりあえず、昨晩亡くなった人達の供養を少しでもした方がいいかな。
[死体は放置しておくと獣の食料になり、1ヶ月もたてば骨もなくなるだろう。せめてその前に簡易式でいいから埋葬をと...は思い立ち、足は自然と昨晩の襲撃現場へと向かっていた]
(あれは?)
[と、ギュンター達の死体の傍に、ブリジットがいるのに気づいた。
彼女の手元は傷の手当を進めている]
……邪魔しちゃ悪いよね。
[それがただの自己満足であることは、...は実家で叩き込まれた。
しかし彼的には彼女の行動がとても純真で羨ましいものに映り、そのまま足を集会所へと向ける。
昨晩感じた血臭はどこにもなく、雪の清純な匂いが流れてくる。
その時、集会所の方向で何かが動いた。
瞬間、昨晩の記憶と恐怖がよみがえり、体が凍りつく。
だが、その何かがアーベルだと気づくと、ほっと無意識に息がこぼれた。
話しかけようか? そう思い口を開きかけて、アーベルの慟哭を耳にした]
今日の私はどこにいってもお邪魔虫かな。
[そうごちて、...はもうしばらく雪の中を*散歩することに決めた*]
[中に入った直後、目覚めたらしいアーベルがフラりとした足取りで、外へ向かおうとするのに出くわした]
こら、アーくん
[声は届かず、伸ばした手をすり抜けて、彼の足は止まらない。
後を追って、鴉が飛んでいく]
……ザフィーア、お願い。
[短い言葉にこめられた意味を理解したのだろう、眼差しを一瞬こちらに向け、黒の鳥は白の世界へと舞った]
[耳に届いた叫びには窓の外に視線を投げたけれど、僕は動かなかった。その時、自分がどんな表情をしていたかはわからない]
[風呂から戻って来たリューディアに食事を用意して、食べ終わったあとには片付けをして、けれど、台所から動かなかった。
ここから出られず、助けが望めないなら、どうするか。
そればかりを、*考えていた*]
…ぅー……。
[夢見ぬ眠りに沈んでいた意識は、染みて疼く傷の痛みに引き上げられて。
起きあがろうにも力は入らず、情けなく横たわったまま。]
/中/
初回占はノーラさんでしょうねきっと…。
<襲撃先
絶望感たっぷりでマテウスさんかエーリッヒさん(攻撃手段を持つ人達)を考えてましたが、エリさん置いておくならマテウスさんかな。
現在マテウスさんセットにしてあります。他様子見しつつ、候補あればセット直しますー。
あ、一応、吊り先は現状探偵さん。
当方先落ち予定なので、アベルが残したい人優先でおっけですよー。
んでも3人全員残るのは出来ないような…って書いてて、エピ前の吊り襲撃は生死関係なくてもいいんだと前村みてて思いなおし。
狼臭が薄いのが当面の悩み…。ブリジット妙にいい子でちょっと怖い(ぁ)
村滅ぼしてやりたいなぁ感はありますが(村人酷いかr)おそらく途中退場の身の上としては我慢ー。
はい、では後ほど。
[蒼い風が再び眠るのを感じ。][明るい声は、いつの間にか消えていた。]
[銀は再びその場に伏せる。][狼が伏せ休むが如く。]
…嗚呼、そういえば言い忘れていた事があったな。
まぁ、いい。
[広間からはずしていた時、大きな音がした]
[何かと思って外を見る]
[誰かがかけていった]
[廊下から外を眺める]
[大きな声が聞こえた]
なるほど。
殺せ、ということですね。
[薄く開けた窓に、表情は写らなかった]
―昨夜―
[マテウス達が戻って来た後……傷ついた者、疲れ果てた者、正気を失いかけている者……男は、それでもここに死にかけている者だけはいないのだと、そう見極めて、狼達とそれ以外の脅威からこの場を一時でも隔絶するために、固く木の扉を閉ざした]
満月に狼の群れか…出来過ぎな冗談(ジョーク)だぜ。
[男の呟きは誰にも聞こえなかっただろう。そのまま、手当はブリジット達に任せて広間を抜け出し二階へと昇った。一つ一つ、二階の全ての部屋の窓の戸締まりを確認してから自室へと戻る]
[スクラップブックと共に、ベッドの上に投げ出されている古びたナップザック。男はその口を開け、一番底に忍ばせてあった細長い油紙の包みを取り出す]
こんなものあ、使いたくねえんだがね。
[零したのは愚痴か言い訳か、男自身にも判らない。包みを開いて姿を見せたダガーを腰の後ろに隠すように差し込んだ]
[一度階下に戻り、外で起こった出来事の詳細をマテウスやエーリッヒから聞く。やがて意識を失った者や、眠りについた者が増え、張りつめた静寂が夜を満たす頃、男は再び一人二階へと引き上げていった]
[男が果たして眠りにつくことが出来たかどうかは窓から覗く月だけが知る事だ]
[夜が明けてしばらくすると、閉ざされた扉から外に出て行った人影が幾つか。男は黙って二階の窓からそれを見送った。これまで昼間に殺人が行われた例は無い。そう知っていたからだ。]
ほんと、えげつねえ。
[ユリアンと自衛団との会話を耳にして舌打ちした瞬間だけが、僅かに感情の波を示していたろうか]
[無音の世界へ。深い闇の奥へ。
きつく閉じられていたはずの扉は今や開け放たれていた。
一度に戻ってきた記憶は、無秩序な断片を舞わせて。
記憶の欠片に囚われ、外を知らずに昏々と眠る]
……嫌だなあ。
[鈍い光から目を背けて、コンロの上に小鍋を乗せた。
ミルクを入れて火を点け、温まったところに蜂蜜を溶かしこむ。
皆に振る舞うなら紅茶だが、幼い頃から親しんでいる、この飲み物のほうが好みだった。
マグカップに注ぐと、子供心を呼び起こさせるような、淡く懐かしい香りが広がった]
/中/
おかえりなさい。こちらはちょっと仮眠とってました。
わー。そこは見逃してた…。とりあえず女性、なのは気づいてましたが。
とりあえず襲撃先は了解。暫定マテウスさんで。
私占いならむしろ美味しいんですが。
…ぁーでもそうしたら、表の出具合がわかんなく…まぁ流されれば何とかなるかな。
どのみち、全体的な様子見ながらですかね。
―過去―
[町で白くなるほど雪が積もることはそう多くも無く。
だから久しぶりのお出かけとなったその日は嬉しくて]
…ねえさま、かあさま、どこぉ?
[街路樹の雪を落としている子供たちに見とれて、数歩そっちに近付いただけのはずだった。なのに振り返った時には母達の姿は無く]
…おうち、どこ…?
[フラフラと捜し歩いたが、見覚えがあるものは広場の噴水位で。
怖くて寂しくて、グスンと洟をすすった]
よっ、と。
[暖炉前で膝を抱えるリューディアの傍らへ行き、カップを一つ、差し出した]
飲む?
飲まないにしても、持ってるとあったかいし。
とりあえず、置いとくから。零さないようにね。
[声をかけてカップを置き、立ち上がる]
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